研究者 の検索結果

［2］なぜ、イタチごっこなのか？

　前稿で、脱法ハーブとは何か、いわゆる麻薬や覚醒剤とどう違うのか（違わないか）を、ある程度理解した。脱法ハーブ（ドラッグ）は危険だ。これを踏 … ［続きを読む］

データ改ざんそのものが、罪にならない臨床試験事情

　ノバルティスファーマ社の高血圧治療薬「バルサルタン」にまつわる不正論文事件で、とうとう逮捕者が出た。京都府立医大で、バルサルタンの投与を受 … ［続きを読む］

火星有人プロジェクトを呼びかけた日本の弱点

　文部科学省が世界各国に火星有人プロジェクトを呼びかけるというニュースが５月末に流れた。文科省が発信し、大臣の記者会見でも言及された。　長ら … ［続きを読む］

やっぱり関与、武田薬品　さらに揺らぐ臨床研究

　やっぱりノバルティスだけの問題ではなかった。　国内製薬最大手の武田薬品工業は６月２０日、京都大学などが実施した高血圧治療薬の臨床研究に対し … ［続きを読む］

検察不祥事と猪瀬知事５千万円を暴いた原動力

（２）調査報道記者たちと、萎縮し、やる気を失った検察

　ロッキード事件、リクルート事件など戦後日本を画する大事件を摘発し、「検察のレジェンド」と呼ばれた吉永祐介元検事総長が亡くなって１年が経つ。 … ［続きを読む］

［5］東アジア地球市民村の試み

　　2014年3月上旬、「東アジア地球市民村2014 in 上海」と題する会合を開いた。私が設立して運営を預かる市民活動支援のための民間基金 … ［続きを読む］

高校にも卒業研究の導入を：スウェーデンからの提言

　欧州では多くの国で学年末を６月に迎える。私の住むスウェーデンの場合だと６月前半に学校が終わり、あちこちで卒業式のパレードなどが見られる。そ … ［続きを読む］

吉田調書の歴史的意義

この記事は、2014年５月20日付の朝日新聞紙面をはじめとした、吉田調書に関する報道に基づいたものです。この報道については、こちらをご覧くだ … ［続きを読む］

下村大臣の小保方さん検証実験参加要請は筋が通らない

　下村博文文部科学相は１７日の記者会見で「理研は小保方さんの活用を考えながら、一日も早くＳＴＡＰ細胞を証明する努力をする必要がある」と述べた … ［続きを読む］

「美味しんぼ事件」に見る「STM（科学・技術・商品）言説」の抑圧性

　「美味しんぼ問題が隠蔽した、より深刻な問題」（ビデオニュース）が指摘するように、菅義偉官房長官ら政府の「被ばくと鼻血には因果関係がないと専 … ［続きを読む］

ＳＴＡＰ問題　改革委の「解体提言」を支持する

　ＳＴＡＰ細胞論文問題はなぜ起きたのか？　私は取材に携わり、理化学研究所の調査委員会の記者会見にも参加した。しかし、捏造・改ざんという深刻な … ［続きを読む］

ＮＨＫ問題とは何か～公共放送の未来を考える 【鼎談】中北徹×林香里×増田寛也（３）　「中立病」は克服できるか

司会：WEBRONZA編集長　矢田義一

非常に狭い意味での「中立病」　林　ＮＨＫでは2004年に起こった局員の制作費横領という不祥事の後、受信料収入が非常に落ち込んだことがあります … ［続きを読む］

リーダーの責任を厳しく問うた理研改革委員会：STAPは研究者の目を覚まさせるか

　ＳＴＡＰ論文に不正ありと認定されて以来、ずっと気になっていたのは「なぜ理研は小保方晴子さんを採用したのか」という点だった。６月１２日に公表 … ［続きを読む］

海外在住者だからこその集団的自衛権反対論

　集団的自衛権を認めるという、憲法解釈変更がほんの数ヶ月で具体化しつつある。しかし、憲法にもかかわる重大な政策変更にもかかわらず、日本がどこ … ［続きを読む］

［5］出発点となったアンデルセンの『雪の女王』

　６月４日、『アナと雪の女王』が新記録を打ち立てた。『タイタニック』（１９９７年）の持つ動員記録１６８３万人を抜き、日本で公開された外国映画 … ［続きを読む］

“ＳＴＡＰ細胞狂想曲”を超えて――情報的生命観の先にあるもの　〈上〉

　ＳＴＡＰ細胞とそのメディア報道をめぐる騒動が収まりつつある。日本社会そして日本の一部メディアの常として、物事の表層と人間関係のみを追いかけ … ［続きを読む］

報道機関は人材確保のあり方の再考を

　就活が佳境に入っている。２０１５年３月卒業予定の大学生・大学院生を対象にした就職情報会社『学情』の就職人気企業ランキングによると、ＪＴＢグ … ［続きを読む］

ロボット研究の「不気味の谷」と「後ろめたさの落とし穴」

 　ロボット研究の「不気味の谷」とは、1970年代初頭に東京工業大学教授だった森政弘氏によって指摘された現象である。本物に似せよう … ［続きを読む］

続・漂流するポスト３．１１〜「美味しんぼ」問題の本質と「政治的正義」

この記事は、2014年５月20日付の朝日新聞紙面をはじめとした、吉田調書に関する報道に基づいたものです。この報道については、こちらをご覧くだ … ［続きを読む］

新聞の電子版普及に必要なこととは？

　4年前、何処にいても新聞を読みたいと思って、iPhoneを買った。そして、紙と電子版のダブルコースを契約した。しかしどうにも電子版の新聞が … ［続きを読む］

メディアはどうなるのか～「解体」と「新結合」～

メディアの構成エレメント　先ごろ、ある財団の委託研究の研究会で２０２０年のメディアがどうなるかについて研究する機会があった。そのとき私なりに … ［続きを読む］

名古屋大学大学院で「女性リーダー育成」をうたうプログラム始まる

　名古屋大学が、「女性リーダー育成」の博士課程教育をスタートさせた。生命農学研究科や国際開発研究科など４研究科の修士１年生の希望者から毎年２ … ［続きを読む］

［7］「失業なき労働移動」の先に待つ貧困【上】

　５月１６日、韓国の光州市で開かれた国際人権都市フォーラムのワークショップに報告者として招かれた。テーマは、「新しい国家暴力としての民営化」 … ［続きを読む］

「自分を見るメガネ」はどこが革新的なのか

　メガネチェーン「ＪＩＮＳ（ジンズ）」を運営するジェイアイエヌ（ＪＩＮ）が5月13日、利用者の頭部運動と眼球運動を計測できるメガネ「JINS … ［続きを読む］

［2］”ＳＴＡＰ細胞”報道とジャーナリズムのいま　「半信半疑」というキーワード

ネット上で論文をチェックする人たち　尾関　亀松さんは今回記者会見に出るだけじゃなくて、いろいろずっとフォローアップをしているんですね。ネット … ［続きを読む］

いっそ東大を私学に！　学長を強化しても変われない国立大学の現実

　国立大学が法人化され、１１年目に入った。安倍内閣は４月２５日、グローバル競争力強化など国立大学の改革促進を目指し、学長のリーダーシップを強 … ［続きを読む］

ダライ・ラマとの対話〜仏教科学と近代科学、そして聖性

　先月京都で、ダライ・ラマ１４世と科学者・思想家の対話イベントが催された（４月１１〜１２日、於京都ホテルオークラ）。筆者も参加して感銘を受け … ［続きを読む］

「不正」問題に揺れる「電気泳動」という手法　～昔はレーンが独立していた～

　昨今、「電気泳動」という手法に注目が集まっている。　電気泳動とは、DNAやタンパク質などを、大きさなどの性質により、寒天状の物質（ゲルと称 … ［続きを読む］

［29］所得格差の拡大は自由化の帰結、日本は失敗から学べるか

　米国で、「Ｏｃｃｕｐｙ　Ｗａｌｌ　Ｓｔｒｅｅｔ」、「トップ１％」などのスローガンで、所得分配の不平等や、それから生じる様々な社会経済問題が … ［続きを読む］

自然科学の論文も社会科学の論文も歪んでいる

　自然科学と社会科学の差を問われたとしたら、私は、「論文の著者の数」と答える。自然科学の論文では共著がほとんどであり、しかもその著者数が多い … ［続きを読む］