才能 の検索結果

［6］若者格差への対処には個人的支援が効果的

　日本が不平等な社会であることを示して話題になったＯECDのレポート（Economic Survey of Japan 2006）がある。こ … ［続きを読む］

町田樹の挑戦（下）――スポーツとアートの狭間で

　そして、この夏。アイスショーに出演した福岡で、また大阪の関西大学で。　何度か彼の話を聞かせてもらったが、そのたびに少し複雑な気持ちになって … ［続きを読む］

１９３０～５０年代の東宝映画２０本が、東京・京橋でニュープリント上映！（下） ――成瀬巳喜男『浦島太郎の後裔』をめぐって

　今回のフィルムセンターの特集で、１１月１０日、１９日に上映される成瀬巳喜男監督の戦後第１作、『浦島太郎の後裔（こうえい）』（１９４６、東宝 … ［続きを読む］

１９３０～５０年代の東宝映画２０本が、東京・京橋でニュープリント上映！（中）――成瀬巳喜男『女優と詩人』など

　周知のように成瀬巳喜男（１９０５－１９６９）は、小津安二郎、溝口健二、マキノ雅弘、中川信夫とならんで、１９３０～５０年代の日本映画全盛期を … ［続きを読む］

内側から見た米国の大学入試制度

　私の所属するカリフォルニア工科大学（通称カルテク）は、学部学生の数にして東京大学の１５分の１という小さな大学であるが、１２２年の歴史の中で … ［続きを読む］

宮崎駿監督の引退と今後のスタジオジブリ（下）――高畑勲監督『かぐや姫の物語』中間報告会見とスタジオジブリの展望

　宮崎駿監督の引退会見から１１日後の９月１７日、高畑勲監督作品『かぐや姫の物語』の中間報告会見が都内で行われた。各メディアは、主人公の「かぐ … ［続きを読む］

“B級映画の王様”、エドガー・Ｇ・ウルマー特集が東京・渋谷で開催中！――越境者ウルマーの肖像、そして「Ｂ級映画」について

　“Ｂ級映画の王様”、エドガー・Ｇ・ウルマー（１９０４－１９７２）の１０作品を中心に、彼と関わりのあったシネアストら … ［続きを読む］

日活時代の鈴木清順特集、東京・神保町で開催中！――日本映画史における突然変異体

　今年、９０歳を迎えた鈴木清順監督が日活時代に撮った作品が、東京・神保町シアターで特集上映されている。――本名の鈴木清太郎名義でメガホンを取 … ［続きを読む］

留学生に冷たい東大、異端児を拒絶する学校、そして吉田松陰

　東大の国際化について、松田良一・東大教養学部生命環境科学系教授が『教養学部報第556号』で「もともと留学生に冷たい東大に国際化はできるのか … ［続きを読む］

「芸術は爆発だ！」という言葉が日本人に与える誤解

 　“芸術”という言葉を口に出すと、「芸術は爆発だ！」という岡本太郎の名言を思い出す人が日本人には多いよう … ［続きを読む］

毒と笑いと傷を含んだきゃりーぱみゅぱみゅが、アイドルブームに終止符を

　音楽ライターの端くれだから、身すぎ世すぎでアイドルも書く。これほどのブームになれば、原稿の発注も来るし。ここ１、２年で、集中的にアイドルを … ［続きを読む］

真の芸術家・藤圭子の最大の「不幸」とは何だったのか？

山口百恵、松田聖子、中森明菜と不幸歌手

　歌手・藤圭子が亡くなった。多くの報道がなされているが、歌手としての仕事そのものについて論じたものは、私の眼にした範囲では、ほとんどなかった … ［続きを読む］

サザンって、「国民的」なバンドだったの？　

　えっと、最初に断っておくけど、わざと世の中をハスに見ているわけではなく、これでもファンの端くれなんだから、サザンオールスターズが復活するの … ［続きを読む］

［20］ＡＮＡとの所属契約が持つ意味とは？

　「所属契約ということで、ふつうのスポンサー契約ではない、というお話。心から嬉しく思っています。ソチへの道は、遠く険しいもの。いただいたサポ … ［続きを読む］

『会長　島耕作』よ、団塊世代の前途を提示せよ

　最初に言っておく。私は島耕作シリーズの大ファンだ。外伝的なヤング編も含め、全巻持っている。総集編的な本まで持っている。サラリーマンの夢、男 … ［続きを読む］

ミゲル・ゴメス監督の『熱波』――ポルトガル映画の最前線

　『熱波』（原題「タブー」）はポルトガル映画界の俊英ミゲル・ゴメス監督（１９７２年～）が、モノクロ映像で入念に撮り上げた良質なメロドラマだ。 … ［続きを読む］

天才監督・清水宏を知っていますか？（上）――躍動感あふれる子供たち

　清水宏という映画監督の名前を知っている人は、かなりの映画通かもしれない。小津安二郎と同じく１９０３年の生まれで、戦前は松竹の専属で、生涯で … ［続きを読む］

スクリューボール・コメディの大傑作、『パームビーチ・ストーリー』がやってくる！（下）――登場人物のクレイジーさと洒脱さ、スクリューボール・コメディとフィルム・ノワールの共通点など

　『パームビーチ・ストーリー』における狂騒とエレガンスの共存は、たとえば“うずら撃ちクラブ”の老人が列車内で猟銃をぶ … ［続きを読む］

ブラピのカミングアウトで注目される「相貌失認」の真実

　アンジェリーナ・ジョリーががん予防のために乳房切除したことを公表し、波紋を呼んだ（先月）。パートナーのブラッド・ピットと共にその勇気を称賛 … ［続きを読む］

「傑作」という言葉さえ無力化する、前人未到の“脳内ラブストーリー”――黒沢清『リアル～完全なる首長竜の日～』（１）　　“世界のクロサワは今やアキラではなくキヨシである”　

　私は今、黒沢清監督の『リアル～完全なる首長竜の日～』を見て、そのあまりの素晴らしさに呆然自失している。が、なんとか気持を立て直し、まずは枕 … ［続きを読む］

快進撃と呼ぶのは錦織に失礼かも

　錦織圭について触れるにあたり、彼に立ちはだかる両雄の、歴史に残る死闘から始めたい。　全仏オープン男子シングルスで準決勝。４連覇をめざしたラ … ［続きを読む］

カンヌ映画祭レポート（下）――最高賞パルムドーム『アデルの人生　第１＆２章』と同性愛

　特産ワインのことをフランス語で「クリュ」と呼ぶが、多くのフランスのメディアが、この言葉を使い、「今年のカンヌ映画祭はＢｏｎ　Ｃｒｕ（良い特 … ［続きを読む］

日本映画の宝、溝口健二を見に行こう！――東京・渋谷で特集上映開催中

　日本映画の宝、溝口健二監督（１８９８～１９５６）の特集上映が東京のシネマヴェーラ渋谷で開催中だが（６月７日まで）、現存する最も初期の溝口作 … ［続きを読む］

カンヌ映画祭はなぜ強いのか？（下）――理想のための現実路線、すべては作家映画のために

　世界一の映画祭と言われるカンヌ映画祭。その強さの理由について、まずは「カンヌ映画祭はなぜ強いのか？（上）――華やかさの演出とフィルム・マー … ［続きを読む］

「ユーグレナ」だけじゃない！東大発ベンチャーが日本の産業界に風穴を開ける日

　東京大学が育成したベンチャー企業「ユーグレナ」が、東証マザーズ市場で株価が高騰している。同社は藻類のミドリムシ（ユーグレナ）を大量培養し、 … ［続きを読む］

「水玉の女王」草間彌生の小説がもつ強烈なインパクト

　光り輝く幻影が、無限に連続する鏡張りの部屋のなか、天井と床の両方から伸びた光る男根のようなソフト・スカルプチャーの群れ。その彫刻の表面には … ［続きを読む］

ほんとうに引退したんだ松井秀喜選手

薄雲鈴代

　なんとしても球場に足を運んで、見るべき価値のあるプレーがある。　かつての王、長嶋のホームランがそれであった。王選手のホームランが滞空時間の … ［続きを読む］

【古典ＤＶＤ傑作選（５）】 ダグラス・サーク『突然の花婿』――スピード感あふれる結婚喜劇

　ＷＥＢＲＯＮＺＡ「【古典ＤＶＤ傑作選（４）】 問答無用の傑作ヒューマン・ドラマ、ダグラス・サーク『わたしの願い』」（２０１２／０５／３１、 … ［続きを読む］

入試の不備を意識させた東大・京大の地盤沈下

武田徹

　東京大学が2016年度入試から現在の「後期日程（定員100人）」に代えて推薦入試を導入するという。国立大学でも既に82校中76校が導入済み … ［続きを読む］

大学にやってきた黒船「ムーク」

　インターネットを活用した新しい教育システム「ムーク」のインパクトが、世界を駆け巡っている。米国のトップの大学が発信源だが、その影響はたちま … ［続きを読む］