農業 の検索結果

森と里と海はつながっている

寺岡伸章

　歴史上、多くの文明が栄えては消えていった。森の消失が文明の崩壊の原因となったとの指摘もある。ギリシャのペロポネソス半島、地中海のクレタ島、 … ［続きを読む］

沿岸捕鯨の視点で見ると

高成田享

　調査捕鯨をめぐる論議は、それぞれの立場によって大きく異なり、どれが正しいとは言えない。私が２月まで勤務した石巻には鮎川という沿岸捕鯨の基地 … ［続きを読む］

前原辞任の背後にある日本人の「外国人嫌い」

脇阪紀行

　在日韓国人からの献金をめぐる前原誠司氏の辞任劇を見ていて思い出したのは、「パブロフの犬」の話だった。「外国人からの献金」と聞いただけで「辞 … ［続きを読む］

地域政党、ホンモノはどれか？

菅沼栄一郎

　橋下徹・大阪府知事の「大阪維新の会」や河村たかし名古屋市長の「減税日本」の快進撃とも見える派手な立ち回りを眺めていて、本来の「地域政党」と … ［続きを読む］

少子高齢化のドイツがなぜ、元気なのか？

吉田文和

　日本よりも少子高齢化のすすむドイツは、合計特殊出生率でも1.33であり、日本の1.37よりも厳しく、年金完全支給開始年齢も67歳へ移行中で … ［続きを読む］

大被害を二度と招かないために【無料】

山下一仁

　信じ難い規模の震災によって、尊い命を落とされた方々に、心より哀悼の意を表したい。また、かろうじて九死に一生を得た方々も、最愛の方を亡くされ … ［続きを読む］

復興に取り組む地域金融機関にも万全の支援を

根本直子

　被災地で今重要なことは、人命と安全、物資の確保だが、今後の復興を考える上では金融の果たす役割も無視できない。　今回の地震で被害を受けた宮城 … ［続きを読む］

３．１１で変わるもの

一色清

　まだ１万数千人の行方不明者がいて原子力発電所の危機が続いている段階ですので、時期尚早かもしれませんが、２０１１年３月１１日を境にして、日本 … ［続きを読む］

原発震災3週間を経たFUKUSHIMAの課題

鐸木能光（たくき・よしみつ）＝作家・作曲家　福島県川内村の自宅から避難中

　「原発震災」という言葉を最初に唱えたのは地震学者の石橋克彦さん（神戸大学名誉教授）だと思いますが(＊1)、福島は今、石橋教授が警鐘を鳴らし … ［続きを読む］

原発の安全妄想、日本のさまざまな「甘い想定」

竹内敬二

　原子炉は危険な状態で一進一退を繰り返し、放射能の放出は止まらない。農業、漁業への影響は計り知れず、避難者は厳しい環境の中で先のみえない生活 … ［続きを読む］

震災後の農業新生

山下一仁

　我が国有数の食料基地である東北地方の農業は、今回の震災で大きな被害を受けた。農林水産省は、津波により流失や冠水等の被害を受けた農地は、24 … ［続きを読む］

東京電力社長「ベストを尽くした」強気の記者会見

　東京電力福島第一原子力発電所は、建屋を破壊され、外界に放射性物質を放出する異常な事態に陥っている。東京電力の清水正孝社長は４月１３日、東京 … ［続きを読む］

［1］放射能は地表に停滞、動物は激増／チェルノブイリの今

　１９８６年にウクライナ・チェルノブイリ原発で起きた爆発事故から２５年がたつ。無人となった広大な土地は、その間にどう変わったか。畑は森に少し … ［続きを読む］

若者の「ローカル志向」は負の現象か（上）――グローバルの先のローカル

広井良典

　若者の「地元志向」がしばらく前から言われるようになっているが、私自身の身近なところを見ても、学生たちのローカルなものへの関心が以前にも増し … ［続きを読む］

飯舘村のこと

多賀谷克彦

　「村の機能を残したまま、避難できないか」「村内のコミュニティーを維持するにはどうしたらいいか」。福島県飯舘村は福島第一原子力発電所の放射能 … ［続きを読む］

若者の「ローカル志向」は負の現象か（下）――グローバルの先のローカル

広井良典

　経済のグローバル化の先にはローカル化があるのではないか、という本稿（上）の議論は、「新成長戦略」などということが喧しく言われている現政権の … ［続きを読む］

郷原氏の語る東電の将来「送電施設を国に売って賠償原資に」

福島第一原発事故の賠償スキーム案を斬る

　東京電力福島第一原子力発電所の事故は、日本経済を揺るがし、電力事業と政府のあり方を根本から問い正そうとしている。原発事故の被害者らの損害は … ［続きを読む］

ドイツの脱原発と温暖化対策／福島事故で脱原発に再転換

吉田文和

　ドイツは、今回の福島第１原子力発電所の事故を深刻に受け止め、前政権が決めた、2022-23年までに原発を廃止する路線に再度戻る方向だ。原発 … ［続きを読む］

「鎮守の森」のエネルギーコミュニティー（上）

広井良典

　震災復興と、さらにその先の日本のありようを構想する、朝日新聞の「ニッポン前へ委員会」のメンバーに加わらせていただくことになった。５月１日付 … ［続きを読む］

「水葬」で米中東外交に逆風も

春名幹男

　亡き父がイスラム教徒で、同教徒に多い「フセイン」をミドルネームに持つバラク・オバマ米大統領。大統領に就任した２００９年には、エジプトの首都 … ［続きを読む］

東京電力の決算はウラまで読め（１）―上場を続ける価値があるのか

松浦新

　東日本大震災にともなう福島第一原発事故の損害賠償に対する政府の支援策が示され、東京電力は2011年３月期決算をする。「損失額は１兆円」とも … ［続きを読む］

ユッケと原発から自己責任を考える

三浦展

　ユッケを食べて亡くなった方がいる。一義的には店が悪いが、生肉を食べるのはある程度自己責任もあると思う。フグだって牡蠣だってそうだ。私も牛の … ［続きを読む］

対応を間違えれば世界中が日本を突き放す

薬師寺克行

　原発事故を前に打ちひしがれている経済産業省をはじめ、霞が関各省は震災対応に忙殺されている。そんな中、農水省だけがやたらと元気がいいそうだ。 … ［続きを読む］

「危機に強い知性」を生物に学ぶ

下條信輔

　想定外の大きな危機や損傷に対して、生物はどのように対処しているだろうか。現代世界のグローバル化と、それに伴う災害や危機の大規模化。そうした … ［続きを読む］

【復興構想会議から】　霞が関の作法

高成田享

　東日本大震災から２か月、復興構想会議が始まって１か月が過ぎた。「何も決めない」「増税論議が先走っている」と、世間の評価はあまり芳しくない。 … ［続きを読む］

「影響は認められない」をどう考えるか――放射線のリスク論

長瀧重信

　放射線の人体に対する影響の研究のために、人体を対象にした実験は不可能である。だからと言って、動物実験や試験管内の実験から人体への影響を予測 … ［続きを読む］

賠償ゼロ計上「資産超過」東電決算、監査法人「適正」意見の背景

　福島第一原子力発電所の事故による損害の賠償債務を計上せず、債務超過転落を回避した東京電力の今年３月期決算について、同社の会計監査人である新 … ［続きを読む］

【北欧エネルギー事情＜２＞】スウェーデン「脱原発」のその後

脇阪紀行

　原発全廃の期限が消えた　スウェーデンの「脱原発」はどんな状況下で決まったのか。少しおさらいしておこう。　　この国には２０１１年の時点で、１ … ［続きを読む］

地域ごとに包括的除染計画を立案すべし

高橋真理子

　福島第一原発が環境中にまき散らした大量の放射性物質による健康被害をいかに減らすかは、今の日本社会にとって最重要課題である。「どこまでなら大 … ［続きを読む］

アヒルのエサを人間が食っちゃった――在日商工人に聞く「弱肉強食・北朝鮮の素顔」

小北清人

　６月２５日は北朝鮮の南侵で始まった朝鮮戦争勃発の日である。１９５０年のことだからもう６１年前になる。５３年に休戦協定が結ばれ今日に至るが、 … ［続きを読む］