国際 の検索結果

圧勝！ＩＢＭワトソン君の謎と人間らしさ

北野宏明

　圧勝であった。IBMの開発したWATSON（ワトソン）が、クイズ番組JEOPARDY! でチャンピオン２人に勝利したのである。歴史的な快挙 … ［続きを読む］

ヨーロッパの危機は去らない―アイルランドが抱える「爆弾」

脇阪紀行

　アイルランドの総選挙で与党が歴史的な大敗を喫し、１４年ぶりの政権交代が起きた。ギリシャに端を発するユーロと財政の危機に見舞われた政府は昨年 … ［続きを読む］

ケータイ進化の第２ラウンドが始まった

鎌田富久

　　2月にスペインのバルセロナで開催された世界最大の携帯電話関連の展示会「世界モバイル会議」（MWC＝Mobile World Congre … ［続きを読む］

調査捕鯨の「調査」は科学か――検証を怠るアカデミズム

米本昌平

　反捕鯨組織「シー･シェパード」の妨害をうけ、これを理由に水産庁は、今期の南極海での調査捕鯨の中止を決めた。この問題で、国内の議論のほとんど … ［続きを読む］

2-2) 田中内閣発足５日、丸紅社長と米大使が会談

　米国の大手航空機メーカーから総理大臣・田中角栄ら日本の政治家に裏金が渡ったとされるロッキード事件は1976年に明るみに出た。この連載『秘密 … ［続きを読む］

クジラ論争には両論併記がよく似合う――朝日記者同士、ガチンコ対論の快挙

尾関章

　朝日新聞の記者同士が真っ向から激突した紙面がかつてあった。クジラをめぐって2人の編集委員が「食べる」「食べない」の主張を唱えた1993年４ … ［続きを読む］

「踊り場脱却」に黄信号

武田洋子

　北アフリカ・中東情勢の緊迫が続く中、原油価格上昇の世界経済への影響が懸念され始めている。しかし、価格が上がっているのは、原油だけではない。 … ［続きを読む］

投資事業有限責任組合の新しいモデル契約を作成

　ベンチャー企業などに資金を供給する投資ファンドの形態として利用されることの多い「投資事業有限責任組合」について、新しい「モデル契約書」が、 … ［続きを読む］

中東の政変連鎖で見えた、石油＝ドル基軸体制の不安

木代泰之

　リビア情勢が深刻になった2月24日、東京外国為替市場は3週間ぶりに1ドル＝81円台のドル安（円高）に突入した。ドルの軟調は石油価格上昇と連 … ［続きを読む］

地の時間と人の時間――地震の島に地震を知らない人々が築いた町の悲劇

尾関章

　地震のことをよく知らない英国人たちが築いた町が、150年余りたってその怖さを思い知らされることになった。　その街並みの美しさから「英国外で … ［続きを読む］

霞が関の現役官僚が危ぶむ「"平成の開国"と税・社会保障改革のゆくえ」

古賀茂明（前国家公務員制度改革推進本部事務局審議官）／聞き手：一色清

　公務員制度改革などを手がけた霞が関きっての「改革派官僚」古賀茂明氏（経産省大臣官房付）へのインタビュー第３弾が実現した。今回のテーマは、菅 … ［続きを読む］

［17］グリー高収益の闇/児童・少女378人を犯罪者の餌食にしたSNS

　グリー（ＧＲＥＥ）は、「無料」をうたった携帯ゲームとソーシャル・ネットワーキングサービス（ＳＮＳ）で急成長する新興のＩＴ企業である。民放各 … ［続きを読む］

４０年前と何が変わったか ―― 第４期科学技術基本計画を歴史的にみる

辻篤子

　第４期の科学技術基本計画の策定に向けて総合科学技術会議がまとめた原案は、諮問第１１号「科学技術に関する基本政策について」に対する答申という … ［続きを読む］

北方領土問題とロシアの海洋戦略

小谷哲男

　昨年１１月にロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の国後島を訪問して以来、ロシア高官の北方領土訪問が続いている。多くの識者が指摘するように … ［続きを読む］

店頭デリバティブ取引で利用を義務づけられる「清算機関」

　債権の焦げ付きに備えるクレジット・デフォルト・スワップ（ＣＤＳ）など金融派生商品（デリバティブ）の監視を強化する金融商品取引法改正が実現し … ［続きを読む］

「武器と市民社会」研究会セミナー:「ロボット戦争」はどこに向かうのか？

主催：「武器と市民社会」研究会、拓殖大学海外事情研究所

　１９９０年代以降に急速に進展した戦争の「ハイテク化」によって、無人の航空機や車両などロボットが戦場で活躍する時代が訪れている。米軍はアフガ … ［続きを読む］

女性研究者がきわだって少ない「変な国」日本

高橋真理子

　2005年は世界物理年だった。アインシュタインが特殊相対性理論を含む３本の画期的な論文を発表し、「奇跡の年」と呼ばれる1905年から100 … ［続きを読む］

捕鯨論争、「外から言われる筋合いはない」論からの卒業を

　鯨の肉はほとんど食べないが、「食べるなと外国からいわれる筋合いはない」と思う―。捕鯨問題における日本人の一つの典型的な反応だ。しかし、この … ［続きを読む］

「中東波」の中国へのマグニチュードは？

加藤千洋

　チュニジアを起点とした中東の政変ドミノがなかなか止まらない。政権批判と民主化を求める民衆の蜂起が連鎖的に続くのは、いずれも独裁政権が長期に … ［続きを読む］

中東民主化ドミノ／それでも北朝鮮は「携帯ビジネス」を続けるか

小北清人

　チュニジア、エジプトの強権体制を倒し、リビア、バーレーンにも広がった「中東民主化ドミノ」に、北朝鮮は直接的な言及はしていない。だが「体制転 … ［続きを読む］

「ニュースにだまされるな！」ナショナリズムをとことん考える

朝日ニュースター「ニュースにだまされるな！」×ＷＥＢＲＯＮＺＡ提携

　朝日ニュースターの人気番組「ニュースにだまされるな！」（朝日ニュースター公式サイト）が、ＷＥＢＲＯＮＺＡ（ウェブロンザ）スペシャルに登場。 … ［続きを読む］

小麦価格が世界を左右する

藤井英彦

　食糧価格が一段と上昇している。FAO（国連食糧農業機関）によると、2011年１月の食糧価格は過去最高となった。とりわけ砂糖の値上がりが大き … ［続きを読む］

グローバルな投資の成功が鍵、日本企業の試金石に

根本直子

　新日本製鉄と住友金属の経営統合は、規模の利益や価格交渉力の向上を通じて、経営基盤の強化が期待できる。さらに、統合後は、健全な財務基盤をベー … ［続きを読む］

スモーク・スタック・インダストリーは先進国で成り立つか

木代泰之

　新日鉄と住友金属が合併し、粗鋼生産量で世界第２位の会社になる。成果を出すための戦略はまだ明らかではないのに、経済界はあげて「グローバル化へ … ［続きを読む］

新日鉄ｖｓ．公取委、４０年ぶりの再対決　

原真人

　久しぶりの産業界地図を大きく塗り替えるような大再編計画である。　鉄鋼業界で国内トップの新日本製鉄と、３位の住友金属工業が来年秋を目標に合併 … ［続きを読む］

ＢＢＣが展開する「ワールド・ウェブロンザ（WEBRONZA）」

川村陶子

　ＢＢＣといえば、英国国内放送のテレビコメディ番組で二重被爆者の山口彊さんが「世界一運の悪い男」として取り上げられた問題が記憶に新しいが、国 … ［続きを読む］

【木代泰之の直言】　若者よ、海を渡る覚悟を決めよう

木代泰之

　最近話題になっている中国の蟻族（ありぞく）の話から始めよう。北京や上海などの大都市には、大学を卒業したものの就職できず、アパートで過密な共 … ［続きを読む］

脱成長時代の創造性―人類史の視点から

広井良典

【朝日新聞2011年1月27日付朝刊オピニオン面「あすを探る」欄・筆者論考の増補版】　やや大上段からの言い方になるが、資本主義というシステム … ［続きを読む］

使用済み核燃料は人工資源の宝庫になるか

寺岡伸章

　中国がレアメタルの輸出量を規制してきたことで、世界でレアメタル資源の争奪戦がはじまっているように見える。レアアースの輸入量が20％削減され … ［続きを読む］

「第三の極」チベットに科学の目を

米本昌平

　日本が誇る「地球シミュレータ」という、地球温暖化のシミュレーション計算機がある。その2100年を予想したシミュレーション結果が、文部科学省 … ［続きを読む］