金利 の検索結果

ＧＰＩＦの株式運用をどう考えるべきか

全ての国民がリスクを負担している年金で、リスク資産による運用は正当化できるか

　年初来の株価の大幅な下落を受けて、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用成績に関心が集まっている。　GPIFの運用成績に注目が集 … ［続きを読む］

効果の割には弊害も大きい日銀のマイナス金利政策

金融政策に過度に依存せず、均整の取れた政策運営の是非をめぐる議論が必要だ

何が起きているのか　日本銀行は、先月の2016年1月29日の金融政策決定会合で、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入を決定し、2月1 … ［続きを読む］

米国の金融政策と中国の為替政策に左右される世界

日本が今採るべき政策は、日銀の量的金融緩和に加え、国債を発行して減税を行うことだ

FRBの利上げは歴史に残る失敗か?　世界中の株式市場の年初からの下落を受けて、人々の注目はアメリカと中国の動向に集まっている。　私は、前稿「 … ［続きを読む］

名目成長率5％台　中国の銀行を襲う不良債権の波

銀行業界がこれらを管理しつつ新たな分野を開拓できるかが「新常態」の成否を占う

景気後退に伴い、不良債権が増加　中国の2015年の実質国内総生産(GDP)成長率は6.9%と2014年の7.3%より低下したが、ほぼ市場の予 … ［続きを読む］

アベノミクスの限界？　それとも世界経済の変調か

株式の大幅下落は米国の利上げと中国の政策に起因する。日本に出来ることは限定的だ

世界各国の株価の大幅な下落をどう説明するか　年が明けて、株価の下落が止まらない。昨年末の12月30日に19,000円を付けていた日経平均株価 … ［続きを読む］

1930年代に酷似する？　今日の世界

欧米先進国は第2次大戦後に築き上げた普遍的な価値を維持できるか否かの分水嶺に

ジハーディストに振りまわされる西欧世界　昨年11月13日のISによるパリ同時多発テロは、世界に衝撃を与えた。これに追い打ちをかけたのが、12 … ［続きを読む］

2016年の日本・世界経済は大調整の時を迎える

国民の将来の生活形態を見据えた国内需要振興などキメの細かい財政措置が必要だ

最近の状況を概観すると……　2016年は、日本の経済・金融資本市場にとっていかなる年になるか。日本人の多くにとっ … ［続きを読む］

ドイツー原子力時代の負の遺産との闘い（下）

この国では「原発廃止」という列車が走り出しており、後戻りさせることは難しい。

 原発をめぐる財務ストレス・テスト　ドイツ政府は、2015年の夏以来、バックエンド費用の確保の仕方について、本格的な検討作業を行っ … ［続きを読む］

「お金に色はない」と分かってもらうことに法律家としての責任を感じるとき

お金に色がない話アンダーソン・毛利・友常法律事務所弁護士　梅津 立　企業や個人事業主が銀行から事業性資金を借りるとき、多くの場合は資金使途が … ［続きを読む］

インフレ率は、政策目的ではなく手段に過ぎない

量的・質的金融緩和から積極財政に転換せよ

自ら掲げた時間的制約内に目標を実現できない日銀　日本銀行は、2013年4月4日に、消費者物価の前年比上昇率2%の「物価安定の目標」を、2年程 … ［続きを読む］

「シャドー連銀」人民元問題はグローバルリスク

※本論考はＡＪＷフォーラムで10月26日に配信した記事を転載しています。　中国人民銀行は8月11日、為替レート制度を変更することを発表し、3 … ［続きを読む］

人民元の光と影が中国の悩みを浮き彫りにする

経済大国化へ進む中国は、同時に責任分担も迫られることになるだろう

欧米や日本との協調を進める力に　国際通貨基金(IMF)が特別引き出し権(SDR)の構成通貨として人民元を採用したのを機に、人民元が世界の「主 … ［続きを読む］

［4］ゼロ金利時代に求められる新たな実験

「資本主義のこれまでとこれから」（WEBRONZA×朝日カル連携講座）

当時の小説で中世社会の現実を知る　『21世紀の資本』は700ページもある本ですので、読むのはたいへんです。しかし、ピケティはいいところで『ゴ … ［続きを読む］

［2］世界史の中で中間層はいかに生まれたのか

「資本主義のこれまでとこれから」（WEBRONZA×朝日カル連携講座）

ゼロ金利は豊かになったことの証明　さて、13世紀には金利（当時は利子のなかに利潤も含まれていた）が認められ、資本も認められたわけですが、現在 … ［続きを読む］

途上国でもＣＯ₂の排出ゼロは可能だ

グラミン銀行創始者でノーベル平和賞のムハマド・ユヌス氏に聞く

　国連の気候変動会議を長く見てきた。正式には気候変動枠組み条約締約国会議（ＵＮＦＣＣＣ　ＣＯＰ）と言う。最初の取材は1997年の京都会議（Ｃ … ［続きを読む］

高成長の終焉を示す中国ＧＤＰ成長率

中国リスクの台頭か　中国経済の成長速度が減速していることが10月19日に、国家統計局が発表した2015年7-9月期の実質GDP成長率で確認さ … ［続きを読む］

「20代」から「50代」に老成する中国

国有企業と生産年齢人口の視点から

政治の産物である無難な数字　　中国が10月19日に発表した7～9月期の経済成長率(実質)は6.9%に落ち込んだ。中国としては、経済が悪いこと … ［続きを読む］

中国経済の成長率7％割れをグラフで読み解く

景況悪化をようやく認めた中国政府　中国経済の実質GDP成長率が、2015年第3四半期(7月から9月期)には、前年同期比で7・0%を割り込み、 … ［続きを読む］

米国の株価調整の先を考えよう

利上げ尚早論の大合唱　世界の経済・金融資本市場関係者の間では、相も変わらず、米国連銀が政策金利(フェデラル・ファンド・レートの誘導目標水準) … ［続きを読む］

ガバナンスと会計基準「選択肢が多いのは『決められない日本』の表れ」

町田教授インタビュー、「次のオリンパス」「次の東芝」を防ぐために

　東芝の不正決算が日本企業のコーポレート・ガバナンスや会計監査に対する不信感を強めている。東芝のガバナンス体制や海外の受け止め方、監査法人の … ［続きを読む］

「格付け会社の影響力がなくなった」では済まない

　米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が9月16日、日本の国債格付け(ソブリン・レーティング)を1段階引き下げた。 … ［続きを読む］

金融とテクノロジーの「フィンテック(FinTech)」国内法規制の最新動向

I. はじめに　金融（Finance）と最新テクノロジー（Technology）の融合による新たな金融関連サービス、いわゆるFinTech（ … ［続きを読む］

東芝、1兆円の資金調達と株価操作の闇

不正経理の陰で何が行われていたか

　東芝の不正経理の解明は証券取引等監視委員会の手にゆだねられたが、これまで東芝の第三者委員会による報告書も全く触れていない問題点がある。　不 … ［続きを読む］

世界同時株安は自然な市場調整

金融政策偏重から財政の活用も含めた経済政策への転換を

　医療の世界には、万能薬はない。特定の症状に良く効く医薬は、副作用も非常に強い場合が多いものである。　同様に、経済、経済政策の世界にも、万能 … ［続きを読む］

世界経済・金融市場の大動乱をもたらすもの

米ドル、国民通貨と国際通貨の二重の役割に矛盾

　今年6月半ば以降の上海株式相場の大暴落で、中国が、世界の経済・金融資本市場を大動乱に放り込んでいる印象が広汎に流布している。　確かに、日本 … ［続きを読む］

安倍内閣支持率急落の背景

アベノミクスに対する大多数の日本国民の失望も

　最近の日本の大手メディアによる世論調査では軒並みに、安倍内閣に対する支持率が急落し、不支持率が支持率を大きく上回ったとしている。　内閣支持 … ［続きを読む］

ジャーナリズムとビジネスの両立は難しい

ネット事業は別会社での運営が望ましい

　世界中で5億を超える人に無料対話アプリを提供するLINE（東京）の社長を3月に退き、4月に動画ファッションマガジン「C CHANNEL（シ … ［続きを読む］

フィナンシャル・タイムズを経営するということ

日経によるFT買収で鮮明に問われる新聞社の営利性

　淡いピンク色をトレードマークにする欧州の経済紙フィナンシャル・タイムズ（FT）が23日、日本経済新聞に売却されることが決まった。　FTは有 … ［続きを読む］

ギリシャ、欧州最後の社会民主主義は守られるか

未来をひらくシナリオはユーロ離脱だった

　７月16日にギリシャ議会が、ＥＵ側から突き付けられていた支援条件である財政再建策を実現するための関連法案を賛成多数で可決した。これを受けて … ［続きを読む］

ギリシャとEUの救済策合意は破綻する

ユーロ圏の「終りの始まり」が始まった

　7月5日のギリシャ国民投票での圧倒的な「ノー」にも拘わらず、その1週間後の13日の未明、チプラス政権はEUの求める財政緊縮策を全面的に受け … ［続きを読む］