安保闘争 の検索結果

「檻の中」生まれの唄は、なぜまんまとシャバへ出ることに成功したのか？　その2

【19】園まり「夢は夜ひらく」、藤圭子「圭子の夢は夜ひらく」

　前回では「夢は夜ひらく」をめぐる主要プレイヤーたちの役まわりの「実態」を検証したが、さらに詮索をつづけても、おそらく「藪の中」なので、別の … ［続きを読む］

「どこでもない遠くへ行きたい」という衝動

政治は詩に似ているか　『遠くまで行くんだ…』は小野田襄二を中心とする数人のグループによって1968年10月30日に創刊された思 … ［続きを読む］

「檻の中の唄」はなぜ封印されたのか？　その2

【17】「練鑑ブルース」

　前回に引き続き、まずは以下の論点につき、検証を深めようと思う。　当時の大人たちは「檻の中」で生まれた「練鑑ブルース」が商売になると思ったに … ［続きを読む］

在日米軍の「特権」を定めた日米地位協定の60年越しの問題（下）

止まらない沖縄の米軍事故の究明をはばむ日米地位協定。問題解決の道はあるのか

　今年は戦後75年、日米安保条約改定60年にあたる。1952年のサンフランシスコ講和条約の発効によって独立を回復した戦後日本は、アメリカとの … ［続きを読む］

50年後、高校全共闘は若者たちと出会った

2・11シンポジウムで見えてきたこと

50年後の地球の上で　歳を取るのも悪くないと思う今日この頃。それでもスジのいい若い人たちの話を聞くと、やっぱり若いっていいなあと涙ぐみそうに … ［続きを読む］

桜を見る会問題　我々野党の責任を嚙み締める

国家国民への真摯な思いから湧き上がる正義感、倫理観、使命感、責任感に基づく追及を

　衆議院予算委員会の審議が続いています。　昨年は統計不正、以前は文科省の天下り問題、こうした政府の不祥事や不正を質すことは野党の大きな役割の … ［続きを読む］

よど号ハイジャック事件――半島へ飛べ！　根拠地へ向かう旅

　その日、9人の男たちは4日前の失敗を繰り返さぬよう、早めの時間に羽田空港へ集合した。当初の決行予定日だった1970年3月27日は、何人かが … ［続きを読む］

ウルトラシリーズの脚本家・上原正三は「在日琉球人」として本土で生き抜いた

代表作『帰ってきたウルトラマン』の「怪獣使いと少年」。マイノリティー迫害を描く

　「ウルトラマン。本籍地、沖縄。やはり、私は、こう記入したい」　初期ウルトラシリーズの監督、実相寺昭雄は、著書にそんな言葉を残している。　1 … ［続きを読む］

団地を訪ねてみませんか――日本の今を知るために

　「団、団、団地のお嬢さん」。テレビから流れる歌のメロディを今でも覚えています。小学校に入る前のことでしたが、若い女性の歌声が耳に残っている … ［続きを読む］

高校闘争50年、『1969 それぞれの記憶』

1. 半世紀前の記憶をつなげる　1960年代の「異議申し立て」がピークを迎えたのは1968年である。「1968」に向かってあらゆる反体制運動 … ［続きを読む］

れいわ新選組代表 山本太郎さんインタビュー

「地獄」をつくったのは無関心な私　脱消費税を掲げ、旧体制と闘う

　世界をみると、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんのような若者をふくめ、様々な人たちが社会運動や政治活動にとりくみ、思いを伝えよ … ［続きを読む］

在日朝鮮人「帰国事業」60年後の真実（下）

国際政治の論理で実現した「大規模移住」。在日朝鮮人自身の人権問題は軽視された

　『在日朝鮮人「帰国事業」60年後の真実（上）』では、北朝鮮から日本に戻ってきた「Uターン帰国者」の証言が最近、ようやく一定数集まり始めた現 … ［続きを読む］

公取委員長の語るGAFAなどプラットフォーマーによるデータ寡占と競争政策

杉本和行・公取委委員長インタビュー（上）

　インターネット上で展開されるサービスの基盤（プラットフォーム）となるようなシステムを消費者に提供するグーグル、アマゾンなどのプラットフォー … ［続きを読む］

護憲派は国民を信じていない

井上達夫インタビュー（下）立憲的改憲こそ安倍改憲への対抗策だ

　法哲学者の井上達夫・東大大学院教授に『ポピュリズムやパリテに抱く「リベラル」派の幻想』に続き日本のリベラル派・護憲派について聞いた。立憲主 … ［続きを読む］

「反マルクスの社会主義」 民社党の遺伝子

日本会議と共闘する労働戦線は、どう作られてきたか

　予期せぬ答えが返ってきた。「ぼくは社会主義者。今でも」「保守とは呼ばれたくない」　新しい歴史教科書をつくる会会長を務める高池勝彦弁護士。弁 … ［続きを読む］

[書評]『鶴見俊輔伝』

黒川創著

「まともさの感覚」を「学びほぐす」ということ 　実に面白い。年譜と索引を除いても500ページ余の大著ながら、一気に読んでしまった。雑誌「思想 … ［続きを読む］

憲法改正には関心なし？ 若者たちの事情

　安倍晋三首相は10月開会した臨時国会で、自民党の憲法改正案を国会に提示する意欲を改めて強調しました。思惑通り改憲論議が加速するのか、見通し … ［続きを読む］

安倍首相 憲法改正の本気度は?

歴代の「改憲派首相」の行動から浮かび上がる安倍首相の本当の気持ちとは

安倍首相は改憲に向けて動き出した？　今年9月の自民党総裁選挙に勝利した安倍信三首相は10月24日、第197回国会の所信表明演説の中で、憲法審 … ［続きを読む］

安倍首相、確実視される3選後の課題

9条改憲が自民党総裁選後の最も重要な政策課題だ

　9月7日に告示された自民党総裁選挙は20日に投開票が行われる。9月3日に行われた安倍選挙対策本部の発足会では党内5派の領袖達や無派閥議員も … ［続きを読む］

1968年 全共闘とは何だったのか?

デモ、討論、バリケード……。在野の哲学者が語る闘争の青春

　学生の反乱のうねりが全国に広がった「1968年」から50年。あの闘争とは何だったのかを問い直す書籍の刊行やイベントが相次いでいる。ヘーゲル … ［続きを読む］

[書評]『評伝　島成郎』

佐藤幹夫著

繰り返される志　島成郎。1931年、東京生まれ。今は昔、60年安保闘争のヒーローだ。1950年に東京大学教養学部に入学、日本共産党に入党する … ［続きを読む］

２０１８年、日本国憲法と戦後の現在地

社会運動を支えたふたつアジェンダが問われる時代。継承か終焉かの分岐点に立つ憲法

“時代の塗り替え”と正統性の動揺　2018年になった。この2018年には「明治維新150年」と最後のフルバージョンの … ［続きを読む］

防衛大臣の役割と責任とは

シビリアンコントロールを理解し、民主主義の原則にそって自衛隊を統率せよ

あまりにお粗末な稲田防衛相の言動　防衛大臣の職責はすこぶる大きい。なにを今さら、と思われるかもしれないが、北朝鮮の核ミサイル危機、中国の海洋 … ［続きを読む］

新・麻生派にみる派閥の凋落

自民党長期政権を支えた「疑似政権交代」は不可能だ

自民党が惨敗を喫した東京都議選が示したもの　7月2日の東京都議選で、小池百合子都知事率いる都民ファーストの会が躍進し、自民党は歴史的な惨敗を … ［続きを読む］

若松孝二『実録・連合赤軍』舞台化の生々しさ

究極の密室劇、今も刺さったままのトゲの痛み

　未だに「総括」できない痛みとして、戦後史に刺さったトゲとも言うべき「連合赤軍事件」。その痛みが、生身の肉体となって私たちの目の前に現れた。 … ［続きを読む］

［9］１９７０大阪万博――屋根と塔の関係

　磯崎新は後に、「太陽の塔」について、「巨大な男根のような塔が柔らかい皮膜をかぶった屋根を突き抜いたときに、勝負あったと思った」と書いた。　 … ［続きを読む］

大阪万博２０２５の描き出す夢とは？（下）

２０２５年、「超高齢社会」の中で

戦後ナショナリズムに代わるもの　60年代後半まで、「戦後ナショナリズム」は効力を保持していた。ただし、その発現形態はますます捻じれて分かりに … ［続きを読む］

大阪万博２０２５の描き出す夢とは？(上)

１９７０年万博が果たした「転換点」の意味から考える

大阪万博アゲイン！　私は、1970年の大阪万博に行かなかった。東京の高校生にとって当時の大阪はそれほど身近な場所ではなかったし、少し世の中の … ［続きを読む］

［3］１９７０大阪万博――集客の構造

メディアの万博翼賛体制　6250万人は、日本全国から砂粒のように吹き寄せられたわけではない。　集客の背景には第一に、大量の情報の散布によるブ … ［続きを読む］

［1］１９７０大阪万博――万博少年たち

はじめに――2020年代に蘇るものはなにか？　安倍晋三首相は2016年9月28日の衆院本会議で、2025年の万国博覧会の大阪誘致に向け、立候 … ［続きを読む］