動機 の検索結果

「孤立社会」日本を襲ったコロナ危機。個人の孤立化を進めないために

ポストコロナを生きる②　ソーシャルディスタンスの時代に他者との関係をどうつくるか

　「コロナ前は戻るべき場所ではない。新たな社会を創るために」に引き続き、ポストコロナの生き方について論じる。今回は、社会における孤立について … ［続きを読む］

新聞に“逆襲”のチャンスはあるのか

ニュース無料時代に有料デジタル版を成り立たせる戦略

広告メディアとして成長した新聞　新型コロナウイルス対策のための政府の緊急事態宣言下、紙の新聞はみるみる薄くなった。通常30ページ台だった朝日 … ［続きを読む］

制度に救われない人々は自己責任か？

想像の範囲が自分とその周囲にしか届かない視野の狭さ

　感染者が減ったという感じはあまりしないが、コロナ禍第一波は半ば「強制終了」という形で、日常生活が徐々に戻ってきている。だが、私は、この間け … ［続きを読む］

女たちは密やかに旅を始め、覚醒した――倉橋由美子『暗い旅』をめぐって

『暗い旅』から始まった　前稿で触れたように「ディスカバー・ジャパン」は、まず若年層の女性を的確につかんだ。ただ彼女たちが何かを探索し、発見し … ［続きを読む］

ディスカバー・マイセルフ――それは女たちから始まった

　1970年代は誰もが旅に出た。年寄りも若者も、家族連れも独身者も、都会のサラリーマンも農協の組合員も、ありとあらゆる日本人が「旅」に出かけ … ［続きを読む］

ヒッチコックの超傑作『バルカン超特急』――戦慄とユーモアの絶妙なカクテル

　前回論じた『三十九夜』と並ぶヒッチコック英国時代の最高傑作、『バルカン超特急』(1938、東京・シネマヴェーラ渋谷「ヒッチコック監督特集」 … ［続きを読む］

〝分断のシンボル歌〟が今もうたい継がれる不幸　その2

【21】ザ・フォーク・クルセダーズ「イムジン河」

　「イムジン河」は30年もの時の流れの中で封印は解かれたものの、〝生みの親〟である松山猛の胸中には、もっとも大きな〝禁断の河〟がわだかまり続 … ［続きを読む］

〝分断のシンボル歌〟が今もうたい継がれる不幸　その1

【20】ザ・フォーク・クルセダーズ「イムジン河」

　「イムジン河」をはじめて聞いたのは、いつだったろうか？　たぶん大学2年のころ、当時の10代、20代にはもっとも身近かで重要な情報源であった … ［続きを読む］

Bリーグ・大河チェアマンが任期途中で辞任、難局での新チェアマンに期待

異例のオンライン会見で明かした、辞任の理由とは　日本スポーツ界に新風を吹き込んだ男子プロバスケットボール「Bリーグ」の大河正明チェアマン（6 … ［続きを読む］

パスポートを返せ《前編》 外務省は理由をでっちあげ、海外取材を妨害した

国内に閉じ込められ、職を奪われた戦場記者の警鐘「すべての日本人に起こりうる」

パスポート取り上げは、職を奪われるに等しい　愚かしい裁判に付き合わされて、もう1年になる。付き合わされているといっても、訴えたのは私で、相手 … ［続きを読む］

どこまでもアベノミクス的なコロナ対策～官邸官僚が陥った「規模ありき」の罠

第2次補正予算は第1次をしのぐ大規模メニュー。首相は「世界最大の対策」と誇るが…

　政府の新型コロナウイルス対策の評判は、さんざんである。　最近の安倍政権の支持率急落のきっかけは黒川弘務・前東京高検検事長の人事に対する批判 … ［続きを読む］

中国の「コロナ外交」は夜郎自大～張倫 CYセルジー・パリ大学教授が語る母国の姿

自己陶酔で傲慢な外交が支援先への感謝要求や批判者への恫喝につながっている

　新型コロナウイルスで多くの感染者を出している欧州に対して、中国政府は医療物資や医師団を送って積極的な「コロナ外交」を展開している。1989 … ［続きを読む］

コロナ対策で浮上した「9月入学」は「留学生の増加」につながるか

もっともに聞こえるが、壁は少なくないし、さまざまな制度変更も必要

　新型コロナウイルス感染症の拡大による学校休校への対策として注目を集めているのが、学校の入学と始業時期を9月に変更する「9月入学」だ。安倍晋 … ［続きを読む］

コロナ禍の今こそ知りたい顕微鏡の世界史／日本の栄光はいま…

次のパンデミックが発生すれば、日本は分析データを中国に依存することになりかねない

顕微鏡の歴史　人間は視覚の動物です。私たちは、見ることによって世界を理解しています。たとえ抽象的な概念であっても、私たちはグラフィックな表現 … ［続きを読む］

トランプを昂ぶらせた米朝首脳会談

第５部「『炎と怒り』から『恋に落ちた』―戦略なき衝動外交」（２）

　トランプ政権1期目の外交政策における最大のレガシー（政治的遺産）は史上初めての米朝首脳会談といってよい。2017年、米朝関係は軍事衝突寸前 … ［続きを読む］

「コロナ風俗嬢」発言の岡村隆史氏に、正しい“謝罪”と責任を取る機会を

望まぬセックスワーカー問題の解決の旗振り役になって欲しい

　お笑い芸人の岡村隆史氏が、ラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(2020年4月23日放送)で、以下のような発言をし … ［続きを読む］

ポストコロナ危機の政治に向けて（下）

ポストコロナ危機の政治に向けて（上）２　政治システムの構成原理　次に、政治システムを構成する際の基準となる価値原理について考えてみたい。①　 … ［続きを読む］

小池百合子都知事が目立ちに目立つ。その「痛し痒し」について

　ダメだ、30分も費やしたのに、「密ですゲーム」のレベルがCから上がらない。小池百合子東京都知事の声で「おうちにいてください」とゲームオーバ … ［続きを読む］

スクリーンで「スター・三島由紀夫」は輝いている

映画『三島由紀夫vs東大全共闘50年目の真実』から自決への道

　新型コロナのおかげで、映画館はどこもすいているのに、映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』は公開初日の3月20日に日比谷で見たが … ［続きを読む］

江戸期の経済思想家本多利明に学ぶ「童心」

日本と科学、母語と思考をめぐる思索

江戸後期に数学や天文学を教えた本多利明の「童心」　江戸後期の経済思想家本多利明は、越後に生まれ若くして江戸に出て、関孝和の高弟今井兼庭に和算 … ［続きを読む］

アカウント凍結事件　「謝罪文」は出たけれど

多くの人数で少数の他者を叩くとき、人は自分に強固な自己肯定感を持ってしまう

　さて、僕のTwitterアカウントが巻き込まれたDMCA虚偽報告の一件。前回に記事（「ある朝、目覚めると、僕のTwitterアカウントが凍 … ［続きを読む］

新型コロナ対応で緊急事態宣言はデメリットだらけ

「異次元の不況」を招く愚策は避けよ。必要なのは「平常対応」できる体制の構築だ

　新型コロナウイルス感染の全国的な広がりに対し、安倍晋三総理は2月27日、唐突に小中高校の「全国一斉休校」を要請。さらに、29日の記者会見で … ［続きを読む］

根拠ない批判が生みだす｢医療崩壊｣とウイルス拡大

社会的パニックに呼ぶだけで、感染は止まらない　非建設的な情報発信の害悪

　全国の小中高が臨時休校し、企業はテレワークを進める。WHO（世界保健機関）や米国疾病対策センターは世界的大流行（パンデミック）の懸念を表明 … ［続きを読む］

抵抗は義務か？　ゲオルク・エルザーと尹奉吉

三一独立運動から日韓の友好交流へ

　3月1日は、日本による朝鮮植民地支配に対する全民族的抵抗を示した三一独立運動の開始と大韓民国臨時政府樹立（上海）101周年にあたる。　現在 … ［続きを読む］

トラウマと野望の教育改革

試験制度の迷走が続く理由

　世の中はコロナ・ウイルスでもちきりだが、季節はちょうど大学受験シーズンである。私の主宰している小論文スクールは大学院受験のサポートが多いの … ［続きを読む］

香港区議選から学ぶ投票率アップのために必要なこと

民主化デモはどうして高投票率につながったのか？選挙プランナーが考えた

　昨年11月に行われた香港の区議会議員選挙では、民主派の圧勝と同時に、投票率が急上昇したことが大きな話題となりました。前回区議選の47％から … ［続きを読む］

関西電力の「珠洲原発」用地先行取得の舞台裏と検察ＯＢコネクション

　関西電力の役員ら２０人が、高浜原発が立地する福井県高浜町の森山栄治元助役（１９年死去）から計約３億２千万円分の金品を受領していた問題。関電 … ［続きを読む］

『リチャード・ジュエル』と『テッド・バンディ』、主人公の人物像に迫る

　今回は前回に引きつづき、映画『リチャード・ジュエル』と『テッド・バンディ』(以下、『ジュエル』と『バンディ』と略)における、主人公の人物像 … ［続きを読む］

３０年後に出版された博士論文　資源国有化紛争、国際投資法と私

国際投資法と私 アンダーソン・毛利・友常法律事務所中川  淳司国際投資法に取り組んだ大学院時代　1979年に東大大学院法 … ［続きを読む］

東京地検特捜部の上司を「頭凝り固まってる」と嘆息した担当検事

（32）陸山会事件で「虚偽捜査」の標的となった小沢元秘書の石川知裕氏に聞く・中

　「文春砲」が炸裂して、小泉進次郎環境相が政治資金から女性との逢引き代を出していたことが暴露された。政治団体には法人格がないために、本来政治 … ［続きを読む］