都市 の検索結果

［2019年　映画ベスト5］これが映画だ！

『旅のおわり世界のはじまり』『帰れない二人』『盆唄』……

『旅のおわり世界のはじまり』(黒沢清)　映画ならではのエモーションをかきたてる、圧倒的な達成を示した本作を今年度の最高作として挙げたいが、歌 … ［続きを読む］

「改革の政治」が産み落とした鬼子としての維新

平成政治を問い直す【6】「政治主導」から独裁の肯定へ

橋下徹の登場　2009年に民主党への政権交代が起こると、強いリーダーシップによって行政機構の縮小再編成を断行する「改革保守」の趨勢は、いびつ … ［続きを読む］

「巨悪は捕まらない」は都市伝説か？　

数々の疑惑のなか、秋元司逮捕で見えるもの

「あいうえお」の法則で当選、落選　秋元司衆院議員はカジノを含む統合型リゾート施設（IR）への日本参入を目指していた中国企業の外為法違反事件に … ［続きを読む］

結局「オールジャパン」ではなかった新国立競技場

新たな歴史に魂は吹き込まれるか

竣工式には出席していなかった現場の工事関係者こそたたえられるべき　12月15日、2020年東京オリンピック・パラリンピック開閉式、陸上、サッ … ［続きを読む］

ＪＲ北海道を三分割せよ

新幹線は後世にとって負の遺産。ローカル線はすべて廃止しバスに転換を

明暗を分けた北海道と四国　JR北海道の経営が危機に陥っている。2018年度決算は、純損益が179億円の赤字で過去最悪だ。　国が2019年度と … ［続きを読む］

［神保町の匠］2019年の本　ベスト3（2）

『団地と移民』『つみびと』『カザアナ』『都市空間の明治維新』……

大槻慎二(編集者、田畑書店社主)　今どき世代論なぞ流行らないかもしれないが、以下の3冊をひとつのキーワードで括るとすれば、まぎれもなく「世代 … ［続きを読む］

バリ島ノマド生活事始め

二重生活で得られる利得とは？

　12月初めからインドネシア・バリ島の自宅に来ている。年末年始とこちらで過ごすのが、ここ数年の恒例になっている。今の家は、約8年前に作った。 … ［続きを読む］

新国立競技場は「スポーツの殿堂」になれるのか？

ハディド氏の設計案を巡る混乱、目標のない周辺開発…。問題はまだ解決していない

　地下鉄銀座線外苑前駅の3番出口を出て青山一丁目方面に歩くと、街路灯に付けられた旗が目に入る。今年11月には天皇即位の祝賀行列を記念して、「 … ［続きを読む］

バスより便利でタクシーより安い公共交通をつくる

AIとスマホで可能になった「便乗」システムで街を持続可能にしたい

　「路線バスよりも便利でタクシーよりも安い公共交通」をAI（人工知能）技術を用いて作りだそうという大学発のベンチャー会社「未来シェア」を設立 … ［続きを読む］

関西電力元副社長「うるさい人が味方になったらこれはすごい」

　関西電力の役員ら２０人が、高浜原発が立地する福井県高浜町の森山栄治元助役（１９年死去）から計約３億２千万円分の金品を受領していた問題。関電 … ［続きを読む］

香港の警察はなぜ暴力をエスカレートさせるのか

逃亡犯条例撤回でも進む「警察都市」化

　香港で6月に本格化した逃亡犯条例に反対する市民の大規模な抗議活動が始まってから半年が過ぎた。この条例じたいは9月に入り林鄭月娥・行政長官が … ［続きを読む］

軍事力でなく憲法を、中村哲さんの言葉②

支援に軍隊はいらない。金さえあればの迷信から私は自由

　アフガニスタンで亡くなったNGO「ペシャワール会」の現地代表で医師の中村哲さん（73）の言葉を改めて読み直す2回目。アメリカ支持一辺倒の外 … ［続きを読む］

『いだてん』田畑、五輪への道と挫折

朝日新聞を辞めて、衆院選に出馬。聖火リレーユーラシア横断に挑む

　NHK大河ドラマ『いだてん』の主人公、田畑政治をめぐって、彼の新聞記者時代と、その時期の朝日新聞社のあれこれが、ドラマではどう描かれたか／ … ［続きを読む］

[29]様々な組織が絡む「水」の災害時供給

多雨の国・日本　アジアモンスーン地帯に位置し、脊梁山脈を有するわが国は、多雨の国である。　かつてより「水を制するものは国を制す」と言う。水は … ［続きを読む］

父は福島原発の誘致にたずさわった県庁職員だった

165万部のあの写真集を担当した元上司に聞いてみました[1]

　はじめまして。鈴木久仁子と申します。私は2000年に朝日出版社という会社に入社し、高校生に連続講義をした本や、ノンフィクション本などの編集 … ［続きを読む］

大学入試：受験料がかかりすぎる現状を改善せよ

私立も国公立もできる限り共通試験を使う仕組みにすればいい

　大学入学共通テストに民間の英語試験を導入する案は、土壇場になって延期された。数多くの問題点が指摘し尽くされていたにもかかわらず、萩生田文部 … ［続きを読む］

ポスト2020。出版ジャーナリズムの新しい潮流

〈マス〉の幻想から〈個〉のリアリズムへ

　オリンピックに向かって、あるいは〈ポスト・オリンピック〉に向かって、事態はつるべ落としのごとく悪化の一途を辿っているように見える。オリンピ … ［続きを読む］

終末期に入った安倍政権を揺さぶる分断と対立

首相の親衛隊チームと一般行政官僚チームとの間で高まる緊張関係

お詫びと訂正：2019年12月6日に配信した本欄で、「大学入試新共通テストでは、安倍首相の側近である下村博文・元文科相に献金を続けたベネッセ … ［続きを読む］

在日朝鮮人「帰国事業」60年後の真実（上）

「脱北Uターン」で埋まる歴史の空白／それぞれの「生」を記録する会も始動

新潟港から北朝鮮へ　第一陣から60年　1959年12月14日。新潟港から2隻の大型船が北朝鮮へと向かった。238家族の975人を乗せて。あれ … ［続きを読む］

本屋をのみこむアマゾンとの闘い

日本出版者協議会相談役・緑風出版社長の高須次郎氏に聞く（上）

アマゾンへの出荷停止から6年目　IT大手の米アマゾンが日本語サイトを開設し、ネット書店として日本に本格進出してから約20年。ネットの普及で進 … ［続きを読む］

東京・代官山に生まれた「ムラ」の50年の物語

ヒルサイドテラスはなぜ「日本の20世紀遺産20選」に選ばれたのか

　おしゃれな街並みが人気で常に「住みたいまち」の上位に選ばれる東京・代官山。その一角に「ヒルサイドテラス」が誕生して50年がたつ。　1969 … ［続きを読む］

「ベルリンの壁崩壊30年」が物語るもの

　ベルリンの壁は崩壊した。しかし人々の心の壁は残る。　モノの撤去は容易だ。いかにそれが異質の体制により構築され、権力により維持されていようと … ［続きを読む］

米中貿易戦争より深刻な中国の高齢化問題の本質

日本からは見えない中国経済のもう一つの本質

　今年1月21日、中国国家統計局は2018年の出生者数が、大飢饉のあった1961年以来57年振りの低水準となる1523万人だったと発表した。 … ［続きを読む］

顔認識の香港〜近未来からの報告

匿名性の崩壊が導く、新しい「なりすまし社会」

「顔は自分に属するといふよりも半ば以上他人に属してをり、他人の目の判断によつて、自と他と区別する大切な表徴なのである」（安部公房の小説『他人 … ［続きを読む］

「未熟な政権交代」が持った複雑な二面性と可能性

平成政治を問い直す【5】「改革の政治」における民主党政権の位置

松下政経塾の功罪　1990年代以降の日本政治を席巻した「改革の政治」とは、「政治主導」によって行政機構の縮小再編成を行う政治であった。そして … ［続きを読む］

待ったなし！ 街から電柱をなくす三つの秘策

災害多発の中、「電柱大国」日本がかかえる大きなリスク

　もうそろそろ本腰を入れて取り組むべきだ。　電柱を撤去し、電線を地中に埋める「無電柱化問題」である。　ずいぶん前から、先進国ワーストワンの汚 … ［続きを読む］

私大定員厳格化がひきおこした大学受験の大混乱

現在進行形で起きている激変によって懸念される深刻な影響

「入試倍率100倍」の衝撃　私たちがその異変をはじめて知ったのは、去年の6月のことであった。その日、私の勤務校を訪れた県内のある私立大学の方 … ［続きを読む］

差別扇動に国も加担した「ヘイト問題」

問題の本質は「表現の自由」ではない

　部屋の隅で、おかっぱ頭の〝少女〟は怯えていた。膝の上でぎゅっと握られたこぶしに、さらに警戒の力が加わった。少なくとも私にはそう見えた。　ス … ［続きを読む］

GHQと炭坑節が戦後日本を作った!?　その1

【4】赤坂小梅ほか「炭坑節」

「炭坑節」は三池炭鉱の唄ではない!?　さて、日本人なら誰もが知っているのに、その「歌枕」の所在をほとんどの人が誤解している唄がある。そして、 … ［続きを読む］

自自連立「小渕さんのあいまいな態度に騙された」

（22）小沢一郎「自民党は約束を守るわけないのに信じてしまった。甘かった」

「金融は政局にしない」と言った菅直人　「小沢一郎戦記」インタビューは、歴史を動かす歯車に私自身が関わった箇所に到達した。主要な登場人物は、仙 … ［続きを読む］