天文 の検索結果

人文・社会科学と大学のゆくえ

すぐ役に立つことはすぐ役に立たなくなるー大学教員も率直な反省を

　文部科学大臣は２０１５年６月８日の通知「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」 において、「特に教員養成系学部・大学院、人文 … ［続きを読む］

［2］「教養」とは何か――合理性と科学性

課題図書「メインの３冊」池上彰『おとなの教養――私たちはどこから来て、どこへ行くのか？』（ＮＨＫ出版新書）澤田昭夫『論文の書き方』（講談社学 … ［続きを読む］

［3］ネイチャー、サイエンス時代の向こう側

　科学とメディアの関係は2011年の3・11原発事故で揺らぎ、さらに2014年のSTAP騒動で混迷の度を深めた。その結果、科学ジャーナリズム … ［続きを読む］

オーロラで資源探査ができる！？

木星の衛星ガニメデの研究が示唆する「オーロラ実用化」の可能性

　米国航空宇宙局（NASA）が３月に惑星オーロラ関係のプレスリリースを続けて出した。木星最大の惑星Ganymede（ガニメデ）のオーロラから … ［続きを読む］

原始重力波「発見は誤り」にみる科学の洗練

ライバルの懐へ―「訂正」のダメージを最小限にした観測チームのしたたかさ

　１年前の大騒ぎは、実は空騒ぎだった。そんな科学ニュースは、ＳＴＡＰ細胞だけではない。去年３月、米国ハーバード・スミソニアン天体物理学センタ … ［続きを読む］

宇宙科学計画の公募に見るお国柄

分野の垣根が高い米国、超えようとする欧州、公募にならない日本

　欧州宇宙機関（ESA）では、約４年に一度、中型科学探査ミッションの公募がある。その公募で日本人として初めて提案書執筆のリーダーを務め、この … ［続きを読む］

２０１５年「国際光年」はイスラム科学に光を

１０００年前の「光学の父」イブン・アル・ハイサムは「近代科学の父」でもあった

　２０１５年は「国際光年」である。光科学技術の発展を目指して国連が定めた。そうか、それで昨年のノーベル物理学賞は発光ダイオードに授与されたの … ［続きを読む］

【米国宇宙開発最前線】民間宇宙開発の時代における国の役割とは？

　今回よりWEBRONZA記事を執筆させていただくことになった。僕はロサンゼルス近郊にある米航空宇宙局（NASA）ジェット推進研究所(JPL … ［続きを読む］

元検事総長の捜査資料をもとに元総長に代わって本を執筆

（７）灰色高官、乱打と誤報、三木内閣、コーチャンインタビュー

　ロッキード事件、リクルート事件など戦後日本を画する大事件を摘発し、「特捜検察のエース」と呼ばれた吉永祐介元検事総長が亡くなって１年が経った … ［続きを読む］

プリンストン大学と教養教育 （２）

　前回は、数値データに基づいて組織としてのプリンストン大学を概観した。今回は、その教育内容について紹介したい。といっても、これは先方の教員と … ［続きを読む］

基礎科学支援に私財を投じたフレッド・カブリ氏（１９２７－２０１３）を悼む

　１１月２１日に、カブリ財団の会長で創設者のフレッド・カブリ氏が逝去されたとの連絡があった。８６歳だった。カブリ氏はノルウェー出身の発明家で … ［続きを読む］

渋谷駅で「大爆発」？　情報拡散の真相――連続討議「ソーシャルメディア社会における情報流通と制度設計」から（９）

情報ネットワーク法学会

　渋谷駅が大爆発・炎上しているかにみえる写真がネット上に流通し、ネットユーザーは疑心暗鬼に陥った。単なるボヤの写真が加工され、説明が不十分な … ［続きを読む］

ノーベル賞を超える賞

　毎年この季節になると新聞社関係の知り合いから「今年のノーベル物理学賞は誰になりそうでしょうか？」という問い合わせが数件舞い込むのだが、予想 … ［続きを読む］

２０１３年ノーベル物理学賞は誰に？

　アルフレッド・ノーベルは１８９６年に亡くなったとき、資産の大部分を「ノーベル賞」設立のために残した。それまで、特定な課題の解決に対して与え … ［続きを読む］

科学者が嘘をつけない制度を天文学に見る

　科学者が、存在しない実験成果を「捏造」し、「嘘」を論文として発表する。そのような信じられない事実を私が初めて知ったのは、２００２年。物性実 … ［続きを読む］

国立天文台の弁護士として宇宙の深淵にわくわくする

現実にある、漫画「宇宙兄弟」の世界アンダーソン・毛利・友常法律事務所石原 仁　宇宙の深淵を覗く　「宇宙兄弟」という、講談社の漫画雑誌「モーニ … ［続きを読む］

七夕伝説を生んだ自然現象は何か？（上）：白夜

　七夕伝説が人の心をとらえるのは、恋人同士の年に１度だけの逢瀬というロマンスと、その舞台が天の川を挟んで夏空に輝く２つの星、織女星（ベガ）と … ［続きを読む］

太陽系外惑星食の社会的意義を問われたら…

　私の研究室の学生が、惑星食という史上初の極めて稀な天文現象を発見したので、先月記者会見を行った。およそ社会の役に立つとは思えないその内容を … ［続きを読む］

物化生地と月の満ち欠け

　２０１２年９月１９日から２１日の３日間、大分大学で日本天文学会が開催された。初日の午後の「天文教育フォーラム」において、今年４月から施行さ … ［続きを読む］

天体ブームのいま、ジョルダーノ・ブルーノの哲学を再考する

　今年は、５月２１日の金環日食をはじめ、金星の日面通過（６月６日）、金星食（８月１４日）など滅多に見られない天体ショーが目白押しで、＜天文・ … ［続きを読む］

天文学という文学

　５月21日と６月６日、極めて珍しい天文ショーが日本列島を横断した。金環日食と金星の太陽面通過である。残念ながら曇天の東京では後者は見られな … ［続きを読む］

誤解されていないか、ポスドクという職業

　大学院博士課程を修了し博士号を取得した後の代表的な進路は、企業や官公庁に就職する、あるいは大学や研究所のような狭い意味でのアカデミアに進む … ［続きを読む］

知的生命の可能性　宇宙に仲間はいるのか

　こういうタイトルのシンポジウムが先月、自然科学研究機構の主催で行われた（３月20日、東京国際フォーラム）。筆者も演者のひとりとして参加した … ［続きを読む］

オーベイ化！よりアップル化

　大学の国際化やらグローバリゼーションなどというスローガンを耳にする機会が増えてきた。しかも、これは最近話題となっている大学の秋入学の主要目 … ［続きを読む］

『ヒューゴの不思議な発明』をより深く味わうために――（上）映画の可能性を広げたメリエス

古賀太

　アカデミー賞で５部門を受賞した『ヒューゴの不思議な発明』（以下『ヒューゴ』、マーチン・スコセッシ監督）は、映画の草創期をかなり正確に描いた … ［続きを読む］

【科学朝日】これからどうなる？土地の放射能汚染 (collaborate with 朝日ニュースター、12月22日放送）

==============================================　朝日グループのジャーナリズムＴＶ「朝日ニュース … ［続きを読む］

謎はまだ残る―続・宇宙膨張の発見者

須藤靖

　2011年９月15日の拙稿で、宇宙膨張を最初に発見したのはエドウィン・ハッブルではなくジョルジュ・ルメートルだとする議論が一部の天文学者の … ［続きを読む］

【物理学賞】ノーベル賞、ホーキングに近づく

　「宇宙」が多くなったなあ。これが、今年のノーベル物理学賞が発表されたときに最初に感じたことだった。私自身の心のなかには、別分野の「超有望」 … ［続きを読む］

【物理学賞】加速する宇宙論

須藤靖

　10月４日、ノーベル物理学賞の発表があった。対象は「遠方の超新星の観測を通じた宇宙の加速膨張の発見」。私が、先週のＷＥＢＲＯＮＺＡで予想し … ［続きを読む］

ノーベル賞、天文・宇宙ならこんな人たち

　また今年もノーベル賞の季節が巡ってきた。むろん私個人には縁もゆかりもない賞であるが、自分に関係ある分野から受賞者が出るならば、これほど嬉し … ［続きを読む］