ハイパーインフレ の検索結果

「日銀文学」の終焉　大規模金融緩和の修正が意味するもの

日本経済の再生に残された時間は？

　年の瀬のせまった12月20日。金融市場に衝撃が走った。市場の想定に反して、日本銀行が金融政策を変更したのだ。大規模金融緩和策の一つとして抑 … ［続きを読む］

インフレ目標も成長戦略も達成できず、野放図な財政拡大を招いた「異次元緩和」

リフレ派と30年前に論争、元日銀金融研究所長の翁邦雄さんに聞く

　安倍政権によるアベノミクスも、日本銀行の異次元緩和も、その源流は「インフレもデフレも貨幣的現象」と主張するリフレ論にある。その是非をめぐる … ［続きを読む］

与野党ともに、アベノミクスの呪縛を打ち破る責任感ある政治家はいない

官製株価とマイナス金利による「異常な均衡」が続く

参院選の投開票日が近づいています。今回の選挙戦で争点となっているテーマについて、過去記事の中から選んであらためて掲載します。（編集部）（オリ … ［続きを読む］

国債1千兆円でも大丈夫なのか（上）　「誰に働いてもらうか」を補助線にして考える

問題を解決するのは「お金自体」ではない

　「私は大丈夫だと言いたい」　6月4日、京都市内で講演した安倍晋三元首相は、1千兆円を超える国債発行残高を不安視する意見に対して、このように … ［続きを読む］

「1ドル500円、そしていずれハイパーインフレがやってくる」伝説のディーラー藤巻健史氏の警鐘

経常収支悪化、マイナス金利、米の量的引き締めが出そろう「悪夢」が近づく

　「思い切った金融緩和で物価を上げれば、日本経済はデフレから脱却して高成長を実現できる」――。　安倍晋三首相がそう言ってリフレ政策を掲げたと … ［続きを読む］

「キエフの悲劇」は冷戦後の国際秩序崩壊の分水嶺だ

米国は、中国は、どう動くのか。日本はどう考えるべきか

　ソ連軍がチェコの首都プラハに進軍し、「プラハの春」と言われた社会主義変革運動を力で制圧したのを昨日の事のように思い出すが、それからおよそ半 … ［続きを読む］

矢野財務次官の主張は妥当なのか〜素朴な財政再建論を超えて

国債は債券ではなく株である

　矢野康治財務次官が『文芸春秋』11月号に発表した「財務次官、モノ申す」は、誕生したばかりの岸田政権の意向とは齟齬をきたしているようにもみえ … ［続きを読む］

【16】経済を語ろう：甚大なアベノミクスの「負の遺産」

自民党総裁選候補者の経済政策は現実を無視した絵空事か

　いまの「ニッポン不全」は、いわゆる「アベノミクス」という経済政策を抜きには語れない。自民党総裁選に絡んで日本の経済政策が話題になる機会が増 … ［続きを読む］

ポスト菅も逃れられないアベノミクスの呪縛

官製株価とマイナス金利による「異常な均衡」を破る政治家は登場するか

　自民党総裁選に向けてポスト菅をめざす顔ぶれが出そろいつつある。総裁選やその後に控える衆院選では新型コロナ対策が最大の論点となるだろう。ただ … ［続きを読む］

強硬演説の習近平主席と中国共産党の行方～完成された統治システムに綻びも

真意が読み解き難い習主席演説。米国の対中圧力が強まる中で日本は……

　7月1日に行われた中国共産党の創立100周年記念式典における習近平国家主席の演説は、既に様々なメディアが報じた通り、予想以上に刺激的な内容 … ［続きを読む］

歴代最長政権を生み出した「アベノミクス」の真実～国民の未来を食い物にした罪

「アベノミクス」7年8カ月を総決算する

　国政選挙6連勝で政界「1強」の地位を確固たるものにしていた安倍晋三首相が、連続在職日数でも佐藤栄作元首相を抜いて歴代最長政権となった。ただ … ［続きを読む］

ポスト・コロナ経済は「脱アベノミクス」で！

日本はコロナ後も再び「円安志向」「観光立国」でやっていくのか

　新型コロナウイルスの封じ込めはまだ緒に就いたばかりだ。終息までには予想以上に長期戦を強いられそうな見通しである。そんな段階でポスト・コロナ … ［続きを読む］

山本太郎×原真人　テレビ討論・場外編

山本太郎と直接討論して感じたこと「トンデモ理論は封印し、正攻法で闘え！」

「れいわ旋風」衰えず　7月の参院選ではブレーク前夜かと思わせるほどの躍進を遂げた「れいわ新選組」。代表の山本太郎氏は現在、全国遊説ツアーを始 … ［続きを読む］

山本太郎は嫌いでもMMTは嫌わないでください

財政赤字を恐れず、通貨発行益を国民生活の改善のために使え

金融緩和を継続できる余地はまだまだ大きい　MMT（近代貨幣理論）への風当たりが強い。MMTというのは、財政均衡の目途を基礎的財政収支に置くの … ［続きを読む］

分断と閉塞の空気～平成経済の現場と実相（後編）

国内投資が減少、景気後退と物価上昇が同時進行、１千兆円超の借金、令和の経済は……

「この国で食えなくなった」　「言ってしまえば『この国で食えなくなった』ということ」　神奈川県内に本社を置く自動車部品メーカー。60代に差し掛 … ［続きを読む］

70歳雇用で日本社会はどう変わるか

安心できる老後のための三つの注文

　政府は11月、「経済政策の方向性に関する中間整理」として新たな成長戦略の中間報告を発表した。中間報告では、「全世代型社会保障への改革」の一 … ［続きを読む］

経済記者が見る総裁選「アベノミクスを争点に！」

国民が一番期待する政策テーマは「社会保障」である。石破氏はなぜそこを突かないのか

「社会保障」と「財政健全化」を語らない総裁選　これほど盛り上がりに欠ける自民党総裁選は記憶にない。　安倍晋三首相の1強で結果が見えているから … ［続きを読む］

安全保障と学術、私の論考

根本の「財政赤字」を放置したまま議論しても意味はない

　昨年、防衛省が大学等への競争的資金の公募を開始し、両義性（「デュアルユース」」が問題となったことで記事を書いた。書いたのは、私が20年近く … ［続きを読む］

「緊急事態条項」を徹底討論する

礒崎陽輔・自民党憲法改正推進本部副本部長　ＶＳ　木村草太・首都大学東京教授

　大規模な自然災害やテロなど、非常時における政府の権限を定める「緊急事態条項」を新たに憲法に盛り込むべきかどうかが、改憲論議の焦点として浮上 … ［続きを読む］

日本が財政赤字を克服する活路

社会保障の充実を主体とした積極財政への転換を急げ

　日本経済は、日本政府自身の公式推計値では、2014年度にはマイナス1.0%成長になったという。一方で、最近の東京証券取引所1部上場の株式時 … ［続きを読む］

ポイント・オブ・ノーリターン

デフレ経済へ逆戻りする懸念も

　異次元の金融緩和をはじめとするアベノミクスは明らかに失敗しています。これが民主党政権だったら袋だたきにされているはずです。2013年4月に … ［続きを読む］

第５回　中野剛志・評論家（上）　

財政破綻もハイパーインフレもありえない

　安倍政権は、来年１０月に予定されていた１０％への消費税の再増税の是非を有権者に問うことを大義名分に衆議院の解散総選挙に踏み切った。政権発足 … ［続きを読む］

消費増税と財政、政府と日銀の意思疎通の齟齬が歴史を狂わせないか

　社会学者の橋爪大三郎氏との対談『ジャパン・クライシス』（筑摩書房）を１０月に出版した。ジャパン・クライシスとは、日本の財政の危機的状況のこ … ［続きを読む］

第３回　森信茂樹・中央大法科大学院教授（上）　法人減税と消費税増税のパッケージで

　中央大法科大学院の森信茂樹教授は元財務官僚で税制に精通している。１９９７年に消費税率を５％に引き上げた際の旧大蔵省における担当課長でもあっ … ［続きを読む］

消費税２５％か４５兆円の財政赤字削減か――やがて来る「見たくない現実」

　安倍政権が登場して１年たち、円安による「好決算」企業が増えたせいか、財政再建に楽観的な気分が広がっている。霞が関や永田町には「目の前にある … ［続きを読む］

［1］高橋洋一嘉悦大教授 金融緩和でデフレ脱却する/やっと日銀がインフレ目標を導入/でも実態は実にシャビー

　民主党から政権を奪取した自民党の安倍政権は、大胆な金融緩和、財政出動、成長戦略の「３本の矢」によって、日本経済を再生すると掲げている。安倍 … ［続きを読む］

［2］＜千尋＞というバブル、＜カオナシ＞というバブル

『千と千尋の神隠し』で始まった２１世紀（中）

■「千」の誕生――荻野千尋が精神のぜい肉を落とすために　前回に続き、アニメ映画『千と千尋の神隠し』について考えてゆく。　このタイトルにある「 … ［続きを読む］

新政権への期待～金融緩和の成功がもたらす求心力で構造改革を～

原田泰

　選挙結果は予想通りの自民党大勝で、自公両党を主軸とした政権が発足する。参議院では自公両党を足しても過半数にはならないので、部分ごとには他党 … ［続きを読む］

金融政策がどのように作用するか理解しない人たち

■安倍金融政策批判の中身　安倍晋三自民党総裁の量的緩和論に対して様々な批判が寄せられている。このうち、総裁の金融政策の作用に関する理解に対す … ［続きを読む］

残るユーロ離脱リスク　スペインの動向に注目

根本直子

　ギリシャの再選挙では、急進派が緊縮財政を放棄して欧州連合（ＥＵ）と決裂するというハードランディングはひとまず回避された。　とはいえ、緊縮財 … ［続きを読む］