記憶 の検索結果

日本列島はアザミの王国だった

　アザミと聞けば、誰もがその姿を思い浮かべることができるだろう。丸いピンクの特徴的な花を咲かせ、高さ50cmから1m程度と、わりに大きく育つ … ［続きを読む］

2013年ノーベル医学生理学賞と化学賞を大胆予想する

　昨年のノーベル医学生理学賞 は、ジョン・ゴードン氏（Sir John B. Gurdon）と山中伸弥さんの「細胞の初期化の発見」に対して与 … ［続きを読む］

［10］形成逆転　

「人質」にとられたトクタイ　小長井漁協の松永秀則さんたちは、排水門を開けて海水を出し入れさせたい。しかし、それを農水省が拒否するなら、排水は … ［続きを読む］

宮崎駿監督の引退と今後のスタジオジブリ（上）――宮崎駿監督の引退　～描きながら思考する演出スタイルの限界～

長篇アニメーションは本来過酷な現場　９月６日、宮崎駿監督の引退会見が大々的に報道された。アニメーション映画の監督の引退がここまで大規模に報じ … ［続きを読む］

レーシック手術集団感染事件で銀座眼科医師に実刑判決

　いまからちょうど１０年前の２００３年１２月、坂口力・厚生労働大臣が「医療事故対策緊急アピール」を出した。「医療事故の頻発は医療本来の役割に … ［続きを読む］

「情動の力学」から見る安倍首相の五輪誘致演説

　世論は時として「情動の力学」で動く。情動とは、感情をトリガーする身体の無意識の過程のことだ。情動の力学は、非論理的に見えることと、記憶がほ … ［続きを読む］

「いわゆる」と「地方削減」から考える ＮＨＫの今後と公共放送のあり方

水島宏明（ジャーナリスト、法政大学社会学部教授）

 従軍慰安婦に関する大阪市長の発言がさかんに報道された頃、「いわゆる『従軍慰安婦』をめぐる橋下大阪市長の発言で… … ［続きを読む］

瀬戸内国際芸術祭は良くも悪しくもガラパゴス的展開

　９月１日に「瀬戸内国際芸術祭２０１３」の夏会期が終了した。２０１０年に始まったこの現代アートのフェスティバルは、３年おきに（トリエンナーレ … ［続きを読む］

吸い込むが吐き出せない暗黒巨星Google

　Googleが15年を迎えたという。世界中の情報をすべて集めて整理する、という志で始まった同社が、その結果何をなしたか、ドライに考え直して … ［続きを読む］

政策男子部【新連載】　選挙と政策とマーケティング（１）　鈴木寛氏はなぜ落選したのか

政策男子部　塩見哲也

　夏の高校野球も終わり、熱戦の記憶は人々の頭から徐々に薄れていく。その1カ月前にも全国で繰り広げられた熱戦があったが、もはや世間はその事実を … ［続きを読む］

電凸を無許可でニコ生中継しても許されるのか――連続討議「ソーシャルメディア社会における情報流通と制度設計」から（３）

情報ネットワーク法学会

　「電凸（でんとつ）をニコニコ生放送で中継してもいいのか」、「情報発信力に応じて権利を制限すべきだ」。「誰もがジャーナリスト」時代を迎えて、 … ［続きを読む］

希望を忘れた関係に未来はない――韓国人サポーターの横断幕に思う

　７月２８日に行われたサッカーの東アジアカップにおいて、韓国人サポーターが「歴史を忘れた民族に未来はない」との横断幕等を掲げたことは日韓両国 … ［続きを読む］

「南部コロキウム」とジャンニさんとの再会

　７月の終わり、私はアブラゼミの声があふれる大阪・豊中の大阪大学キャンパスを歩いていた。目的は、この日、理学部で開催される「南部コロキウム」 … ［続きを読む］

猛暑の原因に関する３つの誤解

　日本の夏は年々暑くなっている。私の子供のころの記憶では、45年前は30度を超える日を暑いといった。そしてクーラーどころか扇風機なしで十分に … ［続きを読む］

麻生発言と政治エリートの反知性主義

　７月２９日、東京都内で行われたシンポジウムに出席した麻生太郎副総理兼財務相が憲法改正問題に関連し、「憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲 … ［続きを読む］

続・科学の本質と論文不正の微妙な関係

　論文不正のような極端なケースでなくても、信じられてきた知見が「覆され、また積み上げられる」というところに科学の営みの本質がある。その上論文 … ［続きを読む］

科学の本質と論文不正の微妙な関係

　論文不正が芋づる式に発覚している。特に東大分子細胞生物学研究所の教授（すでに辞職）が関与した事件は、波紋を呼んだ。先月明らかになった大学側 … ［続きを読む］

「あまちゃん」は「情」と「決断」の物語だ

　もはや後半戦、物語もいよいよ佳境というときだが、今さらながら、ＮＨＫの連続テレビ小説「あまちゃん」について書いてみることにした。確か、何か … ［続きを読む］

［3］♪♪あきれたもんだな　サマータイム・ブルース！

『標的の村』

　参院選投開票日の当日、僕は那覇にいた。現職の糸数慶子陣営の苦戦が伝えられていたこともある。ほとんど無名の安里政晃氏という自民候補が、沖縄本 … ［続きを読む］

日本メディア史における自由報道協会とは何か

　自由報道協会を、僕はマスコミ史上における一種の現象として捉えている。だから、現在、ネットメディア等で批判の嵐にさらされている元代表理事の上 … ［続きを読む］

［10］第２章　演劇篇（２）

「インチキレビュー」

第２次カジノ･フォーリー　三度目の正直という言葉がある。ビジネスでも恋愛でも何か新しい試みや事業でも、最初の新しい試みがそのまま成功に結びつ … ［続きを読む］

急進展する脳の読み取り技術に歯止めは要るか

　現代社会ほど、「自由」の価値が強調される時代はない。しかし同時に、現代ほど「自由」が空洞化した時代もないのではないか。コマーシャリズムやメ … ［続きを読む］

参院選：なぜ秋田県では３人に１人が期日前投票なのか

　イデオロギー、階層などと支持政党が分かれる傾向がある欧米諸国と違い、日本では、支持政党が固定している有権者より支持政党なしの有権者が多数を … ［続きを読む］

モスクワとローザンヌは、オリンピックと甲子園なのに

　この６月、第12回モスクワ国際バレエコンクールで名古屋市の畑戸利江子さんがジュニア部門の銅メダルに輝いた報道が、あまり目立たない記事なのを … ［続きを読む］

安藤美姫選手の出産騒動に思う――狭量なオジサンならば、いない方がいい

北原みのり（文筆家、「ラブピースクラブ」代表）

　週刊文春の「安藤美姫選手の出産　支持しますか？　しませんか？」をはじめとした今回の“騒動”は、私たちが未だに「未婚 … ［続きを読む］

体当たり取材で見えてきた 中国メディアの奥深い世界

近藤大介（講談社「週刊現代」編集次長）

　あれは忘れもしない、２０１１年３月11日夕刻のことだった。　当時私は、講談社の中国現地法人会社である講談社（北京）文化有限公司という会社で … ［続きを読む］

危なかったフランスの「文化的例外」（上）――死守した文化的アイデンティティ

　去る６月１４日、欧州連合（ＥＵ）は同理事会で、アメリカとの自由貿易協定（ＦＴＡ）交渉開始について協議し、フランスが抵抗していた「映画やテレ … ［続きを読む］

株主代表訴訟提訴を前に　提訴請求と不提訴理由通知書の論点

代表訴訟提起前の手続の充実のために 弁護士　杉村元章　株式会社の株主が会社の役員等を相手取って代表訴訟を提起するためには、会社に対 … ［続きを読む］

Ｇｏｏｇｌｅグラスが社会に普及すると何が起きるのか？――連続討議「ソーシャルメディア社会における情報流通と制度設計」から（２）

情報ネットワーク法学会

　Ｇｏｏｇｌｅが生み出そうとしている新たなデバイス「Ｇｏｏｇｌｅグラス」。プレゼンを行ったＮＴＴコミュニケーション科学基礎研究所の木村昭悟氏 … ［続きを読む］

オリンパス「告白」舞台裏　「つい先日知って驚いている」と社長にウソ

　大手精密機器メーカー「オリンパス」と同社の元役員３人が起訴された事件の公判では、同社が２０１１年１１月８日に長年の損失隠しを公表する直前の … ［続きを読む］