警察 の検索結果

「体罰は犯罪です」ポスターを学校に貼れ

澁谷知美

　男性顧問からの体罰を苦に自殺した桜宮高のバスケ部主将のニュースを聞いてまっさきに思い出したのは、2005年６月に岡山県のおかやま山陽高校野 … ［続きを読む］

スポーツにおける指導者のいじめと犯罪

　昨年末、大阪市立桜宮高校バスケットボール部の主将であった2年生の男子生徒が自殺した。男子生徒は、バスケ部顧問の男性教諭から繰り返し殴られて … ［続きを読む］

［3］蛮行

　「出会い方、ワルッ！」　砂川匠吾は、心の中で舌打ちしていた。　浦添商との決勝戦のおよそ４ヶ月前――。我喜屋優が正式に監督に就任する数週間前 … ［続きを読む］

警察は崩壊を食い止めよ

　長いこと日本警察を見てきましたが、２０１２年ほどほころびが目立った年は珍しい。不祥事は多く、基本を忘れた捜査が横行し、事件の証拠品をなくす … ［続きを読む］

いじめをなくす「シチズンシップ教育」が必要だ

　滋賀県大津市立中の２年男子生徒の自殺（昨年１０月）について、滋賀県警が同級生２人を暴行容疑で書類送検したというニュースが２８日朝刊に掲載さ … ［続きを読む］

【２０１２年　演劇　ベスト５】 「るつぼ」が浮かび上がらせる「異端排除」

（１）新国立劇場「るつぼ」　魔女狩り裁判を描いたアーサー・ミラーの傑作戯曲の上演。宮田慶子の精緻な演出とキャストの熱演により、休憩をはさみ３ … ［続きを読む］

言論の自由が逼迫する「Ｙ(読売)の悲劇」

魚住昭

　読売巨人軍代表を解任された清武英利氏と私の対話録『Ｙの悲劇　独裁者が支配する巨大新聞社に未来はあるか』（講談社）がつい先日刊行された。　ご … ［続きを読む］

暴力団でないアウトロー「半グレ」の実態

小野登志郎

　《六本木事件と「関東連合」》　今年９月に発生した東京・六本木の殺人事件。警視庁は防犯カメラの映像分析から実行犯が元暴走族の集団である「関東 … ［続きを読む］

検察が法廷で裏付けのない右翼幹部の調書を朗読した舞台裏

　戦後の自民党一党支配に幕を引き、今にいたる政界流動化のきっかけともなった金丸信・元自民党副総裁の5億円ヤミ献金事件。1992年に発覚したが … ［続きを読む］

［6］第１章 盛り場・風俗篇（６）

カフェーの女給の実態

　では、女給の実態、とくに経済状態はどうであったか。『職業婦人物語』（前田一）によれば、女給の平均収入は１カ月５０円であった。ただし、この中 … ［続きを読む］

ＴＢＳ、ＷＯＷＯＷ共同制作の傑作「ダブルフェイス」

川本裕司

　ＴＢＳとＷＯＷＯＷが初めて共同制作して放送されたドラマ「ダブルフェイス」が視聴者から圧倒的な支持を受けた。テレビ局の垣根を越える番組が珍し … ［続きを読む］

本土との断絶深める沖縄

大矢雅弘

　米軍の新型輸送機オスプレイ配備に反対する県民大会で、翁長雄志那覇市長は大会共同代表として次のように述べた。　「知事や各首長、各議会、県選出 … ［続きを読む］

総選挙後に日本は「戦前」に戻るのか？――二大政党制の崩壊と右翼的体制変革の危険性

■慄然とする解散総選挙　解散総選挙の報に、筆者は慄然とせざるをえなかった。これは、最悪の時期におこなわれる総選挙であると思えたからである。現 … ［続きを読む］

サイバー犯罪条約が発効：情報セキュリティの現状と対応

　パソコンの遠隔操作で他人になりすまし、ネット掲示板に脅迫文を書き込んで警察の誤認逮捕を招いた事件、ネットバンクを悪用して他人の預金を引き出 … ［続きを読む］

容疑者の「顔」写真をめぐる神話

　25年以上にわたって数世帯の家族が監禁され、数名が虐殺された。報道されて分かった範囲でも尼崎の事件は確かに前代未聞の異常な犯行だといえる。 … ［続きを読む］

政権樹立の陰で暴力団が暗躍した「竹下ほめ殺し事件」

　戦後の自民党一党支配に幕を引き、今にいたる政界流動化のきっかけともなった金丸信・元自民党副総裁の5億円ヤミ献金事件。1992年に発覚したが … ［続きを読む］

尼崎連続事件がいまひとつ「盛り上がらない」理由

　尼崎の事件がどうも自分としては盛り上がらなくてつまらない思いをしている。あれだけ沢山の方が亡くなった事件で面白いだの盛り上がるだのいうのは … ［続きを読む］

地方商店街、「家業を継ぐ」は死語になるのか

　地方の商店街が長い不振に苦しんでいる。最近、ＪＲ小田原駅前にある専門店ビルが来年３月で営業を終えるというニュースがあった。小田原市にはかつ … ［続きを読む］

最高裁の判断は？　企業ぐるみ選挙違反事件の行方に注目

　従業員に給与を支払う約束をして投票依頼の電話をかけさせると公職選挙法違反（選挙運動報酬約束罪）に当たるのか――。２０１０年７月の参院選に民 … ［続きを読む］

誤認逮捕・起訴、明日は我が身に

河合幹雄

　真面目に暮らしていても、誰でもが犯罪被害者になる可能性が出てきたことにより、犯罪数は減少しているのに、安全神話は崩壊した。私は、そう指摘し … ［続きを読む］

警察は猛省後に意地を見せよ

緒方健二

　他人のパソコンを乗っ取って遠隔操作し、犯行声明を送り付ける。そんなことができるとは、パソコンを日常的に使っているのに基礎的な知識が乏しい私 … ［続きを読む］

フクシマ双葉町の避難民を記録した傑作ドキュメンタリー、『フタバから遠く離れて』（中）――提示し問いかける記録力、描写力

　舩橋淳監督がもっとも影響を受け、また敬愛するドキュメンタリストは、おそらくフレデリック・ワイズマンだが、むろん両者の映画手法は、まったく同 … ［続きを読む］

「政・財・暴」癒着の陰で進行した暴力団の企業浸食

　戦後の自民党一党支配に幕を引き、今にいたる政界流動化のきっかけともなった金丸信・元自民党副総裁の5億円ヤミ献金事件。1992年に発覚したが … ［続きを読む］

教育者・若松孝二監督の思い出

古賀太

　　若松孝二監督が亡くなられたというニュースを聞いて思い出したのは、今年の２月１日のできごとだ。私が教えている日大芸術学部映画学科の学生と企 … ［続きを読む］

いじめと社会の現在

樫村愛子

　10月8日、『ストップいじめ!ナビ』（http://stopijime.jp）が立ちあがった（詳細は、代表の萩上チキさんが『シノドス・ジャ … ［続きを読む］

［3］第１章 盛り場・風俗篇（３）

当局と業者の攻防

■花柳界の危機感　カフェーの隆盛によって、それまで花柳界に足をむけていた客がカフェーに通うようになった。客が激減した花柳界では「芸者学校」を … ［続きを読む］

司法を後追いするアルハラ報道　「発表」にとどまらず真相究明を

服部孝司

　本誌２００９年６月号の本欄で取り上げた一気飲み事故死をめぐる民事訴訟が昨年６月に和解した。この裁判結果を機に同種の飲酒事故に対する司法の判 … ［続きを読む］

【Journalism１０月号】調査報道は読まれているのか？米新聞の栄光と死角に学ぶ

石川幸憲

　朝日新聞が発行するメディア研究誌「Journalism」１０月号の特集は「調査報道の現実」です。ＷＥＢＲＯＮＺＡではこの中から、在米ジャー … ［続きを読む］

ベビーカーの議論と薄れゆく日本の扶助意識――韓国とアメリカの事例から

金恵京

　ベビーカーで電車に乗る際、どうすべきか。　最近、鉄道会社や東京都の啓発ポスターをきっかけに議論が盛んになっている。ただ、その議論の立て方自 … ［続きを読む］

東日本大震災から今日までいかに生き延びてきたか――陸前高田の仮設住宅で暮らす女性たちの座談会

聞き手：荻上チキ

　東日本大震災から１年半以上が経過した。被災した人たちの多くは今なお、慣れない避難先や仮設住宅での暮らしを余儀なくなくされている。そこにはな … ［続きを読む］