リスク の検索結果

複製という名のサイコロを、神は振りたもう

　私は常々、ｉＰＳ細胞の臨床応用にはある一定の危惧を抱いていた。再生医療への応用という点に関してはそれほどの危惧はないのだが（ある程度の危惧 … ［続きを読む］

あるべき姿の経済政策を

　総選挙の結果は自民党の圧勝、というよりも民主党の自滅であった。　比例区の自民党の得票率は約２７％、獲得議席数は５７議席で、政権を失った前回 … ［続きを読む］

米海軍原子力空母の乗員らが東電を提訴「放射能リスク警告怠った」

　東日本大震災が発生した直後に東北沖の洋上で米海軍の原子力空母ロナルド・レーガンに乗っていて、東京電力福島第一原子力発電所から出た放射性物質 … ［続きを読む］

初めての「電子書籍」出版体験記――硬派な本にも活用の道がある

　最近話題になっている「電子書籍」など、まったく縁のないものだと思っていた。ところがその私が２０１２年１２月、初めてそれを出版するという経験 … ［続きを読む］

「放射線の健康被害」と「災害の健康被害」

放射線の健康被害を逃れるための健康被害　福島原発事故では、病院や介護老人保健施設から避難を強いられた方たちのうち、少なくとも60人が３月末ま … ［続きを読む］

忘年会シーズンに恐縮ですが、アルコールの害のこと

　忘年会、そして間もなく新年会と、お酒を飲む機会が多いときに無粋を申して恐縮ですが、実は、アルコールの有害使用を減らそうという動きが世界的に … ［続きを読む］

信用失墜型の景気対策でいいのか？

　私はＷＥＢＲＯＮＺＡ・５月１日付けで、「日銀は、やはり物価目標２％を掲げよ」と書いたことがあり、その主張をここで繰り返すとともに、一見私の … ［続きを読む］

脱原発の理論化を。総選挙結果で考える

吉田文和

　総選挙は自民党の圧勝で終わり、脱原発を争点としようとした民主党は壊滅的敗北を喫し、日本未来の党も大敗した。国民の7割以上が原発ゼロを望みな … ［続きを読む］

元経産官僚古賀茂明氏インタビュー――主要政党の原発政策と第三極が固まるまでの背景

　改革を進める政治家なら誰にでも知恵を貸す――。昨年秋に経済産業省を退任した古賀茂明さんはそういってこの１年間、各地の政治家や首長と接触を続 … ［続きを読む］

【次期輸送機ＸＣ－２と自衛隊の川崎重工への偏愛について（下）】――航空輸送力へのマイナス

　これまで２回にわたって、航空自衛隊が東日本大震災復興ための平成２３年度第三次補正予算で、次期輸送機ＸＣ―２を２機要求したことの妥当性を検証 … ［続きを読む］

水の除染は不要なのか？

　放射性セシウム吸着用の不織布を安く大量生産する技術ができたというニュースが先週流れた。水につけておくだけで、水中のセシウムのほとんどが布に … ［続きを読む］

核燃料サイクルと「アメリカの意向」

　与野党11党首が集った１１月３０日の日本記者クラブ主催の党首討論会で、日本維新の会代表・石原慎太郎氏は、その選挙公約のひとつ、「2030年 … ［続きを読む］

検察が法廷で裏付けのない右翼幹部の調書を朗読した舞台裏

　戦後の自民党一党支配に幕を引き、今にいたる政界流動化のきっかけともなった金丸信・元自民党副総裁の5億円ヤミ献金事件。1992年に発覚したが … ［続きを読む］

「金融超緩和策」の主張の錯誤

　安倍総裁の下で策定された自民党の政権公約で「大胆な金融緩和策」が、政策の目玉として主張された。安倍総裁のその後の伝えられる発言を見ると、当 … ［続きを読む］

岐路に立つ日本の血液事業　血液法制定から10年

　いまから１０年前の２００２年７月、「安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律」（以下、血液法）が制定された（施行は２００３年７月）。こ … ［続きを読む］

点検ではなく、天井取り外しが必要だ：笹子トンネル崩落事故

　中央道・笹子トンネルの天井崩落事故には衝撃を受けた。たかが天井に、何でこんなに重いコンクリート板を使っていたのだろうか。老朽化だなんだとい … ［続きを読む］

ＴＢＳ、ＷＯＷＯＷ共同制作の傑作「ダブルフェイス」

川本裕司

　ＴＢＳとＷＯＷＯＷが初めて共同制作して放送されたドラマ「ダブルフェイス」が視聴者から圧倒的な支持を受けた。テレビ局の垣根を越える番組が珍し … ［続きを読む］

自民党は変わったのか～政権公約の経済政策を検証する～

■安倍総裁の金融緩和発言　政界は１２月１６日の総選挙に向けて動き出した。現在までの世論調査では自民党の支持率が高く、安倍自民党総裁が新しい首 … ［続きを読む］

サイバー犯罪条約が発効：情報セキュリティの現状と対応

　パソコンの遠隔操作で他人になりすまし、ネット掲示板に脅迫文を書き込んで警察の誤認逮捕を招いた事件、ネットバンクを悪用して他人の預金を引き出 … ［続きを読む］

東大の休学新制度に対する根本的疑問

　東京大学の特別休学制度（FLY Program）のニュースに接して、脱力感のような失望をおぼえた。このプログラムは、新入生を対象に1年間休 … ［続きを読む］

ＷＢＣは存続の危機、サッカーＷ杯の「選手解放」に波及する恐れ

　野球のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の将来に暗雲が垂れ込み始めた。米国メジャーリーグ（ＭＬＢ）で活躍した日本人メジャーリーガ … ［続きを読む］

古びないクストー氏の言葉：第１回科学ジャーナリスト世界会議から20年

　科学ジャーナリストの第１回世界会議を国連教育科学文化機関（ユネスコ）が東京で開いたのは１９９２年１１月、ちょうど２０年前のことだった。二人 … ［続きを読む］

アメリカ大統領選挙とマリファナ・同性婚の合法化を巡る住民投票

吉松崇

　アメリカ大統領選挙は、得票総数では大接戦であったが、現職のオバマ大統領が、激戦州の殆どを制して、圧勝した。　大統領選挙の行われた11月6日 … ［続きを読む］

実現は案外、簡単な「４０歳定年制」

■起業家精神を意識しない学生たち　授業の出席表代わりに、「以下の４つの質問から選んで回答しなさい」と原稿用紙を渡した。ある米国系企業が公開す … ［続きを読む］

防衛、建設・不動産、金融株が買いか―自民公約の中身

　自民党が２１日、衆議院選挙の公約を発表した。景気の先行指標である株式市場で考えると、防衛、建設・不動産、金融関連などの銘柄が買いというとこ … ［続きを読む］

独禁法弁護士とオペラ指揮者の意外な接点

現場指揮官に求められる職人的リーダーシップ  　アンダーソン・毛利・友常法律事務所 　弁護士　山島　達夫　唐突ではあるが … ［続きを読む］

真紀子大臣、留学生減少で東大も定員割れリスクです！

　教育予算は日本人の将来を左右する重要な投資である。同時に、教育界にも確かに問題が山積している。田中真紀子・文部科学大臣が噛み付いた個別大学 … ［続きを読む］

日産、トヨタ、ホンダの「ものづくり敗戦」　尖閣最悪シナリオの現実味

　トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業など日系の中国における乗用車販売が８月以降、急落している。日本政府の尖閣諸島国有化をきっかけとした、 … ［続きを読む］

泊原発の再稼働なしでこの冬を乗り切ろう―泊原発再稼働問題について

　北海道の冬は大変厳しい。とくに1月から2月は、温度が下がり、路面凍結などの問題が生ずる。本州とは異なり、電力需要も冬がピークになり、とくに … ［続きを読む］

外食産業は悲惨なのか

城繁幸

　厚労省が先日、業種別の新卒３年内離職率なるものを公表した。以前から「大卒新人は３年で３割が辞める」というのは有名な話だったが、具体的に業界 … ［続きを読む］