小劇場 の検索結果

新型コロナ、舞台、映画の危機は一刻を争う

収入ゼロも、現場から悲痛な声、関係者は声をあげた

「小劇場のリアル」に呼応、広がった署名活動　新型コロナウイルスによって劇場や映画館が次々と閉鎖され、文化の危機感が高まっています。関係者らが … ［続きを読む］

「ロームシアター京都」の館長選考に地元演劇人らが疑義

パワハラの訴えに端を発し、就任は延期に。いま京都で何が起きているのか【上】

▼おことわり　4月4日に公開した記事の中の、〈「地点」から、元劇団員のＡさんの件で映演労連フリーユニオンとの団体交渉が解決したと発表された〉 … ［続きを読む］

新型コロナで自粛続く演劇界、小劇団のリアル

公演はできるのか？　稽古場からの肉声【上】

　新型コロナウイルスの感染を防ぐため、文化イベントの自粛が要請され、演劇公演の公演中止、延期が相次いでいる。　国立の劇場は東京、大阪の4劇場 … ［続きを読む］

「福島三部作」で原発に揺れた町を描く

民主主義の欠陥を自覚し、新たな熟議を

　私は劇作家・演出家、そして戯曲専門の翻訳家として、まさに演劇で飯を食っている人間である。演劇のプロパー（専門家）だ。　「本当は映画が撮りた … ［続きを読む］

老いと演劇という「狂気の旅」へ

「舞台が命」の気迫に巻き込まれ／高齢者、認知症と楽しく生きる俳優の覚え書き（５）

　岡山県和気町での芝居作りが始まった。テーマは「徘徊（はいかい）」。地元の商店街を舞台に、行方が分からなくなってしまった認知症の妻を探す夫の … ［続きを読む］

井上ひさし『吉里吉里人』は現代を映している

同姓同名の研究家が、東北の「独立国」を読み直すと

【少々長い前口上】　ノーベル平和賞、障害のある国会議員、そしてワールドカップ。三題噺ではないけれど、この秋のニュースのキーワードを並べると、 … ［続きを読む］

「天保水滸伝」アウトローでまちおこしぃぃぃ？

九十九里から鹿島神宮へ、ヒーローたちの故郷をめぐる

幕末の俠客、ゆかりの地を訪ねて　浪曲は、流派がいくつかあって、その流派ごとに、「家の芸」のようなものがあります。　私は「玉川」という「亭号（ … ［続きを読む］

世界で二番目にクールな街シモキタの再開発の物語

対立から対話、和解と協働へ。これは単なる再開発ではない／街の写真は矢郷桃さん撮影

下北沢の小田急線「線路跡地」　街には顔があります。そして、行き交う人びとも、街の空気にさらされて光と影が動きます。　私も青春と呼べるかどうか … ［続きを読む］

地味にスゴい、三鷹には「目利き」劇場がある

若手劇団の背中を押し、たんたんと20年

劇場セレクションから受賞者続々　新宿駅から中央線で三鷹駅へ、そこからバスか徒歩で南へ1・3キロ。「三鷹市芸術文化センター」は、東京の劇場とし … ［続きを読む］

原発事故 「被害」と「加害」に引き裂かれた私

50年の歴史を演劇「福島三部作」で問う

　福島原発の半世紀の歴史を考え、演劇を通して語る大型企画に、気鋭の劇団が取り組んでいる。原発事故を足元から見つめようと2年半かけて取材した成 … ［続きを読む］

「三谷かぶき」ができるまで（下の二）

それぞれの人物のドラマ、濃密に

　歌舞伎座で上演中の『三谷かぶき　月光露針路日本（つきあかりめざすふるさと）　風雲児たち』（三谷幸喜作・演出）のレポート、後半です。　（6月 … ［続きを読む］

介護と演劇は仲がいい（1）

高齢者、認知症と楽しく生きる俳優の覚え書き

　　僕の肩書は、俳優と介護福祉士。　「介護と演劇は相性がいい」を合言葉に、OiBokkeShi（オイボッケシ）という劇団を主宰している。どの … ［続きを読む］

原爆で全滅した桜隊

追悼会がこの夏、活動休止に

お詫びの封書　8月6日の朝、私の足はある時期、東京都目黒区の五百羅漢寺に向かっていた。広島に落とされた原爆の犠牲になった移動劇団「桜隊」の追 … ［続きを読む］

［２０１７年　アイドルベスト５］ 歴史の節目で

「モーニング娘。」結成から20年、「冬の時代」から「戦国時代」を経て…

(1)「アイドル戦国時代」のかげり　「Good bye, Idol」(@goodbyeidol)というツイッターアカウントがある。アイドルの … ［続きを読む］

［書評］『インド、大国化への道。』

森尻純夫著

いつの間にか動いているもの　　昨今のインドはどのような国かと問われたら、旧来の「東洋の神秘」的な返答にとどまる人が、日本にはまだまだいるよう … ［続きを読む］

［書評］『つかこうへい正伝』

長谷川康夫著

青春時代を猛烈に思い起こさせる　　　今では想像もつかないだろう。1980年前後は「暗い」ということを何よりも恐れた時代だった。イケメンを指す … ［続きを読む］

［27］第3章　文学篇（純文学）（7）

総合雑誌に掲載された無内容の「エロ・グロ」

　マルクス主義の立場から前衛的な舞台美術や戯曲、小説、評論などを手がけた村山知義は『変態恋愛芸術史』で、変態芸術について――　芸術の最も重要 … ［続きを読む］

［書評］『成瀬巳喜男 映画の面影』

川本三郎著

とっておきの映画本だから、居住まいを正して読みたい　　　川本三郎は敗者あるいは弱者に惹かれる人である。綺麗事ばかりをくっちゃべる正義の人には … ［続きを読む］

［20］第２章　演劇篇（１２）

享楽化の歴史は繰り返す

エロ・ナンバーワン女優　エロ・グロ・ナンセンスからやや離れたので、余談ながら横倉辰治が一時参加していた稀代のエロチック女優河合澄子一座につい … ［続きを読む］

［17］第４章「舞い降りたバリケード（４）」

教師だった父との衝突

　それでも私は、闘争をもう一度、起こしたいと思った。７１年春の卒業まで、仲間といっしょに生徒会に介入し、街頭デモに出かけ、ビラを刷り、集会を … ［続きを読む］

［14］国境を越える日本型主観主義

　９月３日、ディズニーは公式Ｔｗｉｔｔｅｒなどで映画『アナと雪の女王』の続編となる新作短編『Ｆｒｏｚｅｎ　Ｆｅｖｅｒ』を２０１５年春に公開す … ［続きを読む］

韓国「セックスワーカーの日」レポート

　６月29日、ソウル市麻浦区のイベントスペースにて、「セックスワーカーの日　韓国と日本の性労働者の人権状況」と銘うたれた報告会が開催された。 … ［続きを読む］

［18］第２章　演劇篇（１０）

ムーラン・ルージュ

不景気のなか、劇場と映画館は大入り続き　関東大震災後の日本と東日本大震災後の日本との共通点、酷似点について主に触れてきたが、もちろん相違点も … ［続きを読む］

［17］第２章　演劇篇（９）

バラエティの元祖

「レビュー」の基盤は「ナヤマシ会」　無声映画の時代、映画は「活動」とよばれ、活動弁士、略して「活弁」が台詞入りで独特の名調子の語りをいれて盛 … ［続きを読む］

【２０１３年　アイドルイベント　ベスト５】　多かったアイドルソングの「復活」

　「そろそろアイドルブームも終わり」と言われるこのごろだが、私が今年行ったイベント数は、武道館６回を含め、この１０年ほどでは一番多かった。　 … ［続きを読む］

【２０１３年　演劇　ベスト５】　文化支配の暴挙をあばく「国語の時間」

１． 風琴工房「国語の時間」（２月２２～２８日、座・高円寺１）　日本統治下における日本語教育の現場を描いた舞台だが、単なる歴史の一幕ではない … ［続きを読む］

［13］第２章　演劇篇（５）

「生きた新聞」の登場

インテリ、文士などにも拡がるファン層　カジノ・フォーリーが隆盛になるころから「レビュー・ガール」なる言葉が生まれた。レビュー・ガールは座の内 … ［続きを読む］

［9］第２章　演劇篇（１）

ＡＫＢの「元祖」

浅草の踊り子たち　不特定多数を相手とするビジネスは、なにがきっかけで流行ったり廃れたりするかわからない。一種の「社会現象」にまでなっている少 … ［続きを読む］

渋谷再開発計画、成功のカギは無計画な「余白」

田中敏恵

　魅力的な駅舎は、それだけで目的地になる。昨年生まれ変わった東京駅の赤レンガの建築物は、その姿を写真に収めようとする人々が後を絶つことがない … ［続きを読む］

【２０１２年　演劇　ベスト５】 「るつぼ」が浮かび上がらせる「異端排除」

（１）新国立劇場「るつぼ」　魔女狩り裁判を描いたアーサー・ミラーの傑作戯曲の上演。宮田慶子の精緻な演出とキャストの熱演により、休憩をはさみ３ … ［続きを読む］