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文化・エンタメ
今回初めてトロント国際映画祭に参加して、そのユニークな成功ぶりに衝撃を受けた。今年で28年目を迎える東京国際映画祭は相変わらずの低迷を続け … [続きを読む]
古賀太 2013年09月20日
すでに述べたとおり、映像の連続からなる映画と、文字の列からなる小説は、形態そのものが本質的に異なる、比較不可能なメディアだ(映画における字 … [続きを読む]
藤崎康 2013年10月07日
昨年ここで東京国際映画祭の批判を5回に分けて書いたが、今年はトップがギャガ会長の依田巽氏からKADOKAWA取締役相談役の椎名保氏に代わっ … [続きを読む]
古賀太 2013年11月01日
『ユリイカ』特集号の論考中、所収の宇野邦一「凡庸と幻視」における、ジル・ドゥルーズの「小津においてはすべてが普通で凡庸であ」るという言葉を … [続きを読む]
藤崎康 2013年12月13日
文化・エンタメ 2013年 ベスト5
■『リアル~完全なる首長竜の日~』(黒沢清) 現実も非現実も、映像化されれば皆“リアル”という大胆な着想のもと、綾瀬 … [続きを読む]
藤崎康 2013年12月30日
井口奈己監督は、『ニシノユキヒコの恋と冒険』の脚本を何度も書き直した、と語っているが、いちばん苦心したのは、たくさんの女たちを時系列の中で … [続きを読む]
藤崎康 2014年02月28日
『素粒子』(1998)で優生思想による遺伝子組み換えを、『プラットフォーム』(2001)でセックス観光を扱ったフランス現代文学の … [続きを読む]
藤崎康 2014年04月03日
ローマ国際映画祭で2冠(最優秀監督賞、最優秀技術貢献賞)に輝いた黒沢清監督、前田敦子主演の『Seventh Code:セブンスコード』は、 … [続きを読む]
藤崎康 2014年04月12日
『Seventh Code:セブンスコード』が3分の2を過ぎたあたりで、第1のヤマ場が訪れる(以下、ネタバレあり)。 斉藤/山本浩司から情 … [続きを読む]
藤崎康 2014年04月14日
『罪の手ざわり』の暴力描写は、まったくもって苛烈である。 前述のように、主人公らが殺人や自殺にいたる動機は、細心かつ周到に描かれる。だが、 … [続きを読む]
藤崎康 2014年06月20日
増村保造は1964年、谷崎潤一郎の小説『卍』(1928)の映画化に挑戦し、みごとに成功した(色鮮やかなカラー作品)。谷崎の『卍』は、周知の … [続きを読む]
藤崎康 2014年07月02日
1969年生まれのウェス・アンダーソン(以下WA)の前作、『ムーンライズ・キングダム』は完ぺきな傑作だった。よって私は、“WA … [続きを読む]
藤崎康 2014年07月08日
今回は、前回(「催眠術を操る犯罪狂をめぐる精神病理学的スリラー」)触れえなかった、『怪人マブゼ博士』の特筆すべき場面やショットについて、や … [続きを読む]
藤崎康 2014年07月25日
『ヤンヤン 夏の想い出』で、父・NJと元恋人との日本での再会とパラレルに描かれるのは、15歳の娘・ティンティン/ケリー・リーの恋愛である。 … [続きを読む]
藤崎康 2014年09月03日
ここ数日の高倉健の訃報報道を見聞きしながら、どこか居心地が悪かった。 新聞の見出しには「寡黙」「哀愁」「男の優しさ」(朝日)「不器用に 優 … [続きを読む]
古賀太 2014年11月26日
文化・エンタメ 2014年 ベスト5
『Seventh Code:セブンスコード』(黒沢清) 2時間超の無駄に長い映画が多い昨今、60分で起承転結がきっちりと語られ、しかも強度の … [続きを読む]
藤崎康 2014年12月25日
文化・エンタメ フランスにおける日本映画
フランスでは、年々日本文化に対する熱が高まっているようだ。 巷の本屋や図書館ではMANGA専用の棚が増設され、通りには和食レストランが雨 … [続きを読む]
林瑞絵 2015年01月21日
前稿でも触れたように、近年もフランスでコンスタントに作品が配給され続けている監督は、是枝裕和、河瀨直美、黒沢清、北野武の4人に限られるだろ … [続きを読む]
林瑞絵 2015年01月27日
邦画がフランスの配給ルートに乗るためには、まずはプロが集まる海外の映画祭を経由するのが王道である。 ところが現在、日本映画を積極的に紹介し … [続きを読む]
林瑞絵 2015年02月13日
さて多くの映画祭が苦境に立たされる中、ひとり気を吐いているのがカンヌ映画祭である。 世界最大級の映画祭カンヌは、フランスにおける邦画の運 … [続きを読む]
林瑞絵 2015年02月20日
ここまでフランスにおける邦画の不振について、中規模映画祭の苦境や日本人監督の発掘に意欲的でないカンヌ映画祭などに触れ、語ってきた。だが邦画 … [続きを読む]
林瑞絵 2015年03月06日
傑作『やさしい女』(1969、仏)が、約30年ぶりに上映されている。フィルムから一切の虚飾をはぎ取ろうとした“孤高の映画作家" … [続きを読む]
藤崎康 2015年04月24日
文化・エンタメ 伊地智啓プロデュース作品特集、到来!
前回も触れたが、シネマヴェーラでの本特集に連動して、伊地智啓の著作、『映画の荒野を走れ――プロデューサー始末半世紀』(上野昂志・木村建哉= … [続きを読む]
藤崎康 2015年05月20日
配役の点では、人気グループ・サウンズ、ザ・タイガースのリードボーカルだったジュリーこと沢田研二が、主人公役は彼以外に考えられないと思わせる … [続きを読む]
藤崎康 2015年06月01日
『セーラー服と機関銃』から『東京上空いらっしゃいませ』(90)までの相米慎二映画では、おそらく鈴木清順からもインスパイアされたと思われる、 … [続きを読む]
藤崎康 2015年06月09日
文化・エンタメ 新生カンヌ映画祭、その評価と未来
カンヌ映画祭が終わってずいぶん経つので本連載を続けるのも肩身が狭くないわけでもないが、淡々と続けてみたい。ようやくではあるが、今年のカンヌ … [続きを読む]
林瑞絵 2015年09月07日
文化・エンタメ 元少年A『絶歌』をテキストとして読む
『絶歌』においてAは、土師淳君殺害について、前記の鑑定書には記されていないことを書いている(118頁以降:ここも読むのが辛くなるようなくだ … [続きを読む]
藤崎康 2015年09月16日
評論家の間であまり話題にならず、賞も取れなかった作品も、これまでの映画の枠にはまらないような野心的な試みが目立った。 ローリー・アンダーソ … [続きを読む]
古賀太 2015年10月05日
『ジュラシック・ワールド』では、各場面がスムーズに連鎖していく展開――いわばダレ場がつねにヤマ場への導線になる――ゆえ、観客の興味は途切れ … [続きを読む]
藤崎康 2015年10月15日
前回も述べたように、『螺旋銀河』でスリリングに描かれるのは、共同でラジオドラマの脚本を書いていく、綾と幸子の変転する関係であり、その描写の … [続きを読む]
藤崎康 2015年11月02日
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