出版 の検索結果

戦後最年少宰相・安倍氏と常識人・福田首相の挫折

平成政治の興亡　私が見た権力者たち（15）

52歳の安倍氏、戦後最年少で首相に　52歳。戦後最年少で首相となった安倍晋三氏は2006（平成18）年9月26日、国会で首班指名を受けると、 … ［続きを読む］

社長から「人事と金」を奪って良いのか

日産のガバナンス改善特別委の報告書を読み解く

経営者に甘い日本　カルロス・ゴーン前会長の事件から信頼回復をめざす日産自動車。ゴーン前会長は無実を訴えるが、すでに日産自動車は経営トップの暴 … ［続きを読む］

日本なぜ低迷？　大学ランキングの「三つの誤解」

「国際化が重要」「論文の数を増やせ」「アジアは不利」は、みんな間違い

　世界中の大学を順位づけした「大学ランキング」は、大学関係者にとって止みがたい関心事だ。とりわけ近年は日本全体の低迷ぶりが、しばしば注目され … ［続きを読む］

アイヌを観光資源化する前に先住権を保障すべきだ

アイヌの自治権が尊重されなければならない　

「参政権」――各級議会での民族枠　前稿で論じた先住権の一つとして、アイヌが「参政権」を要求している事実も重要である。　1984年、北海道アイ … ［続きを読む］

時代の境を生きる　「震災後」の東北で

祝祭に酔う時、置き去りになる「傷」に向きあう

　新しい元号が発表されてから、おめでたいという空気がまちにもメディアにもSNS上にも見られるようになった。個人的には、その素直さは意外なほど … ［続きを読む］

天文学会「声明」をめぐる議論と世代間の壁

天文学は安全保障とどう関わるべきか＜下＞

　日本天文学会の声明「天文学と安全保障との関わりについて」が発表されるに至った経過の説明を続ける。声明案に対する第2回の会員アンケートは20 … ［続きを読む］

入場料を払う本屋「文喫」で、本は売れるのか？

　外出先で本を読める場所はどこだろう。かつては電車が格好の場だったけれど、いい歳になったせいで、つまり老眼のせいで、なかなかつらい。はずした … ［続きを読む］

野生ネコがもたらす害と人間の責任を考える

奄美大島で始まった「ノネコ管理計画」へのイチャモンに異議あり

センセーショナルな週刊文春の記事　鹿児島県・奄美大島で森の中に600～1200匹いるとされる野生化したネコ（ノネコ）を、可能な限り早く取り除 … ［続きを読む］

嶋浩一郎さんと語る愛される本屋とラジオのすごさ

「便利」だけど「愛」がない……そんな時代にワクワクするものとは

　私（千倉真理）が、いま気になっている人に会いに行って根掘り葉掘り聞いちゃう「ミスDJ・千倉真理　あの人に会いに行く」がスタートします。今回 … ［続きを読む］

「アイヌ新法」は先住民運動から学んでいない

アイヌの先住権としての所有権・管理権、そして食料の優先的入手権

土地に対する所有権　「アイヌ新法」によって、アイヌを先住民族とみとめた以上、(1)アイヌが北海道の土地に対する伝統的な所有権(論座「「アイヌ … ［続きを読む］

天皇の工場見学が映し出した「平成という時代」

大企業から中小企業へ……訪問先の変遷に「ものづくり復権」が見える

　4月30日に退位する天皇陛下は、平成の30年余の在位期間中、被災地や福祉施設ばかりではなく、研究所や民間企業の工場にも数多く出かけている。 … ［続きを読む］

患者から同意を得たことを示す文書がなく、大学が教授に厳重注意

金沢大学病院「同意なき臨床試験」(13)

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

新宿タイガー、その恐ろしく独創的な生き方

タイガーのいる風景　街で新宿タイガーを見かけたことが2回ある。1980年代半ばとゼロ年代の初頭だったと思う。最初のときは目の前の事態がよく分 … ［続きを読む］

見えないはずのブラックホールがなぜ見えた？

電波天文学の超絶技術で可能になった長年の夢

　4月10日、衝撃的なニュースが流れた。いわく、「とうとう、ブラックホールの映像がとらえられた」。ニュース映像の中で街を行く若者がインタビュ … ［続きを読む］

［131］「令和」発表、テレビが思考停止した日

3月26日(火)　早朝、調査案件でアメリカと話をする。その後、局で「報道特集」の定例会議。自分のなかの何かが折れそうだ。岩波書店から出る過労 … ［続きを読む］

女性活躍推進策でこんなに違う日本とカナダ

第１回カナダ女性の日本ビジネス使節団来日で知るトルドー首相の本気

　カナダから初の女性だけのビジネス使節団が日本にやってきた。カナダとアジアの結びつきを強めようと活動している非営利団体「アジア太平洋基金」の … ［続きを読む］

『大往生』永六輔さんの「売れる新書のセオリー」

「知識の本」と「知恵の本」　永六輔さんの『大往生』(岩波新書)が大ヒットした理由を、読者層でなく、本の中身から見るとどうなるか。　『大往生』 … ［続きを読む］

この娘（津田梅子）にしてこの父（津田仙）あり

新5千円札の表面の人物となる津田梅子の父は農業保護政策を批判した国際派だった

明治初期の破天荒な国際派・津田仙　津田梅子が新5千円札の表面の人物となる。彼女は日本女性初の海外留学生で、津田塾大学の創立者として有名である … ［続きを読む］

著作権「過保護」が科学の発展を妨げる

科学誌の寡占化で購読料が高騰し、いまや必要な論文も自由に読めない

　著作権法改正が、文化庁のずさんな意見集約や原案づくりの手法が明らかになって頓挫した。改正案は、インターネット上の全てのコンテンツについて、 … ［続きを読む］

31歳になった「ビリギャル」が書いた真実の物語

慶應大学卒業から就職、転職、結婚、離婚……人生は何があるか分からない！

あのビリギャルが本を出版！　塾講師である坪田信貴氏が『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40あげて慶應大学に現役合格した話』（KADOKAWA … ［続きを読む］

中島岳志の「自民党を読む」（８ー完）小泉進次郎

米国の強い影響、自助を強調。父・純一郎氏と同じタイプの息子に欠けているものは…

ヴィジョンの全体像を示した著書がない　将来の首相候補と言われる小泉進次郎さん。父は言わずと知れた小泉純一郎元首相です。　自民党の若手でありな … ［続きを読む］

記者は「国民の代表」の役割を果たしているのか

溶解する権力と報道の境界、「令和」時代に「平成」の轍を踏むな

　新しい元号「令和」が発表された。まもなく「平成」が終わるが、近年の新聞や放送といった既存マスメディアが権力と癒着するかのような報道に、危機 … ［続きを読む］

大石芳野が撮る、声なき人々の終わりなき戦争・下

アジア・太平洋戦争の残像／大石芳野写真展「戦禍の記憶」が開幕

　「声なき人びとの、終わりなき戦争」を撮った大石芳野写真展「戦禍の記憶」が、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催、注目されている（5月12日 … ［続きを読む］

アメリカが対中国問題を解決できない本当の理由

トランプ政権は何を目標に貿易戦争と技術覇権争いの交渉をすればいいのか

対米摩擦を回避し続けた中国　先週の3月28、29日、北京で米中通商交渉が行われた。これは今週のワシントンでの交渉を前提とした第一幕であり、米 … ［続きを読む］

元号にまつわる5つの疑問：一番使われた漢字は？

247の元号を調べてみたら

　2019年5月1日、いよいよ元号が変わります。新元号は「令和」。日本の元号は、645年の「大化」から2019年の「平成」まで、247を数え … ［続きを読む］

小沢一郎、金融国会の悔恨

（４）民主党が政局回避した98年、小沢一郎はひたすら自民党との決戦を唱えていた

小沢一郎と菅直人の因縁　ヘーゲルを思い出したマルクスは有名な歴史書の冒頭で、史上の出来事は「二度現れる」と言っている。「一度は悲劇として、二 … ［続きを読む］

大ヒットから40年 二人の「異邦人」の心の旅　

あの名曲を歌った久保田早紀から久米小百合へ。今はキリスト教のために歌う日々

　1979年に発売され、140万枚の大ヒットとなった昭和の名曲「異邦人」。あれから40年がたった今年の2月、一冊の本が出版された。『ふたりの … ［続きを読む］

[書評]『悩ましい国語辞典』

神永曉著

言葉の悩ましさと面白さ　学生時代に恩師から言われたことは、できることなら辞書編纂者の仕事だけは避けたほうがいい、労多くして得るものは少ないし … ［続きを読む］

大石芳野が撮る、声なき人々の終わりなき戦争・上

メコンの嘆き／大石芳野写真展「戦禍の記憶」が開幕

　「声なき人びとの、終わりなき戦争」を撮った大石芳野写真展「戦禍の記憶」が、東京・恵比寿の東京都写真美術館で3月23日からはじまる（5月12 … ［続きを読む］

救えた命、父親の攻撃に屈してしまった関係組織

野田市・虐待死事件の問題点と児童相談所改革を考える

　千葉県野田市で小4の女児が父親からの虐待によって死亡する事件が起きてしまった。この事件の経過を見ると、防げることができた、救える命だった、 … ［続きを読む］