国境 の検索結果

「ミラーワールド」という未来からを「主権国家本位制」を斬る

　未来を展望することは、実は「いま」という現在を知ることにつながる。荒唐無稽な将来像がいまという瞬間に不足しているなにかを指し示してくれるの … ［続きを読む］

コロナ禍が「新しい価値観」を生み出す／保坂展人×涌井史郎

2020年のコロナ禍は世界の人々の暮らしを大きく変えつつある。私たち日本社会も新しい価値観に根ざした新しい生活へ向かうのか。東京都世田谷区長 … ［続きを読む］

コロナ禍にブッシュマンから学ぶ――「足るを知る」という豊かさ

「際限のない成長と発展の破壊的スパイラル」から抜け出すには

　新型コロナウイルスで日々、小さな混乱が続いていた4月、私にとって大きな出来事があった。折りに触れて立ち寄る少しだけ離れた駅にある本屋さん。 … ［続きを読む］

日本でもドイツでも「他者」だった彼が今、難民と向き合って思うこと

日独“ハーフ”の牧野アンドレさんが世界で難民支援にかかわるようになった道のり

　「ハーフ」という言葉から、皆さんは何を思い浮かべるだろうか？　私自身も父のルーツは韓国、母は日本の「ハーフ」だ（「新型コロナ禍の日本に漂う … ［続きを読む］

政治でなく科学の視点を

感染症はリスク、備えを常に

　冥きより　冥き道にぞ　入りぬべき　はるかに照らせ　山の端の月　心の迷いを仏教の教えで救ってほしいと書写山の性空上人に送った和泉式部の和歌で … ［続きを読む］

柄谷行人と見田宗介の思想には、コロナ禍の混乱から抜け出すヒントがある

閉じざるを得ない今こそ、外部に遍く劈(ひら)く思想のフレクシビリティが不可欠だ

戦後思想の二つの頂点　中島岳志と大澤真幸が「編集協力」に名を連ねる、NHK出版の「戦後思想のエッセンス」シリーズが刊行されたのは2019年の … ［続きを読む］

コロナ禍のフランスで浮き彫りになった様々な「強者」と「弱者」

歴然となった社会の二分化はフランスの人々に何を残すのか？

　マクロン仏大統領は6月14日、エリゼ宮からの4回目のラジオ・TV演説を行い、「フランス全土（新型コロナウイルスがまだ多い海外県のマヨットと … ［続きを読む］

〝分断のシンボル歌〟が今もうたい継がれる不幸　その2

【21】ザ・フォーク・クルセダーズ「イムジン河」

　「イムジン河」は30年もの時の流れの中で封印は解かれたものの、〝生みの親〟である松山猛の胸中には、もっとも大きな〝禁断の河〟がわだかまり続 … ［続きを読む］

〝分断のシンボル歌〟が今もうたい継がれる不幸　その1

【20】ザ・フォーク・クルセダーズ「イムジン河」

　「イムジン河」をはじめて聞いたのは、いつだったろうか？　たぶん大学2年のころ、当時の10代、20代にはもっとも身近かで重要な情報源であった … ［続きを読む］

パンデミック対策の鍵を握る医薬品の「特許権プール」構想

コロナ医薬品特許権プールへの期待と課題

日本は特許権プール構想を提唱へ　安倍総理は5月25日の記者会見で、「ウイルスに対する治療薬やワクチンを、透明性の高い国際的な枠組みの下で途上 … ［続きを読む］

コロナ禍で岐路に立つアニメーション（下）　人の心を潤す力を信じて

未来を左右するデジタル化の行方

　新型コロナウイルスの感染拡大により、日本のアニメーションは制作の中断を余儀なくされ、放送・配信・公開が延期となるケースが相次いだ。非常事態 … ［続きを読む］

知的財産権へのコロナウイルスの影響　強制実施権と遠隔授業

新型コロナウイルス感染症が知的財産権の行使に及ぼす影響西村あさひ法律事務所仁木 覚志1. はじめに　本稿執筆時点（2020年5月17日）にお … ［続きを読む］

アフターコロナは国連議員総会、そして世界連邦へ！

70年以上前にアインシュタイン博士や湯川博士が唱えた構想を今こそ

　新型コロナウイルスのパンデミックに陥った国際社会に遭ってキッシンジャー元米国務長官は、「ウイルスは国境を認識しない」として、各国政府に「世 … ［続きを読む］

コロナ危機後の世界と日本には何が求められるのか？

6月のG7サミットではコロナ危機後のグローバル・ガバナンスのあり方が中心議題に

　新型コロナウイルスによる危機を契機として国際経済はどう変わるのか。コロナ危機は従来の経済危機とどう違うのか。寸断されたグローバル・サプライ … ［続きを読む］

政治を変える「グレタの法則」、無名の市民が瞬時に世界を動かす

コロナ禍の時代、デジタル革命迎えた日本の市民運動

安倍政権の強硬姿勢止めたツイッターデモ、世界の中で考える　検察庁法をめぐる安倍政権の強硬な姿勢を止めたのは、一般市民が発信した洪水のような量 … ［続きを読む］

今必要なものは、脆い世界に立ち向かうための熟議デモクラシーだ

パンデミック下の「公共善」と「市民的連帯」

　冷戦期、英語で「相互確証破壊」を意味するMADという略語が一般化したが、この語は同じく英語で「狂っている」という意味にもなる。文字通り、資 … ［続きを読む］

パスポートを返せ《前編》 外務省は理由をでっちあげ、海外取材を妨害した

国内に閉じ込められ、職を奪われた戦場記者の警鐘「すべての日本人に起こりうる」

パスポート取り上げは、職を奪われるに等しい　愚かしい裁判に付き合わされて、もう1年になる。付き合わされているといっても、訴えたのは私で、相手 … ［続きを読む］

問われる最高裁の判断　「国際慣習法」で在日米軍訴訟を門前払いの是非

在日米軍関連訴訟で最大、原告約2万2千人の沖縄・嘉手納基地爆音訴訟めぐり

　「国際慣習法」というとらえがたいものを根拠に、「在日米軍に日本の法律は原則不適用」としてきた日本の裁判所が問われている。同様の説明をしてき … ［続きを読む］

「ウイルス対人類」の二項対立を超えた場所へ

静岡「くものうえ」演劇祭を通して考えたこと（下）

　静岡県舞台芸術センター（SPAC）は2020年4月25日～5月6日、コロナ禍で開催できなくなった「ふじのくに⇄せかい演劇祭」に代わって、「 … ［続きを読む］

貿易戦争に執心、安全保障に無頓着なトランプの対中観

第６部「トゥキディデスの罠―経済ナショナリストに率いられた大国間競争」（２）

　経済的・軍事的な台頭著しい中国に対抗し、ニクソン訪中以来の「関与政策」を終結させ、「競争政策」を始めたトランプ政権。その対中政策は、経済ナ … ［続きを読む］

【4】閉じられながら開かれた場所

民主主義国家において覚悟を求められるのは、為政者ではなく主権者である国民だ

　小笠原様　第3信、ありがとうございます。　3月初めの段階で、「その程度の国家が強権性を発揮できる余地が垣間見えていた」というのは、言い得て … ［続きを読む］

９月入学論争　最大のリスクは「社会の分断」だ

コロナ禍の今から目指すべきは、それぞれのニーズに応じた学習の個別化である

置かれた状況で意見は異なる　突然わき起こったようにみえる9月入学論であるが、大学の国際比較という自分の専門をこえて、たまたま私にとっては身近 … ［続きを読む］

テクノロジーの重要性に気づいてこなかった「マヌケ」な安倍政権

「アポカリプス」後の世界を読み解く

　新型コロナウイルス感染症（COVID-19）が「アポカリプス」（apocalypse）を招くと書くと大げさすぎると思われるかもしれない。ア … ［続きを読む］

新型コロナで逝く。岡本行夫氏が夢見たものは……

外交でも趣味でも「夢」を語る快男児。理想から離れゆく現実に何を思ったか

　世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスは、日本の論客の命も奪った。　岡本行夫氏。　4月下旬に感染し、入院。あっという間に容体が急変したとい … ［続きを読む］

新型コロナウイルスとの戦い、「世界最大の民主主義国家」インドを忘れまい

世論を無視できず封鎖を緩和。感染者は増え続け、「巨象」はもがく

　柄にもなくインドのことを考えている。　直接関わりのない事象に問題意識を持つのは、私のような凡人には難しい。それでも、24年ぶりにインドを訪 … ［続きを読む］

コロナで“ロックダウン”に効果。経済活動との両立を図り始めたマレーシア

モスクでの集団感染者を国をあげて徹底追跡。新規感染者を抑え込み次のステージへ

　今、にわかに”ロックダウン”の効果を示しつつある国がある。日本企業も多く進出し、日本人観光客にも人気の高い、東南ア … ［続きを読む］

ポストコロナ危機の政治に向けて（上）

はじめに　政治の再発見　新型コロナウイルスの蔓延がもたらす世界的な危機は、1世紀に一度というレベルの大きなものであり、従来の政治経済体制を大 … ［続きを読む］

新型コロナ「収束」の中国の「終息」にはほど遠い地雷だらけの実情

健康診断なみのPCR検査でも捕捉できない無症状感染者が終息を妨げる

　「コロナが落ち着いたら会いましょう」「コロナが終わったら旅行に行こう」　家族や友人と、こう話している人たちは多いだろう。新型コロナウイルス … ［続きを読む］

北極海をめぐるいま　ロシアの戦略と出遅れる日本

軍事・外交・経済で高まる戦略的重要性

　2020年3月5日、プーチン大統領は同日付の大統領令によって「2035年までの期間における北極でのロシア連邦の国家政策の基礎」を承認した。 … ［続きを読む］

ウイルスが我々に問いかけているもの（2）（続）グローバル化

グローバル化の何が問題か

　前回、「世界がグローバル化する」のに、「国際社会がグローバルな対応を取れない」ところに問題がある旨述べた。　「世界のグローバル化」自体は、 … ［続きを読む］