進化 の検索結果

［書評］『進化とは何か』

リチャード・ドーキンス著　吉成真由美訳

文科系のための自然科学書　　 昭和に自己形成期を過ごした文科系の諸氏には、おそらく似たような経験がおありではなかろうか。　学校図書 … ［続きを読む］

BtoBシフトが鮮明になった2015年のCES

パナソニック、東芝、ソニー…家電メーカーからの転換模索、中国勢の今後は

　米国時間の2015年1月5～9日、米ネバダ州ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「2015 International CES」は、 … ［続きを読む］

続・日本のイノベーション政策の絶対矛盾を衝く

「リスク」から「失敗」を連想する日本人、「大成功」をイメージする米国人

　イノベーションの障壁となっているものの説明を続ける。オールジャパンというキャッチフレーズは逆効果 　国を挙げてひとつの目標に向かって皆で力 … ［続きを読む］

日本のイノベーション政策の絶対矛盾を衝く

偶発的に生まれるものを計画的につくろうとするジレンマ

　「イノベーション」という言葉が日本を占拠している。メディアで「イノベーション」という言葉を聞かない日はなく、産官学の各種組織は「イノベーシ … ［続きを読む］

「地方創生」で300年来の難問は解決できるか

江戸幕府も悩んだ一極集中、眠っているお金と有能なプロデューサーの手腕を生かせ

　来年度の政府予算案で、焦点の「地方創生」に7200億円を投入することが決まった。自治体が自由に使える財源を増やして、「ひと・まち・しごと」 … ［続きを読む］

宇宙科学計画の公募に見るお国柄

分野の垣根が高い米国、超えようとする欧州、公募にならない日本

　欧州宇宙機関（ESA）では、約４年に一度、中型科学探査ミッションの公募がある。その公募で日本人として初めて提案書執筆のリーダーを務め、この … ［続きを読む］

全豪の楽しみは錦織初優勝と伝説の国枝Ｖ8

全豪3連覇狙う車いすテニスの世界ランク1位は「同情ではなく競技として見てほしい」

　同じオーストラリアで、アジアカップ連覇をかけて戦っているサッカー日本代表さえも、世界ランキング5位の錦織圭（25＝日清食品）への注目度の前 … ［続きを読む］

2015年のIT業界を展望する

マイナンバー制度、ストレスチェック義務化法、Windows10…特需の1年に

　Windows XPのサポート終了に伴うPCの買い換え需要によって、2014年は空前ともいえる特需に沸いたIT業界。買い換え需要が一段落し … ［続きを読む］

２０１５年、第三次ロボットブームが花開くか？

尻すぼみになった第二次とのこれだけの違い

　最近、ロボットや人工知能に関する興味が高まってきている。　２０００年前後の、第二次ロボットブームの時には、学会での活動やメディアからの取材 … ［続きを読む］

［4］羽生結弦「オペラ座の怪人」はまだ未完成

「ほんとうの姿は、こんなものではない」

　最初の熱狂から、約7時間後。 バルセロナ国際コンベンションセンター――フィギュアスケートの大きな試合が開かれるのは初めて、とは思 … ［続きを読む］

アベノミクス超える経済政策を

野党ばかりでなくメディアも今後に通用する選択肢を示せていない現実

　2014年の日本経済を振り返ると、名目3%成長を目指すという2年前の総選挙時の自民党公約とは裏腹に、失速が鮮明になった、と言える。GDPは … ［続きを読む］

［２０１４年　映画　ベスト５］　（１）

＜説明＞ではなく＜描写＞で勝負した映画

『Seventh Code:セブンスコード』(黒沢清)　2時間超の無駄に長い映画が多い昨今、60分で起承転結がきっちりと語られ、しかも強度の … ［続きを読む］

生命科学分野の２０１４年１０大発見〈下〉

ベスト５は「人間とはなんぞや」を考えさせる

いよいよ今年の生命科学１０大発見のベスト５である。５位．親の栄養状態の影響は世代を超えて、子、孫、ひ孫の代へと受け継がれる16,17　妊娠中 … ［続きを読む］

［1］羽生結弦からジュニアまで、最強の日本男子

充実ぶりはロシア女子チーム以上

　バルセロナのグランプリファイナル、公式練習にて。　女子シングルは4人も参加したロシアの選手たち全員が、スケーターとしてあまりに素敵すぎて、 … ［続きを読む］

戦争が変えた日本の馬

大型化を求められ、中小型の在来馬は次々と消えていった

　大陸から日本に馬がもたらされたのは、古墳時代（4～5世紀）だったとされる。それ以来、1500年以上も各地で飼育され、日本独自の在来馬の姿が … ［続きを読む］

羽生結弦の生き方＝ユヅルイズムとは？（下）

さらに変わっていく彼の言葉も聞きたい

　やはり彼は、進化するオリンピックチャンピオン。　ソチで得た最高の栄誉も、彼のゴールではなかった。技術も、見せるものも、心の形さえもどんどん … ［続きを読む］

ソニー、B to Bビジネスで活路を探る

デバイス分野でイメージセンサーとバッテリーに経営資源を集中

　ソニーが11月18日と25日の2日に渡り、「SONY IR Day 2014」を開催し、各事業分野における中期的な事業方針と経営数値目標を … ［続きを読む］

フランソワ・トリュフォー特集が到来！（13）

『恋愛日記』の卓抜な作劇・＜声／語り＞の仕掛けについて

　今回述べるのは『恋愛日記』の絶妙な作劇、および＜語り＞の演出についてである。　トリュフォーは、ベルトランの女性遍歴の物語が単調にならぬよう … ［続きを読む］

心技体プラスαで飛び続ける葛西が次に目指す伝説

目標はフライングで２００メートル、飛距離を追求する史上最年長優勝の４２歳

　「レジェンド」が、２０１４年の流行語大賞に決まろうという頃、その言葉を社会に浸透させた４２歳の男は、早くも過去から軽やかに飛行し、新たな伝 … ［続きを読む］

教科書の記述に関する齟齬と矛盾

仕方がないで済ましていては、欧米先進諸国との差は広がるばかり

 世の中は、健康、医療、食の問題にいつの時代も敏感だ。いつまでも健康で長生きしたいという人間たちの欲望は、今も昔も変わらない。 … ［続きを読む］

「忘れられる権利」で忘れてはならぬこと

　2014年5月、欧州司法裁判所がGoogleに対して個人名の検索結果から、個人の過去の事実について報じる内容へのリンクの削除を命じる判決を … ［続きを読む］

トヨタの「ミライ」は社会を変えるか

まずはエリアを絞った普及が現実的、柔軟で着実な歩みを

　「何もやらないことが、最大のリスクなのです」　トヨタの田中義和・製品企画本部ZF主査は本音を吐露するかのように話した。田中氏は、トヨタが1 … ［続きを読む］

［7］ 何が羽生結弦を滑らせたのか　痛みと苦しみを乗り越えた先に

　そして最後は、やはり彼自身に言わなければならない。　様々な状況も、積もる思いもすべてわかるけれど、それでもあの時のあなたの選択は、アスリー … ［続きを読む］

２０２０年東京五輪が促す新しい都市づくり

新しい社会モデルが求められている　都市の在りようは、温暖化対策の観点から世界的に注目されるようになった。日本にとっても避けて通れないこの課題 … ［続きを読む］

「企業統治」強化はなるか、政府の社外取締役起用促進策

　安倍政権の成長戦略のひとつである「企業統治」強化の一環で、金融庁と東証が有識者会議を立ち上げ、１１月末までに「コーポレートガバナンス・コー … ［続きを読む］

モノづくりの主役は大企業からエンジニアへ。日本の強みを生かす絶好のチャンスが来た！

　「おー、これスゴいなぁ」、デモを見た人々から沸き上がる驚きの声にニンマリ、エンジニアが心の中で「やったー」と叫ぶ瞬間だ。この1〜2年こうし … ［続きを読む］

続・「アビガン錠」はエボラ出血熱の画期的治療薬となり得るか？

　筆者は、ウイルスが生物の進化において重要なパートナーであったと考えているし、ウイルスと生物との境界はそれほど高い壁でふさがれているわけでは … ［続きを読む］

「アビガン錠」はエボラ出血熱の画期的治療薬となり得るか？

　今年はヘンなウイルスの当たり年だった。　今年初頭に、シベリアの三万年前の永久凍土の中から、不思議な形をしたウイルスが発見された。ギリシャ時 … ［続きを読む］

［書評］『裏山の奇人』

小松貴著

虫と愛しあう人　　　大きめのエンマコオロギを手に持ち、ヤブカラシの茂みで待ち伏せしていると、コガタスズメバチがやってきて著者の手に止まる。そ … ［続きを読む］

ポケモン、妖怪ウォッチ、トトロと、「空想の友達」研究

　「ポケモン」は長らく子どもたちに人気のアニメ／ゲームソフトだが、ここへ来て「妖怪ウォッチ」も、それを急追する人気を見せている。その共通点は … ［続きを読む］