植民地 の検索結果

［8］戦況の悪化と旅行の奨励

　石原巌徹はインフラの整備が必要と認識しており、それによって曲阜訪問がより簡便かつ快適になると考えていた。そのために交通機関や宿泊施設の充実 … ［続きを読む］

［書評］『遊廓のストライキ』

山家悠平著

娼妓たちの「リアル」からみる新・女性史　　 格子窓状にくりぬかれたカバーの向こうに女性の表情がわずかにうかがえる。このカバーをはず … ［続きを読む］

沖縄対安倍政権、政府間紛争をどう見るか（下）

「大和の国」に問われている政治の質とその理念

占領支配を連想させる「力」の政治の「上から目線」　翁長雄志―菅義偉会談の翌日の4月7日、菅官房長官は「粛々」という言葉を封印するとしたが、中 … ［続きを読む］

［7］儒教道徳と大和魂の接合をねらった計画

　石原巌徹の８項目にわたる野心的な提案の細目を、少し要約したかたちで、解説を加えながら、以下に示すことにしよう。　１、国廟の指定　　政府は曲 … ［続きを読む］

［6］孔子の遺跡、曲阜を人気の観光地に

　戦闘後の傷跡をいやし、南京の街をつくりなおして、観光客に魅力ある旅先にしようという試みは基本的にはつづけられていたものの、そのいっぽうで歴 … ［続きを読む］

核実験の悲劇の地　南太平洋の体験

　南太平洋に浮かぶ、仏領ポリネシア・タヒチ島。首都パペーテ港の南３番埠頭（ふとう）から、街はすぐ目の前である。船を降りて、レストランやお土産 … ［続きを読む］

日中、「戦後７０年」と「戦勝７０周年」の距離

「抗日戦争の記憶」が消えない理由

　今年は日本が敗戦から70年。中国は抗日戦争勝利70周年だ。　安倍晋三首相が出す談話が、アジア諸国に対する植民地支配と侵略への反省、おわびを … ［続きを読む］

ソーラーシェアリングで広がる可能性

エネルギー兼業農家をめざせ

　再生可能エネルギーは本来的に地域分散・ネットワーク型であり、資源の宝庫である農山漁村において、地域住民が主体となる取り組みが今後さらに増え … ［続きを読む］

自己批判を知らない歴史修正主義者に対抗する

その手段は、徹底した自己批判である

　2014年、従軍慰安婦や東京電力福島原発事故の報道をめぐり、朝日新聞が揺れた。不正確な表現や訂正・謝罪の遅れがあり、厳しい批判が殺到。第三 … ［続きを読む］

韓国で「姦通罪」はなぜ廃止になったか（下）

「先進国」たらんとした法曹界

姦通罪は女性保護の法律だったか？　1988年、韓国に憲法裁判所ができて以来、刑法第241条「姦通罪」に対して5回の違憲審判請求が行われ、4回 … ［続きを読む］

［3］奉天――「アジア的文明」の遺産として

　大日本帝国内では、奉天であれ、どこか別の都市であれ、いったん観光客が到着すると、地域のガイドつき遊覧バスが、便利で手ごろな旅行手段となって … ［続きを読む］

［書評］『司馬遼太郎　東北をゆく』

赤坂憲雄著

ひき裂かれた「まほろば」にまみえる旅　　　東北を語ることは、関西人・司馬遼太郎自身の表現で言えば、「懸想文」(恋文)だったという。アブナイ。 … ［続きを読む］

ああ台湾！（下）　地方選で吹いた「白い旋風」

台湾、香港、沖縄、南で起こる新たな動き

　台湾の学生たちが2014年3～4月、馬英九・国民党政権の対中政策に対して異を唱え、台北の立法院(議会)を占拠した。支持者が激励のため、ひま … ［続きを読む］

ああ台湾！（上）　『ＫＡＮＯ』大ヒットの背景

「台湾語」にみる台湾人意識と台湾語愛の高まり

　台湾映画『ＫＡＮＯ～1931海の向こうの甲子園～』を見た。なるほど、昨冬に先行上演された台湾で歴史的なヒット作になっただけのことはある。す … ［続きを読む］

［4］「闘う」決意より、命と生活のための支援を

　安倍首相は2013年9月の国連総会演説で、日本の中東への関わりとして、ヨルダンの南部地域で、「女性の地位向上や家族計画」プロジェクトにマネ … ［続きを読む］

［書評］『２１世紀の資本』

トマ・ピケティ著　山形浩生、守岡桜、森本正史訳

脱格差社会宣言の波紋　　　当初、日本語版タイトルは、『21世紀の資本論』と予告されていたはずだ。それが『21世紀の資本』に変えられたのは、マ … ［続きを読む］

［2］多くの娯楽を提供、人気を集めた奉天

　奉天には観光客を引き寄せる多くの名所があった。ここは日露戦争(1904-05)で最後の会戦が繰り広げられた場所である。　さらに、いわゆる満 … ［続きを読む］

安倍談話は「普通の感覚」を取り戻す好機

日韓の首脳は、一部の支持に固執するのか、多数派の思いに従うのか

　1月5日、安倍晋三首相は年頭の記者会見の中で、終戦から70年を迎える今年の8月15日に談話を発表すると宣言した。　発表の目的としては「世界 … ［続きを読む］

「脱占領・戦後体制」めざす動き本格化

この挑戦をどう受け止めるかが問われる―『Journalism』1月号より―

自民党の根幹には「戦後」への追憶感情　「安倍政権の特質と展望―戦後70年を迎えて―」。このテーマで依頼を受けて後、突然の解散総選挙となった。 … ［続きを読む］

［1］帝国日本が観光旅行を奨励した意味

　帝国日本における歴史遺産の景観は、帝国の発展とともに広がっていった。本稿は1938年から43年にかけて中国大陸の3つの場所、すなわち奉天、 … ［続きを読む］

［2］渦巻く「知」へのヘイトに向き合う

話題の本を知らず、読んでいなくても恥じない彼らとの対話は可能なのか

　新年になっても、相変わらずネット空間を中心に凄まじい「知」へのヘイトが渦巻いている。　前回、保守的かつ挑発的な発言を繰り返す――自身でも以 … ［続きを読む］

香港・雨傘革命後の中国、GDP世界1へ加速

2015年は中国経済の存在の高まりを痛感する年に

 　「大阪、大好き」――。香港駐在時、アニメ好きが講じて日本通いを続ける娘さんと知り合った。その彼女が今年の夏の終わりに、家族全員 … ［続きを読む］

孤立していたのはキューバでなくアメリカだ

「国交回復」の思惑と危惧

　米国が敵対関係にあったキューバと関係改善を発表し、米国は大騒ぎしている。しかし、キューバの知人たちにメールすると、キューバは冷静だ。そのギ … ［続きを読む］

モヒートを飲みながらキューバを語ろう（下）

明るい過去も未来も、暗い過去も未来も、何でも飛び出す

　今回の米国とキューバとの国交正常化の動きをキューバ人は、ほぼ全員が歓迎していると思う。　「生活物資がないのは米国の経済制裁のせいだ」と、キ … ［続きを読む］

［1］凄まじい「知性へのヘイト」はなぜ生まれた

憎悪の本当の対象は、「学問・知・書物」？！理論的な説明では乗り越えられない現実

　「香山さんに質問。戦後生まれの人間がいつまでも戦争責任だの植民地支配だの言われ続けることは、日本人に対する不利益・差別に該当しないの？」　 … ［続きを読む］

香港「雨傘革命」の火は消えない

民主化を求める声は世界に届いた

　香港の民主化を求める「雨傘革命」がついに行き詰まった。　9月末に始まった学生らによる中心街の占拠活動は、香港政府や中国から民主化に向けた成 … ［続きを読む］

［5］私利私欲を追求する買弁たちが政策を立案

まとめ：WEBRONZA編集部

　僕はいつも、「もし、自分が国務省の子役人だったら」という想定でもの考えるんです。　で、上の上司からですね、「内田君ちょっと、日本がこういう … ［続きを読む］

［書評］『帝国の慰安婦』

朴裕河著

消去されたノイズに耳を澄ますことから　　　 「慰安婦問題」を、いま考えるとき、必読の書である。 　2013年８月に出版された本書の韓国語版に … ［続きを読む］

［書評］『戦後韓国と日本文化』

金成玟著

「鉄腕アトム」は韓国製？　屈曲するサブカル受容史の謎解き　　　いまや韓国は日本のマンガやアニメの大得意先である。日本の人気マンガの大部分は、 … ［続きを読む］

［1］勝利のための「打たれ越し」という思想

　カジノを含む統合型リゾート（ＩＲ）施設を解禁するための法案の成立が遅れている。　今臨時国会での成立は絶望的だし、また新年２０１５年１月から … ［続きを読む］