原子力発電 の検索結果

被団協が原発を見限るまでの道のり

高橋真理子

　日本原水爆被害者団体協議会（被団協）が結成から５５年を迎えた今年、初めて「脱原発」の方針を打ち出した。被爆者のただ一つの全国組織は、１９５ … ［続きを読む］

東電会長「役員報酬の返還はプライベートな事項」回答拒否

事故前の津波対策「堆積物調査など鋭意検討していた」

　福島第一原子力発電所の事故が収束することなく続くなか、東京電力の株主総会が６月２８日に開かれた。延べ９３０９人の株主が参加し、６時間９分に … ［続きを読む］

東電、企業年金削減「費用見直しの埒外ではなく検討したい」

　福島第一原子力発電所の事故が収束することなく続くなか、東京電力の株主総会が６月２８日に開かれた。延べ９３０９人の株主が参加し、６時間９分に … ［続きを読む］

泊原発、無条件の営業運転開始を容認すべきではない

吉田文和

　いま、全国的に注目されているのが、北海道電力泊3号機の営業運転開始問題である。3月11日以降、正式に営業運転の許可を受けて稼働する日本で初 … ［続きを読む］

《記者会見詳録》九州電力社長「コンプライアンス取り組み不十分だった」

「集団行動で内部通報制度生きず」

　九州電力は７月１４日、玄海原発（佐賀県）の運転再開に理解を求めるテレビ番組での、「やらせメール」問題の調査結果を発表した。真部（まなべ）利 … ［続きを読む］

霞が関の現役官僚・古賀茂明さんが断固主張　「電力業界もエネルギー政策も、経産省も公務員制度も大改革が待ったなしだ！」

古賀茂明（経産省大臣官房付)　聞き手：一色清（WEBRONZA編集長）

「７月中に退職せよ」――。渦中の改革派官僚、古賀茂明さん（経産省大臣官房付）は、事務次官から異例の退職勧告を受けた。震災と原発事故で見えてき … ［続きを読む］

国策の原子力　経産人事、「不問」でいいのか？

小森敦司

　経済産業省が原発行政に関わる３首脳の交代を発表したが、少し早めの定期異動のようなものだった。国策として原発を進め、東京電力福島第一原子力発 … ［続きを読む］

宮崎駿が峻別するいい戦後と悪い戦後

宇野常寛

　アニメ映画『コクリコ坂から』で脚本を担当した宮崎駿は、原作である同名の少女漫画に対して大胆な脚色を施している。そもそも80年代初頭に発表さ … ［続きを読む］

「自主避難」の賠償を東電に請求、東電「声を受け止め検討」

　東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質から逃れるため、国や自治体の指示ではなく、自主的な判断で避難したり避難を検討したり … ［続きを読む］

早いか遅いかの違いだけ

一色清

　民主党の代表選挙は次期首相を選ぶ選挙だ。その代表選挙が近づいてきているようで、何人かの立候補予定者の名前が取りざたされている。選挙の争点は … ［続きを読む］

原発事故賠償４千億円計上「総額は始めてみないと分からない」

福島第一原発地下遮水壁、決算に費用計上、金額は開示せず

　福島第一原子力発電所の事故の損害賠償について、東京電力は８月９日、初めて「３９７７億円」を費用として計上した四半期決算を公表した。ただし、 … ［続きを読む］

被災地を思い、戦争の記憶と向き合う両陛下の８月

岩井克己

　東日本大震災直後の３月１６日の天皇陛下の全国民へのビデオメッセージ、そしてうち続いた被災地歴訪は、終戦時の昭和天皇の「玉音」放送と戦後地方 … ［続きを読む］

続・「放射能の恐怖」再考――危険を伝える

内村直之

　心理学者P.スロビックの研究を見てみる（“Perception of Risk(リスクの認知)” Science ２３６ ２８０-２８５ … ［続きを読む］

［5］原発は安くない

〈第５回〉原発は安くない　東日本大震災からの復興が遅れている大きな要因に原発の事故がある。復興増税論とは話がずれるが、これについても私の考え … ［続きを読む］

「放射能の恐怖」再考――危険を伝える

内村直之

　「原発と放射能」は、われわれにとって大問題である。朝日新聞は、３月１２日から４月１１日までの１カ月間で５６面あった朝夕刊の１面トップのうち … ［続きを読む］

被爆者への理解不足がうむ過剰な被曝忌避

　先日、福島の原発事故をめぐって独誌デア・シュピーゲルの取材を受けた。記者が繰り返し尋ねたのが、日本人はヒロシマ、ナガサキで被爆体験をしてい … ［続きを読む］

広島の核廃絶の誓い再び

寺岡伸章

　終戦の暑い夏が、またやってくる。　わたしは小学6年生の担任の先生から「君たち日本人の役割は世界から核兵器をなくすことだ」と説教されたのをよ … ［続きを読む］

東電「長期裁判、資金不足、事業継続不能の恐れ」で免責主張見送り

「設備水没による受電不能で原発事故に」

　福島第一原子力発電所の事故が収束することなく続くなか、東京電力の株主総会が６月２８日に開かれた。延べ９３０９人の株主が参加し、６時間９分に … ［続きを読む］

高速技術立国が見落とした隠れたノウハウ

寺岡伸章

　中国高速鉄道は、設計・製作にあたった技術者も「俺は決して乗らない」と言っていると噂されるほど安全が懸念されていたが、不幸にも多数の死傷者が … ［続きを読む］

裏には日韓送電線接続があるのか

一色清

　ソフトバンクの孫正義社長が打ち出した大規模太陽光発電所（メガソーラー）など自然エネルギーへの転換構想は、これからの日本のエネルギー政策に大 … ［続きを読む］

首長たちが「孫構想」に集まったのはなぜか？

菅沼栄一郎

　「この指とまれ」とばかりに、孫正義・ソフトバンク社長が打ち上げた自然エネルギー協議会に、３５人の知事と１７人の政令指定都市市長が賛同した。 … ［続きを読む］

「科学者の不一致」こそ論題に―リテラシーを考える

小林傳司

　今回の東日本大震災以後、原子力関係の世界はすっかり社会から信頼を失ったように見える。正確には、原子力にかかわる科学技術だけでなく、それに携 … ［続きを読む］

【北欧エネルギー事情＜７＞】　フィンランド編（その１）――「原発ルネサンス」の旗手の苦闘

脇阪紀行

　これまで「北欧エネルギー事情」として、まずスウェーデンの原発や再生可能エネルギー政策の実情を見てきた。環境意識が高く、かつて「脱原発」を国 … ［続きを読む］

原発の地下遮水壁、前倒し着工で政府が工事費を東電に補助？

　福島第一原子力発電所の地下水が海に漏れ出るのを防ぐ「地下遮水壁」の建設について、政府と東京電力は７月１９日、当初の計画を前倒しして、半年以 … ［続きを読む］

北大ＨＯＰＳマガジン　【北海道から何を発信するか】　英国スコットランドから北海道の地域再生を考える

山崎幹根（行政学、地方自治論）

　英国北部に位置するスコットランドは、明治期の近代化以降、日本、そして北海道との結びつきをもっているとともに、今日に至るまでさまざまな分野の … ［続きを読む］

被災ノムコウにある希望―福島の高校生から学んだこと

須藤靖

　拙稿でも紹介した日本天文学会による「全国同時七夕講演会」が７月以降、全国各地で開催されている。私も７月７日と８日に福島県立安達高校、福島高 … ［続きを読む］

原発事故調査・畑村委員長「組織事故の観点、実物の保存、再現試験を重視」

事情聴取全面公開には消極、「『現地・現物・現人』で調査を」

　東京電力福島第一原子力発電所の事故の調査・検証について、政府が設置した委員会の委員長に就任した畑村洋太郎・東京大学名誉教授が6月22日、日 … ［続きを読む］

東日本大震災や原発事故などをテーマにサイエンス映像学会【無料】

7月30日、31日に青山学院大学でWEBRONZAがメディアパートナー

　サイエンス映像学会（SVS）第４回大会が７月30日（土）、31日（日）の２日間、東京都渋谷区渋谷４丁目の青山学院大学・青山キャンパスで開催 … ［続きを読む］

大転換期こそイノベーションの芽がある―24時間都市、賢い電力網、そして廃炉も

北野宏明

　日本のエネルギー政策をどうするのかの議論が花盛りである。その中心部分は、原発をどうするのか、発電と送配電の分離など電力供給体制をどうするか … ［続きを読む］

当然だが、画期的な転換だ

小此木潔

　「原発ゼロ社会」を提案した論説主幹の署名論文と社説は、朝日新聞の歴史的な転換を象徴するものである。　世論調査で多くの国民が「脱原発」を望ん … ［続きを読む］