子ども の検索結果

佐村河内事件、および『ＦＡＫＥ』について（上）

われらの欲望が生んだ偽ベートーヴェン

スキャンダル・エンターテインメントとしての事件　森達也は、オウム真理教（当時）の内部を、オウム=絶対悪という枠をとっぱらった独自のアングルで … ［続きを読む］

触覚の知性、体感の快楽

情報社会だからこそ注目される皮膚感覚

　触れる、触れられる。なでる、 感じる。引っかく、つねる、たたかれる。吸う、なめる、かじる、かむ。・・・このように並べだけで、様々な連想が起 … ［続きを読む］

［書評］『こじらせない離婚』

原口未緒著

気持ちが楽になる失敗者の話　　　本書を読んだきっかけは、知人の息子夫婦に持ち上がった離婚話だった。　二人の幼い子がいるのが気がかりで、その方 … ［続きを読む］

［35］選挙に圧勝、ムスリム同胞団の台頭

政権を脅かす唯一の組織力　エジプト革命の後、イスラム政治組織「ムスリム同胞団」は強権体制が倒れた後の民主的な選挙で第1党となった。 　欧米や … ［続きを読む］

［5］民主派政権に浮かれている暇はない

男の子の得度式　ミャンマー中部の古都バガンの一角にミンチントゥ村がある。今から約1000年前にこの国の最初の王朝の首都として繁栄したバガンの … ［続きを読む］

どはずれた万能感をもつ舛添要一さんの「理屈」

「俺の快適は、都民の快適。俺の成長は、都民の幸福」

頭のいい人にしては、ぬかった　舛添要一さんの数々の疑惑の支出問題について、「公私混同」「ケチ」「せこい」などなどとまとめられている。でも彼は … ［続きを読む］

車いすテニスの多数の観客は4年後の成功を占うか

国内初開催の世界国別選手権最終日に3500人が有明コロシアムで観戦

　屋根をオープンにしたセンターコートには初夏の日差しが降り注ぎ、5月の心地良い風が吹き抜けていた。パラリンピックの、と限定して表現する必要は … ［続きを読む］

多様な教育機会確保法が不登校児の権利を侵害？

今国会では成立が見送られたが、フリースクールで法案の評価で賛否が分かれる

　東京シューレらフリースクール大手を中心に、現在フリースクールに通う子どもたちの社会的地位や権利を確保しようとして、超党派議連で不登校と夜間 … ［続きを読む］

福島支援に入った放射線専門家の反省（２）

除染廃棄物の管理について不適切なアドバイスをしてしまった

　福島原発事故の直後から、放射線防護の専門家として現地支援に入った放射線安全フォーラム理事の多田順一郎氏は、「除染に過大な期待を抱かせてしま … ［続きを読む］

ウィーンの国際原子力機関（IAEA）の法務部で働いた経験

ウィーンの国際原子力機関（IAEA）で働いてアンダーソン・毛利・友常法律事務所弁護士　土屋　智恵子　１． はじめに　2011年から2015年 … ［続きを読む］

清原和博は己の弱さを本当に見つめていたのか

「１９８５年」ではなく、今を生きてほしい

涙を流してきた清原　現在公開中の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の主人公、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは、その昔、 … ［続きを読む］

［8］タイムスリップしたような地方の魅力

　首都ハバナの旧市街は、石畳や石造りの旧スペイン植民地風の建築が並ぶ。それもいいが、地方の町に行けば、街そのものが200年前にタイムスリップ … ［続きを読む］

福島支援に入った放射線専門家の反省（１）

除染に過大な夢を与えてしまった

　福島原発事故が起きたあと、いち早く除染活動を始めたNPO法人「放射線安全フォーラム」の理事多田順一郎氏が、２月に東京で開かれた同フォーラム … ［続きを読む］

ICTと子どもの健康

デジタル教科書による学習は健康面に十分配慮を

はじめに　文部科学省の「学習者用デジタル教科書」の在り方を検討する有識者会議「デジタル教科書の位置付けに関する検討会議」は2016年4月22 … ［続きを読む］

女性置き去りの震災支援を問う

女性の視点の防災は、子ども、高齢者、障害者、外国籍住民を支援する上でも有効だ

　熊本地震をめぐり、女性被災者への対応の立ち遅れが報じられている。着替えやトイレの不便、性犯罪への不安など、女性であるがゆえの悩みがあっても … ［続きを読む］

［34］エジプト革命の歴史的な一日を追う

　私はエジプト革命の検証のために、1月25日の最初のデモの次、「怒りの金曜日」と名づけられた1月28日に何があったかについて関係者のインタビ … ［続きを読む］

民泊・ホームシェアリングを巡る規制についての考察

　自宅の一部やマンションの空き室を旅行者らに有料で貸す「民泊」をどのように規制するかについての検討が政府の関係機関で始まった。「民泊」には本 … ［続きを読む］

［6］キューバをたとえれば「自立した強い女性」

　ハバナの中心部に革命博物館がある。その玄関前に陣取るのは1台の戦車だ。革命から2年たった1961年に反革命の侵攻軍を撃退したとき、カストロ … ［続きを読む］

沖縄の新聞は偏向しているのか？

平和と人権を奪われた側に立つ記者たち

　この春、「琉球新報」記者の新垣毅(あらかき・つよし)（45）は文化部編集委員から東京支社報道部に異動した。異動に先立ち、部屋探しのために上 … ［続きを読む］

［5］革命の成果と課題。どこまで格差を認めるか

　キューバが世界に誇るものが二つある。教育と医療を無料にしたことだ。誰でも幼稚園から大学院の博士課程まで無料で教育を受けられる。病気になった … ［続きを読む］

初夏の鳴く虫探訪

オスが敵のそばで鳴き続けるのは何故か？

　鳴く虫といえば秋を連想するだろうが、実際は初夏から鳴き始める。5月の末に結構たくさん鳴いているコガタコオロギなどは、コオロギらしからぬ「ビ … ［続きを読む］

［32］エジプト革命、タハリール広場の戦い

　2011年2月1日、編集委員として駐在していたエジプトのアレクサンドリアから、連日デモが続いていたカイロに移った。　早速、その日の午後、中 … ［続きを読む］

[2]生活困窮者をケアする非正規公務員

生活保護の申請窓口に非正規公務員を配置する事例が頻発

生活保護の面接相談員　関東地方のある自治体に、生活保護の面接相談員として勤務していた非正規公務員の女性は、3年半勤務した自治体を2013年度 … ［続きを読む］

複眼を追っかける

いつか命を奪いにくる臓器のおかげで私たちは今日を生きる。それが生と死の原則だ

　一冊の本を出版させてもらった。「どちらであっても」(岩波書店)。　本が出て、あの話し書けばよかった、この話しも、と思った。書きそびれたと思 … ［続きを読む］

日本会議を形成する生長の家人脈

取り巻く宗教団体、根源に「明治憲法復元」

　日本会議について書いてほしいという依頼を受けて、少し迷った。　私は10年ほど前に日本会議の成り立ちを取材する機会を得ただけで、現在の日本会 … ［続きを読む］

［29］パナマ文書と「日本死ね!!!」

パナマ文書が明らかにした問題は私たちの足元の問題ともつながっている

　パナマ文書が話題になっている。日本では当初、中国やロシアの政府の腐敗ぶりを示すものとして報じられた。日本の大手企業経営者の名がちらつき始め … ［続きを読む］

ＨＫＴ４８の歌詞問題で、ファンとしてつらいこと

歌詞がどうとかいう以前に、この曲が……

このCDを買うのもたいへんだぞ　誰も別にこんなことに興味ないだろう。どこかに何かの火ダネでもあれば探しだして覗きたいっていうモノ好きな人にし … ［続きを読む］

［3］子どもたちの5人に1人が学校に行かない…

　ミャンマーでは義務教育の制度はあるものの、過去の軍事政権は教育より軍事を優先し、学校を充分に用意しなかった。国の制度の不備に加えて、貧しさ … ［続きを読む］

日本学生支援機構の奨学金の実態は「学生ローン」

教育に当たり前の予算を確保して、育ちと学びを社会全体で支える体制を

　お金がないことで学びの機会を失わないよう、学びをお金の面で支えるのが、奨学金の本来の目的です。　しかし、その奨学金が、逆に、人生の大きな負 … ［続きを読む］

謝礼つき教科書説明会を見る視点

理科は実害ありません

 昨年の10月、検定中の「白表紙本」を小中学校教員らに見せて謝礼を渡す教科書会社の慣行がメディアで指摘された。以後の調べによると、 … ［続きを読む］