自由 の検索結果

「きもの」には、美と知恵と工夫が詰まってる

白い反物を好みの色に、あつらえる喜び、古着にも掘り出し物が

　と、に、か、く！　凄かったんですよ。いやあ、その場におられなかった方々にこんなこと申し上げても伝わらないんですが、言わずにおられない。　昨 … ［続きを読む］

『リチャード・ジュエル』と『テッド・バンディ』、主人公の人物像に迫る

　今回は前回に引きつづき、映画『リチャード・ジュエル』と『テッド・バンディ』(以下、『ジュエル』と『バンディ』と略)における、主人公の人物像 … ［続きを読む］

アカデミー賞4冠、ポン・ジュノ監督のファミリーヒストリーと表現の自由

「躊躇せず率直な意見をくれる韓国の映画ファンに感謝」　2月10日はとてもいい日だった。次々に入る速報。「脚本賞」、「国際長編映画賞」、さらに … ［続きを読む］

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」論争再燃

現代アートは文脈を取り戻せるか？　出品作家らの対話企画と作品から考える

　「撮影が禁止されているので、デッサンしている人もいましたよ」「ネット中継している人とか…」「スタッフに詰め寄っている人もいま … ［続きを読む］

「準強かん」 事犯、福岡高裁の逆転有罪判決は画期的だが……

鍵となる「#MeToo」運動・「フラワーデモ」

　福岡地裁で無罪判決が出された「準強かん」(刑法上は「準強制性交等」)事犯について、福岡高裁は、2月5日、被告人に有罪(実刑4年)を言い渡し … ［続きを読む］

「丸太」の何が問題なのか

批判されたのは「日本の加害責任に対する忘却」である

　週刊少年ジャンプで連載中の人気マンガ「僕のヒーローアカデミア」（ヒロアカ）に「志賀丸太」という人物が登場したことが問題になっている。　この … ［続きを読む］

遺伝子(治療)に基づく差別と特許、格差拡大

遺伝子(治療)に基づく差別 西村あさひ法律事務所弁護士　柴原　多１．はじめに　まず周知のとおり、現在、社会的格差が世界中で問題とな … ［続きを読む］

東京地検特捜部の上司を「頭凝り固まってる」と嘆息した担当検事

（32）陸山会事件で「虚偽捜査」の標的となった小沢元秘書の石川知裕氏に聞く・中

　「文春砲」が炸裂して、小泉進次郎環境相が政治資金から女性との逢引き代を出していたことが暴露された。政治団体には法人格がないために、本来政治 … ［続きを読む］

講談師、神田松之丞が示した「連続読み」の力

希代の悪漢「畔倉重四郎」に5夜向き合って見えたこと【下】

　真打ち昇進と大名跡の神田伯山（はくざん）襲名を控えた講談師、神田松之丞。彼が松之丞の名で最後の「連続読み」に臨んだ「畔倉重四郎」のレポート … ［続きを読む］

米中貿易「第1段階の合意」から外された真の対立点

ひとまず歯止めがかかった“関税合戦”という報復の応酬。今後の日本の役割は?

　1月15日に署名された米中貿易の「第一段階の合意」文書には、双方が勝利宣言できるようにするため、本質的な対立点（即ち、今後の火種）は意図的 … ［続きを読む］

性犯罪一般に裁判員裁判を広げ、性教育を拡充せよ

　本稿第1～4回で、2020年の改定刑法見直しに向けて、いくつもの提案をしてきたが(一部に刑事訴訟法上の提案を含む)、他の関連法・制度の見直 … ［続きを読む］

資本主義と環境の危機は克服できるか

市場は企業に対し急速に環境配慮を求め始めた

　昨年来の欧州における環境意識の高まりには目を見張る。それは、とうとう欧州の枠を超え、奔流となり全世界に流れ出した。企業家にとり、今や環境配 … ［続きを読む］

性犯罪の被告人に、相手の「同意」を証明させよ

　本年に予定されている改定刑法(性犯罪条項関連)の見直しに向けて、本稿第3回で、強かん罪(強制性交等罪)の構成要件を見直すよう提案したが、今 … ［続きを読む］

ウルトラシリーズの脚本家・上原正三は「在日琉球人」として本土で生き抜いた

代表作『帰ってきたウルトラマン』の「怪獣使いと少年」。マイノリティー迫害を描く

　「ウルトラマン。本籍地、沖縄。やはり、私は、こう記入したい」　初期ウルトラシリーズの監督、実相寺昭雄は、著書にそんな言葉を残している。　1 … ［続きを読む］

安倍政権の強硬策が生んだ韓国市民の「日本離れ」

訪日客は激減、「信頼の日本製」から国産品へ、欧米企業の売り込みも激しく

　韓国社会のパンドラの箱を開けてしまったのか。　徴用工問題で韓国の文在寅（ムンジェイン）政権を動かそうと日本政府が踏み切った輸出規制強化は、 … ［続きを読む］

「不同意性交等罪」を創設し、「暴行・脅迫」要件を撤廃せよ

　2017年に、刑法の性犯罪条項が改定されたが、3年後の本年2020年、その見直しが予定されている。私は本稿第1～2回で、4つの提案を行った … ［続きを読む］

EUを離脱した英国の切り札「漁業カード」

英国はブレグジットで影響力を落としても経済的には悪い話ばかりではない

　1月31日、イギリスがEUから離脱した。　とはいっても、2020年は移行期間とされており、欧州議会からイギリスの代表が撤退するなど、イギリ … ［続きを読む］

今時音大生の師匠はユーチューブ

大学のワークショップで特別講義して思い出したあの苦しい日々

　総合芸術大学というところから「打楽器専攻の学生12人と一緒に、ワークショップを行って、10分ほどの新しい作品を作ってほしい」と私に連絡が来 … ［続きを読む］

W杯共催・シャトル便の実現、そして拉致の衝撃

小此木政夫さんに聞く「朝鮮と日本の過去・未来」（4）

「大いに失望した」共同研究で吐露　小此木政夫・慶応大学名誉教授（74）を中心とした初の日韓歴史共同研究は2005年6月、会議の記録と最終報告 … ［続きを読む］

後は破滅か衰退か　日本がアジアで遅れをとったわけ

「世界最強のパスポート」の活かし方

　年末年始と1カ月以上も日本を離れていた。だいたいは、家があるバリにいたのだが、最後だけ隣のジャワ島に行き、ジャカルタ・バンドゥンと回ってき … ［続きを読む］

円安リスクが止まらない？ 日本がとるべき道とは

まだ世界一の純債権国でデジタル通貨の議論が活発化した今こそ「円の国際化」の議論を

　今年も年初から金融市場に衝撃が走った。　1月3日、米国防省は、トランプ大統領の命令によりイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したと発表 … ［続きを読む］

「君たちはどう働くか」

世界のビジネス潮流に敏感であれ

　吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』ならぬ『君たちはどう働くか』という未刊の拙稿が手元にある。大学生に教えているため、彼らにとってこの問い … ［続きを読む］

ゴーン氏逃亡を許した責任はだれに？　不可解な裁判所の沈黙

　年末年始、世界中を驚かせた日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告＝会社法違反（特別背任）などの罪で起訴＝のレバノン逃亡から1か月。法務・検 … ［続きを読む］

強制性交等罪の法定刑と性交同意年齢を引き上げよ

　2017～19年は、性犯罪に関する画期的な年となったと、後世の歴史家は判断するかもしれない。　2017年、#MeTooの叫びが澎湃(ほうは … ［続きを読む］

中国から見た2019年、そして20年

もう一つの「世界」創造に向けての試練

アメリカの秩序への挑戦　中国外交にとって、2019年は米中対立という四文字が最も重要な課題であったかもしれない。だが、むしろ重要なのは、米中 … ［続きを読む］

団地を訪ねてみませんか――日本の今を知るために

　「団、団、団地のお嬢さん」。テレビから流れる歌のメロディを今でも覚えています。小学校に入る前のことでしたが、若い女性の歌声が耳に残っている … ［続きを読む］

人は見た目に騙されやすい

それは決して詐欺やいい加減な情報だけの話では無い

アレルギーにかかわる2件のミス　1月25日に、愛知県碧南市は、ふるさと納税の返礼品として送ったパンを口にした女性が、食品アレルギーによるじん … ［続きを読む］

トランプ時代に進む米国の地殻変動

「保守」と「リベラル」共に変容

　いまアメリカで起きている事態を描写するとき、大きなイデオロギー的な変動が起きつつあると述べてもおそらく大袈裟ではない。その変動は、「トラン … ［続きを読む］

オーストリア「緑の党」は救世主になるか

「資本主義の行き詰まり」と「民主主義の行き過ぎ」打開の処方箋を求めて

　オーストリアで1月1日、国民党と緑の党の連立合意が成立した。これは欧州にとり少なからぬ意味合いを持つ。はたして、この「中道右派と環境政党」 … ［続きを読む］

後退続く先進各国のデモクラシー

中間層縮小でソフトな権威主義台頭

　2016年6月にイギリスが国民投票でEU離脱を決め、同年11月にトランプがアメリカ大統領に当選してから、早くも4年が経とうとしている。こう … ［続きを読む］