東日本大震災 の検索結果

芥川賞受賞作「ａｂさんご」の古くて新しい魅力

　史上最年長の７５歳で芥川賞に決まった黒田夏子氏の「ａｂさんご」は、実に瑞々しい短編だ。女性と思われるある人物の、幼少期から後年までの記憶を … ［続きを読む］

音のしない募金箱に涙　～被災地に寄り添って　東日本大震災報道写真展、今年も～

山田菜の花（朝日新聞社文化事業部）

　２月初旬、学生たちが企画した都内の写真展を訪れた。東日本大震災の被災者のポートレートが５０枚ほど並ぶ。津波で土台しか残らなかった自宅前や、 … ［続きを読む］

政治的思惑による自衛官の急増は国防力の低下を招く

■人的なばらまき政策？　防衛省は平成２５年度予算の概算要求で１万８０００名という大幅な人員増加を求めた。その多くは１士および２士などの２年契 … ［続きを読む］

犠牲者の氏名を歴史に刻む必要がある――アルジェリア人質事件

大久保真紀

　アルジェリアで起きた人質事件は、多数の日本人がテロの犠牲になるという、日本の歴史上でも大きな悲劇になっています。情報が錯綜し、何が起こって … ［続きを読む］

イナメナスのテロ、標的にされる資源国ビジネス

　アルジェリア南東部イナメナスのガス関連施設で、イスラム武装勢力による襲撃、人質事件が発生した。襲撃された施設は、英ＢＰ、ノルウェーのスタト … ［続きを読む］

久しぶりに大河ドラマらしい『八重の桜』

　大河ドラマとか朝ドラとか、始まったとたんに感想聞くのはやめてほしい。最初の１回や２回じゃわかりませんて。初回なんてだいたいブチかました、オ … ［続きを読む］

「復興」から置き去りにされる震災遺族の心

西岡研介

　午前５時。夜も明けないうちから、人々が集まり始めた。公園の真ん中には幾本もの竹灯篭が「１・17」を模って並ぶ。誰彼ともなくロウソクを手にと … ［続きを読む］

二度の大震災を体験したＣＡＴＶ女性社員

川本裕司

　東日本大震災に遭った仙台市内のケーブルテレビ（ＣＡＴＶ）社員の小田嘉子さん（４２）は１８年前、兵庫県芦屋市のＣＡＴＶに勤めていたとき阪神大 … ［続きを読む］

陸上自衛隊に島嶼防衛はできない（下）――海上自衛隊は「海兵隊」をつくれ

　陸上幕僚監部は水陸両用戦能力の確保の一環として、運用試験用としてＢＡＥシステムズ社が製造し、米海兵隊や多くの軍隊が使用している水陸両用装甲 … ［続きを読む］

増税時代の官民もたれ合いを許すな―三菱電機の防衛費過大請求４０年

　総合電機大手の三菱電機は暮れも押し詰まった昨年１２月２１日、防衛や宇宙関連予算で、多額の過大請求額が判明し、延滞利息、違約金を含めて７７３ … ［続きを読む］

「とくダネ！」以外は低調だった総選挙ＴＶ政策報道

水島宏明

　年の瀬の総選挙は自民党の圧勝で終わった。何がその要因だったのか。加えて史上最低の投票率の原因は何だったのか。半月余りも経つというのにすとん … ［続きを読む］

警察は崩壊を食い止めよ

　長いこと日本警察を見てきましたが、２０１２年ほどほころびが目立った年は珍しい。不祥事は多く、基本を忘れた捜査が横行し、事件の証拠品をなくす … ［続きを読む］

被災者や被害者のために　一人の人としてできること

一人の人としてできることアンダーソン・毛利・友常法律事務所弁護士　山田　貴彦　気持ちの変化　東日本大震災以降、事の大小にかかわらず災害や事故 … ［続きを読む］

米海軍原子力空母の乗員らが東電を提訴「放射能リスク警告怠った」

　東日本大震災が発生した直後に東北沖の洋上で米海軍の原子力空母ロナルド・レーガンに乗っていて、東京電力福島第一原子力発電所から出た放射性物質 … ［続きを読む］

日本を超える韓国の活力――選挙が明らかにした両国の姿

金恵京

　２０１２年１２月１９日、韓国史上初の女性大統領にして、親子二代でその任に就く朴槿恵（パク・クネ）氏が勝利宣言を行った。そして、その４日前に … ［続きを読む］

【２０１２年　本　ベスト５】 終わりの来ないことを希った作品

　今年読んだ本の中で今も圧倒的に印象が強いのは、既にＷＥＢＲＯＮＺＡでもご紹介した『ジョルダーノ・ブルーノの哲学――生の多様性へ』（岡本源太 … ［続きを読む］

忘年会シーズンに恐縮ですが、アルコールの害のこと

　忘年会、そして間もなく新年会と、お酒を飲む機会が多いときに無粋を申して恐縮ですが、実は、アルコールの有害使用を減らそうという動きが世界的に … ［続きを読む］

【２０１２年　テレビ　ベスト５】 あの時のあの出演者のあの表情

　テレビは常につけているけれど番組は熱心に見ているほうではないので、「今年のテレビ」とか言われた時に番組名が思い浮かぶことがあまりなく、あの … ［続きを読む］

ついに号砲、世界をカバーする温暖化対策の立案作業

　第18回の気候変動枠組条約の締約国会議（COP18）がドーハで開催されていたが、12月8日、今後の作業計画などに関する締約国会議決定を行い … ［続きを読む］

【次期輸送機ＸＣ－２と自衛隊の川崎重工への偏愛について（下）】――航空輸送力へのマイナス

　これまで２回にわたって、航空自衛隊が東日本大震災復興ための平成２３年度第三次補正予算で、次期輸送機ＸＣ―２を２機要求したことの妥当性を検証 … ［続きを読む］

「３・11報道」の教訓をどう生かす　模索する早稲田大学Ｊスクール

瀬川至朗

　朝日新聞が発行するメディア研究誌「Journalism」１２月号の特集は「ジャーナリズムを教育する」です。ＷＥＢＲＯＮＺＡではこの中から、 … ［続きを読む］

【次期輸送機ＸＣ－２と自衛隊の川崎重工への偏愛について（中）】――急ぐべきは偵察システム

　前回、航空自衛隊が、完成もしていないＸＣ－２（次期輸送機）を震災復興のための第三次補正予算で調達したことは面妖だと紹介した。今回はさらに補 … ［続きを読む］

被災地の海岸林再生、善意をどう生かすか

　東日本大震災の大津波に襲われた仙台市若林区の荒浜地区。そこで１１月にあった「みどりのきずな」再生プロジェクトの植樹式に参加した。震災以来、 … ［続きを読む］

点検ではなく、天井取り外しが必要だ：笹子トンネル崩落事故

　中央道・笹子トンネルの天井崩落事故には衝撃を受けた。たかが天井に、何でこんなに重いコンクリート板を使っていたのだろうか。老朽化だなんだとい … ［続きを読む］

科学技術／宇宙開発と政治のあり方――サントリー学芸賞受賞に寄せて

　このたび、第３４回サントリー学芸賞＜政治・経済部門＞に拙著『宇宙開発と国際政治』（岩波書店、２０１１年）が選ばれた。この場を借りて、多くの … ［続きを読む］

原発事故：成人後発症の甲状腺がんも全額補償に

　昨年3月の東京電力福島第一原発事故の被災者が国に対して、健康被害に関する賠償請求をしても、国がその対応を渋るのでは、という疑念を持つ人が広 … ［続きを読む］

「未来への責任」を競い合え――総選挙で問われるもの

　２００５年の「小泉郵政選挙」、０９年の「政権選択選挙」。　私たちは、続けて２度、「熱狂」の総選挙を経験した。その結果、政治は有権者の熱い１ … ［続きを読む］

防衛、建設・不動産、金融株が買いか―自民公約の中身

　自民党が２１日、衆議院選挙の公約を発表した。景気の先行指標である株式市場で考えると、防衛、建設・不動産、金融関連などの銘柄が買いというとこ … ［続きを読む］

危ない「４０歳定年制」

　｢４０歳定年制｣がにわかに脚光を浴びている。酒場の雑談のタネとしてはおもしろい、などと軽く考えていたら、いつのまにか、朝日新聞やＮＨＫなど … ［続きを読む］

【次期輸送機ＸＣ－２と自衛隊の川崎重工への偏愛について（上）】――緊急性はあるのか？

　防衛省は昨年、東日本大震災の復興のための第３次補正予算で輸送機を調達した。航空自衛隊用として現用のＣ－１輸送機の後継である次期輸送機、ＸＣ … ［続きを読む］