改革 の検索結果

米国の科学フェアに見る「科学者の卵の育て方」

原石を見抜く能力こそが指導者に求められる

　科学技術に関して優れた能力を持つ高校生の育成を目的とする「スーパーサイエンス・ハイスクール・プログラム」（全国で200校余の高校で実施）、 … ［続きを読む］

ピケティ『21世紀の資本』に抜け落ちている視点

「マルクス的」だが、「マルクス主義的」ではないということ

　トマ・ピケティの『21世紀の資本』(2014年12月刊、みすず書房)が、売れている。税込5940円の大著がすでに実売10万冊を超えていると … ［続きを読む］

崩れ去るホンダの神話

不振の深層と新体制の取り組むべき課題を探る

　ホンダは2月23日、伊東孝紳社長が6月に退任し、後任に八郷隆弘常務執行役員を指名する社長人事を発表しました。タカタのエアバッグ問題やフィッ … ［続きを読む］

［3］小学生も違憲訴訟、憲法を活用する市民たち

　「憲法違反」といえば大変なことだと思うだろう。だれかが違憲訴訟に踏み切ったと聞けば、ずいぶん思い切ったものだと驚きがちだ。　だが、コスタリ … ［続きを読む］

リフレ政策に反対する民主党は誰の味方か？（下）

景気を良くする方策を持っていなければ政権は担当できない

中央銀行の通貨発行益（シニョレッジ）とは？　原田氏批判のポイント第二点は、「日銀が物価目標を達成したときに、（債券価格が下落して）日銀が含み … ［続きを読む］

就活学生を困らせる小手先の採用「改革」

グローバル・スタンダードである通年採用に変更できないのか

　2016年春に大学を卒業する学生を対象とする就職、採用活動が3月1日に解禁された。　日本経団連が昨年9月に改定した「採用選考に関する指針」 … ［続きを読む］

パナソニックの人事制度改革に注目

世界標準を目指すグローバル企業の模索、「役割等級制」は機能するか

　パナソニックが人事制度を見直していく。同社の首脳は、次のように話す。「これまでの職能資格制を廃して、組合員を含め役割等級制へと来年度から移 … ［続きを読む］

ＳＴＡＰ幕引き：科学の信頼は取り戻されたのか

「ない」と断言することはできないと言い続けた科学者たちがもたらしたもの

　ＳＴＡＰ騒動に幕がおりた。ＳＴＡＰ細胞はなかった、というのが結論である。最初に華々しく発表した論文は、すべて間違いだった。写真を取り違えた … ［続きを読む］

ついにゼロ成長、アベノミクスは今や死語！？

所得の分配のあり方が問われている

　日本政府が最近に公表した公式推計では、2014年の日本経済は、ゼロ成長を記録した。実質GDP(2005年連鎖評価)の水準が、前年比でゼロ% … ［続きを読む］

理化学研究所の絶妙のパフォーマンス

「解体的出直し」で「名」も「実」も変わらない儀式的対応の名人芸

　昨年起きた「STAP細胞不正事件」で、理化学研究所（略称「理研」）改革委員会（岸輝雄委員長）は、理研に「解体的出直し」を求めた。それに対し … ［続きを読む］

［24］第5章「夢見られた学園（6）」

ゆとりが生んだ廃墟

　1977年に告示された学習指導要領の改訂は、大きな方向転換を示した。 1958年版、1968年版の基本路線であった能力主義的教育 … ［続きを読む］

朝日新聞は大丈夫なのか？

朝日新聞記者有志による文春新書を読む

『朝日新聞　日本型組織の崩壊』　本書は、1月20日に文春新書から出版された。執筆者は「朝日新聞記者有志」で、「現役の朝日新聞社員複数名を中心 … ［続きを読む］

［3］明治期日本の保守主義受容

英議会政治とエドマンド・バーク

　現代日本において「保守」を自称する立場は、日本古来の伝統や慣習を重視する者もいれば、むりやり「伝統の創造」を行う者まで多岐にわたる。　それ … ［続きを読む］

［2］日本の医療は世界一なのか（2）

過度な商業主義は深刻、診療の質を担保する仕組みの導入を

　日本の医療分野は、複雑な規制と制度が現場を縛っているというイメージがあり、「市場原理を導入すれば効率化できる」、「民間の活力をもっと生かす … ［続きを読む］

農協改革をどう見るか（下）

農林水産省、農協、農林族議員の密接な関係に、大きな亀裂が生じた意義

規制改革会議の農協改革案　食管制度は廃止され、農地制度も改革されてきたが、これまで誰も、農協には手をつけられなかった。しかし、2014年5月 … ［続きを読む］

［3］才能の発掘役・中規模映画祭の苦境

　邦画がフランスの配給ルートに乗るためには、まずはプロが集まる海外の映画祭を経由するのが王道である。　ところが現在、日本映画を積極的に紹介し … ［続きを読む］

「エネルギー共有知の蓄積」　飯田氏に聞く〈上〉

ＷＥＢＲＯＮＺＡとＩＳＥＰのエネルギーデモクラシーが連携

　原発・エネルギーをめぐる議論は、福島第一原発事故前に戻ってしまった感がある。一度は国民的なテーマになったにもかかわらず、国の審議会では、ま … ［続きを読む］

農協改革をどう見るか（上）

農協が守ろうとしているのは、農業や組合員である農家の利益より農協組織の利益

なぜ農業が衰退するのに、農協は発展するのか？　食管制度の時代、農協は激しい米価引上げ闘争を主導した。食管制度廃止後は、生産・供給を減少させる … ［続きを読む］

「イスラム国」を「法で裁く」には（下）

軍事介入の課題と日本の役割

「法の裁き」の前提　「イスラム国」を崩壊させるには、幾つかの方法が想定される。経済制裁と軍事的介入がそれに当たるであろう。その二つの方法は共 … ［続きを読む］

［21］第5章「夢見られた学園（3）」

「自由」と「民主」の幻想

　『おくさまは18歳』の放映は、「学園」が大きく揺れた時代に重なっている。　その背景には、第4章で述べた通り、世界規模の反体制運動があった。 … ［続きを読む］

農家が求める農協改革になっているか?

農業の所得向上に資する地域農協の姿とは

　農協改革のことが連日報道されている。政府と農協側の攻防も大詰めを迎えつつあるようだ。日ごろ、農業と関わりのない人も関心を寄せているだろう。 … ［続きを読む］

特許庁総務課に出向して地域おこしに取り組む

アニメや最新技術だけではない知的財産アンダーソン・毛利・友常法律事務所弁護士　野﨑 雅人　伝統と革新、自然と人工　私の生まれ故郷、石川県金沢 … ［続きを読む］

学位論文審査－物理学では機能している

現在進められている「不正防止策」はほとんど意味がない

　昨今の科学研究上の不正や剽窃問題を受けて、日本の学位論文審査システムの信頼性が問われている。物理学分野に関する限りあまり問題はないと感じる … ［続きを読む］

［書評］『「もしドラ」はなぜ売れたのか？』

岩崎夏海著

ダ・ヴィンチで唯野教授でベアーズだったのか！　　　ベストセラーは世相を映し出す。その時代の大衆の心のありようが本から見えてくるからだろう。　 … ［続きを読む］

［2］日本保守主義の論じ方

　保守主義とは何かを概念的に説明することは必ずしもむずかしくはないが、その具体的映像をはっきりと想い描くことは意外にむずかしいのではないかと … ［続きを読む］

ギリシャ危機再燃！？新政権が目指すもの

ドイツ・欧州エリート層が見当違いな政策を強要、大不況から脱却する道筋は見えるか

　今やドイツなどの欧州連合・ユーロ圏エリートに対する怨嗟の念が、「ユーロ危機」勃発以降は財政緊縮を強いられているギリシャ、スペイン、ポルトガ … ［続きを読む］

スカイマーク破綻、投資ファンドの支援で再離陸へ

支援を表明したインテグラル、一橋大学出身の取締役らの手腕が問われる

　国内3位の航空会社スカイマークが1月28日、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。運航は継続される。投資ファンドのインテグラル（東京）が支 … ［続きを読む］

「地方創生」で300年来の難問は解決できるか

江戸幕府も悩んだ一極集中、眠っているお金と有能なプロデューサーの手腕を生かせ

　来年度の政府予算案で、焦点の「地方創生」に7200億円を投入することが決まった。自治体が自由に使える財源を増やして、「ひと・まち・しごと」 … ［続きを読む］

日本の医療は世界一なのか

医療制度の問題点、今後の改革の方向性をデータにもとづき考えよう

　日本が抱えるリスクは何でしょうか。何をリスクと考えるかは人によって異なるのですが、私が考える大きなリスクは二つあります。　それは巨大地震と … ［続きを読む］

成長戦略の試金石となった農協改編の行方

佐賀県知事選で敗れても強気を崩さぬ安倍首相の本気度

　農協改革が、安倍政権第三の矢の試金石となってきた。安倍首相が、本当に岩盤規制にドリルを開けることができるかどうか、内外の注目が集まっている … ［続きを読む］