仏 の検索結果

スイスの異能、ダニエル・シュミット監督特集が東京・渋谷で開催！（４）――“ファム・ファタール映画”の傑作、『ヘカテ』の魔力（続）

　今回は前回触れえなかった、『ヘカテ』の注目すべきディテールのいくつかを、箇条書きにしてみたい。＊『ヘカテ』における最大の見せ場のひとつは、 … ［続きを読む］

［2］「安倍政権の憲法クーデター」説

「憲法クーデター」という学問的批判　前稿（【閣議決定後の日本政治をどう捉えるべきか？（１）】――「上からの体制変革」の決定的開始」）で述べた … ［続きを読む］

検察の強制捜査権でロッキード事件の真相を解明してほしいと願った記者たち

（５）ロッキード事件の発覚

　ロッキード事件、リクルート事件など戦後日本を画する大事件を摘発し、「検察のレジェンド」と呼ばれた吉永祐介元検事総長が亡くなって１年が経った … ［続きを読む］

現実のまっただ中で死者と対話する大浦信行監督作品『靖国・地霊・天皇』

現実の時間と空間をゆがめる映画体験　映画を観終わり、町に出た。目の前の、直線に縁取られたビル群、硬いアスファルト、チェーン店の見慣れた看板。 … ［続きを読む］

スイスの異能、ダニエル・シュミット監督特集が東京・渋谷で開催！（３）――“ファム・ファタール映画”の傑作、『ヘカテ』の魔力

　ダニエル・シュミットの『ヘカテ』（１９８２、カラー）は、“ファム・ファタール（宿命の女）映画”の傑作だ。マイナーな … ［続きを読む］

イラク情勢とトルコの大統領選挙（上）――カギを握るクルド人

エルドアンの切り札　トルコのアブドゥラー・ギュル現大統領の任期が、この８月２８日で満了する。それに先立つ８月１０日に、国民の投票で新たな大統 … ［続きを読む］

［38］日本は軍拡の罠に落ちないか――平和国家の看板を降ろすな

　安倍晋三政権は、日本国憲法の改定も経ずに、閣議決定による憲法解釈の変更で、集団的自衛権の行使を容認した。南シナ海では中国とベトナム、フィリ … ［続きを読む］

ＥＵを揺るがす「民族大移動」、新たな震源地はあのウクライナ

　ＥＵが移民問題で揺れている。この問題について尋ねると、多くの人は一瞬不機嫌な顔になる。英国ではエリザベス女王が議会で移民規制強化を表明し、 … ［続きを読む］

スイスの異能、ダニエル・シュミット監督特集が東京・渋谷で開催！（２）――奇想天外な超傑作『ラ・パロマ』をめぐって（続）

　『ラ・パロマ』の、前回述べた以降の物語は、ヴィオラがイジドール宛てに残した遺書をめぐって、奇天烈な怪奇映画、ないしは幽霊映画風に展開する。 … ［続きを読む］

スイスの異能、ダニエル・シュミット監督特集が東京・渋谷で開催！（１）――奇想天外な超傑作『ラ・パロマ』をめぐって

　東京のオーディトリウム渋谷で、スイスの異才、ダニエル・シュミット（１９４１―２００６）の特集上映が始まる！　ああそれにしても、なんてことだ … ［続きを読む］

これが戦争のリアルだ！　『戦争と性』にみる「道徳的頽廃」

　鈴木邦男は、自らも右翼活動家であった若かりし日々に土方歳三に魅了されていたことを「自己批判」し、小説や映画に描かれた〈歴史〉や人物像は実際 … ［続きを読む］

日本政府の饗宴外交の実力は

　「エリゼ宮の食卓」でフランスの饗宴外交を見事に分析した西川恵（毎日新聞社客員編集委員）が今度は日本の官邸や宮中のおもてなしに筆をすすめてい … ［続きを読む］

［4］「脅し」は自民党にも返ってくる？

　「憲法の定める政教分離の原則と申しますのは、信教の自由の保障を実質的なものとするため、国及びその機関が国権行使の場面において宗教に介入しま … ［続きを読む］

増村保造の大回顧特集が東京・京橋で開催！（３）――“色情観音”を描いた耽美的な名作、『卍』をめぐって

　増村保造は１９６４年、谷崎潤一郎の小説『卍』（１９２８）の映画化に挑戦し、みごとに成功した（色鮮やかなカラー作品）。谷崎の『卍』は、周知の … ［続きを読む］

国民に報復受ける「覚悟」を強いる安倍首相

　国連平和維持活動（ＰＫＯ）に日本から派遣すべきかどうかの論議が交わされていた９１年、中東にＰＫＯの現場を取材に行ったことがある。レバノンに … ［続きを読む］

認知症を受け入れる～国家戦略づくりが始まった

　「認知症医療の充実を推進する議員の会」を自民党の国会議員が６月に作った。会長になった尾辻秀久参院議員は「国家戦略の策定を目指すべくやってい … ［続きを読む］

創価学会が安倍政権に送ったシグナルとは？――集団的自衛権問題で粘り腰の公明党

　第１９６通常国会会期中（参議院は６月２１日、衆議院は同２２日に終了）に、安倍政権は、憲法解釈の変更による集団的自衛権行使容認に踏み切る閣議 … ［続きを読む］

［35］日本のエネルギー政策には大幅な進歩の余地

　ＢＰ社（かつてのBritish Petroleum社）は毎年６月、世界エネルギー統計年鑑（BP Statistical Review of … ［続きを読む］

イラクのことはイラクに任せよ

　米国は、今次のイラク情勢の急変で、イギリス、フランス、オランダ、日本、旧ソ連、米国自身などが、帝国主義的な領土・勢力圏拡大と、その挫折で学 … ［続きを読む］

若者失業率２０％超の混迷ユーロ圏、ＥＣＢのマイナス金利がアベノミクスを打ち消す懸念

　欧州の中央銀行は出口が見出しにくい、いわば迷路の政策に入り込んだ。　欧州中央銀行（ＥＣＢ）は５日、追加の金融緩和策を決めた。政策金利を過去 … ［続きを読む］

「美味しんぼ事件」に見る「STM（科学・技術・商品）言説」の抑圧性

　「美味しんぼ問題が隠蔽した、より深刻な問題」（ビデオニュース）が指摘するように、菅義偉官房長官ら政府の「被ばくと鼻血には因果関係がないと専 … ［続きを読む］

ＳＴＡＰ問題　改革委の「解体提言」を支持する

　ＳＴＡＰ細胞論文問題はなぜ起きたのか？　私は取材に携わり、理化学研究所の調査委員会の記者会見にも参加した。しかし、捏造・改ざんという深刻な … ［続きを読む］

拉致問題の日朝合意、北朝鮮のイデオロギー的変化と「日本人問題」

　５月２９日、日本と北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）が、拉致問題を含む二国間関係の正常化に向けた交渉を行うという合意文書を発表した。日朝国交 … ［続きを読む］

［5］出発点となったアンデルセンの『雪の女王』

　６月４日、『アナと雪の女王』が新記録を打ち立てた。『タイタニック』（１９９７年）の持つ動員記録１６８３万人を抜き、日本で公開された外国映画 … ［続きを読む］

［33］東アジア・東南アジアの軍事戦略バランスの大変化・・・中国軍首脳の強気発言の背景

　米国政府国防総省国防長官室は、毎年５月から６月に、中国の軍事情勢についての報告書を米国連邦議会に提出する。　今年も、先週６月５日に、Mil … ［続きを読む］

ラグビー・エディージャパン、上方修正のワケ

　ワールドカップ（Ｗ杯）は何もサッカーだけではない。ラグビーのＷ杯は来年、英国イングランドで開かれる。エディー・ジョーンズヘッドコーチ（ＨＣ … ［続きを読む］

残業手当は人を幸せにはしない

　政府内で、一部の労働者の時間管理を外す規制緩和プラン、いわゆる“残業代ゼロ法案”が議論されている。サラリーマンにな … ［続きを読む］

【古典ＤＶＤ傑作選（６）】　 オーソン・ウェルズ製作の『恐怖への旅』――ハラハラドキドキのＢ級犯罪映画　

　オーソン・ウェルズ製作の犯罪映画の小傑作、『恐怖への旅』（１９４３、６８分、モノクロ）がＤＶＤ＆ブルーレイ化された。監督はノーマン・フォス … ［続きを読む］

ＪＬＧ、ダークホースで審査員賞受賞！ でもゴダール、カンヌやめるってよ。（下）――ウルトラ高飛車ぶりとビデオレター

　さて今回の騒動でとばっちりを受けたのが、クエンティン・タランティーノだ。彼は１９９４年に『パルプ・フィクション』でパルムドールをもらったし … ［続きを読む］

｢肥満列車｣が教える小さなミスの大きなロス

　海外ニュースに日々さらされている私たちだが、伝えられない事件も多い。日本では、とりわけ欧州のニュースがアフリカや中南米などと並んで手薄のよ … ［続きを読む］