裁判 の検索結果

裁判員制度10年間の総括と残された問題点（上）

　編集部から、裁判員制度10年を機会にその総括的な分析をしてほしいとの依頼があったので、この機会にまとめておきたい。　第一に、現行裁判員制度 … ［続きを読む］

村上世彰氏を完敗させたヨロズという会社

買収防衛策を巡る裁判闘争で村上氏は完敗したのだが……

買収防衛策を巡る裁判闘争　投資家の村上世彰氏が、自動車部品メーカーのヨロズとの裁判闘争で完敗した。村上氏は、ヨロズが採用した買収防衛策を廃止 … ［続きを読む］

天安門事件30年　かつての香港はもう存在しない

中国人ジャーナリストが見た「強権社会」への変容

香港はもはや政治難民を生み出す場所になった　1989年6月4日の天安門事件(六四)から30周年、香港では誰もがあの年の〈黄雀（イエローバード … ［続きを読む］

「正義」の日本、「強者」の韓国

日本で25年、韓国で24年暮らした私。日本人と韓国人の違いについて書かねば！

日本で25年、韓国で24年　今年で、日本生活25年、韓国生活24年になりました。　半分半分です。友達も半分半分。こんなに半分半分両国で生活し … ［続きを読む］

患者と医療者の権利　誰がどう守りますか？

仙台地裁が違憲無効と初判断した旧優生保護法の規定をもとに考えた

　旧優生保護法を巡る訴訟で、28日、仙台地方裁判所が原告の請求を棄却する判決を言い渡した。　判決は、「子を産み育てるかどうかを意思決定する権 … ［続きを読む］

[29]分断の時代におけるNPOの役割とは？

「共感獲得競争」の弊害を考える

　ゴールデンウィーク10連休の初日にあたる4月27日、「東京アンブレラ基金」の試験運用が始まった。　「東京アンブレラ基金」とは、私が代表理事 … ［続きを読む］

大学のハラスメント調査委が「研究至上主義による患者軽視」を指摘

金沢大学病院「同意なき臨床試験」(15)

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

傑作！ハワード・ホークス『紳士は金髪がお好き』

　今回は、ハワード・ホークスの傑作ミュージカル・コメディ、『紳士は金髪がお好き』を取り上げたい。　興行的にも大成功した1953年公開の本作は … ［続きを読む］

独禁法・課徴金制度改正で弁護士・依頼者間「秘匿特権」限定導入

独占禁止法改正　課徴金制度の改正及び弁護士・依頼者間秘匿特権の限定的導入を中心に西村あさひ法律事務所小林 和真呂1.　はじめに　我が国の独占 … ［続きを読む］

『日本国紀』に流れ着く誤読と誤記の産物

「十二月八日」をめぐる誤読のトホホ　1995年に刊行された、歴史・検討委員会編『大東亜戦争の総括』(展転社)という本がある。1993年に、当 … ［続きを読む］

小沢一郎と鳩山由紀夫、それぞれの「辺野古」

（10）小沢一郎、普天間移設問題のポイント・米軍再編の要点を捉えていた

消費増税を突然打ち上げた菅直人　戦後初めて選挙による政権交代を成し遂げた民主党政権は、一体いつ終わったのだろうか。　民主党3人目の首相、野田 … ［続きを読む］

沖縄から米国へ　ジャーナリスト大矢英代のこと

初監督作品のドキュメンタリー映画「沖縄スパイ戦史」で受賞

共同監督作品で数々の賞に輝く　米国カリフォルニア在住のフリージャーナリストでドキュメンタリー映画監督、大矢英代（はなよ、32）は2018年、 … ［続きを読む］

性犯罪無罪判決、本当の問題点は何か

司法関係者の犯罪者と被害者に対する洞察力の欠如こそ問題だ

　性犯罪に対する無罪判決が相次いでいると報道されている。しかし、最新の司法統計年報によれば、平成29年、一年間で「わいせつ、強制性交等及び重 … ［続きを読む］

「日本というお母さん」記事の改変と跋扈

派生バージョンの誕生　前回「『日本国紀』に現れた「日本というお母さん」伝説」で書いたように、『アジアに生きる大東亜戦争』でクローズアップされ … ［続きを読む］

韓国の水産物禁輸でＷＴＯ敗訴のモヤモヤを解く

輸入規制は韓国に限らないのに韓国だけを提訴したワケ

　日本政府はもちろん、韓国政府にとっても思いがけない判断だったという。韓国が日本産水産物の一部を禁輸していることについて、世界貿易機関（WT … ［続きを読む］

原武史「米国は皇室に深く入り込んでいる」

男女差別、血統重視、米国傾倒…皇室の矛盾はますます露呈していく

　「令和」の英訳はbeautiful harmony（美しい調和）なのだという。聖徳太子の憲法十七条冒頭には「和をもって貴しとなす　さからう … ［続きを読む］

安倍首相と明仁上皇（上）

明仁上皇の思いは、安倍政権にはなく、沖縄とともにあった

明仁上皇と安倍首相の軋み　右翼団体「一水会」が安倍首相に対して怒りを表明している。「一水会」の公式ツイッターからその言葉をまず引用しよう。安 … ［続きを読む］

『日本国紀』に現れた「日本というお母さん」伝説

『日本国紀』に登場した謎の名言　「日本通史の決定版！」と銘打って出版された百田尚樹著『日本国紀』(幻冬舎、2018年)は、刊行直後からWik … ［続きを読む］

虚偽公文書作成、偽証などの疑いで上司の教授を刑事告発するも不起訴に

金沢大学病院「同意なき臨床試験」(14)

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

生きていた民社党、保守運動をオルグする

日本会議と共闘する労働戦線は、どう作られてきたか

　国民運動団体「日本会議」。新宗教「生長の家」脱会者たちと神社本庁・神道政治連盟がタッグを組んで、憲法、教育、防衛などの課題に取り組んできた … ［続きを読む］

中島岳志の「野党を読む」（１）枝野幸男

右派イデオロギーとは異なる「保守」にこだわる原点は、新党さきがけにある

昨年9月から連載してきた「中島岳志の自民党を読む」に続き、今回から野党編が始まります。これまでの連載に大幅加筆したものは、スタンドブックスか … ［続きを読む］

昭和天皇の戦争責任と「言葉のアヤ」発言の論理

天皇のリアリズム　昭和天皇とマッカーサーの会談は回を重ねていった。日本国憲法施行から3日目、1947(昭和22)年5月6日に開催された第4回 … ［続きを読む］

沖縄県民投票と基地問題を世界はどう見ているのか

安全保障だけでなく民主主義、環境、人権といった世界の「共通語」で語られる沖縄問題

ハッキリ聞こえた辺野古反対の沖縄の声　玉城デニー知事が抜けた穴を埋める衆院3区補選（4月21日投開票）では、玉城知事を支える「オール沖縄」の … ［続きを読む］

「ニュース女子」問題は終わっていない

「フェイク」と「ヘイト」が結びついたテレビ番組が問いかけるもの

　哲学者の鶴見俊輔はかつてこう書いた。今、鶴見のことばを改めて思い起こしておきたい。　すべて人間として生まれた者は、差別の対象とされてはなら … ［続きを読む］

「憲法尊重擁護義務」は平成で終わったのか（上）

“立憲主義の柔らかいガードレール”が無力化されたわけと日本国憲法の現状を検証する

　勝手気儘な権力と盲目的な偶然の支配する、長いあらたな一日を前にして、神の被造物である森羅万象は、刑の執行をいつものように延期され、自己破壊 … ［続きを読む］

「右派メディアが突出した二極化」が進んだ米国

ハーバード大学のロバート・ファリス氏が大著の中で明らかに

大著「NETWORK PROPAGANDA」　米大統領選を題材に、ツイッターやフェイスブック、テレビ、ユーチューブなどで展開された膨大な量の … ［続きを読む］

[28]移民社会・日本に「公正住宅法」が必要だ

米・住宅省によるFacebook提訴に学ぶ

　今年4月1日、外国人労働者の受け入れを拡大する「出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律」（改正入管法）が施行された。 … ［続きを読む］

メイドへの家庭内暴力とサポートNGO

　「メイドに対し、食事をほとんど与えず、与えてもじょうごでの食事（コメと砂糖の混ぜ物）を強要し、自分の吐瀉物を食べさせ、トイレの使用を制限し … ［続きを読む］

［132］「文明国にあってはならない暴挙」

4月2日(火)　朝、テレビでテレ朝のモーニングショーをみていたら、東大の史料編纂所教授の本郷和人さんという学者が、令和について「令」で思い出 … ［続きを読む］

患者から同意を得たことを示す文書がなく、大学が教授に厳重注意

金沢大学病院「同意なき臨床試験」(13)

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］