原発事故 の検索結果

細野さん、政治判断てそんなに悪い事ですか

　福島第一原発事故の「収束宣言」には驚かされたが、その夜のＮＨＫニュースウオッチ９での細野豪志・原発担当相の発言には、もっとがっかりした。　 … ［続きを読む］

「収束」宣言の先は、「収束」のない除染の道へ

　日本語は奥が深い。「冷温停止」というだけでなく「事故が収束」といったほうが聞こえがいいし、収束といっても耳からは「終息」のイメージも入る。 … ［続きを読む］

「冷温停止状態」「事故収束」宣言の現実

吉田文和

　政府は福島第一原子力発電所の「冷温停止状態」「事故収束」を宣言したが、これは、政府と東電が事故収束の工程表の第２段階（ステップ２）として「 … ［続きを読む］

店頭から出版の１年を振りかえる

鷲尾賢也

　年末になると、書店は活気づくものだった。かなり昔のことになるが、「婦人倶楽部」（講談社）、「主婦の友」（主婦の友社）、「主婦と生活」（主婦 … ［続きを読む］

ＮＡＨＡマラソンと震災と走るということ

辰濃哲郎

　市民マラソンの原点のような大会がある。　沖縄県那覇市から戦時中に激しい地上戦が繰り広げられた南部地域をめぐるフルマラソン、「ＮＡＨＡマラソ … ［続きを読む］

郷原氏の語る九電・眞部社長との対立の原点と古川知事との接触の真相

九電やらせ問題で郷原信郎氏に聞く（3）

　九州電力玄海原発（佐賀県）の運転再開をめぐる九電の「やらせメール」問題が迷走している。九電経営陣は、自らが委託した社外有識者による第三者委 … ［続きを読む］

【北大ＨＯＰＳマガジン】 ＴＰＰ論議のロジックとレトリックを検証する――何のための交渉参加か

鈴木一人（国際政治経済学）

　野田佳彦総理は、ＡＰＥＣ（アジア太平洋経済協力会議）出発直前の１１月１１日に「ＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）交渉参加に向けて、関係国との協 … ［続きを読む］

放射能汚染で再認識したきのこの力

　福島県東部では９月に野生きのこの出荷が停止された。摂取制限が課せられた地域もある。チチタケ、ハツタケ、マツタケといった種類のきのこから、食 … ［続きを読む］

【ＣＯＰ１７現地報告】京都議定書はダーバンで死を迎えるか

　「１９９７年、京都で開かれたＣＯＰ３で京都議定書が採択された」「そして２０１１年、南アフリカ・ダーバンで開かれたＣＯＰ１７で京都議定書は事 … ［続きを読む］

ＴＰＰを脱原発の文脈で語りたい

　私は科学記者であって、経済記者ではない。だから大きな声では言えないのだが、この秋のＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）をめぐる動きを見ていて、ず … ［続きを読む］

国王夫妻では「死に神」は追っ払えない

　評論家の加藤典洋氏が近著の中で、東日本大震災と福島第一原発の事故の報に接した時感じた「これまでに経験したことのない、未知の、悲哀の感情」に … ［続きを読む］

指標は「ぐっすり眠れる」でいい

　「経済成長は手段であって、国の目的は人々の幸せ」なんてことは、言われなくてもわかっている。でも、幸せは数字で表せないので、手段である経済成 … ［続きを読む］

低線量被曝をめぐる議論で見えた日本特有の文化的タブー

　原発の危険性について、真に「科学的」な態度とは何か。この点が混乱している。それは政治・行政の混乱にとどまらず、根底にある科学コミュニケーシ … ［続きを読む］

合意の幻想を抱くな――「やらせ」脱却の道

　11月に資源エネルギー庁に「原子力広聴・広報アドバイザリー・ボード」が設置された。その委員長を引き受けている。　そもそもは、今年６月26日 … ［続きを読む］

原発導入を望む開発途上国と牽制する米国

９月下旬、ヨルダンのアンマンで開催された原子力の平和利用と核セキュリティ・核不拡散の両立を目指す非公式国際会議に出席してきた。主催は米国と韓 … ［続きを読む］

【欧州エネルギー事情】　ドイツ編（７）――脱原発決定から半年、電力会社も脱原発

　福島第一原発事故の後、ドイツが脱原発路線に回帰してから半年余り。この間の政府倫理委員会を舞台にした論戦を前回まで紹介してきたが、現時点での … ［続きを読む］

「分断」を乗り越えるために「福島の声」を聞こう

　２０１１年１１月１１日、１１が３つ重なり３．１１との連想がすぐわく日、福島市を中心に３日間の日程で「ふくしま会議」が開かれた。福島の声を共 … ［続きを読む］

最大の公害問題としての原発災害

吉田文和

　日本では、これまで水俣病、イタイイタイ病、四日市大気汚染などの公害問題は、すでに克服された過去の問題といわれてきた。しかし今回の原発災害に … ［続きを読む］

「科学技術」の科学を忘れてはいないか

　「２位じゃだめなんでしょうか？」という言葉は日本の流行語になったらしい。一昨年の事業仕分けで、スーパーコンピュータの事業を見直す際にある仕 … ［続きを読む］

大気中に浮遊する放射性物質の減り方は早い

　大気中に漂う放射性物質の量は、福島原発事故から１か月で大幅に減った。事故直後から観測態勢を強化し、国立環境研究所と協力して正確な分析結果を … ［続きを読む］

「政治主導」のスローガンを超えた制度設計を！

　キヤノングローバル戦略研究所（ＣＩＧＳ、http://www.canon-igs.org/）が、「政治任用制度のあり方に関する研究」（研究 … ［続きを読む］

［7］故郷喪失から、生活の再建へ

ジョン・スタインベック「怒りの葡萄」

　この秋、２度にわたって福島を訪ね、各地で避難する人々にお話をうかがった。　福島第一、第二原発がある双葉郡のほとんどの町村役場は、現在も役場 … ［続きを読む］

原発輸出は野田政権が帝国主義化しつつあることの証左だ

　日本政府は、ベトナムへの原発輸出に舵を切った。それ以外にもインド、トルコ、リトアニアにも原発を輸出しようとしている。日本国内では脱原発依存 … ［続きを読む］

原発輸出の意義とその論理を考える

　十一月二日午後、玄海原子力発電所四号機が発電を再開した。これは、福島第一原発事故後、停止した原発が再び稼働する最初の事例である。これに加え … ［続きを読む］

新興国は原子力技術の移転を望んでいる

　世界の人口は70億人を超え、エネルギー源と食料の確保が厳しさを増しているが、二酸化炭素排出の増加による温暖化によって2100年までに地球の … ［続きを読む］

間違った放射線の怖がり方

　福島の原発事故を受けて、食物由来の被曝量を定める新基準案の策定が、年明けをめどに進められている。先月末、自然放射線などを除き、食物からの被 … ［続きを読む］

原発「やらせ」問題の構造的背景と改革の方向性

プルサーマル問題をめぐる「やらせ」問題が、九州電力と北海道電力という2つの地方電力会社を巡って発生した。プルサーマルに限らず、全国の原発に関 … ［続きを読む］

【野田流統治システムへの疑問（３）】「国家戦略会議」――これでお茶を濁しているときではない

薬師寺克行

　野田政権が発足して約２カ月、徐々にその姿や手法が見えてきた。　どんな政権でも何か「改革」を掲げて成果を上げたがるが、この政権はやらなければ … ［続きを読む］

郷原弁護士「九電は公益企業として説明責任果たせ」

九電やらせ問題で郷原信郎氏に聞く（１）

　九州電力玄海原発（佐賀県）の運転再開をめぐる九電の「やらせメール」問題が迷走している。九電経営陣は、自らが委託した社外有識者による第三者委 … ［続きを読む］

原発のＰＲ映画が果たした役割は？

　映画産業が隆盛を極め、原子力産業が発展期にあった1960～70年代、原子力発電所を紹介し、その技術的かつ社会的な優位性を宣伝するため、数多 … ［続きを読む］