強権体制 の検索結果

政治も経済も外交も習近平という独裁の危うさ　経済は？ 台湾は？

中国共産党大会を分析する

　第20回中国共産党大会はかつて見ない独裁体制を誕生させ閉幕した。部外者から見れば中国の様な市場経済を半ば取り入れた情報化現代社会と強権体制 … ［続きを読む］

映画『暴力をめぐる対話』から学ぶ──警察暴力はどうすれば押し返せるのか

　どの国でも路上でのデモや抗議行動で、イヤというほど目にするのは警察暴力である。では警察は暴力をふるうことを許されているのだろうか。　路上で … ［続きを読む］

聖火リレーは「汚された五輪」を浄化するか

「理念」や「意義」通りの五輪など実は誰も見たことがない

　愛知県半田市の運河沿いを走る聖火リレーのコース脇に、ある30代の男性が「東京五輪、中止の夢をもう一度」と書かれたプラカードを掲げて無言で立 … ［続きを読む］

「ジャスミン革命」から10年のチュニジア、再び若者のデモが拡大

［20］高い失業率、コロナ禍による経済危機で「体制変革」の声

　2011年の「アラブの春」で強権体制が倒れた国の中で、唯一、現在でも民主的な政治が続いているのがチュニジアである。エジプトは軍事クーデター … ［続きを読む］

コロナ禍でリビア内戦が激化、患者受け入れ病院の攻撃も

［19］コロナと経済悪化で民衆は二重苦。停戦は継続できるか

　2011年の民主化運動「アラブの春」で、リビアは内戦化した。その結果、強権体制が倒れ、独裁者のカダフィー大佐が殺害された。その後、一時、民 … ［続きを読む］

軍主導のエジプト政権下、コロナ蔓延でさらに強まる言論規制

［17］ジャーナリストの逮捕、SNSへの規制強化、医師や看護師も拘束

　エジプトは2011年春の民主化運動「アラブの春」で、長年続いた強権体制が崩壊し、一時、民主的政権が成立した。だが、軍によるクーデターで排除 … ［続きを読む］

少数派支配国家バーレーンのコロナ対策アプリの危険性

［12］多数派シーア派政党を解党、政府と国民の間に広がる溝

　バーレーンは人口170万の小国である。王家はスンニ派だが、国民の過半数はシーア派で、多数派を政治から排除した少数派支配となっている。国民の … ［続きを読む］

トルコは感染を比較的抑えつつも、強権的な言論統制が続く

［10］SNSも規制、政府発表の死者数に疑問を呈した医師が逮捕

　トルコは2002年以来、イスラム色の強い公正発展党(AKP)を率いるエルドアン大統領(2003年～2014年は首相)が権力を握るワンマン体 … ［続きを読む］

感染急拡大のヨルダン政府が陥るディレンマ

［9］感染対策を口実にしたメディア、教員への弾圧

　ヨルダンは東にイラク、北にシリア、西にイスラエルとパレスチナ自治区、南にサウジアラビアと、それぞれ中東危機の震源を抱えた国々に囲まれ、湾岸 … ［続きを読む］

内戦10年目のシリア、感染蔓延でアサド政権も反体制地域も新たな危機

［7］政府による感染実態の過小評価、最悪の医療状況

　シリアには、2011年にアラブ世界に広がった民主化運動「アラブの春」が波及し、政府によるデモの武力弾圧によって始まった内戦がいまも続いてい … ［続きを読む］

日本はどこに行くのだろうか～人事権の行使で異論を排除する危うさ

　私は9月16日の論座で『新政権に望む～「権力維持の罠」にかかった政治から脱却を！』と題するコラムを書いた。僅か一か月もたたないうちに再び懸 … ［続きを読む］

UAEのコロナ対策に見える市民監視とイスラエルの情報機関モサドの影

[2]イスラエルとの国交正常化で強調される「協力」は治安問題

　イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の国交正常化合意の調印式が9月15日にワシントンで行われた。トランプ大統領が8月13日に合意を発表し … ［続きを読む］

強権体制下でコロナ感染対策は治安問題、強まるメディア統制

［1］見えにくい新型コロナの蔓延、コロナ禍に便乗した新聞発行・販売禁止

　新型コロナウイルスは中東でも3月から蔓延しはじめ、ほとんどの国が4月、5月は外出禁止令による都市封鎖(ロックダウン)を行った。6月、7月で … ［続きを読む］

「アラブの春 第２弾」はすでに始まっているのか

　イラクよりも平和的だが今年になってデモが日常化しているのがアルジェリアである。1999年に就任したブーテフリカ大統領が今年2月に第5期を目 … ［続きを読む］

「国難」という謳い文句はナチスも使った

権謀術数の衆院解散で問われているもの

北朝鮮危機を煽って解散する権謀術策　安倍首相が9月25日の記者会見で衆院解散を表明し、「国難突破解散」と名付けた。消費増税の使途変更と少子高 … ［続きを読む］

［8］ウズベキスタン、「残酷な独裁者」の実像

　サマルカンドの北東に大規模なバザール(市場)がある。そこから見上げる丘の上は市民墓地だ。その一角、市場を見下ろす崖の上に木造のテラスを持つ … ［続きを読む］

米国のシリア攻撃で激化する中東のミリタリズム

「権力の暴力」「外国介入の暴力」「過激派の暴力」という３つの暴力

　中東で4月に入って暴力が噴き出している。4月4日、シリアのアサド政権軍によるとみられる反体制地域イドリブへの化学兵器攻撃を受けて、トランプ … ［続きを読む］

［4］トランプの「第５の敵」はムスリム同胞団

政府に抑えられた民衆を敵に回すのか

　トランプ大統領は就任演説で「イスラム過激派テロの根絶」を強調した。就任後にエジプトのシーシ大統領に電話し、テロとの戦いで共闘することを伝え … ［続きを読む］

「イスラーム映画祭２」と「神のみぞ知る」世界

先の見えない現実を生きる人間のリアリティー

　イスラム世界の映画を集めた「イスラーム映画祭2」が1月14日から20日まで東京・ユーロスペース、21日から27日まで名古屋シネマテーク、3 … ［続きを読む］

トランプ勝利とＴＰＰ採決、日米どちらが深刻か

民主主義的批判が力強いアメリカ、国会審議が地に堕ちた日本

トランプ勝利翌日のTPP採決強行　事前のほとんどの選挙予測に反して、ドナルド・トランプ氏が11月8日に米大統領選で勝利した。アメリカに関して … ［続きを読む］

［45］絶望と無力感から暴力へ……悲劇は続く

「同胞の受難」を嘆く声が広がる　エジプト革命の時、デモに参加している若者たちから「パレスチナ連帯」の声が上がることがあった。イスラエルのガザ … ［続きを読む］

[５]「政治的公平」はメディアが自主的に判断を

　放送法の規定は倫理規範でいい

注）この立憲デモクラシー講座の原稿は、４月２２日に立教大学で行われたものをベースに、講演者が加筆修正したものです。立憲デモクラシーの会ホーム … ［続きを読む］

［1］文化のルーツと知の空白地帯を埋める旅へ

　シルクロードに行こうと思い立った。壁画で名高い敦煌や中国のウイグル自治区ではない。目指すは深奥の中央アジアだ。シルクロードの中心地である。 … ［続きを読む］

［40］シリア、毒ガス兵器使用の衝撃

犠牲者の半分以上が子供たち　2013年8月21日、シリアの反体制組織が「ダマスカス近郊で政府軍が砲撃で猛毒ガスを使用し、1350人の死者が出 … ［続きを読む］

［39］エジプト・シーシ大統領の人物像を探る

　エジプトは軍のクーデターによって、ムスリム同胞団系のムルシ大統領が排除され、その時に軍を率いていたシーシ国防相が2014年5月の大統領選挙 … ［続きを読む］

［36］ムスリム同胞団は政権運営を誤った

　エジプト革命は若者たちのデモ（2011年1月25日）が引き金となり、大規模な民衆の反体制デモ（1月28日）が始まってタハリール広場を占拠し … ［続きを読む］

［35］選挙に圧勝、ムスリム同胞団の台頭

政権を脅かす唯一の組織力　エジプト革命の後、イスラム政治組織「ムスリム同胞団」は強権体制が倒れた後の民主的な選挙で第1党となった。 　欧米や … ［続きを読む］

［34］エジプト革命の歴史的な一日を追う

　私はエジプト革命の検証のために、1月25日の最初のデモの次、「怒りの金曜日」と名づけられた1月28日に何があったかについて関係者のインタビ … ［続きを読む］

［33］エジプト革命はノンポリたちの反乱だった

　事件の現場では、常に多くの疑問に出合う。その疑問を解く鍵もまた、現場にある。　現場に行ったジャーナリストは、事件がなぜ、起こったのか、どの … ［続きを読む］

［32］エジプト革命、タハリール広場の戦い

　2011年2月1日、編集委員として駐在していたエジプトのアレクサンドリアから、連日デモが続いていたカイロに移った。　早速、その日の午後、中 … ［続きを読む］