3.11 の検索結果

五輪｢盗用｣騒ぎで思う｢いい歌は似てくる｣

心地よさを科学して寛容な著作権論を―下條信輔さん「出番ですよ」

　ニュースを読んで、息苦しい思いがした。朝日新聞報道が伝える2020年東京五輪のエンブレムをめぐる「盗用」騒ぎである。最初に似ているとされた … ［続きを読む］

［書評］『現代暴力論』

栗原康著

ハチャメチャに元気な本　　　大杉栄を軸に暴力と支配の問題からアナキズム、テロリズム、恋愛までを論じた本である。われわれは国家･権力から一方的 … ［続きを読む］

［4］ポスト松浦弥太郎の『暮しの手帖』を占う

「ていねいな暮らし」路線から文芸路線に？

　あの『ビッグコミックオリジナル』が「戦後70周年増刊号」を出した。これを見た瞬間に思い出したのが『戦争中の暮しの記録』だ。あの『暮しの手帖 … ［続きを読む］

ジャーナリズムの将来をウェブにかける

講談社現代ビジネスの挑戦

　今年4月、講談社は70年ぶりともいわれる大規模な組織改革を行った。27局を12局に再編成し、編集、広告、販売という3事業制を廃止。これまで … ［続きを読む］

［21］安倍政権「骨太の方針」の実像とは

安保法制強行採決・新国立競技場問題から見えたもの

　安保法制の衆院での強行採決、労働者派遣法の衆院通過と、国民の反対の声を強引に押し切る政治が続いている。　総工費2520億円に膨らんだ新国立 … ［続きを読む］

［書評］『戦争をしない国』

矢部宏治・文　須田慎太郎・写真

天皇の言葉をいま静かに受け止める意味　　　白地のオビに、「あなたは、天皇の言葉に耳を傾けたことがありますか？」とある。　天皇陛下が有り体に言 … ［続きを読む］

建築は建築家だけのものではない

コンペに「見る人」がいない―新国立競技場に「3・11後」の心情が映されない理由

　新国立競技場の建設計画がボコボコに批判されている。総工費が約2500億円となり、１年前の見積もりよりも900億円ほど膨らんだことが世間の反 … ［続きを読む］

期待しては裏切られ…この5年間の政治を振り返る

ファイナルコールならぬファイナル・アーティクルとして

　筆者は、本記事をもってWEBRONZAの執筆を離れることになった。そこで、これまでを振り返って分析するとともに、自身の意見を表明することで … ［続きを読む］

「原発、ＳＴＡＰ問題と情報」　養老孟司×白井聡

朝日新聞　関西スクエア　中之島クロストーク

　政治学者の白井聡さんがホスト役を務める対談・対論イベント「第2回　関西スクエア　中之島クロストーク」(朝日新聞社主催)が5月27日、大阪市 … ［続きを読む］

キャリアウーマン集団に進化したなでしこの真価

ワールドカップ2大会連続4強、ちっちゃい娘たちの変身とリスクマネージメント

　4強を決めたオーストラリア戦は暑さより、熱さとの戦いだった。人工芝が熱を吸収し、ピッチに置いた温度計はあっという間に50度に。運営側は散水 … ［続きを読む］

噴火に地震　日本列島活動期？

不思議な地震　３・１１はプレート深部にも影響？

　 　日本列島で噴火や地震が続いている。 　２９日には、箱根山（神奈川県）の大涌谷周辺で気象庁が新たな噴気孔を確認し、ここから土砂 … ［続きを読む］

クラウドファンディングと金商法の電子募集取扱業務規制

　ウェブサイトで多くの人から資金を募る「クラウドファンディング」。東日本大震災の復興などに使われて注目され、ベンチャー起業などの支援につなが … ［続きを読む］

日韓国交正常化５０周年に必要とされる覚悟（下）

容易な批判ではなく、相手を知る努力を

手法上の問題　現在の嫌韓の雰囲気を助長する番組で多く見られる特徴として、古いタイプのプロパガンダの手法を挙げることができる。　著名な社会心理 … ［続きを読む］

内部告発経験者が初めて政府の検討会委員に　保護法見直しで

　運送業界の闇カルテルを４１年前に内部告発して定年の６０歳まで３２年にわたり閑職に置かれ続けたトナミ運輸の元社員・串岡弘昭さん（６８）が、公 … ［続きを読む］

弁護士ドットコム・亀松太郎のジャーナリズム論

メディアの大変革期の中でいよいよ問われるジャーナリスト個人の力量

　いまベトナムのホーチミンにいて、ウンウン唸りながら、この原稿を書いている　「Journalism」編集部から指定された締め切り日はとうに過 … ［続きを読む］

憲法改正に「お試し」はあり得ない（下）

震災に便乗した「緊急事態条項」

緊急事態条項が「お試し」ではあり得ない　朝日新聞世論調査によれば、「憲法9条を変えやすくするために、まず国民の賛成が多い条項を変えて、国民に … ［続きを読む］

誰のため何のために発信するのか？

公共放送の新たなあり方を考えよう

　「NHKをよく辞める決心がつきましたね。あれだけ大きな放送局にいたのに、あっさり飛び出すなんて、随分勇気がありますね。なぜ辞めたのですか？ … ［続きを読む］

マスメディア採用担当者による徹底議論

デジタルもジャーナリズムも――コミュニケーション能力の高い若者たちよ、来たれ

　就職先としてのメディアの人気の低下が言われる中、各メディアの採用担当者に、採用活動で力を入れている点や、求める学生像について、本音で語り合 … ［続きを読む］

［書評］『はじめての福島学』

開沼博著

福島は難しくて面倒くさいか？　　私は開沼さんの担当編集者なので、新刊は常にチェックする。たとえ担当でなくても、開沼さんは、発言や書くものが気 … ［続きを読む］

［７］火消しと森づくり

　環境問題に関わる市民活動の財源について、環境分野で先進的な取り組みを続けるベテラン経営者と意見交換していたら、「不必要に人間の欲望を喚起さ … ［続きを読む］

［1］安保法制、前のめり改変の落とし穴

歴史と紛争の現実を知り、丁寧な議論を積み上げる必要がある

　本当にこのまま与党主導で、この国の安全保障法制を転換していいのだろうか――。こんな漠然とした不安を抱く人は少なくないでしょう。　中国の軍事 … ［続きを読む］

中央リニア新幹線の何が問題なのか

地方創生に逆行、資源などにも不安

 　「東海道新幹線(の利用客)はJRになる前から1.4倍伸びているんですよ」。JR東海の執行役員である江尻良広報部長は、リニア中央 … ［続きを読む］

「原子力も、再生エネも、公約違反」

橘川委員の発言から見た電源構成案の問題点

　経済産業省は４月２８日、総合資源エネルギー調査会長期エネルギー需給見通し小委員会に、2030年の電源構成（エネルギーミックス）案を示した。 … ［続きを読む］

七十七銀行員の津波被災、控訴審も賠償請求棄却で遺族が上告

　東日本大震災の津波で犠牲となった七十七銀行（しちじゅうしち）女川支店（宮城県女川町）の行員の遺族が同銀行を相手取って安全配慮義務違反を理由 … ［続きを読む］

東京はロンドンを超えようとしているのか

「持続可能なオリンピック」実現への岐路

重要なのは都市のイニシアチブ　オリンピックと環境の関係が明確に意識されるようになったのは、1994 年に国際オリンピック委員会（IOC）が、 … ［続きを読む］

［3］ネイチャー、サイエンス時代の向こう側

　科学とメディアの関係は2011年の3・11原発事故で揺らぎ、さらに2014年のSTAP騒動で混迷の度を深めた。その結果、科学ジャーナリズム … ［続きを読む］

［書評］『知日』

毛丹青、蘇静、馬仕睿著

「知ること」こそ理解の第一歩　　　最近「日本大好き」をお題目とするネット情報やテレビ番組、書籍が目について仕方ない。「クールジャパン」の仕掛 … ［続きを読む］

日中関係、文化の力を信じバトンをつぐ

　文化の交流をたとえるならば、それはバトンリレーのようだ。誰かが差し出したバトンを受け取り、次へと手渡してつないでいく。もちろん、速さを競う … ［続きを読む］

［2］本当のアウトリーチって何だろう

　科学とメディアの関係は2011年の3・11原発事故で揺らぎ、さらに2014年のSTAP騒動で混迷の度を深めた。その結果、科学ジャーナリズム … ［続きを読む］

解散・総選挙に関わる憲法論をどう報じるべきか

はじめに　言うまでもなく、衆議院の解散・総選挙は、日本の政治権力の担い手を変化させるプロセスである。ところで、政治権力は本来、国民全体の公共 … ［続きを読む］