脳 の検索結果

安堂ロイドは半沢直樹の夢を見るか？　――ポストヒューマンをめぐる展望　〈下〉

２．「現実とは脳が見る（共同の）夢」か？――共同主観性とソーシャル・ブレイン　前回はAIの話から始めてコンピューターと人間の境界、そしてポス … ［続きを読む］

看護師２人が保健所を訪問して院長への指導を要請

山本病院事件（３）　２００４年９月～２００７年９月

　実際にはやっていない治療を実施したと偽って、生活保護を受けている患者の医療費を不正に請求する。がんでない患者をがんと誤診して、執刀経験のな … ［続きを読む］

脳とビッグデータが合わさるとどうなるか

　「“マーケティング頭脳”つき自販機お目見え」というニュースが、先々週あたりメディアで流れた。飲み物の販売機が、備え … ［続きを読む］

続・脳とビッグデータが合わさるとどうなるか〜倫理観と社会制度が追いつかない

　スマート商法の裏にビッグデータがある。そこには「倫理的な不安もある」と、前稿で予告した。　先の飲み物自販機の例で言うと、たとえ顔を認識して … ［続きを読む］

ポリフォニックなモノローグによるメタ小説――大江健三郎氏の新作『晩年様式集』を読む

　大江健三郎氏が４年ぶりとなる長編『晩年様式集（イン・レイト・スタイル）』（講談社）を発表した。東日本大震災「３・１１」後の身辺と思索をつづ … ［続きを読む］

認知心理学からの小学校英語反対論

　朝日新聞１１月２日付の「記者有論」で、小学校での英語教育を強化するという文部科学省の方針へ異議を申し立てたら、認知心理学の研究者から「小学 … ［続きを読む］

基礎科学支援に私財を投じたフレッド・カブリ氏（１９２７－２０１３）を悼む

　１１月２１日に、カブリ財団の会長で創設者のフレッド・カブリ氏が逝去されたとの連絡があった。８６歳だった。カブリ氏はノルウェー出身の発明家で … ［続きを読む］

「私を責めないで、私の脳を責めて！」〜裁判と脳神経科学

　１１月１４，１５日の本欄『脳とビッグデータが合わさるとどうなるか』で、こころの「解読」を巡る情報科学や神経科学のめざましい進展ぶりを紹介し … ［続きを読む］

続・「私を責めないで、私の脳を責めて！」〜日本が備えるべきこと

　前稿から、学会での専門家の講義を元に、神経倫理と法の関係について、米国での現状を見てきた。「裁判所見解」で神経科学的な知見に言及される件数 … ［続きを読む］

成長したラグビー日本代表の１年、さらなる課題は

　ラグビー日本代表の２０１３年シーズンの活動が終了した。１５年ワールドカップ（Ｗ杯）で「トップ１０」をターゲットとする日本は世界ランキングを … ［続きを読む］

不要手術で死亡の疑い、医師の裁量権を前に告発断念

山本病院事件（８）

　実際にはやっていない治療を実施したと偽って、生活保護を受けている患者の医療費を不正に請求する。がんでない患者をがんと誤診して、執刀経験のな … ［続きを読む］

【２０１３年　美術　ベスト５】 　学芸員はもっと自由に展覧会を構想してほしい

（１）夏目漱石の美術世界展（東京藝術大学大学美術館ほか）（２）ラファエロ展（国立西洋美術館）（３）竹内栖鳳――近代日本画の巨人展（東京国立近 … ［続きを読む］

【２０１３年　アイドルイベント　ベスト５】　多かったアイドルソングの「復活」

　「そろそろアイドルブームも終わり」と言われるこのごろだが、私が今年行ったイベント数は、武道館６回を含め、この１０年ほどでは一番多かった。　 … ［続きを読む］

【２０１３年　映画　ベスト５】　「内容」ではなく「演出」で選んだベスト

■『リアル～完全なる首長竜の日～』（黒沢清）　現実も非現実も、映像化されれば皆“リアル”という大胆な着想のもと、綾瀬 … ［続きを読む］

2014年を「男の性欲」スタディ躍進の年に

　2013年は「男の性欲」というミステリーゾーンに、わずかに、しかし確実に光があたった年だった。この流れが2014年にいっそう盛りあがり、「 … ［続きを読む］

心に侵入する権力～特定秘密保護法案とその行く末

　昨年末は「特定秘密保護法案」が世論を騒がせた。衆院に続いて参院でも（わずか20時間余の審議で）採決を強行（１２月５日）。その強引な手続きに … ［続きを読む］

歯科インプラント手術死亡事故の原因と結果、教訓

　歯を失うことで低下した咀嚼能力の回復や審美性の改善などを目的に行われる歯科のインプラント治療。厚生労働省の２０１１年の調査では、歯科診療所 … ［続きを読む］

佐村河内事件は何を提起しているか〜カバーストーリーとコンテンツ

　冬季オリンピックや東京都知事選にかき消されてしまった感はあるが、「全聾作曲家」の代作事件は、きわめて現代的な問題を提起した。 消費者（聴取 … ［続きを読む］

続・佐村河内事件は何を提起しているか〜人々は何に金を払ったのか？

　前稿で、人気の「全聾作曲家」佐村河内守（敬称略）の代作問題をやや詳しく振り返り、きわめて現代的なふたつの問題が提起されている、と述べた。　 … ［続きを読む］

続々・佐村河内事件は何を提起しているか〜真にクリエイティヴなのは誰か？

　前々稿から「全聾作曲家」の代作問題を採り上げ、前稿ではまずマーケティングの視点から論じた。そしてもう一点、提起されている問題として、創造性 … ［続きを読む］

虎の門病院で薬の過量投与で患者死亡、薬剤師の責任

　医師が出した処方箋（せん）の内容をチェックし、薬が正しく使われているか目を光らせるのが、薬剤師の仕事である。薬剤師法２４条は「薬剤師は、処 … ［続きを読む］

膨大なデジタル情報があふれる時代　求められるのは「編集力」の進化　―『Journalism』２月号から―

　紙媒体からデジタル媒体への、情報の移行が急速に進んでいる。後に議論するように、本や新聞などの紙媒体が完全に消えてしまうということは、なさそ … ［続きを読む］

ＳＴＡＰ細胞は世紀の大発見なのか？

　これは生物学史に残る世紀の大発見なのか。　「理化学研究所（理研）などが全く新しい『万能細胞』の作製に成功した」というニュースが朝日新聞など … ［続きを読む］

「内科的」再生医療にもっと目を向けよ

　山中iPS細胞、そして小保方STAP細胞フィーバーの中、再生医療こそが超高齢社会における健康社会実現の救世主のように叫ばれている。先日、政 … ［続きを読む］

［18］浅田真央、「最高の演技」の真実（４）

滑るために生まれてきた存在

（承前）予想外という意味では、改めて「彼女の存在の特殊性」を考えさせられたフリーだった。　フィギュアスケートはこうあるべき、成熟したアスリー … ［続きを読む］

ソチ五輪の逆説〜ナショナリズムとプレッシャー

　夏季、冬季にかかわらず、筆者は個人的にオリンピックをみるのが苦手だ。と言っても、嫌いという意味ではない。むしろその逆で、人並み以上に感動し … ［続きを読む］

続・ソチ五輪の逆説〜メダル至上主義があるから純粋な感動がある

　前稿では「メダルを取らせたければ、騒ぎ立てないこと」「周囲の期待が大きいほど重圧となり、失敗の危険が高まる」という原則を強調した。その原則 … ［続きを読む］

ウエアラブル機器の今後を占う　〈下〉

　ウエアラブル技術の特徴は、「ハンズフリー」「(ほぼ)常時オン」「1人称体験の記録・提示・共有」の三つだと前稿でお伝えした。人とコンピュータ … ［続きを読む］

［3］高齢者市場　視点変えればビジネスになる

　高齢者市場、シルバーマーケットというと、どんなビジネスが思い浮かぶだろう。介護ロボット、配食、見守りサービス、医薬品と幅広い。ただ、どうし … ［続きを読む］

クジラ「神格化」の行き着く果ては？――文化人類学の視点から

国立民族学博物館の岸上伸啓氏（文化人類学）に聞く　南極海での日本の調査捕鯨に対する国際司法裁判所による中止命令判決は、日本の調査捕鯨そのもの … ［続きを読む］