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文化・エンタメ
日本映画の戦後黄金期を代表する名女優・香川京子(1931~)の出演作46本が、東京・京橋のフィルムセンターで上映中だが、ともかく、凄いライ … [続きを読む]
藤崎康 2011年11月30日
小津安二郎の創造的な模倣という点で言うなら、小津とはまったく異なる角度から、現代日本の家族の歪みを描いた黒沢清の傑作、『トウキョウソナタ』 … [続きを読む]
藤崎康 2013年02月04日
1952年の11月10日「読売新聞」夕刊の演芸欄に、溝口健二、小津安二郎、清水宏の鼎談が載っている。日本映画の海外進出が主なテーマだが、冒 … [続きを読む]
古賀太 2013年07月25日
周知のように成瀬巳喜男(1905-1969)は、小津安二郎、溝口健二、マキノ雅弘、中川信夫とならんで、1930~50年代の日本映画全盛期を … [続きを読む]
藤崎康 2013年10月31日
昨年ここで東京国際映画祭の批判を5回に分けて書いたが、今年はトップがギャガ会長の依田巽氏からKADOKAWA取締役相談役の椎名保氏に代わっ … [続きを読む]
古賀太 2013年11月01日
今回のフィルムセンターの特集で、11月10日、19日に上映される成瀬巳喜男監督の戦後第1作、『浦島太郎の後裔(こうえい)』(1946、東宝 … [続きを読む]
藤崎康 2013年11月07日
「小市民の単調な日常を淡々とスタイリッシュに描き、その反復的描写のうちに<もののあわれ>といった情趣を表す“日本的な … [続きを読む]
藤崎康 2013年11月30日
先日、東京・神保町シアターで始まった小津安二郎特集の初日に行って驚いた。土曜の11時からの『一人息子』(1936)の回がほぼ満席で、若者が … [続きを読む]
古賀太 2013年11月30日
前回に引き続き、今回も『ユリイカ』特集号の論考中、私がとくに興味深く読んだものを紹介し、それらについてコメントしてみたい。 映画研究者・長 … [続きを読む]
藤崎康 2013年12月11日
『ユリイカ』特集号の論考中、所収の宇野邦一「凡庸と幻視」における、ジル・ドゥルーズの「小津においてはすべてが普通で凡庸であ」るという言葉を … [続きを読む]
藤崎康 2013年12月13日
成瀬巳喜男(1905~69)はいうまでもなく、小津安二郎、溝口健二らとならぶ日本映画史における至宝だ。 しかし成瀬は、今なお「庶民劇」「小 … [続きを読む]
藤崎康 2014年03月18日
今回は東京・シネマヴェーラ渋谷の特集、「ナチスと映画II」の1本として上映される、イタリアの名匠ロベルト・ロッセリーニの『ドイツ零年』(1 … [続きを読む]
藤崎康 2014年03月25日
幸いなことに、ベネチア国際映画祭では毎年のようにコンペに日本映画が選ばれている。2012年は北野武監督の『アウトレイジ・ビヨンド』、13年 … [続きを読む]
古賀太 2014年09月26日
ジョン・フォード監督に特別の思い入れがある映画ファンは多いだろう。 私もその端くれだが、かつてフォードの家族メロドラマ、『わが谷は緑なりき … [続きを読む]
藤崎康 2014年09月29日
文化・エンタメ 三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠
とっておきの映画本だから、居住まいを正して読みたい 川本三郎は敗者あるいは弱者に惹かれる人である。綺麗事ばかりをくっちゃべる正義の人には … [続きを読む]
上原昌弘 2015年01月08日
文化・エンタメ フランスにおける日本映画
フランスでは、年々日本文化に対する熱が高まっているようだ。 巷の本屋や図書館ではMANGA専用の棚が増設され、通りには和食レストランが雨 … [続きを読む]
林瑞絵 2015年01月21日
文化・エンタメ 元少年A『絶歌』をテキストとして読む
『絶歌』においてAは、土師淳君殺害について、前記の鑑定書には記されていないことを書いている(118頁以降:ここも読むのが辛くなるようなくだ … [続きを読む]
藤崎康 2015年09月16日
21世紀の老人は、どう本を読むか 身につまされる、というか、何だか、とても納得することの多い本だった。たとえば、こんな記述。 「ある量の蔵書 … [続きを読む]
奥 武則 2015年10月02日
ゴジラを生み出した監督の評伝および微細な作品分析 日本ではじめてアメリカで評価された監督は誰であろう。小津安二郎? 黒澤明? いやいや。 … [続きを読む]
上原昌弘 2015年10月30日
多くの映画好きにとって、原節子ほどその死がショックだった女優はいないのではないか。田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子、高峰三枝子、杉村春子など … [続きを読む]
古賀太 2015年12月04日
文化・エンタメ 追悼・原節子 スクリーンに全てを賭けた真正の芸術家
電話を前に声を上げて…… 原節子が、肺炎が原因で、9月5日に亡くなったことは、11月25日の夜、初めて知った。 … [続きを読む]
末延芳晴 2015年12月04日
拙著『原節子、号泣す』(集英社新書、2014年)の「あとがき」に記したように、私は、原節子が主演した『晩春』と『麦秋』、『東京物語』とつら … [続きを読む]
末延芳晴 2015年12月14日
小津安二郎は、原節子を念頭において、野田高梧と脚本を共同執筆したときから、拙著『原節子、号泣す』に詳しく記述したように、女優原節子の資質や … [続きを読む]
末延芳晴 2016年01月05日
号泣のシーンに隠されていた新たな真実 なぜ、原節子は『東京物語』のクライマックスで、笠智衆から妻の形見だとして時計を渡され、存在を揺るがせ … [続きを読む]
末延芳晴 2016年02月05日
小津安二郎と原節子自身の意図や思惑をはるかに超えたレベルで成し遂げられた激越、かつ根源的な「号泣」の演技、そしてそのことによって獲得された … [続きを読む]
末延芳晴 2016年02月19日
「内なる戦争」に決着をつけないまま 佐藤忠男監修の『永遠のマドンナ 原節子のすべて』(出版協同社、1986年)に掲載されている「原節子主演全 … [続きを読む]
末延芳晴 2016年04月11日
中盤で、2人がアメリカ西部を巡る自動車旅行に出発する『キャロル』は、よってそれ以降、恋愛映画+ロード・ムービーという形をとる(キャロルの運 … [続きを読む]
藤崎康 2016年04月13日
『晩春』に次ぐ『麦秋』は、小津安二郎が、山中貞雄の無念の思いに報いるために、再び原節子を主役に据えて撮ったという意味で、画期的な作品である … [続きを読む]
末延芳晴 2016年04月25日
拙著『原節子、号泣す』(集英社新書)の第九章「失われた自然的時間共同体」のなかで、私は、小津映画の頂点とでも言うべき『晩春』、『麦秋』、『 … [続きを読む]
末延芳晴 2016年05月16日
冒頭シーンに次いで周到に書き込まれた布石 父親による「娘殺し」と娘による「父殺し」という視点から、『晩春』を見返してみると、この作品が、冒頭 … [続きを読む]
末延芳晴 2016年06月20日
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