平和 の検索結果

「歩く人が多くなれば、それが道になる」　天安門事件31年・香港の現場から

ともに歩く者は世界に広がっている。香港人は決して泣き寝入りはしないだろう

　5月28日、中国の第13期全国人民代表大会（全人代）で、香港に関する「国家安全法」を制定する方針が採択された。それは実質的に香港市民の基本 … ［続きを読む］

南スーダン野球団を市民にお披露目。思わず目頭が熱く……

野球人、アフリカをゆく（29）準備は整い選手の技量も上がった、いよいよその時が

＜これまでのあらすじ＞　かつてガーナ、タンザニアで野球の普及活動を経験した筆者が、危険地南スーダンに赴任し、ここでもゼロから野球を立ち上げて … ［続きを読む］

〝分断のシンボル歌〟が今もうたい継がれる不幸　その1

【20】ザ・フォーク・クルセダーズ「イムジン河」

　「イムジン河」をはじめて聞いたのは、いつだったろうか？　たぶん大学2年のころ、当時の10代、20代にはもっとも身近かで重要な情報源であった … ［続きを読む］

安倍「おべっか」外交はトランプに通用したのか？

第７部「ドナルド・シンゾウ―蜜月関係の実像」（１）

　安倍晋三首相は2016年11月、大統領就任前のトランプ氏と外国首脳としては初めてニューヨークで会談して以来、ゴルフ外交を含めて頻繁に首脳会 … ［続きを読む］

アフターコロナは国連議員総会、そして世界連邦へ！

70年以上前にアインシュタイン博士や湯川博士が唱えた構想を今こそ

　新型コロナウイルスのパンデミックに陥った国際社会に遭ってキッシンジャー元米国務長官は、「ウイルスは国境を認識しない」として、各国政府に「世 … ［続きを読む］

身寄りなきネコが問いかける「動物愛護法の矛盾と欠陥」

公害・感染症・生態系破壊の温床ともなり得るわが国の欠陥制度をめぐって

　多くの人々にとってイヌやネコなどのペットは、「物」でも「おもちゃ」でもなく「家族」そのものである。かれらは飼い主によって守られているだけで … ［続きを読む］

コロナ「全国民検査」は無意味である

検査結果は曖昧、それでも知りたい必然性がある人だけ受けるべきもの

　コロナ禍の中で安全に経済を再開させるためには「全国民検査」が必要だという主張が相次いでいる。世界銀行のチーフエコノミストも務めたニューヨー … ［続きを読む］

戦後75年。沖縄戦を知らない若者に歴史をどう引き継ぐか（下）

語り以外の方法で沖縄戦のリアリティーを担保する方法が必要に

　戦争体験者が少なくなった戦後75年である2020年。体験の語りに耳を傾けること以外の方法で、沖縄戦を知らない世代が戦争の記憶を引き継いでい … ［続きを読む］

戦後75年。沖縄戦を知らない若者に歴史をどう引き継ぐか（上）

戦争体験を語り継ぐという形での平和学習や報道はいよいよ限界

　2020年は戦後75年にあたる。これは何を意味するか？　端的にいえば、戦争体験者が残り少なくなったということだ。総務省の2018年10月1 … ［続きを読む］

政治を変える「グレタの法則」、無名の市民が瞬時に世界を動かす

コロナ禍の時代、デジタル革命迎えた日本の市民運動

安倍政権の強硬姿勢止めたツイッターデモ、世界の中で考える　検察庁法をめぐる安倍政権の強硬な姿勢を止めたのは、一般市民が発信した洪水のような量 … ［続きを読む］

パスポートを返せ《前編》 外務省は理由をでっちあげ、海外取材を妨害した

国内に閉じ込められ、職を奪われた戦場記者の警鐘「すべての日本人に起こりうる」

パスポート取り上げは、職を奪われるに等しい　愚かしい裁判に付き合わされて、もう1年になる。付き合わされているといっても、訴えたのは私で、相手 … ［続きを読む］

安全保障に科学的議論を

政策選択の羅針盤に

　国際政治を科学するという内容の書籍（多湖淳『戦争とは何か』中公新書、2020年）を先日上梓した。そこで紹介したようなエビデンスに基づく安全 … ［続きを読む］

安倍政権の検察庁法改正断念の背景にある保守の知恵の喪失という病理

少数の反対意見を吸収するのは道徳ではなく極めてリアルな政治の知恵だ

　国会はデジタルではない。　一かゼロか、イエスかノーか、そんなデジタルな発想から、数によって法案の行方が決まるのであれば、選挙で議席が確定し … ［続きを読む］

映画「ANPO」から10年

芸術に込めた怒りが問う今

　私はアメリカ人の宣教師の娘として京都で生まれ、山口と愛媛で育ち、公立の小中学校で日本の歴史を教わった。だが、1960年に起きた「戦後最大の … ［続きを読む］

日米同盟、強化の選択重ねた戦後　安保改定60年

説明責任は劣化が加速　選択肢を国民に隠すな

　「日米安保条約は日本の外交・安全保障の基軸」（首相の安倍晋三）とされるが、それは戦後日本が日米安保体制を選び、強化する選択を積み重ねた結果 … ［続きを読む］

夏目漱石と感染症の時代

『吾輩』の主人・苦沙弥先生はなぜ「あばた面」だったか

　『吾輩は猫である』の第九回（「ホトトギス」1906.3）の冒頭、猫は苦沙弥先生が天然痘（疱瘡）感染者であることを読者に宣言する。　「主人は … ［続きを読む］

COVID-19への対応では女性・少女の権利を守りニーズに寄り添うことが必要だ

※この記事は日本語と英語の2カ国語で公開します。英語版でもご覧ください。　世界のある地域では、 新型コロナウィルス感染症（COVID-19） … ［続きを読む］

司法への「官邸独裁」、検察まで抱き込もうとする安倍政権

憲法学者がいない…これでいいのか日本の最高裁判所

日本の司法の危機　安倍政権による検事長の定年延長問題は、国会での検察庁法改正の動きへと発展し、検察組織と政権の在り方が問われた。　この機会に … ［続きを読む］

戦後日本を仕切った政治家、宮澤喜一のこと

　戦後の日本の政治家と言うと、誰でもその代表としてあげるのは吉田茂であろう。　吉田は5次にわたって内閣を組織し、通算2616日（約7年2ヶ月 … ［続きを読む］

トランプは「忘れられた戦争」を忘れない

第５部「『炎と怒り』から『恋に落ちた』―戦略なき衝動外交」（４）

　トランプ政権1期目の外交政策における最大のレガシー（政治的遺産）は史上初めての米朝首脳会談といってよい。2017年、米朝関係は軍事衝突寸前 … ［続きを読む］

宗教不毛の社会で「あの世」を信じる人が増加中

　実は開高健も葬儀について書いたことがある。『すばり東京』の中に「“死の儀式”の裏側」と題した章があり、アメリカの葬 … ［続きを読む］

新型コロナで逝く。岡本行夫氏が夢見たものは……

外交でも趣味でも「夢」を語る快男児。理想から離れゆく現実に何を思ったか

　世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスは、日本の論客の命も奪った。　岡本行夫氏。　4月下旬に感染し、入院。あっという間に容体が急変したとい … ［続きを読む］

トランプが金正恩に仕掛けた意地悪

第５部「『炎と怒り』から『恋に落ちた』―戦略なき衝動外交」（３）

　トランプ政権1期目の外交政策における最大のレガシー（政治的遺産）は史上初めての米朝首脳会談といってよい。2017年、米朝関係は軍事衝突寸前 … ［続きを読む］

トランプを昂ぶらせた米朝首脳会談

第５部「『炎と怒り』から『恋に落ちた』―戦略なき衝動外交」（２）

　トランプ政権1期目の外交政策における最大のレガシー（政治的遺産）は史上初めての米朝首脳会談といってよい。2017年、米朝関係は軍事衝突寸前 … ［続きを読む］

「あいトリ」補助金、国と県の「手打ち」が問題を隠した

本質議論を避けた「一部交付」、「表現の自由」の意識低く

補助金問題で折合った国と愛知県　文化庁が、2019年に開催された「あいちトリエンナーレ2019」（以下「あいトリ」）に対する補助金を一部減額 … ［続きを読む］

ステイホーム週間は「スター・ウォーズ」で遥か彼方の銀河系へ！《後編》

5月4日はスター・ウォーズの日。壮大な宇宙の旅をおうちで楽しもう。

　第一作から40年あまり、「スター・ウォーズ」はなぜ、世界を魅了し続けるのか。2005年から「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営、「スター … ［続きを読む］

生態系中心主義に立脚したAI倫理は構築できるか

人間を理性的存在として特権化する「人間中心主義」の限界

　このところ何度か、AI倫理にかかわる問題を論じてきた。「AI倫理を問う（上）」、「AI倫理を問う（下）」そして「世界の潮流としての人間中心 … ［続きを読む］

トランプは「日韓分断」で困らない

第４部「揺らぐ同盟―究極の取引至上主義」（５）

　「米国は他国からだまし取られてきた」と考えるトランプ氏。米国は同盟国に対してもっとお金を支払うように要求し、長年にわたる損失を取り戻さなけ … ［続きを読む］

芸術を殺すのはウイルスではない。「検閲」だ

「ひろしまトリエンナーレ」中止をめぐって

瀬戸内海広域アートゾーンの期待が頓挫　広島県がこの秋、県南東部の3都市（尾道市、福山市、三原市）と共同で開催する予定だった芸術祭「ひろしまト … ［続きを読む］

ウイルスが我々に問いかけているもの（2）（続）グローバル化

グローバル化の何が問題か

　前回、「世界がグローバル化する」のに、「国際社会がグローバルな対応を取れない」ところに問題がある旨述べた。　「世界のグローバル化」自体は、 … ［続きを読む］