科学者 の検索結果

「お笑い芸人」がＴＶをつまらなくした真犯人だ

ＴＶ離れが進む背景にある国民生活の二極化

　久しくTV離れが叫ばれています。実際、テレビを見る機会が少ない人は、若者を中心に全世代で増加傾向にあるようで、TV離れが進んでいることは間 … ［続きを読む］

［127］68年、赤瀬川原平のぶっ飛んだ想像力

2月26日(火)　朝から福島第一原発構内の取材。同僚の丸山ディレクターに加えて、Rディレクター、Oカメラマン、VEさんと一緒なので、本当に助 … ［続きを読む］

祝国際女性デー！名大の女性研究者3割の秘密

生命理学専攻が研究分野を絞らずに教授・准教授を女性限定公募、それが呼び水に

 女性研究者30％の目標達成は40年後？！　3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」である。日本では、第二次安倍内閣が女性活躍推進 … ［続きを読む］

物理科学雑誌『パリティ』が廃刊へ

同じ物理でも分野が違えばチンプンカンプンの状況を打破してきた30有余年

　物理科学の最先端の解説をやさしくレビューする『パリティ』は30有余年にわたって発刊されてきましたが、残念ながら2019年5月号（4月25日 … ［続きを読む］

大学における雇用契約と内定通知

契約社会であるアメリカではどうなっているのか

　3月1日に、「現代ビジネス」オンライン版に、東大教授職の移籍人事で、内定を白紙撤回された教授による一連の騒動に関する独白が発表された（東大 … ［続きを読む］

宇宙ゴミが自己増殖する時代

流行のキューブサットも、エンジンを持たなければやっかいな危険物

　ここ10年ほどで宇宙ゴミの問題が急速に深刻化している。既に1cm以上のサイズの宇宙ゴミだけでも50〜100万個あり、過去に打ち上げられた人 … ［続きを読む］

フランケンシュタイン200年と理系・文系の壁

18歳のメアリー・シェリーが抱いた恐怖は、現在の危機に重なる

　英国の物理学者であり小説家であったチャールズ・P・スノー(1905−1980)は1959年、「二つの文化と科学革命」を著し、「 … ［続きを読む］

米国のグリーン・ニュー・ディール提案とは何か？

温暖化防止は遂に成功するのか？

　昨年12月ポーランドで行われたCOP24では、パリ協定を実行するための細則が作られた。しかし、その直前に公表されたIPCCの「1.5℃特別 … ［続きを読む］

少女は温暖化対策を訴え国会前にひとり座り込んだ

スウェーデンの15歳グレタさんから世界に広まった活動をあなたは知っていますか？

少女は学校へ行かず国会議事堂前に座り込んだ 　スウェーデンの15歳の少女が一人で始めた地球温暖化対策を求める活動が、世界に広がっている。　昨 … ［続きを読む］

トウモロコシから見えて来た「栽培化症候群」

「天然」の植物にとっての「遺伝子組み換え」と「ゲノム編集」　（3）

トウモロコシの野生種は謎だった　作物の進化の歴史は、われわれ人類の文明の歴史でもあり、私のような植物分子遺伝学者たちに多彩で驚くべき遺伝子変 … ［続きを読む］

ドイツはなぜ一流の研究成果を出し続けられるのか

アメリカとは正反対の研究環境こそ「研究者としての能力を一番発揮できる」

20年間国外で研究し、日本の論文数減少に驚く　今、日本で生み出される論文数は減っているらしい。事実とはいえ信じがたい事態である。20年前に東 … ［続きを読む］

植物学者が突き止めたサツマイモの秘密

「天然」の植物にとっての「遺伝子組み換え」と「ゲノム編集」　(2)

　「遺伝子組み換え作物＝GMO」という言葉にどのようなイメージを抱くだろうか。　ハワイのパパイア産業を救ったウイルス抵抗性を持つパパイア。発 … ［続きを読む］

食卓を彩る野菜たち、実は異形の突然変異体

「天然」の植物にとっての「遺伝子組み換え」と「ゲノム編集」　（1）

　「中国の研究者がヒト胚のゲノム編集を行い、そして双子のゲノム編集ベビーが誕生した」。昨年11月末の突然のニュースに、分子生物学者や医学研究 … ［続きを読む］

米沢富美子さん、「物性も科学本流」を体現した人

モノからコトへ――脱・要素還元主義の時代に居合わせた

　慶応義塾大学名誉教授の物理学者、米沢富美子さんが今月17日、80年の生涯を閉じた。その訃報を受けて私の脳裏に蘇ったのは、30年前の物理学の … ［続きを読む］

沿岸捕鯨再開は賛成だが、まず国内合意を進めよ

脱退の前にやるべきことをしなかった政府、専門家の声を聴く体制が必要

批判が大きいIWC脱退 　日本は国際捕鯨委員会（IWC）からの脱退を2018年12月26日に表明した。全国紙5紙も多くの地方紙も、これを批判 … ［続きを読む］

今年は国際周期表年、「水兵リーベ」を楽しもう

メンデレーエフの発見から150年とニホニウム命名を祝って

　2019年が明けた。今年は、ロシアの化学者ドミトリ・メンデレーエフが「元素周期律」を発見して150周年に当たる。それに加え、113番元素ニ … ［続きを読む］

日本が発信する最先端の睡眠科学

脳にとって「眠る」「夢を見る」とは何だろうか

　私たちの人生の３分の１は、睡眠時間が占めている。ヒトはなぜ眠らなければならないのか？　睡眠には一体どういう意味があるのか？　そのメカニズム … ［続きを読む］

2019に隠された数字の神秘

偉大な数学者フェルマーの「4平方数定理」から、長い道のりをたどって

　2019年の新年を迎えるにあたって、2019という整数が持つ面白い性質をさぐってみよう。　例えば2年前には、西暦である2017と和暦である … ［続きを読む］

2019年、気候変動問題に「希望」はあるのか？

15歳の少女に叱られて考えた、脱炭素化する世界の総括と展望

　ポーランドのカトヴィツェで行われていた国連気候変動枠組み条約の締約国会議（COP24）がパリ協定の運用ルールをなんとか合意して昨年12月に … ［続きを読む］

［書評］２０１８年　わがベスト３ （４）

『私はすでに死んでいる』、『除染と国家』、『みな、やっとの思いで坂をのぼる』……

中嶋 廣(編集者)長谷川郁夫『編集者　漱石』(新潮社)　著者の長谷川郁夫さんは、およそ10年前に自ら編集者学会を立ち上げ、初代会長に就いた。 … ［続きを読む］

当たり前の常識と正義の感覚による審理を[5]

戦後日本の負の遺産を象徴する福島第一原発事故、非合理的前提を信じた電力会社

　僕が『黒い巨塔　最高裁判所』〔講談社〕を書くための準備として最初に行ったのは、原発の安全性を広い視野から客観的に論証している、あるいは少な … ［続きを読む］

高エネルギー物理学は終わるのか

日本学術会議が「ILCの日本誘致を支持するには至らない」の意見書提出

　全長20キロの直線型加速器を東北・北上山地の地下につくるという国際リニアコライダー（ILC）計画について、日本学術会議は「日本誘致を支持す … ［続きを読む］

地球はカタストロフィーに向かうのか

米国の第４次気候変動評価報告書が示す温暖化の現実とトランプ大統領のズレ

　米国の気候変動評価報告書が公表された。1989年にブッシュ第41代大統領のイニシアチブで始まったもので、その後1990年には立法化され、4 … ［続きを読む］

新「悪の枢軸」?　米国・ロシア・サウジ

ポーランドで開催中のCOP24で米ロとサウジを包囲する国際政治が展開されている

米国とロシアがサウジ支持 　「米国とロシアが協調してサウジアラビアを支持」　こんな見出しが、12月9日の英ガーディアンのニュースサ … ［続きを読む］

ゲノム編集ベビー「いずれ容認」への一歩か？

「双子の女児誕生」発表をめぐる科学者の議論が浮かび上がらせた問題点

　すでに広く報道されているように11月25日から26日にかけて、中国の研究者が世界で初めて「ゲノム編集ベビー」、つまり遺伝子を改変した赤ちゃ … ［続きを読む］

ゲノム編集の赤ちゃん「不確かな事実」の不気味

報道は警告の役目を果たしたが、あいまいなまま「闇の技術」にしてはならない

　こんなとき、科学記者は困るよなあ――。OBとして後輩に対する同情を禁じ得なかったのが、中国を舞台とする「ゲノム編集の子、世界初の誕生」騒動 … ［続きを読む］

[書評]『司馬江漢』

池内了著

すばらしい好奇心のひと　司馬江漢と言えば日本で最初の腐蝕銅版画の制作と遠近法を使った独自の油絵で名高いが、歌麿、写楽、北斎、広重などの浮世絵 … ［続きを読む］

アクセス急増する海賊版「論文ただ読みサイト」

背景にある学術出版ビジネスの暴利

　研究成果のオープン化を巡る混乱について、以前にも書いた（「ロシアの大学院生が起こした『革命』」）。学術専門誌で少数の出版社が暴利を貪ってい … ［続きを読む］

国際リニアコライダー（ILC）の学術的意義とは

日本学術会議の「所見」に、推進側は「事実誤認」と猛反発

　東北地方の北上山地を建設候補地として検討が進められている大型加速器「国際リニアコライダー（ILC）」計画をめぐり、日本学術会議がまとめつつ … ［続きを読む］

水星探査への長い道のり

最初の提案から到着まで30年以上、それでも行く価値がある

　日欧共同の水星探査機が水星へと飛び立った。このベピコロンボ計画は２機構成で、日本（JAXA）の探査機が「みお」（元の名前はMMO）、欧州宇 … ［続きを読む］