五輪 の検索結果

ジャッジ傾向に変化。羽生結弦は方向転換できるか

宇野昌磨など「新世代」と相対するために

　フィギュアスケートは本来、ジャンプだけの競技ではない。　もちろんジャンプの得点が大きな比重を占めはするが、プログラムを主体に考えるならば、 … ［続きを読む］

山本義隆の回想録にあふれる危機への思い（上）

物理学徒として、大学闘争にのめり込んでいく凜々しさ

　1960年代とは、敗戦の年に日清戦争後のことを語るのと同じくらいはるかに昔のことなのだと思うと唖然とする。　60年安保のときに、高校2年生 … ［続きを読む］

何が羽生結弦をここまで追い詰めたのか？（下）

「洗練」の第一歩を見せたフリー。しかし……

　きりっとした表情。　すばらしい気魄に満ちた手足。　集中力のすべてを、ジャンプに、身体表現に注ぎ込んで見せたフリー。　ショートプログラムでの … ［続きを読む］

近視眼化する現代社会

杭打ちデータ偽装、ＶＷ事件、新３本の矢：脳損傷者の症状に酷似する社会現象

　前稿の『ノーベル賞連続受賞と大学ランキング急落』で次のように書いた。現代社会は空間的には均質化＝グローバリズム、時間的には近視眼化と特徴づ … ［続きを読む］

規格外の成長を遂げた宇野昌磨の凄さ（下）

男子シングルの流れを食い止める存在に

　しかし思い出すのは、彼はジュニアのころから時々、地味だが驚くような成長を見せてきたことだ。　たとえば中学2年生の2011-12シーズン。既 … ［続きを読む］

規格外の成長を遂げた宇野昌磨の凄さ（上）

誰も予想できなかった４回転ジャンプのミラクル

　4回転トウループを、フリーで2度成功。しかも1度は、基礎点が1.1倍になる後半に、4回転‐2回転のコンビネーションジャンプで成功。　ともに … ［続きを読む］

体操男子団体で悲願の金、リオは僅差の日中対決か

37年ぶりの優勝だが、歓喜より課題、反省点が先に・・・

  3日、体操の世界選手権（英国・グラスゴー）から帰国した男子体操日本代表チームが羽田空港到着ロビーに姿を見せると、ロビーからは大 … ［続きを読む］

侵略の事実を直視しよう

※本論考はＡＪＷフォーラムで10月2日に配信した記事を転載しています。　韓国に住む日本人にとって、居心地の悪い日が1年に2度めぐって来る。日 … ［続きを読む］

何が羽生結弦をここまで追い詰めたのか？（中）

追い上げてきた後輩、宇野昌磨という存在

　何が羽生結弦を、ここまで追い詰めたのか？　「僕が結弦だったら、ソチのシーズンで選手をやめていたかもしれません。あそこまで自分の理想に向かっ … ［続きを読む］

何が羽生結弦をここまで追い詰めたのか？（上）

初戦での「調整」が許されない立場

　「同じジュニアの選手が、もう4回転を跳んでて、すごかった！　早く僕もああいうふうになりたいなあ……。いろいろな … ［続きを読む］

広州恒大が映す中国経済と習近平サッカー強国構想

ACL準決勝でガンバ大阪が勝てなかったのは、２戦合計点だけではなかった？

  スーパースター軍団「セレソン」（サッカーブラジル代表）を率いたルイス・フェリペ・スコラーリ監督（66）は、ブラジル時代よりもず … ［続きを読む］

プロ野球界は野球賭博問題にどう手を打つか

国際サッカー界が取り組む八百長撲滅、日本協会が開いた定例セミナーに漂う危機感

　ホテルの部屋にあらかじめ用意されていた椅子は足りず、立ち見さえ出る会議の熱気はスポーツ界全体の問題意識を示すかのようだった。  … ［続きを読む］

集団的自衛権拡大で起きる国内テロのリスク（上）

中東や北朝鮮との「戦闘状態」が意味するもの

現代の戦争と一般市民の危機　この1年ほどの間、日本では集団的自衛権に注目が集まり続けた。特に、6月4日の衆議院憲法審査会において各党から推薦 … ［続きを読む］

大学改革再論：「文系の教員は怠慢」は撤回しない

本丸は私立文系の組織見直し、理系学生に社会へ目を向けさせる方策も必要

「文系教員の怠慢」は撤回しない　文部科学省が、国立大学の教員養成系や人文社会系（まとめて文系と呼ぶ）の組織見直しを通達したが、このような事態 … ［続きを読む］

個人と団体で五輪出場枠を獲得、新体操の大躍進

世界と競う妖精たち「フェアリージャパン」を育てた過酷な合宿トレーニングと心意気

　凱旋報告は実に質素な、金屏風もひな壇もない会場で行われたが、主役たちの「凛」とした美しさは逆に、一切の装飾を必要としないように見えた。　9 … ［続きを読む］

世界選手権、Ｗ杯のテレビ局の伝え方それぞれ

「世界陸上」織田裕二は日本選手優先を否定、ラグビー解説ではセクシー動画……

　来年のリオデジャネイロ五輪を前に、さまざまな競技の世界選手権などがこの夏から秋にかけて目白押しだ。世界トップクラスの選手の躍動をとらえるテ … ［続きを読む］

続・五輪エンブレム問題の奥と今後

行く先に待つ泥沼を抜け出すシナリオとは

　五輪エンブレム盗作問題をとっかかりに、デザインの類似性の問題を検討している。図案の中身の類似度をいくら数値化してみても、人の主観的判断とは … ［続きを読む］

五輪エンブレム問題の奥と今後

デザインの類似性を科学的に判定できないか

　五輪エンブレム問題は「盗作か、偶然の一致か？」という問題軸で推移している。しかし究極的には「酷似しているから駄目」という批判に対して、「下 … ［続きを読む］

低迷する団体球技の起爆剤になるか、女子バスケ

1カ月前まで国際試合出場停止だったチームがリオ五輪出場の先陣切った快進撃の原動力

　取材に慣れないのか声も小さく、コメントも控えめだった。快挙を果たしての凱旋帰国なのに、どこか遠慮がちな彼女たちの様子が、2004年のアテネ … ［続きを読む］

デジタルデータが消えて行く

未来へ情報を継承するためのデジタルアーカイブの課題

　今この瞬間に、世界で飛び交うデジタル情報量は膨大だ。電子メール、LINEでのチャット、Twitterでのつぶやき、Facebookへの写真 … ［続きを読む］

なぜ、指原莉乃はこんなに人気者なんだ？（上）

ルックスにオーラはないし、バラエティでもフツーだけどなあ

勝負あった！　佐野さんとザハさん　佐野研二郎さんのエンブレムも白紙かー。ザハさんがさんざん悪く言われてたが、新たなる標的ができてみんな大喜び … ［続きを読む］

新国立競技場は東北に建てるべし

復興と節エネを象徴する五輪こそ日本にふさわしい

　東京オリンピックを５年後に控え、新国立競技場に続いて、エンブレムも白紙撤回となった。　前者に関しては、あまりにもどんぶり勘定な計画が進めら … ［続きを読む］

新競技場をカネのことだけで語るな

木を使えばいい？――新国立ゼロベース出直しにみる歴史観のなさ

　出直しとなった新国立競技場づくりをどのように進めるか。その基本方針ともいえる政府の新しい整備計画が８月末に出た。私は７月、奇抜なデザインを … ［続きを読む］

パクられた側は容易にパクった犯人を見つけられる

ネットの利便性と恐ろしさを知らなかった東京五輪の大会組織委員会

　2020年東京オリンピック・パラリンピックの佐野研二郎氏がデザインしたエンブレム問題は、使用を中止するという結論に至った。　今回の騒動が一 … ［続きを読む］

［4］座長・浅田真央ならではの「ザ・アイス」

　続いては、全国4都市(札幌、大阪、愛知、仙台)で11公演を開催、愛知と仙台、6公演の観客動員数は約3万と、「ファンタジーオンアイス」に引け … ［続きを読む］

エンブレム事件を起こしたのはネットではない

昔からある「憶測で個人を集団攻撃」事件、メディアはもっと多角的で建設的な報道を

浅間丸事件の悲劇　その昔、浅間丸事件ということがあったことを皆さんはご存知だろうか。1940年、房総半島沖の公海上で、客船「浅間丸」が英国海 … ［続きを読む］

［21］自衛隊撤退後のサマワ、真っ二つの評価

自衛隊駐留を「よかった」が７割　自衛隊は2006年7月に2年半の駐留を終えてサマワから撤退した。私は東京に戻って編集委員をしていたが、自衛隊 … ［続きを読む］

前人未到の五輪3連覇、稀代の柔道家野村が引退

40までの現役で見せた苦闘、「心がボロボロになることはなかった」

　8月31日、大阪市内で行われた引退記者会見でひな壇の前に座った野村忠宏の表情は柔らかかった。わずか2日前の29日、勝負師として最後の試合（ … ［続きを読む］

佐野研二郎さんのいかにもな業界臭は不運だった

今後は気をつけて仕事をしてください

　マネ物件というかコピー物件で思い出すのは、20年前ぐらいの動物愛護運動？のコンクールで小学生の女の子が描いて入選してた猫の絵のポスター。　 … ［続きを読む］

［1］羽生結弦がアイスショーで取り組みたいこと

　8月上旬。トロント（カナダ）にて報道陣に練習を公開した羽生結弦が語ったという、こんな言葉が話題になった。　「自分がまだベストな状態の時に、 … ［続きを読む］