生物 の検索結果

世界自然遺産の登録に向けた仕切り直しの前に

奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島が、先進事例のガラパゴスに学ぶべきこと

　菅義偉官房長官は、11月2日午前の記者会見で、2020年の世界自然遺産候補として「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」を国連教育科学 … ［続きを読む］

順天堂大学の「男子は後から伸びる」は妄想でした

多くの日本人女性がモラハラ教育の中で育っている

　女子・浪人受験生の「合格者判定改ざん問題」が発覚した順天堂大学が、大きな批判を浴びています。順天堂大学は既に2018年12月初旬に改ざんが … ［続きを読む］

オリンパス、内視鏡の院内感染で報告怠った罪、米司法省が起訴

　オリンパスは患者の健康を危険にさらした――。１２月１０日、アメリカの司法省はそんなコメントを発表した。　精密機器メーカーのオリンパス（本社 … ［続きを読む］

[書評]『司馬江漢』

池内了著

すばらしい好奇心のひと　司馬江漢と言えば日本で最初の腐蝕銅版画の制作と遠近法を使った独自の油絵で名高いが、歌麿、写楽、北斎、広重などの浮世絵 … ［続きを読む］

アクセス急増する海賊版「論文ただ読みサイト」

背景にある学術出版ビジネスの暴利

　研究成果のオープン化を巡る混乱について、以前にも書いた（「ロシアの大学院生が起こした『革命』」）。学術専門誌で少数の出版社が暴利を貪ってい … ［続きを読む］

国際政治の最前線“COP”を知りたいあなたへ

地球温暖化の行方に限らない。そこは各国の思惑が交錯する権謀術数の外交舞台

各国の思惑がひしめき合うCOP　いまの国際情勢をおおまかに理解する場として、約190カ国が集まって地球温暖化対策を話し合う国連のCOPほどふ … ［続きを読む］

現代農法を見直せば、赤トンボはまた空を舞う

絶滅が危惧されるアキアカネを蘇らせるには／後編

　＜承前＞　ある年の8月半ば、私は新潟県の刈羽三山のひとつである米山（標高993m）に登った。急傾斜の道を歩き始めて１時間ほどすると、頭上を … ［続きを読む］

赤トンボを激減させた日本の稲作の罪

絶滅が危惧されるアキアカネを蘇らせるには／前編

　アキアカネの数が減少している。「赤トンボ」と呼ばれて親しまれてきたアカネ属のトンボで、昔は日本のいたるところで普通に見られた。しかし現在、 … ［続きを読む］

「被験者からの同意取得は必須」元助教授も意見書

金沢大学病院「同意なき臨床試験」（６）

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

ファーブル昆虫記を子どもにも……奥本大三郎さん

第53回JXTG児童文化賞を受賞。昆虫への情熱と子どもへのまなざしを聞く。

ファーブル研究の第一人者　昨年、博物学の不朽の名著『ファーブル昆虫記』が完訳された。手がけたのはフランスの生物学者、ジャン・アンリ・ファ－ブ … ［続きを読む］

日本の漁業の再生か、小規模漁業の切り捨てか

約70年ぶりの漁業法改正案の特徴と問題点

　漁業法改正案が2018年11月6日に閣議決定され、15日に衆議院で審議入りした。成立すれば、1946年制定の漁業法を、約70年ぶりに大幅改 … ［続きを読む］

続・ブレクジットを迎える英国の大学の苦悩

日本にとっては日英の関係を強化する好機

大学はGDPの約3％を生み出すサービス産業　引き続き、英国の大学を取り巻く環境を説明したい。ブレア政権は英国大学における留学生の割合を25% … ［続きを読む］

ブレクジットを迎える英国の大学の苦悩

拠出金を上回る研究資金をEUから得ていた英国はどうなる？

　英国は2016年6月23日に実施された国民投票で欧州連合(EU)から離脱することを決めた。当日ドイツでの会議に参加していた筆者は、一夜にし … ［続きを読む］

洞窟の少年たちを救ったマインドフルネス

心のトレーニングでストレスを減らせるという仕組みの解明が進んでいる

　タイ北部のタムルアン洞窟で2018年7月10日、閉じ込められていた少年12人とサッカーコーチの計13人のうち、最後の少年4人とコーチが水路 … ［続きを読む］

海を漂う謎の幼生の正体を追う

これまで分からなかった成魚との結び付けがDNAの解析で進み始めた

　透明な葉っぱのような姿で海を漂う魚の幼生がいる。「小さな頭」という意味のレプトセファルス（以後、レプトと表記）と呼ばれ、成魚とは全く違った … ［続きを読む］

沖縄の環境を守ってきた市民と国際的な連携

持続可能な未来を求めて活動してきた環境NGO「沖縄環境ネットワーク」の20年

　世界各国各地域はいま、SDGsという17項目の共通の目標を掲げ、2015年を起点とし目標年を2030年に定めて、持続可能な経済・社会・環境 … ［続きを読む］

環境基本法制定２５年、SDGｓ時代にどう対応すればよいか

「環境基本法」制定25年　―SDGｓ時代にどう対応すればよいか弁護士　六　車　　明１　環境基本法はどのような法律か　2018年（平成30年） … ［続きを読む］

沖縄——「傑出する生物多様性の島」の新たな船出

玉城デニー新知事が掲げた「自立・共生・多様性」への歩みが始まった

　生物多様性が高く、同時に人間活動による大きな絶滅圧力にさらされている地域を生物多様性のホットスポットと呼ぶ。コンサベーション・インターナシ … ［続きを読む］

ヒトは本来、一つだけの言語を使うものなのか

グローバル化とデジタル化が言語を殺し、単一化へ向かう世界の危機

近代国民国家は「言語国家」である　多言語。この言葉を聞く機会は、私が日本に住み始めた15年前にはほとんどなかった。　日本では、2か国語、3か … ［続きを読む］

想定内だが、想定外だった1.5度特別報告書

IPCCは世界に何を伝えたかったのか

　国連気候変動に関する政府間パネル（IPCC）は10月8日、1.5度特別報告書を公表した。「1.5度温暖化すると、どんな世界になるのか」「そ … ［続きを読む］

ゲノム編集技術「CRSPR/Cas9」に限界説

警告する報告が相次ぐなか、このまま推進されるのか

　筆者はこれまで「人間の生殖細胞系に対するゲノム編集」に議論の対象をしぼってきた。つまり受精卵などのゲノムを改変することによってその結果が未 … ［続きを読む］

「新潮45」休刊は、議論の「場」の大きな損失

　新潮社はまたクセ球を投げたのだろう――。総合論壇誌『新潮45』8月号に自民党衆院議員の杉田水脈氏が「『LGBT』支援の度が過ぎる」を掲載し … ［続きを読む］

[書評]『女たちの精神史』

伊藤由希子著

その強さに覚えあり　「女性って強い」。自分も女性だが、こう感じることがけっこうある。「強い」というのは、たとえばイギリスの元首相サッチャーが … ［続きを読む］

トドと漁業と知床世界遺産の共存を図る

水産庁はトド管理基本計画を知床も含めて立てるべし

　西太平洋のトドは絶滅危惧種であると同時に、冬に来遊する北海道と青森県では漁網を壊して魚を横取りする害獣である。水産庁は、2014年にトド管 … ［続きを読む］

[書評]『現代社会はどこに向かうか』

見田宗介著

安定平衡期の世界との向かい合い方　生物学にロジスティック曲線と呼ばれる、時にS字型を描く曲線があるらしい。一定の環境条件の下に、これによく適 … ［続きを読む］

2018年ノーベル化学賞を気楽に予想する

生化学、なかでも生物無機化学が一押し

　ノーベル化学賞の予想は、気の滅入る仕事だった（過去形である）。理由は、ほとんど当たらないから。ノーベル自然科学3賞の中で化学賞ほど予想が難 … ［続きを読む］

偽情報を生み出す「偽証拠」のやっかいさ

デジタルデータを簡単に改変する技術革新に、私たちの心と体が追いつかない

　いろいろな情報で世の中が動くのは、昔から変わらない。ただ今新しいのは、やはり偽情報が跋扈していることだ。 　最近では北海道地震（9月6日） … ［続きを読む］

日常に潜む宗教性に耳を澄ます

宗教的感性を養うための10冊

　〝ホモ・レリギオースス〟という考え方がある。現生人類の特性を考察する場合、ホモ・ファーベル（道具を使う人）やホモ・ルーデンス（遊ぶ人）やホ … ［続きを読む］

因果律超えた先に現代がある

「知のパラダイム転換」を概観する10冊

　ここでは「知のパラダイム転換」を概観するために、入手しやすく、かつ面白く読める10冊を選んでみた。　最初に断っておくと、「知のパラダイム転 … ［続きを読む］

テロ未然防止とカルト対策、日本社会はオウム事件で学べたか？

　元オウム真理教幹部13人に死刑が執行された。元代表の松本智津夫（麻原彰晃）は、地下鉄サリン事件など13の事件で計27人に対する殺人罪などで … ［続きを読む］