不自由 の検索結果

「バリバラ桜を見る会」批判でねじ曲げられた〝表現の自由〟

「誰かの萌えは誰かの萎え」小野田紀美議員のダブルスタンダード

　NHK・Eテレで放送された、障害者たちを主役に据えたバラエティ番組「バリバラ」で、4月26日午前0時から再放送されるはずだった、4月23日 … ［続きを読む］

芸術を殺すのはウイルスではない。「検閲」だ

「ひろしまトリエンナーレ」中止をめぐって

瀬戸内海広域アートゾーンの期待が頓挫　広島県がこの秋、県南東部の3都市（尾道市、福山市、三原市）と共同で開催する予定だった芸術祭「ひろしまト … ［続きを読む］

コロナ禍と生死に伴う医療従事者自らの身のふり方

地域医療、災害医療に心血を注ぐ医師が感染しても人工呼吸器を装着しない理由

　安倍晋三首相による新型コロナウイルスのオーバーシュート（爆発的感染拡大）を防ぐために発せられた「緊急事態宣言」の発令が迫っていた2020年 … ［続きを読む］

楽天のPCR検査キットは医療崩壊のトリガーを引くか？

「心配だから」「念の為に」で大量の偽陰性者・偽陽性者が生み出される

　先日、楽天が新型コロナウイルスを検出する検査キットを法人向けに販売することが報じられ、医師である筆者は驚愕している。PCR検査の性質や特徴 … ［続きを読む］

新型コロナ禍の難局克服に権力はどう行使されるべきか

国家による公衆衛生と人権とがぶつかる時に権力は……。カギは透明性確保と説明責任か

　新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が全国に拡大した。憲法が保障する自由や権利を制約するもので、国家による公衆衛生と個人 … ［続きを読む］

コロナ危機で世界はどう変わる？　米国、中国、ＥＵ、そして日本は？

今後とも世界経済の成長のエンジンは、グローバリゼーションであり続ける

　コロナとの闘いは続く。今や全世界で感染者は250万人を超え、死亡者も17万人に達した（4月21日時点）。　今後も感染は拡大する。一国で終息 … ［続きを読む］

未経験の「ソロ社会」が到来　コミュニティ再構築のカギは？

　出生数が史上初90万人を割りこんだ。　こんなニュースが、2019年12月にテレビ・新聞・ネットなど多くのメディアで取り上げられ、話題となっ … ［続きを読む］

少子化を女性の問題にするおかしさ　はしごを外されてうんざりの若年層

　2019年の日本の出生数は、国立社会保障・人口問題研究所の予想よりも2年早く90万人割れが確実となり、1899年の調査開始以来、いよいよ過 … ［続きを読む］

野党は今こそ「もう一つの自民党」でなく「別の世界」を示せ／中島岳志×若松英輔×保坂展人

緊急事態宣言が出され自粛圧力が強まる今、いまいちど考えてほしいこと（下）

　『緊急提言！「命」とともに「いのち」を守れ』に続いて、政治学者の中島岳志・東工大教授、批評家の若松英輔・東工大教授が、東京都世田谷区で住民 … ［続きを読む］

僕はみんなで新型コロナの不安を共有する社会を選ぶ

ウイルスにおびえ経済をぶっ壊して貧しい人をどんどん地獄へおくるのか

　4月7日、ついに「緊急事態宣言」が発せられるようだ。もう新型コロナウイルスの話は大半の人が聞き飽きているかと思うが、あえて書く。　最初、中 … ［続きを読む］

新型コロナウイルス禍、パリの“軟禁生活”は「他人の命を守るため」

コロナ禍は雪崩のようにやってくる　フランス政府は新型コロナウイルスの感染拡大の予防措置として、2020年3月17日から、接触を避けた買い物や … ［続きを読む］

「表現の不自由展・その後」の問題はまだ解決されていない

あいちトリエンナーレのあり方検討委員会の報告書は疑問点や問題だらけ

　激しい電話攻撃や脅迫により、昨年（2019年）夏、「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」が、一時中止を余儀なくされた。 … ［続きを読む］

「コロナ」以前に五輪は中止すべきだった

「思慮なき夢」に今こそ水をさせ

　コロナ・ウイルスでオリンピック／パラリンピック（以下、五輪）を中止にするならば、飛散の止まらない放射性物質によってもっと早くに中止が決めら … ［続きを読む］

新型コロナウイルス禍、安倍首相の「記者会見もどき」

［179］福島原発、首相記者会見、『サマショール』ポストトーク……

2月26日(水)　朝、7時半にホテルをチェックアウトして、廃炉国際共同研究センターへと向かう。あいにくの雨。だが土砂降りではない。何とかなる … ［続きを読む］

首相も「量子」、新聞も全面で「量子」

25年前の量子記者は「成長戦略だけの話ではない」と思う

　過日、朝日新聞の朝刊をめくっていて驚いた。オピニオン面の最上部に「量子コンピューターの胎動」という見出しが躍り、広告欄を除く全面に記事が展 … ［続きを読む］

【上】幕末に生まれ、欧米で学んだ俊秀たち

菊池大麓、山川健次郎、寺尾寿

　明治・大正時代の人物と言われて、皆さんが頭に浮かべるのは誰であろうか？　西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、伊藤博文、板垣退助、大隈重信といっ … ［続きを読む］

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」論争再燃

現代アートは文脈を取り戻せるか？　出品作家らの対話企画と作品から考える

　「撮影が禁止されているので、デッサンしている人もいましたよ」「ネット中継している人とか…」「スタッフに詰め寄っている人もいま … ［続きを読む］

講談師、神田松之丞。希代の悪漢を語った5夜

真打ち昇進、大名跡襲名を前に臨んだ「連続読み」の魅力【上】

講談に光を集める風雲児　「いま最もチケットがとれない……」「風雲児」は、勢い盛んなパフォーマーに冠される決まり文 … ［続きを読む］

ゴーン氏の「クリスマスに一人」発言と人権の本質

「持てる人」と「持たざる人」、個別に「人権」を設定することは可能か？

　日産のカルロス・ゴーン前会長の衝撃的な逃亡事件の後、日本の司法制度のあり方や、ゴーン氏自身、そして刑事被疑者・被告人に対する議論が様々にな … ［続きを読む］

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の発見

誰かの身代わりとしての私

1. 増補されたリンの物語　この映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は、2016年11月に公開された『この世界の片隅に』をベースに約 … ［続きを読む］

「スカーレット」、ちゃぶ台を返す父と娘の自由

　ちゃぶ台をひっくり返すという行為は、何を表しているのだろう。NHK朝ドラ「スカーレット」前半を見ながら、大いに考えた。　ヒロイン・川原喜美 … ［続きを読む］

中村哲さん逝く、アフガンにて

[167]『国家が破産する日』、菅官房長官の記者会見……

12月3日(火)　午前中、局で「報道特集」の定例会議。会議の最後に、考えていたことを短く発言したがスルーされた。いつものことだ。自由な意見表 … ［続きを読む］

あいトリ 「表現の不自由展」中止事件

決定の妥当性と残る課題

はじめに　2019年8月から10月にかけて開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の一環として展示された「表現の不自由展・その後」では、 … ［続きを読む］

高校闘争50年、『1969 それぞれの記憶』

1. 半世紀前の記憶をつなげる　1960年代の「異議申し立て」がピークを迎えたのは1968年である。「1968」に向かってあらゆる反体制運動 … ［続きを読む］

韓国に対する「確証バイアス」が広がる日本

対立の影で失った韓国への客観的な視角

輸出規制後の特徴的事例　確かに、日韓両政府の対立はこれまでも数多く存在してきた。しかし、今回の日韓の対立で最も深刻なのは、それが市民やメディ … ［続きを読む］

新官僚論　「テクノフォビア」を脱却せよ

官僚にはいつも「悪の凡庸さ」がつきまとっている

　「森友・加計学園」事件、「桜を見る会」事件における官僚の行為・不作為は許しがたい。そこで、『官僚の世界史』（社会評論社）、『なぜ「官僚」は … ［続きを読む］

日本人にとって必要な英語能力とは何か？

大学までは日本語で知識の習得を、その後に完璧さを求めない「いい加減な」会話力を

　海外で大学・大学院教育の話になると、日本では母国語（日本語）で行われていることに驚かれることが多い。欧米では英語圏である英・米両国は当然と … ［続きを読む］

望月衣塑子の質問（完）「強行採決」を巡る攻防

菅官房長官の望月記者への攻撃は国会運営上の言葉の解釈にまで及んだ

「『強行に採決』は明らかに事実に反する」　昨年11月、外国人労働者を巡る入管難民法改正案の国会成立について、本紙記者が「短い審議で強行に採決 … ［続きを読む］

差別扇動に国も加担した「ヘイト問題」

問題の本質は「表現の自由」ではない

　部屋の隅で、おかっぱ頭の〝少女〟は怯えていた。膝の上でぎゅっと握られたこぶしに、さらに警戒の力が加わった。少なくとも私にはそう見えた。　ス … ［続きを読む］

「不自由展」とNHKかんぽ問題

通底するメディアの責任と覚悟

　名古屋市・栄のバスターミナルを上ると二つの巨大な建物がそそりたつ。「表現の不自由展・その後」の会場となった愛知芸術文化センターと地下4階地 … ［続きを読む］