アフリカ の検索結果

貧しいけど、愉しい共産国・キューバ（上）　孤独死のない社会

早房長治

　米国のフロリダ州の南、１４０キロのカリブ海に浮かぶ小国キューバは、食料の配給制が必要なほど貧しい国である。しかし、治安はよく、街は音楽と踊 … ［続きを読む］

自然保護で国際紛争を封じる

　アフリカには複数の国にまたがって自然保護区が設定されることが多い。ケニアのマサイマラ国立公園とタンザニアのセレンゲッティ国立公園はつながっ … ［続きを読む］

Ｆ－３５談話は日本人を狙うテロを増長する

　ハリウッド映画「アルゴ」が第８５回アカデミー賞作品賞を受賞した。イラン革命時の在イラン米国大使館人質事件を扱ったものである。アルゴは、９・ … ［続きを読む］

プライバシーを裸にする無人偵察機

　やがて３月１１日の震災の２回目の記念日がやってくる。それは、震災と同時に起こった福島第一原発の事故の記念日でもある。　この原発事故では作業 … ［続きを読む］

米国シェールガス革命と世界の地政学的変化

　米国で、シェール革命と呼ばれる、頁岩（シェール）中に賦存する天然ガスと原油の採掘が進んでいる。深度数千メートルにあるシェールを水圧で破砕し … ［続きを読む］

政治性ゆえに公開されない隕石観測データ

　ロシアのチェリャビンスク州に２月１５日に落下した隕石の大きさについて、ロシア科学アカデミー（RSA）の推定値（直径数メートル）と、米国航空 … ［続きを読む］

防衛省・自衛隊の存在感はどこに？――中東最大の軍事見本市を取材して

　ＵＡＥ（アラブ首長国連邦）の首都アブダビで、中東はもとより世界最大級の軍事見本市、ＩＤＥＸ（Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ　Ｄｅｆｅｎｃｅ　Ｅ … ［続きを読む］

「ＴＰＰで農業壊滅」論の大きな誤り（中）

　コメなど高関税品目がTPP参加で壊滅するという主張にも大きな誤りがある。　第一に、日本と世界の農業についての、認識の誤りである。日本農業は … ［続きを読む］

石器でわかる知性の進化

　700万年前ごろ、類人猿と進化の道を分かれたヒトは、その道筋半ばで「道具製作」という画期的な技を身につけた。先日、新聞紙面などで紹介された … ［続きを読む］

アルジェリア人質テロで見過ごされた三つの問い

継続する日本の課題

　アルジェリアで起きた人質テロは悲劇的な結果をもたらした。遺族の悲しみは深く、そうした犠牲を今後出さないためにも、残された我々は懸命に道を探 … ［続きを読む］

アルジェリア人質事件――軍事行動を支持したフランソワ・オランドの「教訓」

　フランソワ・オランド(フランス大統領)社会党政権下のフランス政府は、一月中旬、マリ情勢への軍事介入に踏み切った。また、フランス政府は、踵（ … ［続きを読む］

軍事情報軽視の日本政府と防衛駐在官の構造的問題

　アルジェリア政府によるテロリストに対する攻撃で邦人にも多くの犠牲者が出た。小野寺五典防衛大臣はアフリカなどの防衛駐在官の強化を検討している … ［続きを読む］

「オルタナティブ」を希求するネグリ＝ハートの『コモンウェルス』

　ネグリ＝ハートの『〈帝国〉── グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性』（２００３年、以文社、原著２０００年）は、書店の人文書売場 … ［続きを読む］

イナメナスのテロ、標的にされる資源国ビジネス

　アルジェリア南東部イナメナスのガス関連施設で、イスラム武装勢力による襲撃、人質事件が発生した。襲撃された施設は、英ＢＰ、ノルウェーのスタト … ［続きを読む］

中韓企業にマネされる電子部品や素材、その対策は？

　電子部品や化学素材の優秀さは、日本の産業界の強みである。世界シェアも高い。パナソニックやシャープなど家電の退勢が明らかになり、日本の製造業 … ［続きを読む］

過熱した米大統領選中継「外部の目」で日本独自の報道を

金平茂紀

　終わってみると、接戦どころか選挙人の獲得数ではかなりの差がついた。現職のオバマ大統領とミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事らの間で争わ … ［続きを読む］

水銀条約最終ラウンド、日本政府は、恥ではなく尊敬をつかみとれ

　古代から神秘性とパワーをまとうと言われてきた水銀。室温では美しい銀色の液体となる水銀は、工業製品、医薬品、化粧品、そして小規模な「金採掘」 … ［続きを読む］

【次期輸送機ＸＣ－２と自衛隊の川崎重工への偏愛について（下）】――航空輸送力へのマイナス

　これまで２回にわたって、航空自衛隊が東日本大震災復興ための平成２３年度第三次補正予算で、次期輸送機ＸＣ―２を２機要求したことの妥当性を検証 … ［続きを読む］

アフリカの国境の町で感じたこと

山極寿一

　この夏、私はアフリカで二つの国を仕切る国境を徒歩で越えた。一方の国の道はすべて舗装され、新しいビルが立ち並び、人々がにこやかに談笑する姿が … ［続きを読む］

ｉＰＳだけでなく、倫理の世界基準も日本発で

　山中伸弥京都大学教授が、ノーベル医学生理学賞を受賞された。心からお祝い申し上げる。山中教授のノーベル賞受賞は当然視されていたが、マウスのｉ … ［続きを読む］

米国干ばつは警鐘～顕在化する構造的な食料問題

中口威

■米国干ばつと穀物価格急騰　米国はじめ、世界的な干ばつの影響を受け、年央以降、穀物価格が急騰した。７月１８日には、米国ビルサック農務長官が緊 … ［続きを読む］

続・抗議デモは、どうしてエスカレートするのか？

　前稿では、中国の反日デモを巡り、「応酬がエスカレートする」心理メカニズムを分析した。まず、攻撃側と被害側とで事態の見え方が違う。特に損害の … ［続きを読む］

中東ガザ地区へ進出するための法務と実務(?)

中東ガザ地区へ進出するための法務と実務（？）　 　　アンダーソン・毛利・友常法律事務所弁護士　上林 英彦　１　中東地域と弁護士業務　本稿にお … ［続きを読む］

アフリカの住民と歩むポレポレ流自然保護

　久しぶりにコンゴ民主共和国を訪れた。ここは私が３４年前にゴリラの調査を始めたところだが、９０年代から政治情勢が悪くなったために長期滞在がで … ［続きを読む］

反イスラーム映像を平和への脅威とさせないために

川村陶子

■悪意ある挑発には「大人の態度」と「人間の品格」を　反イスラーム映像「無知なムスリム」に対する抗議が巻き起こっている。リビアの米領事館で大使 … ［続きを読む］

国際色豊かな３４人が入学

～沖縄科学技術大学院大学のスタート

　沖縄科学技術大学院大学（ＯＩＳＴ）の最初の学生の入学式典が９月６日に催された。はっきり言って、すったもんだを重ねてきた「特殊な大学」である … ［続きを読む］

マイノリティ化する真っ白な共和党は生き残れるのか？

　８月末に終了した米・共和党大会の映像を見ての最大の印象は、「真っ白」である。白いのである。参加者も檀上で演説する政治家たちも白人ばかりであ … ［続きを読む］

３種類の「原人」が一緒に暮らしていた？！

内村直之（科学ジャーナリスト）

　私たち「ヒト」はいったいどんな道をたどってここまでやってきたのか。その進化の道はとても曲がりくねって複雑なようだ。しかも、道は単線ではなく … ［続きを読む］

「ムロ、お前もアメリカ人になれ」――二極分化するアメリカで

室　謙二

「ムロ、お前もアメリカ人になれ」とアメリカ人の友人に言わたことがあった。１９７２年だったから、もう４０年も前のこと。まだ２０代で東京に住んで … ［続きを読む］

新たな展開を模索する日ロエネルギー・経済協力

■日ロ首脳会談と北方領土問題　メキシコ・ロスカボスで６月１８日にあったＧ２０首脳会議の際、日露首脳会談が行われた。ロンドン五輪で両国選手が着 … ［続きを読む］