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文化・エンタメ 三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠
世界的ベストセラーはベジタリアンへの導きだった? 上下巻の本。中途半端な編集者として20余年を過ごしてきた私にとっては、あこがれの存在で … [続きを読む]
井上威朗 2016年10月28日
スローライフだなんてとんでもない! 2014年2月、東京都文京区在住の文筆家にしてイラストレーター、46歳独身の著者は、単身、小豆島に移住す … [続きを読む]
小木田順子 2016年10月28日
赤狩りをものともしない男の生涯 アメリカはときどき変になる。奇天烈な発言をくり返すドナルド・トランプを大統領候補(共和党)に選出したりす … [続きを読む]
上原昌弘 2016年10月20日
病を描くにはどうする? どうもこの手のテーマの小説は苦手だった。 第一に、日本の私小説でずいぶん読まされて、当然ながら心がふさぐばかりだ … [続きを読む]
小林章夫 2016年10月20日
文化・エンタメ 三省堂書店×論座 神保町の匠
情報ではなく体験を与える書 何にせき立てられているのか。その「何」がはっきりしないまま、ただただせき立てられ、前のめりに足を踏み出してし … [続きを読む]
佐藤美奈子 2016年10月14日
読み飽きない逸品が詰まった《お重》 これぞ落語エッセイの神髄というべき好著。執筆歴は半世紀に及び、昭和の名舞台の虚実を伝え得る書き手によ … [続きを読む]
松澤 隆 2016年10月14日
この言い換え、軽過ぎます。 本書は、日本にはかつて「武器輸出三原則」というものがあった、というところから語り起こされている。この決まり事は … [続きを読む]
今野哲男 2016年10月07日
囚人たちの読書術 刑務所で読書会が開かれていること自体に驚いた。この本の舞台となるコリンズ・ベイ刑務所、ビーバークリーク刑務所はカナダの刑 … [続きを読む]
松本裕喜 2016年10月07日
生命倫理学者のユニークな老後 加藤尚武は生命倫理学の方面で、患者の自己決定を尊重するという論陣を張り、森岡正博などとともにオピニオンリー … [続きを読む]
中嶋 廣 2016年10月03日
市井に生きる「ほんとうの知性」 本書を読みながら、内容とは直接関係のないさまざまな感想・感慨が頭に去来したのだが、その由って来たるところは主 … [続きを読む]
大槻慎二 2016年10月03日
日本映画史の欠けたピースを埋めた力作 『七人の侍』『羅生門』『生きる』。言わずと知れた黒澤明監督の名作だ。こちらはどうだろう。『セックス … [続きを読む]
東海亮樹 2016年09月26日
犬から浮かぶリアルな江戸 犬と人間をめぐる独創的な本である。 何が独創的か、と言えば、まずは着眼。書名となっている言葉は、たいていの人は … [続きを読む]
奥 武則 2016年09月26日
不撓不屈の戦いの原点にある壮絶な体験 サブタイトルは、「おじい・おばあが米軍基地建設に抵抗する理由」とあり、カバーの半分をおおう帯に、深 … [続きを読む]
野上 暁 2016年09月15日
伝説の闘士の生涯 プロローグに「心無い中傷で人生のどん底に突き落とされながら、愚痴一つ言わず生き抜いた唐牛の強靱な精神は、私をどれだけ勇 … [続きを読む]
木村剛久 2016年09月15日
ドヤ街に生きる男たちの肖像 東京の台東区と荒川区にまたがる日雇い労働者の街、山谷(さんや)。簡易宿泊所(ドヤ)が軒を連ね、大阪の釜ヶ崎、 … [続きを読む]
西 浩孝 2016年09月09日
対話から「生きやすさ」へ 日本の自殺者の数は年間2万4000人ほど(2015年)。何分間に一度亡くなっているかカウントしてみてくださいと言う … [続きを読む]
高橋伸児 2016年09月09日
悲観している暇があったら、ブレイディみかこを読もう アメリカと中国の政治・経済は、日本のそれと繋がっていて、ひいては自分の生活にも関わっ … [続きを読む]
小木田順子 2016年09月02日
権威に反逆し続けた人が新たな権威になったらどうするのか? 国内で取材する書籍出版部から、海外情報を扱う雑誌編集部に異動した3年前のことで … [続きを読む]
井上威朗 2016年09月02日
必読のユニークな憲法論 著者がもっとも熱く憲法を論じていたのは、湾岸戦争さなかの1991年に創刊された「批評空間」(太田出版、内藤裕治編 … [続きを読む]
上原昌弘 2016年08月29日
日本の中世を詳しく知るにはいい本 ずいぶん昔、まだ小学生だったころ、家にあった少年少女向けの文学全集で、鎌倉時代から建武の中興あたりを扱 … [続きを読む]
小林章夫 2016年08月29日
ヤミ市跡が呼び覚ます都市の記憶 たとえば新宿の「新宿ゴールデン街」や「思い出横丁」、池袋の「栄町通り」や「美久仁小路」。高層ビルを中心と … [続きを読む]
佐藤美奈子 2016年08月18日
大都市の孤独が鍛え上げた洞察力 一気に読んでしまう面白さだ。 書名からは一見、底の知れた取り合わせに思える。 気の早い漱石好きなら、『 … [続きを読む]
松澤 隆 2016年08月18日
行く先を見定めろ! 「属国民主主義論」。刺激的なタイトルだと思う。と言うより、この言い方は、普通だったら成り立たないのではないか。 「 … [続きを読む]
今野哲男 2016年08月05日
巨大都市東京をつかまえる この本は映画、テレビドラマ、小説、漫画、アニメに描かれた個々の風景を通じて戦後の東京の変化を眺めていく。 都 … [続きを読む]
松本裕喜 2016年08月05日
ネット社会の深刻なパラドクス このところ時局の話をしていて、もととなる前提がまるで食い違っていることに気づきハッとすることがある。それは主 … [続きを読む]
大槻慎二 2016年07月28日
憲法を見る目はさまざまに この本は副題に「民主主義を考える四つの問い」とある。それはこういうことだ。1. 通勤電車で割り込んでくる人と、関 … [続きを読む]
中嶋 廣 2016年07月28日
ステレオタイプな言説を切って捨てる「打ち止め」の書 「あとがき」に、著者はこんなふうに書いている。 《死がほんの近くに見えている身として … [続きを読む]
奥 武則 2016年07月21日
歴史修正主義者たちによる恐るべき情報戦略の実態 先の参議院選挙で、改憲勢力が3分の2議席に達し、衆議院では既に3分の2を確保していること … [続きを読む]
野上 暁 2016年07月14日
中東の戦争はいつまでつづくのか イスラム世界をめぐって痛ましいできごとが頻発するたびに、茫然と立ちすくむほかない日々がつづいている。 ぼ … [続きを読む]
木村剛久 2016年07月14日
苛烈な中国現代史を内側から活写する 人が突然、しかも次々と消えていく。それが今、中国でおこっている現実の事態である。 2012年11月、 … [続きを読む]
西 浩孝 2016年07月08日
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