母親 の検索結果

「後期子ども」を応援したい

広井良典

　「後期子ども」とは奇妙な表現に響くかもしれないが、それは次のような趣旨である。　人間のライフサイクルの特徴は、ほかの生物と比べて高齢期が長 … ［続きを読む］

タイガーマスク運動から理解、そして変革へ――児童養護施設に暮らした経験から

　全国の「タイガーマスク」から児童養護施設などにランドセルや文房具、食品、寄付が相次いで寄せられています。児童養護施設というのは、親が病気だ … ［続きを読む］

「教える」はヒトのあかし――教育とは学びを育む業である

山極寿一

　人類の進化史で教育が果たした役割は計り知れないほど大きい。動物界を広く見渡してみても、人間ほど教育に熱心な動物は、ほかに見当たらないからだ … ［続きを読む］

世の中をなめちゃいないか？

緒方健二

　大学受験シーズンの最中の２月２６日に発覚し、世の中を騒がせた４大学での入試不正事件は、しかしわずか５日後に受験した予備校生の逮捕に至り、捜 … ［続きを読む］

ネットカンニングから透かし見る大学の構造的問題

本田由紀

　今回のネットカンニングについては、試験会場での座席の位置やどうやって携帯電話を操作したか、さらには家庭背景なども含め、ひとしきり事実関係が … ［続きを読む］

大震災を機に世界企業に脱皮しよう

木代泰之

　大震災から20日近くたち、企業の現場では少しずつ生産が回復している。この間、日本の製造業がいかに世界各国にハイテク部品や素材を広く供給して … ［続きを読む］

「被災地」新浦安からの一視点――計画停電や統一地方選実施について

鈴木崇弘

　今回の東日本関東大震災の激甚被害地とは比べものにはならないが、筆者が住む浦安市（特に新浦安地域）は、東京に一番近い被災地といわれている。　 … ［続きを読む］

無罪の枚方市元副市長が語る恫喝と脅し

魚住昭

　大阪府枚方市の元副市長・小堀恒隆さんは特捜部に殺されかけた人である。その経緯を彼自身が第６回「検察の在り方検討会議」で語っているので簡単に … ［続きを読む］

原発震災3週間を経たFUKUSHIMAの課題

鐸木能光（たくき・よしみつ）＝作家・作曲家　福島県川内村の自宅から避難中

　「原発震災」という言葉を最初に唱えたのは地震学者の石橋克彦さん（神戸大学名誉教授）だと思いますが(＊1)、福島は今、石橋教授が警鐘を鳴らし … ［続きを読む］

節電励行が損ねる「バリアフリー」環境

櫻田淳

　過日、東京・築地の朝日新聞本社に出向いた折、隣接する都営地下鉄大江戸線築地市場駅の地上行きエスカレーターは、全機が停止していた。筆者は、「 … ［続きを読む］

韓国スーパーエリート大学に起きた「事件」

　韓国に大学は数多あれど、理工系ではソウル大学をしのぐスーパーエリート大学として知られているのが「ＫＡＩＳＴ」（カイスト）である。　ＫＡＩＳ … ［続きを読む］

人間は｢感情｣の葦でもある

山極寿一

　この大震災を体験して、人間が人間らしく生きるためには、心のケアが不可欠だということを私たちは身にしみて感じ始めている。大地が鳴動した以上に … ［続きを読む］

「共和国の娼婦」と呼ばれた女の捨て身の逆襲(下)――「私は韓国の図式に引っかかった」

小北清人

　著書ではそのほか、彼女が美術界で活躍していた頃は仲良くしていたのに、「学歴詐称の疑惑の人物」となったとたん、手のひらを返したように批判記事 … ［続きを読む］

４歳の震災孤児

川本裕司

　日々途切れなく大量に伝えられる東日本大震災の報道で、手が止まり動かなくなったのは４歳の震災孤児を取り上げた新聞記事だった。　岩手県宮古市の … ［続きを読む］

「女性ならでは」を誰かが欲する限り……

　女性の社会進出を、男女完全自由競争以外の力学を加えるべきか否かは、時代によって論点も変わり、それ自体が学術的に濃密に論じられているので、素 … ［続きを読む］

［3］「帝国」はいま

島尾敏雄「出発は遂に訪れず」

　つい先ごろ新聞の全紙広告で「戦争×文学」という全２０巻（別巻１）の選集が刊行されることを知った。創業８５周年を記念する集英社の … ［続きを読む］

北大ＨＯＰＳマガジン　【北海道から何を発信するか】　「無縁社会」を超える新しい共生

宮本太郎（政治学）

　大災害は、社会の脆弱で無防備な部分を直撃する。孤立した人々、経済的基盤の弱い人々の孤独や苦しみを増幅する。無縁の時代を象徴する「孤独死」と … ［続きを読む］

憎悪と不寛容を糧にうごめく欧州の極右

脇阪紀行

　ノルウェーの連続テロ事件を起こしたアンネシュ・ブレイビク容疑者は７年間、右派政党・進歩党で活動していたが、その活動にあきたらず、５年前に党 … ［続きを読む］

被災地から国連へ

大久保真紀

　８月に、被災地の高校生２人がスイスにある国連欧州本部を訪ねます。　岩手県立高田高校３年生の菊地将大（まさひろ）さん（１７）と２年生の佐々木 … ［続きを読む］

子どもの権利侵害という視点に欠ける日本の社会

大久保真紀

　子どもポルノあるいは児童ポルノという言葉を聞いたとき、みなさんはどんな映像を想像されますか？　ちょっとエッチな映像を想像しているあなた、そ … ［続きを読む］

【北大ＨＯＰＳマガジン】 素顔のブレイヴィック――ノルウェー連続テロ実行犯の政治的人格

遠藤乾（国際政治）

●ブレイヴィックのパラドックス　いまだ謎がつきまとう。去る７月２２日、７７人もの罪なき市民の命を奪ったノルウェー連続テロの（ほぼ間違いなく単 … ［続きを読む］

【科学朝日】想像するちから－チンパンジーが教えてくれた人間の心（collaborate with 朝日ニュースター、8月11日放送）

朝日ニュースター

==============================================　朝日グループのジャーナリズムＴＶ「朝日ニュース … ［続きを読む］

［5］原発という無意識

エドガール・モラン「オルレアンのうわさ」

　やはりそうか。それが、報道に接した第一印象だった。私が拠点にしている北海道でも８月末に、全国で問題になった「やらせメール」が発覚し、停止中 … ［続きを読む］

被災現場にとどまった思い、無駄にするな

辰濃哲郎

　東日本大震災直後に現場に入り、通算して２カ月も滞在しながら、被災地の医療はどうあるべきか。あるいは、今後どうすべきなのか。明確な解答を導き … ［続きを読む］

「暴力団組員」である一人の青年「カフカ君」

　父親との激しい殴り合いどころか対話すらなく、自分と息子との境界線の曖昧な母親に育てられ、男として存在する自分の男性性や攻撃性について、少な … ［続きを読む］

［6］ヒロシマからの問い

井伏鱒二「黒い雨」

　またか。反応を一語に煎じ詰めると、その言葉になる。野田佳彦内閣が発足してわずか９日後の９月１０日、原子力行政を束ねる蜂呂吉雄経済産業大臣が … ［続きを読む］

アラブ世界が誇るアラブ系スティーブ・ジョブズ

　スティーブ・ジョブズの生物学的な父親はシリア出身のアブドルファッタ・ジャンダーリーである。１９３１年にシリアで３番目に大きな都市ホムスに生 … ［続きを読む］

脱原発株主提案否決の理由「国民的な議論で決めるべき」と東京都

　福島第一原子力発電所の事故が収束することなく続くなか、東京電力の株主総会が６月２８日に開かれた。延べ９３０９人の株主が参加し、６時間９分に … ［続きを読む］

トニー賞ミュージカル『ブック・オブ・モルモン』は抱腹絶倒の快作

　９月半ばにニューヨークに行って来た。お目当ては、今年のトニー賞で作品賞を始め９部門を制したミュージカル『ブック・オブ・モルモン（モルモン書 … ［続きを読む］

［10］再び、震災と鉄道を考える（下）――沿線の成り立ちを知ってから住むところを決めよう

聞き手＝ＷＥＢＲＯＮＺＡ編集部

◆関東大震災で起きた人口移動◆――過去の地震と復旧・復興に学ぶとすると、どのようなケーススタディーが可能でしょうか。阪神・淡路大震災や関東大 … ［続きを読む］