ウクライナ の検索結果

「ワクチン外交」と地政学

　新型コロナウイルス感染症（COVID-19）向けワクチンをいち早く開発し、国内だけでなく海外向けにも輸出することで、外国との関係強化につな … ［続きを読む］

「移行期正義」という視角が教えてくれること

国際犯罪だけでなく、国内の政権移行時にも何らかの措置がとれないか

　ドナルド・トランプ大統領からジョー・バイデン大統領への政権移行期の混乱を目の当たりにするにつけて、「移行期正義」（Transitional … ［続きを読む］

アメリカ復活の担い手　バイデン新大統領とは何者なのか

内外の不安定要因を抑えて自由民主主義を守るという重荷を課された老政治家の実相

　「アメリカは戻ってきた！（America is back!）」。　昨年11月の大統領選で現職のトランプ氏を破ったバイデン候補は力強く宣言し … ［続きを読む］

【7】司法改革を急げ：デジタル化で刷新せよ

司法が立法や行政に厳しく対峙できなければ、ニッポンの「病」はいつまでも治らない

　グローバルな権力関係を問う地政学を研究していると、国際比較が大変に役に立つ。各国の政治や経済にかかわるさまざまな指標を比較考量することで、 … ［続きを読む］

「フリーゲージ高速列車」が「一帯一路」の空間を拡大か

空間を切り裂く鉄道

　2020年10月21日、中国の鉄道車輛メーカー、中車長春軌道客車股份有限公司（Changchun Railway Vehicles Co. … ［続きを読む］

「殺人サイバー攻撃」という悪夢

病院のシステム破壊で、初めての死者がドイツで発生

　残念ながら、2020年9月、サイバー攻撃によってはじめて一人が死亡した。「ニューヨーク・タイムズ電子版」は、ドイツのデュッセルドルフ大学病 … ［続きを読む］

米国における対内直接投資審査と重要技術の輸出管理との相互関係

米国における対内直接投資審査と重要技術の輸出管理との相互関係　 西村あさひ法律事務所弁護士　淀川 詔子第1　はじめに　2020年1 … ［続きを読む］

『粛清裁判』『国葬』『アウステルリッツ』～「群衆3部作」が問う現代の民主主義

セルゲイ・ロズニツァのドキュメンタリー映画を観て

　12月3日のNHK「ニュースウオッチ9」で、ウクライナ出身の映画監督セルゲイ・ロズニツァ氏の「群衆3部作」が紹介されたので、東京・渋谷のイ … ［続きを読む］

トランプは敗れたがトランプイズムはつづく～2020年大統領選の本質

圧倒的な正統性を得られなかったバイデン。次期大統領選に向けての戦いを始めた共和党

　バイデン前副大統領が激戦を制し、大統領選挙に勝利を収めた……と言っていいのだろう。激戦州で提起されている訴訟は … ［続きを読む］

米大統領選 ——「ドラマ」の虚実

実体のない筋書きへの熱狂は、「トランプ後」の時代に何を残すのか

　大統領選の「空騒ぎ（Much Ado About Nothing）」。毎度感じることだが、今回はとりわけ異常だった。前代未聞の対立があり、 … ［続きを読む］

負けを認めないトランプ氏に、誰が「退場」を告げられるのか

「尊厳も公正さ」も存在しないホワイトハウス

　ニューヨーク時間の11月7日土曜日午前11時過ぎ、通りから人々の大きな歓声が聞こえてきた。続いて車のクラクション、各アパートメントの窓から … ［続きを読む］

米大統領選の闇と中国民主化運動のヒーローの正体　怪物、郭文貴の謎／上

アメリカの選挙を泥沼に変えていくフェイクニュースの核心地帯には誰がいるのか

　前代未聞の混乱をひきおこした2020年のアメリカ大統領選挙に決着がつこうとしている。　この選挙では様々なフェイクニュースとデマが飛び交った … ［続きを読む］

トランプはホワイトハウスから刑務所に直行する初の大統領に？

なぜここまで再選にこだわるのか

　11月のアメリカ大統領選までいよいよあと3週間となった10月11日、ドナルド・トランプ大統領はFOXニュースのインタビューで「自分は(CO … ［続きを読む］

ポストソヴィエト空間で何が起きているのか

権威主義的体制のもとでつづく政情不安

　ソ連崩壊後の「ポストソヴィエト」の空間で、このところ、相次いで不穏な動きが広がっている。まず、2020年7月、ハバロフスク地方知事セルゲイ … ［続きを読む］

再統一30年の転換点にあるドイツ

しかし、日本こそ転換点を乗り切る知恵が必要だ

　10月3日、ドイツ再統一から30年が経った。今日、ドイツを取り巻く環境は思いもしない変化を遂げつつある。新たな条件下でいかに国の進路を定め … ［続きを読む］

ナゴルノ・カラバフ紛争の背後にトルコ

　2020年9月27日からアゼルバイジャン領内にあるナゴルノ・カラバフ地域で戦闘がはじまった。同地域の奪還をめざすアゼルバイジャン軍と、同地 … ［続きを読む］

バイデン擁護の偏向報道に喝

米国のジャーナリズムにみる「道徳的明快さ」不足

　たぶん民主政治は白黒がはっきりつけにくいなかで、妥協の産物を探り合うゲームのようなものなのかもしれない。それでも、ジャーナリズムは「道徳的 … ［続きを読む］

イラン政府のコロナ対策に、国民の根深い不信感

［3］初期対応の失敗、感染者・死亡者数の信憑性に疑心暗鬼

　中東で最初に新型コロナが蔓延したのはイランである。9月25日現在の確認陽性者は43万6319人で死者は2万5015人。ともに中東諸国の中で … ［続きを読む］

安倍政権があっけなく終わることに

［205］映画『赤い闇』、安倍首相の辞任会見、発熱、入院……

8月26日(水)　朝、プールへ行き泳ぐ。雑念とストレスを洗い流せ。「毎日新聞」のコラム原稿。河井議員夫妻の刑事事件初公判をめぐって書く。　ベ … ［続きを読む］

UAEのコロナ対策に見える市民監視とイスラエルの情報機関モサドの影

[2]イスラエルとの国交正常化で強調される「協力」は治安問題

　イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の国交正常化合意の調印式が9月15日にワシントンで行われた。トランプ大統領が8月13日に合意を発表し … ［続きを読む］

ベラルーシの政情不安：プーチンの介入はあるか

「欧州唯一の独裁者」に政権交代の可能性

　いまベラルーシの政情が不安定となっている。2020年8月9日に行われた大統領選で不正があったとして国民が抗議運動を展開、それに対して当局側 … ［続きを読む］

「米国を操ったソビエトスパイ」の教訓

渡辺惣樹『第二次世界大戦アメリカの敗北』を読む

　日頃、自らを無知と思い、できるだけ多くの書物や論文に接しようと心掛けてきた。それでも、人それぞれ好みがある。筆者の場合、わかりやすく言えば … ［続きを読む］

民間軍事会社（PMC）に注目せよ

規制をめざす国際的な取り組みもあるが日本はまったく無関心

　金銭などの便益と引き換えに戦争に参加する兵士、傭兵は昔からヨーロッパにいた。スイス人の傭兵は勇猛果敢で知られ、それがいまでもバチカン市国を … ［続きを読む］

コロナの時代のゴールデンウィーク

［188］「羽鳥慎一モーニングショー」、吉田千亜『孤塁』、首相記者会見……

4月29日(水)　東京をベースに報道の仕事をしている限り、公共交通機関を使って移動すること自体が、著しく危険かつ好ましからぬ行為であるかのよ … ［続きを読む］

北極海をめぐるいま　ロシアの戦略と出遅れる日本

軍事・外交・経済で高まる戦略的重要性

　2020年3月5日、プーチン大統領は同日付の大統領令によって「2035年までの期間における北極でのロシア連邦の国家政策の基礎」を承認した。 … ［続きを読む］

トランプは「コロナ恐慌を克服した英雄」になるのか？

緊急番外編　コロナ危機―ルーズベルトかフーバーか

　トランプ大統領は2020年4月14日午後6時過ぎ、米ホワイトハウスのローズ・ガーデンで行われた記者会見で、WHO（世界保健機構）の新型コロ … ［続きを読む］

トランプの「米軍撤退論」の先にあるもの

第３部「カム・ホーム・アメリカ―新たな孤立主義の台頭」（４）

　トランプ大統領の掲げるアメリカ・ファーストは、米国の利益を最優先にした孤立主義の影が色濃くつきまとう。トランプ氏は「終わりなき戦争を終わら … ［続きを読む］

新型コロナ危機にトランプ流危機管理は「勝利」できるか

専門家との静かな暗闘、アメリカ・ファーストの呪縛、エゴの功罪……

　新型コロナウイルスに対応する米国のトランプ政権の足元が定まらない。　「アンダー・コントロール」とさんざん楽観論を振りまいた後、3月中旬によ … ［続きを読む］

トランプが信奉する「民衆の大統領」

第２部「共和党からトランプ党への変貌―支持率９割の熱狂」（４）

トランプ大統領が政権幹部の首切り人事を断行し続けて政権基盤を固めることができたのは、共和党支持者たちの9割近くの圧倒的な支持があるからだ。政 … ［続きを読む］

「トランプ批判」は共和党のタブーになった

第２部「共和党からトランプ党への変貌―支持率９割の熱狂」（１）

トランプ大統領が政権幹部の首切り人事を断行し続けて政権基盤を固めることができたのは、共和党支持者たちの9割近くの圧倒的な支持があるからだ。政 … ［続きを読む］