戦後 の検索結果

一人親家庭の子どもが描く夢

社会の役に立ち、人々を明るくしたい……。厳しい状況で育んだ夢を政策にいかす道は

「世界の格差」が僕の夢を生んだ「世界の格差」が僕の夢を生んだと作文の冒頭に書いてきたのは中学3年、横浜在住の男の子だった。　アフリカやアジア … ［続きを読む］

自民党総裁選が示す自民党の劣化

不安に駆られ、挑戦者との論争から逃げる安倍首相

　今回の自民党総裁選挙は、安倍晋三首相の論争回避によって政策議論が盛り上がらないと言われていた。その上、告示直前に台風被害、大地震などの大規 … ［続きを読む］

流行する「GHQによる洗脳」論の危うさ

保守系言論人によって関係書籍の出版が相次いでいる「WGIP」とは何か？

　吉田裕氏の『日本軍兵士』（中公新書、2017年）が売れている。アジア・太平洋戦争を「兵士の目線・立ち位置」に徹して彼らの凄惨な戦場体験を克 … ［続きを読む］

７０年前の死刑合憲判決で裁判官らが前提とした日本は変わったか

「死刑合憲判決」から70年　―裁判官たちが前提とした日本はかわったか弁護士　六　車　　明１　1948年（昭和23年）の最高裁判所大法廷判決　 … ［続きを読む］

［20］戦後史が詰め込まれた曲「Ｕ.Ｓ.Ａ.」

「U.S.A.」、「I.N.K.～カモンベイベー栗原～」、「俺ら東京さ行ぐだ」…

真似したくもなる「ダサかっこよさ」　「今年最大のヒット曲か？」と思わせるほどの勢いなのがDA PUMPの「U.S.A.」である。DA PUM … ［続きを読む］

全身政治家だった翁長雄志・沖縄県知事

小学6年で「那覇市長になる」と宣言した翁長氏が政治家人生の最後に求めたものは

力がなかった最後の握手　翁長雄志・沖縄県知事と最後に言葉を交わしたのは、慰霊の日（6月23日）の2日前だった。　当初、そんなつもりはなかった … ［続きを読む］

首都高地下化で日本橋復興へ――民と官の欲と夢

　徳川時代の慶長8(1603)年に架けられた日本橋は、翌年には諸街道の起点とされて道路元標が作られた。こうして日本橋は江戸の中心であるだけで … ［続きを読む］

日本橋から空と水と詩が消えた――首都高と五輪

　すべての橋は詩を発散する。小川の丸木橋から海峡をこえる鉄橋にいたるまで、橋という橋はすべてふしぎな魅力をもって私たちの心をひきつける。右岸 … ［続きを読む］

日本のメディアは大丈夫か

政府から独立した日本版FCCの創出を急げ

 報道の自由度国際ランク11位から72位へ急落の意味　長らくメディアにかかわってきた者として、日本のメディアは大丈夫か、という思い … ［続きを読む］

エジルとエルドアン

ドイツのW杯惨敗で露見した民族差別問題の奥深さ

ドイツスポーツ史上最大のスキャンダル　サッカーのドイツ代表が今夏にロシアで開かれたワールドカップ（Ｗ杯）で1次リーグ敗退を喫した後、ひとりの … ［続きを読む］

石破氏はあの時、禅譲の誘惑に負けた

幹事長職を解かれ、入閣した2014年夏。彼は戦うべきだったのだ

石破氏は今、悔やんでいる　彼が首相になっても、政権は長く続かないだろう――。　2013年9月から約1年間、私は自民党幹事長だった石破茂氏の番 … ［続きを読む］

アイヌに関わる提案：地名、歴史表示板、姓名等

　本シリーズ「「北海道150年」事業への疑問」の最後に、いくつかの提案をしておきたい。地名問題――アイヌ語の併記を　ふだん表だって論じられる … ［続きを読む］

翁長雄志の遺言

沖縄県知事選が始まる。大事なのは、小さな島で、誰が勝つか、負けるかではない

 自民党を離れ、辺野古反対に転じた原点　「平和を守るためには鬼になる」。沖縄戦最後の激戦地、糸満市摩文仁にある「魂魄の塔」（こんぱ … ［続きを読む］

「種子法」廃止で日本の米が消えるのか？

大切なのは、未来の農業をいかに魅力的で強い産業へと成長させるかである

　種子法が2018年4月、廃止された。審議中には主要な新聞でほとんど話題にならなかったが、施行後に毎日新聞（2018年5月9日）と東京新聞（ … ［続きを読む］

1968年から50年、いま何を考える

身近な課題に向き合い人生を切り開く。対話の意思を伝える。在野の哲学者が得たもの

　「1968年 全共闘とは何だったのか?」「1968」の敗北を経て見えてきたもの」に引き続き、ヘーゲルの翻訳やエッセイで知られる哲学者の長谷 … ［続きを読む］

６４年の開高健を意識しながら東京を追ってみる

　開催まであと2年となり、焦点が合わない写真のように輪郭がボケていた2020年東京五輪・パラリンピックが少しずつ姿を現し始めた。　たとえば7 … ［続きを読む］

「1968」の敗北を経て見えてきたもの

学習塾、市民との読書会、ヘーゲルの翻訳……。在野の哲学者が語る闘争後の日々

　「1968年 全共闘とは何だったのか?」に続いて、ヘーゲルの翻訳やエッセイで知られる哲学者の長谷川宏さん（78）のお話を。今回は闘争の19 … ［続きを読む］

2018年の夏に考えるべきこと

戦後秩序という平和のための土台が終わる今、私たちに何が求められるのか

自発的に終焉する戦後秩序　2018年夏、戦後秩序が終わろうとしています。70年余りのあいだ続いた世界史の一ページが閉じられようとしているので … ［続きを読む］

翁長県政の意義と限界

沖縄県知事としての翁長雄志氏を歴史的にいかに評価するか

　「これまで沖縄の人たちは、言いたいことがあっても言葉を飲み込んできました。しかし、私だけは政治的に死んでも肉体的に滅んでも、沖縄を代表して … ［続きを読む］

「平成」最後の夏で戦後は終わるのか

「平和」を強調する「戦後」の重み。最後まで明確な像を結ばない「平成」

「平成最後の夏」がバスワードに　来年4月30日に平成は終わる。このため、いま「平成最後の夏」がネット上で、密かなバズワードになっている。あく … ［続きを読む］

1968年 全共闘とは何だったのか?

デモ、討論、バリケード……。在野の哲学者が語る闘争の青春

　学生の反乱のうねりが全国に広がった「1968年」から50年。あの闘争とは何だったのかを問い直す書籍の刊行やイベントが相次いでいる。ヘーゲル … ［続きを読む］

[書評]『カルピスをつくった男　三島海雲』

山川徹著

「初恋」は甘く「平和」は重く　読み終えたくない本だった。飲み干したくない一杯の何かのように。味わいつつも「美味」に抗えずつい進んでしまい、あ … ［続きを読む］

パンダと中国外交～愛らしい“大使”の変容（下）

文化外交の「雄」を自負するフランスに「パンダ外交」はどう映るのか

　「パンダと中国外交～愛らしい“大使”の変容（上）」に引き続き、中国が戦後、進めてきたパンダ外交に関する識者の話を続 … ［続きを読む］

［96］ダム放流と被害の相関で歩き回った

7月24日(火)　午前中「報道特集」の定例会議。今回の西日本豪雨で、愛媛県の水害とダム放流の関係についての取材をすることになる。朝一番で入れ … ［続きを読む］

パンダと中国外交～愛らしい“大使”の変容（上）

「世論工作」を源流とするパンダ外交は、中国の大国化を受けてどうなる？

　海を渡ったパンダの足跡を追って、アメリカ、ロシア、欧州から東南アジア、香港、韓国、台湾、そして日本を歩き、朝日新聞夕刊で連載した（「海を渡 … ［続きを読む］

元ハイローラーが語るカジノ法強行成立の愚

　刑法が禁じる賭博を一部合法化し、民設・民営のカジノを認める統合型リゾート（ＩＲ）実施法が7月２０日、成立した。報道機関の世論調査で導入反対 … ［続きを読む］

核兵器禁止条約がもたらす核時代の終わりの始まり

核の被害者の訴えに日米両政府がどう向き合うかが問われる

　核兵器の使用や保有、製造、実験、威嚇、支援などを包括的に禁止する核兵器禁止条約（核禁条約）が国連で採択されてから1年余り。発効に向けて着実 … ［続きを読む］

歴史から読み解く自民党総裁選の意義

安倍首相の三選が確実視される今秋の総裁選。自民党はそれでいいのか？

「安倍三選」確実は望ましいのか？　今年9月に行われる自民党の総裁選挙では、現職の安倍晋三首相の三選が確実視されている。　もちろん、いわゆる森 … ［続きを読む］

[書評]『『君たちはどう生きるか』に異論あり！』

村瀬学著

思い込みに楯を突く、静かなる覚悟――生存権(存在給付)のために　貧困やいじめといった今日に通じるテーマを扱い、歴史的な名著として評価が高い吉 … ［続きを読む］

原爆で全滅した桜隊

追悼会がこの夏、活動休止に

お詫びの封書　8月6日の朝、私の足はある時期、東京都目黒区の五百羅漢寺に向かっていた。広島に落とされた原爆の犠牲になった移動劇団「桜隊」の追 … ［続きを読む］