愛国 の検索結果

朝鮮総連を本国から支配した男の死

　この９月初めに８年ぶりに訪朝した朝鮮総連（在日本朝鮮人総連合会）の許宗萬（ホ・ジョンマン）議長。１０月７日に約１カ月ぶりに日本に戻り、彼が … ［続きを読む］

経済政策を隠蔽する用語として アベノミクスは役割を果たしている　―『Journalism』１０月号から―

　昨年の暮れか今年のはじめだったと思うのだが、さる週刊誌の編集部から安倍政権について電話取材があった。　担当の記者は、最初に「アベノミクスの … ［続きを読む］

妥協か強硬突破か？　香港「雨傘革命」の行方

　中国の特別行政区である香港の２０１７年行政長官選挙で、中国が８月に「一人一票」は認めるものの、立候補に厳しい制限を設けて民主派を排除する方 … ［続きを読む］

［12］「イスラム国」討伐参加を命じられた立憲主義的隊長は？

正統性の争いと忠誠心の相剋　スコットランドの独立住民投票は否決された（９月１８日）が、これは中央政府と自治政府との合意に基づいて行われ、中央 … ［続きを読む］

外交は生き物だと伝えるとともに読み物として面白い本を紹介しよう　―『Journalism』９月号から―

　外交は生き物だ。こういう基本的視座に立って外交を理解する場合に、必要な知識が二つある。第一が、国際政治の力関係に関する知識だ。第二が歴史に … ［続きを読む］

亡国への愛国心と憎しみ無き世界への祈り

　「愛国心だけでは不十分だ。私は私の心の中に一切、憎しみを抱いてはいけない」。イギリス人看護師、イーディス・キャヴェル（1865～1915） … ［続きを読む］

［書評］『地域を変える高校生たち』

宮下与兵衛、栗又衛、浪岡知朗編著

民主主義のドラマに涙が滲む　　　本とのこんな出会い方もあるものだ。　私の住む信州伊那谷の町のバイパス沿いに、２０１３年、平安堂が新規出店をし … ［続きを読む］

ウクライナ紛争と航空機撃墜（下）――愛国心キャンペーンのつけ

　逆に、ウクライナ側の反応は迅速だった。　国営通信社に加え、各種のソーシャルメディアもストレルコフ幹部の書き込みなど、マレーシア機撃墜にかか … ［続きを読む］

［5］徴兵制の倫理的賛成論

徴兵制導入をめぐる議論の重要性（承前）　それでも今は、多くの人びとが、集団的自衛権行使は自衛隊が海外に派遣されて戦争に関わる危険を意味すると … ［続きを読む］

ハワード・ホークス監督のトーキー第１作、『暁の偵察』が東京・渋谷で上映！――航空戦争映画のスリルと痛ましさ

　ハワード・ホークス監督といえば、ジョン・フォード、アルフレッド・ヒッチコック、フリッツ・ラングらとならんで、ハリウッド黄金期を代表する巨匠 … ［続きを読む］

南京事件を描いた『ジョン・ラーベ』、５年がかりで公開

　香川照之、井浦新（ＡＲＡＴＡ）、柄本明、杉本哲太……。テレビでも人気の演技派たちが出演しているので、見たいと思 … ［続きを読む］

二つの「トラウマ」から始まった集団的自衛権問題。公明党による本気の反撃とは？

　外国のインテリジェンス専門家と話していると、　「この時期になぜ集団的自衛権問題が、突然、浮上してきたのですか。日本を取り巻く安全保障環境が … ［続きを読む］

結婚・妊娠ヤジ「謝罪」に思う――「セクハラ」の本質はまだ理解されていない

北原みのり（文筆家、「ラブピースクラブ」代表）

　「早く結婚したらいいんじゃないか!?」とヤジを飛ばした都議会議員の鈴木章浩の謝罪記者会見を見た。記者会見の中で彼が、「結婚したくてもできな … ［続きを読む］

［4］「こんな国は捨ててやる」、愛国者たちの悲しみ

　先日、知り合って２０年以上になる古い友人に会った。韓国のパフォーミングアーティストの第一世代、８０年代から政治的運動とは別の場所で「大韓民 … ［続きを読む］

［10］第３章「端境期のセヴンティーン（２）」

１７歳のテロリスト、山口二矢

　本章では、１９６０年という「端境の年」に、若者たちが何に憧れ、何を怖れ、どんなものにつき動かされて、どこへ向かって走ったのか振り返る。端境 … ［続きを読む］

「東海」表記　韓国系の権利獲得の面も

春木育美（東洋英和女学院大准教授）

　米国で韓国系市民が、旧日本軍慰安婦の少女像や碑を建設したり、公立学校教科書の日本海の表記について韓国が主張している「東海」とするよう求めた … ［続きを読む］

成瀬巳喜男の子ども映画の傑作、『まごころ』が東京・神保町で上映

　東京・神保町シアターの特集企画「麗しき美少女伝説」が、５月１０日から始まる。ラインナップは、さまざまな時代の「美少女」が出演する１６本の邦 … ［続きを読む］

まず疑え。そして考えよ。 流れに抗して進む、戦争を阻止する覚悟を持ったジャーナリストになろう―『Journalism』３月号から―

原寿雄（元共同通信編集主幹）：聞き手＝松本一弥『Journalism』編集長

　―ＮＨＫの新会長になった籾井勝人氏は１月２５日の就任会見で、従軍慰安婦問題について「この問題はどこの国にもあったこと。ヨーロッパはどこでも … ［続きを読む］

憲法と国家権力の関係　安倍首相の国会答弁

「それはかつて王権が絶対権力を持っていた時代の……」

　安倍首相は2014年2月3日の衆院予算委員会で憲法について「国家権力を縛るものだという考え方はありますが、しかし、それはかつて王権が絶対権 … ［続きを読む］

安倍首相の靖国参拝　各国メディアはこう報じた

Ｇｌｏｂａｌ　Ｐｒｅｓｓ

　２０１３年１２月２６日の安倍晋三首相による靖国参拝は、世界中に波紋を広げた。各国の新聞、テレビが大きくとりあげ、ネット上でもさまざまな反響 … ［続きを読む］

『鉄くず拾いの物語』のタノビッチ監督が憤激するクロアチア人の排外主義

木村元彦（ジャーナリスト）

　ボスニア紛争をモチーフにそこにある民族の対立構造、取り巻く国連・マスメディアの欺瞞を戯曲的な手法で強烈に皮肉り反戦映画として見事に描いた作 … ［続きを読む］

「平和の祭典」オリンピックに存在意義はあるか？

　東京でのオリンピックが決定した直後から９月２１日まで取材でロンドンにいたのだが、周囲から「東京でのオリンピック開催、おめでとう」と言われ、 … ［続きを読む］

朱建栄事件は、中国政府の内部抗争が原因か？

　日本から中国の上海に向かったまま、消息不明になっていた東洋学園大学の朱建栄教授が中国当局に拘束されていることが明らかになった。９月１３日、 … ［続きを読む］

宮崎駿『風立ちぬ』の近代――戦略爆撃の時代の戦闘機乗り

浅羽通明

　まずひとつ、謎かけをいたしましょう。　映画『風立ちぬ』のラストシーンで、主人公堀越二郎がイタリア人カプローニ伯爵とふたりで草原に立っていま … ［続きを読む］

潘基文・国連事務総長の発言は誤りか？――今こそ虚心坦懐に

　２０１３年８月２６日にソウルで行われた記者会見の中で、潘基文（パンギムン）・国連事務総長が、歴史認識によって北東アジアで対立が深まっている … ［続きを読む］

コリアンタウンで起きていること、憎悪は暴力に変わった

朴　順梨（パク・スニ）　ノンフィクションライター

　韓国料理店や韓流グッズの店が軒を連ねる東京・新大久保のコリアタウン。この街で2009年頃から月に1度程度、韓国人や在日韓国・朝鮮人に対する … ［続きを読む］

［13］ジャーナリスト・安田浩一との対話（下）

　――週刊誌の黄金時代を知る身からすると、いまの雑誌ジャーナリズムはいかがですか？　安田　貧すれば鈍す、ですね。とにかくお金がない。編集費が … ［続きを読む］

［12］ジャーナリスト・安田浩一との対話（中）

　――ところでなぜ、在特会に関心をもつようになったのですか。　安田　僕は日系ブラジル人や中国人研修生など外国人の雇用問題について取材をしてい … ［続きを読む］

［11］ジャーナリスト・安田浩一との対話（上）

　在日韓国・朝鮮人が多く住む東京・新大久保で、大音響で「半島に帰れ」「韓国人をたたき出せ」と叫ぶデモ行進が行われている。中心になっている「在 … ［続きを読む］

［2］あったことをなかったことにすること

ｗｈｉｔｅｗａｓｈ

　もう１カ月以上前に日本から遠く離れた場所（アリューシャン列島）で書いた以下の文章を寄稿するのは、読み返してみてもまだ賞味期限が切れていない … ［続きを読む］