デジタル の検索結果

身体の自由／不自由と現代技術　緊張関係の作品化

科学技術と言論とアートを融合させる実験場——あいちトリエンナーレ鑑賞記(2)

　前回に続き、あいちトリエンナーレについて書く。10月13日、台風が去って開館した愛知芸術文化センターで、まずは夏には展示中止されていた作品 … ［続きを読む］

木庭顕氏に聞く　古典の問題意識は読む側をも問う

　「西欧近代」の成立には、古代ギリシャ・ローマの「古典」を連綿と読み続ける作業が必要不可欠だった――。朝日新聞の7月8日付朝刊「文化の扉」に … ［続きを読む］

「環境」が欧州を変える

スイス緑の党の躍進に見る欧州政治の潮流変化

　その昔、社会党の土井たか子委員長は、総選挙で社会党が大勝した時「山が動いた」と言った。さながら今回、スイスで「アルプスが動いた」。10月2 … ［続きを読む］

延期された英語入試、再検討へ四つの提言

大学入試への民間試験導入の問題点を指摘してきた記者が「次の一手」を考える

英語民間試験が延期になった今、やるべきことは　大学入試への英語民間試験の導入延期が決まった。　11月1日、萩生田光一文部科学大臣が会見で発表 … ［続きを読む］

森ゆうこ議員の懲罰要求署名の格好悪さと不気味さ

偽りの目的を旗印に掲げた署名運動は日本の民主主義にとって極めて危険だ

　森ゆうこ参議院議員の質問通告に端を発した自称官僚アカウントによる誹謗問題と、その後の元財務官僚・高橋洋一氏の質問漏洩問題が世間を騒がせた後 … ［続きを読む］

手書きか、印刷か、それが問題だ

縦につながる「写本」、横に広がる「版本」、古い書物それぞれの機能と魅力

本の機能は、一目でわかる　古典籍とは、明治以前に日本でつくられた書物のこと。国文学研究資料館には、重要文化財をふくむ約22000タイトル所蔵 … ［続きを読む］

『去年マリエンバートで』、主演・セイリグの素顔

押し付けの女性像を拒否したフェミニスト

　日本では10月25日から、アラン・レネ監督の『去年マリエンバートで』(1961)が4Kデジタル・リマスター版でリバイバル公開される。ヨーロ … ［続きを読む］

森ゆうこ議員の質問漏洩問題から見える日本の劣化

霞が関の片隅で起こった日本の劣化が日本の社会全体を蝕む前に私たちがするべきこと

　日本に大きな被害をもたらした台風19号が関東平野に迫りつつあった10月11日金曜日の21時頃、連休明け15日の予算委員会での森ゆうこ参議院 … ［続きを読む］

木庭顕氏に聞く　古典と近代の「複雑な関係」　

　「西欧近代」の成立には、古代ギリシャ・ローマの「古典」を連綿と読み続ける作業が必要不可欠だった――。朝日新聞の7月8日付朝刊「文化の扉」に … ［続きを読む］

中国で「サイバーセックス」の奴隷になる脱北女性

罠にはめられた女性たち。サイバー空間で広がる現代版セックス・スレイヴズを直視せよ

　2019年5月、ロンドンに拠点をもつ韓国未来イニシアティブは、「セックス・スレイヴズ（Sex Slaves）：売春・サイバーセックス・強制 … ［続きを読む］

移民の国アメリカで体験する移民・難民の「現実」

日本人には分かりにくい異文化・異環境の人々との接し方を考える

　朝日新聞デジタルの9月2日版に「ハーバード大合格の難民、米が入国拒否　理由はSNSか」が、続いて9月3日版には「ハーバード合格の難民、一転 … ［続きを読む］

エフエム東京　「脱ラジオの自分探し」の歴史

生き続ける至高の音声コンテンツプロバイダー

ラジコを起点としたビジネス構造改革への道　2019年6月、（株）エフエム東京（以下エフトー）がデジタルラジオの新規事業「i-dio」（アイデ … ［続きを読む］

西川社長に即時辞任を勧告した日産は正しかったか

グローバル企業のガバナンスを企業収益の拡大に資するという観点から考える

　日産の西川広人社長が辞任を表明した後、新聞各紙は一斉に取締役会でのやりとりの模様や辞任の判断に対する意見を報じた。9月11日の朝日新聞朝刊 … ［続きを読む］

リブラの真の敵は米ドルではなくデジタル人民元だ

米欧の反対強くてもデジタル通貨の潮流は変わらない

　フェイスブック（FB）が計画する仮想通貨「リブラ」が、世界中で熱い論争を呼び起こしている。ビットコインのような投機で乱高下する仮想通貨と異 … ［続きを読む］

日産の西川社長の報酬不正問題はなぜ起きたのか？

異文化マネージメントに失敗した日産の企業統治の限界

　朝日新聞の9月5日朝刊に「日産社長ら報酬不正疑い」、6日朝刊には「西川氏、不正報酬認める」との記事が出た。記事によれば、西川広人社長は株価 … ［続きを読む］

少女の眼光に導かれ、民衆芸能の宝庫へ

徳島芸能聖地巡礼　その２

ライブハウスのトイレで運命の出会い　前回、徳島にはまっている話を書きました。　その第2弾です。　徳島の滝のすばらしさ、そして人々やお茶や、食 … ［続きを読む］

除草剤の使用禁止がもたらす世界の食糧危機

除草剤ラウンドアップはなぜ抹殺されようとしているのか？【後編】

　世界の食品安全の専門家は「ラウンドアップに発がん性がある」とは考えていないことは、本稿の前編のなかで述べた。だが、「おそらく発がん性あり」 … ［続きを読む］

佐藤みずほFG会長一押しのホーキング博士の言葉

「圧倒的な楽観主義」が不確実で不透明な時代を生きる私達にも必要な資質だ

佐藤 康博（さとう・やすひろ）　みずほフィナンシャルグループ会長1952年生まれ。東京大学経済学部を卒業して、1976年に日本興業銀行に入り … ［続きを読む］

破棄される裁判記録。最高裁は一時停止呼びかけを

世間を騒がせた重要で有名な裁判の記録が次々と消えていくこの国で今するべきことは

「憲法判例百選」の86%の記録破棄に衝撃　愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶという。　しかし、この国の裁判所は、学ぶための歴史を廃棄すること … ［続きを読む］

山川健次郎と日米親善／『書簡集』が示す真実

初めて公開される書簡の現物・控え・草稿から読み解く

　山川健次郎という人をご存じでしょうか？　明治維新に際し“賊軍”とされた会津藩出身でありながら、日本初の理学博士とな … ［続きを読む］

「決められない」欧州と「守ろうとしない」米国

　5月末に行われた欧州議会選挙の要点は多党化だ。多党化とは簡単にものが決まらないということである。　これまで、欧州議会は中道右派と中道左派の … ［続きを読む］

イスラエルから学ぶサイバーセキュリティー

人材育成やキャリアパスを早急につくる必要がある

　多くの日本人にとっては馴染みがないかもしれないが、米国の調査会社「CB Insights」によると、イスラエルはサイバーセキュリティー産業 … ［続きを読む］

警察記者クラブへの疑問と記者への期待(上)

「警察が安倍首相の演説をヤジった人を排除したわけ」続編（２）

「選挙の公正さを守るため報道を控えた」は言い訳だ　安倍晋三首相が札幌市内で選挙演説した際にヤジを飛ばした市民が北海道警に排除された問題を受け … ［続きを読む］

警察署長を務めた私にも見えない公安警察の素顔

「警察が安倍首相の演説をヤジった人を排除したわけ」続編（１）

「首相演説ヤジ排除」は警察の権限乱用だった　参院選が終わった。警察の選挙違反の摘発は低調だ。　警察庁によると、7月19日までに自由妨害などで … ［続きを読む］

欧州委員長に求められる2つのリーダーシップ

僅差だった欧州委員長選出　7月16日、ドイツのウルズラ・フォンデアライエン国防相が、欧州議会により次期欧州委員長に選出された。僅差だった。過 … ［続きを読む］

さらばADSL。普及率を語る時代とともに去りぬ

メディア新技術の開発とともに繰り返された多産多死

NTT東西、ソフトバンクが相次いでサービス終了　さる11月、NTT東日本とNTT西日本も「フレッツ光」の提供エリアで「フレッツ・ADSL」を … ［続きを読む］

「哲学対話」でなぜ人は救われるのか？

「哲学対話」とは何か？　「オオカミは、なぜお腹を切られて石を入れられても気づかなかったのか？」「なぜ、子ヤギたちのお父さんが出てこないのか？ … ［続きを読む］

中国に追い抜かれた日本の知財裁判

世界一の知財訴訟大国・中国。知財裁判はネット中継され、誰もが見ることが出来る

1 急速に進んだ中国の知財裁判　日本では、中国の知財裁判は遅れており、裁判関係者も汚職をしたり、地域保護主義により中国や地元の企業に有利な判 … ［続きを読む］

金融機関不祥事の背景と処方箋　融資現場のメンタリティと環境

近時の金融不祥事の背景と必要な処方箋 西村あさひ法律事務所弁護士　柴原　多１．はじめに　近時、複数の金融機関の不祥事が社会的な問題 … ［続きを読む］

不安を和らげる「情報源の多様化」

無意識の「エコーチェンバー構築者」にならないために

主義主張が異なる複数サイトを閲覧すれば　あなたはいま「不安」だろうか？　ニュース系のサイトでこんな話をするのも変かもしれないが、ニュースを見 … ［続きを読む］