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文化・エンタメ 三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠
いまや想像力で回帰せよ 本書は、角川書店の「本の旅人」に、2017年11月号から18年8月号まで連載されたフィクション。メタフィジカルな想念 … [続きを読む]
今野哲男 2018年12月10日
すばらしい好奇心のひと 司馬江漢と言えば日本で最初の腐蝕銅版画の制作と遠近法を使った独自の油絵で名高いが、歌麿、写楽、北斎、広重などの浮世絵 … [続きを読む]
松本裕喜 2018年12月10日
文学以上 『マンゴーと手榴弾』というたいへん魅力的なタイトルをもったこの本は、冒頭で作者が「本書は、生活史調査の方法論と理論について書かれた … [続きを読む]
大槻慎二 2018年11月30日
装幀家の危機意識 これは豪華な本である。本体4700円、でもその価値は十分すぎるほどある。間村俊一の装幀の仕事を、主として2000年ごろから … [続きを読む]
中嶋 廣 2018年11月30日
戦士の心を持つすべての女性たちへ あなたが何を選ぼうと、どれだけたくさん旅をしようと、願わくば、淑女になる道は選ばないで。ルールを破り、世 … [続きを読む]
渡部朝香 2018年11月26日
推理小説を読むように民主主義の本質を知る 少し前の休日、買い物でもしようかと駅ビルにぶらぶらと向かっていたところ、ふだんはのんびりした駅前 … [続きを読む]
堀由紀子 2018年11月26日
人間に対する本質的な洞察に満ちた東欧ルポルタージュ 「冷戦て何? ソ連なんて国は知らない。そんなの古いよ。生まれる前の事でしょ」。若い世代の … [続きを読む]
駒井稔 2018年11月19日
「人を殺してみたかった」という少年たちの深層に迫る 世間を震撼させた神戸連続児童殺傷事件から既に20年が過ぎたという。その後も今日に至るまで … [続きを読む]
野上暁 2018年11月09日
生と死の境目を見つめる 植物状態の患者と対話する? 奇妙な題名である。動くことができない、話すことができない、呼びかけにも応じない、つまりは … [続きを読む]
西 浩孝 2018年11月05日
「リブロの時代」への郷愁を超えて… 恐縮だが、のっけから昔話。80年代、90年代の僕は、東京・池袋といえば、「文芸座(現在の新 … [続きを読む]
高橋伸児 2018年11月05日
悪いのはカタギのほうだ 毎年夏、土用丑の日が近づき、コンビニやスーパーや牛丼チェーンがウナギを大々的に売り出すと、ニホンウナギは絶滅危惧種だ … [続きを読む]
小木田順子 2018年10月29日
命がけの場面でも、私たちの選択は不合理だった 2年以上前、国際情報メディアに在籍していたとき、行動経済学の本をここで書評したら、その本の著者 … [続きを読む]
井上威朗 2018年10月29日
日本の作家にもこうした作品が書けるのか! タイトルと著者名だけを見てやり過ごしていた。天気のことを書いた本かなどと思い込んでいたからだ。何し … [続きを読む]
小林章夫 2018年10月22日
まさに「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく」 勇気づけられる本だ。政治思想の研究者が、私立女子校の生徒を前に毎月、5回に分けて語 … [続きを読む]
松澤隆 2018年10月15日
その強さに覚えあり 「女性って強い」。自分も女性だが、こう感じることがけっこうある。「強い」というのは、たとえばイギリスの元首相サッチャーが … [続きを読む]
佐藤美奈子 2018年10月15日
安定平衡期の世界との向かい合い方 生物学にロジスティック曲線と呼ばれる、時にS字型を描く曲線があるらしい。一定の環境条件の下に、これによく適 … [続きを読む]
今野哲男 2018年10月09日
われわれはどこへ行くのか じつはこの本を読み始めてから何度か、もう読むのをやめようかと思った。ラテン・ギリシア・キリル・アラビア・梵字・漢字 … [続きを読む]
松本裕喜 2018年10月09日
メガトン級のスゴい新書 経営している田畑書店という出版社でこの夏、『これは水です』という新刊を出した。デヴィッド・フォスター・ウォレスという … [続きを読む]
大槻慎二 2018年10月01日
全体像が初めて顕わに この本は、この著者にして初めて書けたもの、という感がある。小沢書店を30年近く経営し、転じて『美酒と革嚢――第一書房・ … [続きを読む]
中嶋 廣 2018年10月01日
交流のなかに息づく「こころ」 伊丹十三はかつて、『モノンクル』(朝日出版社)という雑誌を刊行していた。精神分析をテーマに編まれたそれは、「ボ … [続きを読む]
渡部朝香 2018年09月25日
インドが気づかせてくれたこと 最近、インドのニュースが多くなったような気がしていた。首相のモディという名前もちょくちょく耳にする。とはいえ、 … [続きを読む]
堀由紀子 2018年09月25日
あなたも21世紀の「役立たず階級」になるかもしれない 「二十一世紀、AIとバイオテクノロジーの出現により、『役立たず階級』というまったく新し … [続きを読む]
駒井稔 2018年09月19日
社会・スポーツ
関係性の重視が、地域振興を主目的に芸術祭の誘致を目指す自治体の思惑に合致してしまい、「関係性の美学」についての理論的支柱は抜け落ちて、ただ … [続きを読む]
樫村愛子 2018年09月15日
保守嫌いも思わず共感する歴史的名著 著者のラッセル・カーク(1918~94)は、現代アメリカを代表する保守思想家だという。原著は1953年に … [続きを読む]
木村剛久 2018年09月11日
言論の危機的状況にメディアは権力とどう対峙するか? 特定秘密保護法から安保関連法、そして「共謀罪」法と、国民の反対を数の力で押し切って強引に … [続きを読む]
野上暁 2018年09月11日
学問は遊びから生まれる 著者の第1作『『忘れられた日本人』の舞台を旅する――宮本常一の軌跡』(河出書房新社、2006年)には驚かされた。「旅 … [続きを読む]
西 浩孝 2018年09月07日
文化・エンタメ 三省堂書店×論座 神保町の匠
「教養」が気になる人へ 学生、社会人だろうが、リタイアした高齢者だろうが、「教養」を求める人、気になる人がどれだけ多いかの証しだろう。就職試 … [続きを読む]
高橋伸児 2018年09月07日
文化・エンタメ
今回は前稿、前々稿で触れえなかった『女と男の観覧車』についてのポイント、およびウディ・アレン映画の特色の一端を、例によって断章形式でコメン … [続きを読む]
藤崎康 2018年09月06日
正面突破で「デビュー作が最高傑作」の呪縛を断ち切る ものすごく面白い著者が出現した。この著者で本を作りたい。でもデビュー作でこの著者の持ちネ … [続きを読む]
井上威朗 2018年08月31日
親日でもなく反日でもなく 読もうと思ったのは、「これは何の本だろう?」と思ったからだった。 著者は朝日新聞社在籍中から名を馳せ、中国・台湾も … [続きを読む]
小木田順子 2018年08月31日
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