競争 の検索結果

田中均氏が語る「平成」という時代

ポピュリズムが台頭し、プロフェッショナリズムは色あせた。自己主張外交の行方は…

　平成は終わりを告げるが、平成の30年間は日本の外交にとり、どういう時代だったのだろうか。　第二次世界大戦後の米ソ冷戦構造の中で、日本も米国 … ［続きを読む］

いつも先見性のない経団連が「経済界として反対」と言える根拠は？

上村教授「会社は人間がより良く生活するための道具立て」

　早稲田大学法学部の上村達男教授の最終講義が２０１９年１月２２日、早稲田キャンパスの8号館であった。講義のタイトルは「株式会社法にルネッサン … ［続きを読む］

小沢一郎「生き残るには我々自身が変わらなきゃ」

（３）小沢一郎と憲法「9条4項か10条で国連中心主義を」

法哲学者・井上達夫の言葉　20世紀スペインの哲学者オルテガの言う「自己の根をもった生」「真正な生」を生きる類いまれな政治家、それが小沢一郎な … ［続きを読む］

有価証券報告書の記載事項改正　記述情報の充実とは

有価証券報告書の記載事項の改正〔上〕－「企業内容等の開示に関する内閣府令」の改正及び「記述情報の開示に関する原則」の制定を踏まえて－西村あさ … ［続きを読む］

学力テスト結果を校長の異動に反映させる「評価」

福祉の現場などでも効率化を優先化させる傾向が何をもたらすか

　全国学力テストの結果が政令指定市で最下位だった大阪市が、大阪市や大阪府で行う学力テストの結果を小、中学校の校長の人事評価に反映させるとして … ［続きを読む］

「公正な社会」への国際連帯を目指せ

クリーンエネルギーが経済的格差を是正する

　トランプ大統領の登場は国際関係に大きな衝撃を与えている。米国第一主義の下で保守的なポピュリズムが強大化し、グローバリズムが退潮し、同盟は危 … ［続きを読む］

個性が評価された日本人のバレエダンサー

ローザンヌ国際コンクールで入賞者3人、活躍した海外志向の強い関西勢の2世、3世

　今年のローザンヌ国際バレエコンクールは8名の入賞者のうち、3位の佐々木須弥奈さん（18歳）、4位の脇塚優さん（17歳）、8位の住山美桜さん … ［続きを読む］

巨大さの呪縛と個人の「尊重」

GAFA規制と個人情報保護について考える

GAFAの魔力　GAFAは魔術師のごとく人々を魅了してきました。　[G]oogleは検索を通じて日々多くの情報を与えてくれます。　[A]pp … ［続きを読む］

震災８年、ますます失墜する「原子力への信頼」

迷走する原発政策に、社会の監視・評価能力を高めよう

　あの日から8年。東京電力福島第一原子力発電所の事故は、日本の原子力政策にとって、大きな転換を促す事故であったはずだ。しかし、8年後の今も、 … ［続きを読む］

日本からは見えにくい中国経済の本質

減速し始めたという悲観的な見方だけでいいのか

　3月5日から2019年の全人代が始まった。今回は昨年二つのサプライズ（国家主席の任期制限の撤廃、2期目の改革プランの未公表＜後述＞）があっ … ［続きを読む］

中国の自動車市場に「異変」

新車販売台数、28年ぶりに減少　日本車メーカーの対応は？

　2018年、中国の新車販売台数は、28年ぶりに減少に転じた。3000万台到達が見込まれたが、実際には、前年比マイナス2.8％の約2800万 … ［続きを読む］

男子バスケット、8連勝の大逆襲でW杯出場

Bリーグ発足と新戦力で劇的化学反応、44年ぶりの五輪へ前進

　バスケットボールの日本代表チームのニックネームを「ハヤブサ」から「アカツキ」に変更したのは2016年春だった。あれから3年が経ち、日本男子 … ［続きを読む］

大学における雇用契約と内定通知

契約社会であるアメリカではどうなっているのか

　3月1日に、「現代ビジネス」オンライン版に、東大教授職の移籍人事で、内定を白紙撤回された教授による一連の騒動に関する独白が発表された（東大 … ［続きを読む］

中島岳志の「自民党を読む」（７）菅義偉

官邸主導政治を束ね安倍内閣を仕切る高圧的な官房長官は「冷徹なポピュリスト」だ

冷徹なポピュリスト　「笑わない官房長官」「最強参謀」「影の総理」――。　様々な呼び名を与えられる菅義偉・官房長官。官邸主導政治のグリップを握 … ［続きを読む］

米中「新冷戦」の公算と日本がとるべき道

日本、世界に大きな影響をもたらす米中貿易戦争。懸念は日本に忍び寄る孤立主義

米中貿易戦争は長期戦の様相　米中間の貿易戦争の期限がひとまず先送りされ、長期戦の様相を呈しています。今後、国際政治の最大の関心の一つである米 … ［続きを読む］

私は娘に全国学力調査を受けさせない

点数競争が過熱し、NY州では24万人の親が拒否。誰のため、何のための学力調査か

アメリカを駆け巡った1枚の写真　私たちは、「学力向上」の名の下に子ども達を追い詰めてはいないだろうか。　2014年、アメリカで、泣きながら宿 … ［続きを読む］

ノーベル平和賞にトランプを推薦した安倍氏の茶番

首相自身が南北会談実現を主導すべきだ

　報道によれば、安倍首相が米政府関係者の非公式の依頼を受けて、トランプ米大統領をノーベル平和賞選考委員に推薦したという(朝日新聞2019年2 … ［続きを読む］

クリーンエネルギーで世界に遅れる日本

日本は世界とのギャップを埋めることが急務だ

　パリ協定の発効により、世界のエネルギー動向は化石燃料への依存から脱却し、再生可能エネルギー（以下　再エネ）を大幅に普及させるエネルギー転換 … ［続きを読む］

統計不正に見る「議論できない日本社会」

ムラ社会を脱し、まともな会話のできる社会に

　最近の「統計不正」に関する議論には、日本が抱える欠陥が集約してあらわれていると感じる。政治家や官僚がやっていることに関して、十分な理由の説 … ［続きを読む］

ルーキーの「努力のしかた」 バスケットボール好き弁護士から新人に

ルーキーの「努力のしかた」　　～バスケットボール好き弁護士のひとりごと～アンダーソン・毛利・友常法律事務所青木 俊介　「渡邊雄太」という選手 … ［続きを読む］

ドイツはなぜ一流の研究成果を出し続けられるのか

アメリカとは正反対の研究環境こそ「研究者としての能力を一番発揮できる」

20年間国外で研究し、日本の論文数減少に驚く　今、日本で生み出される論文数は減っているらしい。事実とはいえ信じがたい事態である。20年前に東 … ［続きを読む］

自営業大国・韓国　最低賃金引き上げへの苦しみ

「４人に１人が社長」の国。文在寅政権の経済政策に反発強く

4人に1人が社長　何不自由ない財閥オーナー一族などの富裕層と、裕福ではないながらもたくましく生きる庶民層の両者が織りなす葛藤や愛憎、対立や和 … ［続きを読む］

「国境管理してEU離脱」しか道はない

英議会はメイ首相とEUの合意案になぜ反発するのか。それを理解すれば解決策が見える

「根本にある問題」を理解していないブレグジット報道　昨年末から、私はブレグジットについての小論をWEBRONZAで書き始めた。NHKや主要な … ［続きを読む］

中島岳志の「自民党を読む」（６）加藤勝信

安倍家と家族ぐるみ。安倍内閣で一気に出世。安倍的パターナリズムから脱却できるか

加藤六月の娘婿、ポスト安倍に急浮上　昨年の自民党総裁選後に、自民党総務会長に就任した加藤勝信さん。着任直後の10月5日、読売新聞に「ポスト安 … ［続きを読む］

米国の「民間」有人ロケットの背景と不安

一時的にソユーズに匹敵しても、半独占市場ゆえに再び割高・危険になるのでは？

　スペースシャトル後継の有人ロケットとして米国航空宇宙局（NASA）から開発を委託されていたスペースX社「クルードラゴン」とボーイング社「ス … ［続きを読む］

大坂なおみというチャンピオン像がもたらすもの

全豪オープンテニス制覇は全米後の敗退の教訓と、家族からの自立が生きた

　大坂なおみ選手が全豪オープンテニス女子シングルスを優勝し、日本人史上初の世界ランキング１位となった（2019年1月28日付）。個々のエピソ … ［続きを読む］

カナダとフランス「AIに関する国際パネル」設立

倫理的観点からの議論呼びかけ、主導権狙う

　人工知能（AI）の開発力では圧倒的にアメリカと中国が強い。両国ともに国家主導でAIの開発が進んでおり、米中の企業ではAIの開発競争が行われ … ［続きを読む］

「人体実験」と法、患者の人格権を法学部助教授と付属病院講師が探求

金沢大学病院「同意なき臨床試験」（９）

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

「平成デモクラシー」の起源と福沢諭吉の天皇論

政体論の復権の試み：天皇制と「平成デモクラシー」を考える（後編）

 立法と行政の「融合」が「平成デモクラシー」の特徴　「平成デモクラシー」の特徴は、議院内閣制の深化、とりわけ立法と行政の機能の「融 … ［続きを読む］

「平成デモクラシー」の意義と限界

政体論の復権の試み：天皇制と「平成デモクラシー」を考える（前編）

「国体」は護持されたが「政体」は変化した　「国体」は護持された。だが、「政体」は大きな変化を被った。「あの戦争」の話ではない。　日本国憲法は … ［続きを読む］