原発事故 の検索結果

脱原発はすでに達成されている　

　「脱原発」をなすすべきか、否かの議論が喧しい。しかし、日本の脱原発は、実質的には既に達成されていると言えよう。　昨年（２０１２年）５月５日 … ［続きを読む］

日本メディア史における自由報道協会とは何か

　自由報道協会を、僕はマスコミ史上における一種の現象として捉えている。だから、現在、ネットメディア等で批判の嵐にさらされている元代表理事の上 … ［続きを読む］

山本太郎当選に対する福島からの「希望」の在処――ある県外避難をした福島人との会話

開沼　博（福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員）

――山本太郎さんの当選についてどう思いますか。「そうですね……。複雑な思いです。私の周りでは『太郎さん、太郎さん … ［続きを読む］

山本太郎議員への手紙－「放射性廃棄物と同じ基準値の食品」という表現をマスコミがしない理由

拝啓　山本太郎さま　参議院議員当選おめでとうございます。山本議員はかねてから「放射性廃棄物と食品の基準値は、１キロあたり１００ベクレルで同等 … ［続きを読む］

フィンランドは「原発推進の旗手」ではなかった

　フィンランドは、福島事故後にヨーロッパで最初に「それでも新たに原発をつくる」と宣言した国である。使用済み燃料の最終処分場の建設で、世界の先 … ［続きを読む］

ホンダの飛行機、Ｆ１、そしてＦＣＶ

　ホンダは米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）と、燃料電池車（ＦＣＶ・ホンダはＦＣＥＶと呼ぶ）の技術開発で提携した。２０２０年頃の実用化をメドに、 … ［続きを読む］

アベノミクスの陰に隠されているもの

大多数の国民が忘れていること　今回の参議院選挙の結果、向こう３年間は、補欠選挙を除き、国政選挙がない可能性が高い。自公与党が参議院で２４２議 … ［続きを読む］

日テレは「紹介してもらう」取材を禁止せよ

　７月１９日（金）、日本テレビの『スッキリ！！』が謝罪した。番組開始から５０分以上も経過し、CMとCMの間の、目立たない形でそれは発表された … ［続きを読む］

原発と倫理　　ドイツ脱原発倫理委員会報告の意義

　私は、WEBRONZAの前稿で、「論理と倫理」なき原発再稼働と原発輸出」を論じた。なぜ、原発が倫理的に問題となるのか。これについて、ドイツ … ［続きを読む］

環境対策で国に先んじる東京都の意地と余裕　〈上〉

　東日本大震災と福島第一原発事故後、日本では地球温暖化問題などどこかに行ってしまったかのようである。京都議定書の第２約束期間（２０１３～２０ … ［続きを読む］

「チェルノブイリ×１０」　　吉田昌郎・元所長が残した言葉

　３・１１のあと、私は東電に「吉田昌郎・福島第一原発所長にインタビューしたい」と何度か申し込んだが、かなわなかった。吉田氏には会ったことがな … ［続きを読む］

体当たり取材で見えてきた 中国メディアの奥深い世界

近藤大介（講談社「週刊現代」編集次長）

　あれは忘れもしない、２０１１年３月11日夕刻のことだった。　当時私は、講談社の中国現地法人会社である講談社（北京）文化有限公司という会社で … ［続きを読む］

「論理と倫理」なき原発再稼働と原発輸出

　福島の事故から２年以上がたち、原発再稼働と原発輸出への動きが本格化している。　「福島第１原発で事故が起きたが、それによって死亡者が出ている … ［続きを読む］

収束見えぬ原発事故と日本経済のこれから

　東京電力福島第１原発事故に起因する日本のエネルギー供給・消費、原発再稼働、放射能汚染問題などを私たちはいま、どう考えればいいのであろうか。 … ［続きを読む］

東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか（最終回）――「我が国固有の環境」とは何か

　防衛省はことあるごとに、国産装備を開発する理由として、自衛隊の必要とする「我が国固有の環境」に合致した装備が存在しないことを挙げる。　だが … ［続きを読む］

福島を踏み台に原発を海外に売るのか／メーカーの責任問う仕組みを

　福島の人々を踏み台に原発を海外に売るのか。　安倍晋三首相の原発トップセールスが加速している。そのセールストークは「世界一安全な原子力発電の … ［続きを読む］

「一山百文」の歴史踏まえ 原発事故と東北を問い直す

寺島英弥（河北新報社編集委員）

　「東電との交渉には何度も立ち合ってきたが、自分を含め誰も、原子炉等規制法などは知らなかった」　記事の末尾のこの一文を、衝撃とともに読んだ。 … ［続きを読む］

２年やそこらで忘れてはならない／世論がなめられている

　２年前の３・１１直後、福島第一原発の１号機と３号機の建屋が水素爆発を起こした。分厚い鉄筋コンクリート製の壁が粉々に壊れ、高く上空に吹き上が … ［続きを読む］

福島第一原発２号機、格納容器圧力１０倍高いと誤認

　福島第一原発で事故が進展しつつあった２０１１年３月１６日、同原発２号機の格納容器の圧力が大気圧と同等まで低下して気密性の喪失が疑われた際に … ［続きを読む］

《原発報道を根底から検証する》　意図的に過小報道したという マスメディア批判に反論する

奥山俊宏（朝日新聞編集委員）

　東京電力福島第一原子力発電所の事故に関する報道に問題があったとして、朝日新聞を始めとする日本のマスメディアは、激しい批判にさらされている。 … ［続きを読む］

中東を新書で読む（上）――新聞・テレビ報道の補完として

　もう２年半近く経つのか、と思う。　「ジャスミン革命」と呼ばれたチュニジアの民衆蜂起は、２０１１年１月１４日に、ベン＝アリー大統領の国外亡命 … ［続きを読む］

特殊業務上過失致死傷事件の刑事責任追及、その課題と将来

　多数の死傷者を出したＪＲ西日本の脱線事故や著名医療事故をめぐる業務上過失致死事件で無罪判決が目立つ。この種の事故が起きると、市民とマスメデ … ［続きを読む］

憲法９６条改正はなぜ問題外なのか？（上）――三つの疑問

１　「反逆」・「クーデター」・「裏口入学」　現政権は、憲法の他の条項の見直しに先んじて、憲法９６条の改正、すなわち憲法改正手続の改正を突如と … ［続きを読む］

低調な「個人識別番号法案」　報道法案成立後も継続して検証を

臺宏士（毎日新聞社会部記者）

　外国人を含む日本国内の居住者全員に生涯不変の番号を割り当て、行政機関がその番号を使って個人情報を管理するシステムの導入を柱とした、個人識別 … ［続きを読む］

ヘイト・デモを「黙殺」するメディア、日本社会のメルトダウン直視する報道を

水島宏明（法政大学社会学部教授）

　人々はいらだち、外国人や少数者への憎悪や差別感情をむき出しにし始めている。コリアンタウンの東京・新大久保や大阪・鶴橋で繰り返される反韓デモ … ［続きを読む］

あっという間にCO2＝400ppm時代。「21世紀は氷河期が来る」といわれていたのに　

　大気中のＣＯ２（二酸化炭素）濃度が５月９日の１日平均で初めて４００ｐｐｍを超えた。年間の平均が４００ｐｐｍを超えるのも３、４年のうちだろう … ［続きを読む］

「原発役人」に聞いてもらいたいこと

　２０１１年３月、東京電力福島第一原子力発電所で甚大な被害をもたらす事故が起きてしまった。あれから２年あまり。　東電はもちろん悪い。だが、国 … ［続きを読む］

福島原発放射能汚染の情報発信の場となった欧州地球科学総会

　空や土壌や水域に放出された放射能が、複雑な地形や生態系の中でどのように分布し、どのように二次汚染していくのかを調べるのは地球科学の問題だ。 … ［続きを読む］

福島事故の放射線による健康被害が「考えにくい」理由（下）

　福島医大が主催した放射線影響に関する国際学術会議（福島コンファランス）の報告を続けます。２）被ばく線量に基づいた健康影響の推定　日本の科学 … ［続きを読む］

核燃料サイクルは新安全規制で事実上の凍結へ

団藤保晴（ネットジャーナリスト）

　民主党から自公両党が政権を奪い返してから、福島原発事故以降に生まれた原子力政策見直しをひっくり返しつつある。「２０３０年代の原発稼働ゼロ」 … ［続きを読む］