暗殺 の検索結果

立憲民主党に必要な理念は「リベラル」ではない

「立憲自由民主主義」を旗印にせよ

３極の中における可能性　新聞各社の衆院選序盤の情勢予測では、与党が堅調で「希望の党」が伸び悩み、立憲民主党が躍進する勢いだ。与党が勝利すると … ［続きを読む］

［書評］『オスマン帝国の崩壊』

ユージン・ローガン著　白須英子訳

歴史は水に流せないけれど　　　オスマン帝国のことはあまり知らない。それが600年以上つづいた東地中海の大帝国であったことも、そう言われてみて … ［続きを読む］

ナチスドイツでのクーデター失敗を描いた映画「ワルキューレ」と事業再生

映画で学ぶ事業再生～映画「ワルキューレ」アンダーソン・毛利・友常法律事務所荻野 聡之　１　はじめに　1944年7月20日、東プロイセンのラス … ［続きを読む］

［書評］『アメリカ　暴力の世紀』

ジョン・Ｗ・ダワー著　田中利幸訳

なぜアメリカは世界最強の国家になろうとしたのか　　　日本近現代史研究の泰斗であるジョン・ダワ―の『容赦なき戦争――太平洋戦争における人種差別 … ［続きを読む］

江戸時代再考

近代化を目指した江戸幕府の老中たち　一般的には日本歴史の分析では明治維新で日本が大きく変化し、「近代化」への歩みを始めたとされている。そして … ［続きを読む］

『西郷どん』の食べ物はなぜあんなに…

　『西郷どん』を見ていたら。ある場面に目がクギヅケになった。　「この料理は……」　島津斉彬の暗殺計画があるらしい … ［続きを読む］

今こそ読むべきマルクスの『資本論』

あっぱれな研究者にして俗物のマルクス。資本主義の欠陥が噴出し再び脚光。

マルクスと出会った１９６８年　今年はカール・マルクス生誕200年の年である。　マルクスという名を聞いただけで嫌悪する人でも、その名が歴史に与 … ［続きを読む］

英公文書が伝える社会の変容(3)

警察の人種差別を明るみにした「マングローブの9人」裁判

　1948年、英国は第2次世界大戦後の労働力不足を補うために、当時は植民地だった西インド諸島から若者たちを招いた。希望に胸を膨らませてやって … ［続きを読む］

必見！『ペンタゴン・ペーパーズ』（中）

ヒロインの葛藤と決断、情報リークのスリル

　『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の核心をなす、キャサリンとベンがポストの社運をかけて文書掲載を決行するに至る経緯は、前述のように、 … ［続きを読む］

金正恩の術中にはまったトランプ

北朝鮮を事実上の核保有国と認めて始まる「核軍縮交渉」。非核化の道は前途多難

「一大政治ショー」に終始　史上初となった米朝首脳会談は、北朝鮮の非核化に具体的な道筋をつけることができず、大方の事前の予想通り、両国間の緊張 … ［続きを読む］

歴史に学ぶ「朝鮮半島非核化問題」の真実（2）

アメリカの北朝鮮敵視政策と北朝鮮の核開発を朝鮮戦争以後の歴史的文脈で読む

アメリカの不倶戴天の敵であり続けた北朝鮮　「歴史に学ぶ『朝鮮半島非核化問題』の真実（１）」では、朝鮮戦争が戦後の国際政治に与えた影響や、歴史 … ［続きを読む］

[書評]『１９６８［３］漫画』

中条省平、四方田犬彦編

過激で革命的な斬新さが、マンガを芸術に押し上げた　四方田犬彦編著による『1968［1］文化』、四方田/福間健二編『1968［2］文学』につぐ … ［続きを読む］

必見！『犬ヶ島』は、国辱映画か？（中）

ディストピアとしてのメガ崎市など

　近未来の日本を舞台にした『犬ヶ島』には、日本の文化や景観への目くばせが散りばめられているが、ウェス・アンダーソン(以下WA)自身言うように … ［続きを読む］

「戦争類似の国家的作用」 警察・検察のオウム真理教捜査の総括

　元オウム真理教幹部13人に死刑が執行された。元代表の松本智津夫（麻原彰晃）は、地下鉄サリン事件など13の事件で計27人に対する殺人罪などで … ［続きを読む］

『菊とギロチン』、栗原康氏が語るクソ野郎の人生

「人の関係を心から変えようとして叫びあげる力こそ、本当の意味での暴力なのかな」

　瀬々敬久監督8年ぶりのオリジナル企画となる『菊とギロチン』が7月7日より公開、話題を呼んでいる。関東大震災直後、右傾化し言論弾圧が強まる社 … ［続きを読む］

金正恩の宗教的カリスマ（韓国語版も）

北朝鮮政権を支える宗教的権威は大日本帝国にもあった

 ＊この記事は筆者が日本語と韓国語で執筆しました。韓国語版（한국어판）でもご覧ください。極秘訪中にみる神秘主義　北朝鮮の金正恩の第 … ［続きを読む］

必見！『女と男の観覧車』　カメラ、ＢＧＭの冴え

７色のマジックのような画づくり、メロウな往年のポップス

作中人物兼語り手の面白さ　『女と男の観覧車』のストーリーテリングで面白いのは、ミッキー/ジャスティン・ティンバーレイクが、作中人物兼語り手で … ［続きを読む］

エジルとエルドアン

ドイツのW杯惨敗で露見した民族差別問題の奥深さ

ドイツスポーツ史上最大のスキャンダル　サッカーのドイツ代表が今夏にロシアで開かれたワールドカップ（Ｗ杯）で1次リーグ敗退を喫した後、ひとりの … ［続きを読む］

[書評]『タイワニーズ――故郷喪失者の物語』

野嶋剛著

親日でもなく反日でもなく　読もうと思ったのは、「これは何の本だろう？」と思ったからだった。　著者は朝日新聞社在籍中から名を馳せ、中国・台湾も … ［続きを読む］

［104］50年前のチェコの秘密地下放送

9月18日(火)　朝早く局に出て、雑務をこなす。今日中にやっておかなければ間に合わない件がいくつかある。「報道特集」の定例会議。午後、Mディ … ［続きを読む］

巨匠チョン・ミョンフンさんも私も実家は食堂！

育った環境は問題ない！　大事なのは、互いを思う、寛大なる意志なのだ！

　さて、2回目の記事となる。　1回目の記事「だから私の職業はミュージシャン！」のおかげで、私は、たくさんの医師、弁護士、教授を敵に回してしま … ［続きを読む］

内部から批判続々　トランプ政権の危うい実態

それでも共和党支持者はメディアよりもトランプ氏を支持

深刻な二つのトランプ批判　トランプ米大統領は10月14日放送の米CBSのインタビューで、マティス米国防長官の交代について「可能性はある」とし … ［続きを読む］

「フェイク画像」の時代に求められる教育とは

150年前のフェイクニュース 　1865年に制作されたとみられる、1枚の肖像画がある。描かれているのは、奴隷解放宣言で知られる第16代米大統 … ［続きを読む］

安田純平さんをめぐる義務と権利と自己責任

 　シリアで拘束されていた安田純平さんが解放され、無事に帰国した途端、予想通りに「自己責任論」が吹き出した。今回はそれ以前のいくつ … ［続きを読む］

[書評]『ガルシア＝マルケス「東欧」を行く』

ガブリエル・ガルシア=マルケス著　木村榮一訳

人間に対する本質的な洞察に満ちた東欧ルポルタージュ　「冷戦て何？　ソ連なんて国は知らない。そんなの古いよ。生まれる前の事でしょ」。若い世代の … ［続きを読む］

パリで感じる「ゴーン事件」の危うさ

日産はフランスの尾を踏んだ？日本はやはり外国人嫌い？陰謀説も……

「ゴーン逮捕」に抱く二つの疑念　日本を騒がせている「ゴーン逮捕」をパリから見ていると、二つの懸念を抱かざるを得ない。一つは、日産はカルロス・ … ［続きを読む］

日韓「６５年体制」を揺るがす「徴用工」判決

韓国司法に振り回される日韓関係と文在寅政権による「積弊清算」

　日本による植民地支配下で強制動員され、日本本土の工場で働かされたとする元「徴用工」らが、新日鉄住金に対して損害賠償を求めた訴訟の差し戻し上 … ［続きを読む］

百田尚樹著「日本国紀」から憲法を考える（前編）

「日本国紀」は歴史書ではなくエンタメ作品だ　百田尚樹著「日本国紀」がベストセラーになっているようです。宣伝文句によると、「発売と同時に45万 … ［続きを読む］

フランスは「生き埋め状態」のゴーンを救えるか？

一方的な情報発信、日本流の取り調べにやきもきするフランス人だが……

予期せぬ悪夢だった「三度目の逮捕」　12月22日、クリスマス休暇を前に、早朝からカルロス・ゴーン氏（64）の保釈を期待していた在日フランス大 … ［続きを読む］

ロブ=グリエの怪傑作『快楽の漸進的横滑り』

　今回は前稿で論じたロブ=グリエ映画の特徴をふまえて、タイトル自体が文字どおり示唆的な怪傑作、『快楽の漸進的横滑り』(1974)を取り上げた … ［続きを読む］