ノーベル賞 の検索結果

中国に追い抜かれた日本の知財裁判

世界一の知財訴訟大国・中国。知財裁判はネット中継され、誰もが見ることが出来る

1 急速に進んだ中国の知財裁判　日本では、中国の知財裁判は遅れており、裁判関係者も汚職をしたり、地域保護主義により中国や地元の企業に有利な判 … ［続きを読む］

「ムーンショット型」研究支援という壮大な的外れ

再び失敗へと歩みだす内閣府の科学政策　為政者が「アクティブ運用」するな

　実現すれば社会を大変革する研究を公募して選び、資金を集中投下する……。そんな触れこみの新しい支援制度が、今年度 … ［続きを読む］

同日選を見送った安倍首相。長期政権の限界と今後

政権交代の時代における長期政権のあり方を示した安倍政権だが……

支持の源泉は「精いっぱい頑張っている」　6月19日に行われた1年ぶりの党首討論を見た。野党党首がそれぞれ見せ場を作ろうと自党のアピールを込め … ［続きを読む］

「準結晶」の存在を決定づけた蔡安邦先生が急逝

台湾から日本に来て100種類近くの準結晶を発見、世界の研究を先導した

　それは、われわれ「準結晶」研究者にとって、4度目の、しかし非常に大きな悲しい衝撃でした。2019年5月26日からスロベニアで始まった第14 … ［続きを読む］

多様性が発展させる民主主義

「新時代沖縄」をつくるポジティブパワー

　「めずらしい名前ですね――」　　自己紹介の場面で必ずと言っていいほど言われる台詞だ。すかさず、私はこう返す。「父親が日系ペルー人で、ペルー … ［続きを読む］

「高等教育無償化」で文科省が大学を支配する

大学は国のいいなりでは社会に貢献できない

「無償化」要件の罠　いま、国は大学をデザインしている。　大学を好き勝手に操っている、といってもいい。　国にとっていちばん都合の良い大学とは何 … ［続きを読む］

ゲノム編集の「オフターゲット」に対する誤解

通常の育種方法に比べたら「間違いなく少ない」ことが知られていない

　新しい品種改良技術として「ゲノム編集」が注目されている。生物の遺伝子を効率よく変化させることができる技術だが、これまでの報道や言説を見てい … ［続きを読む］

米中新冷戦は「知財戦争」。日本のとるべき道は？

中国は米国の「知財の尾」を踏んだ。技術なくして安全保障なし

1　米中貿易戦争の勃発　2018年7月、米国は中国の知財窃盗等を理由に第1弾の制裁関税を導入した。中国が米国の技術を強制的に移転させる、サイ … ［続きを読む］

望月衣塑子の質問（２）菅官房長官とドタキャン

菅官房長官が望月記者のドタキャン質問に異様なこだわりを見せた背景

＊この記事は『望月衣塑子の質問（１）質問制限の発端』の続きです。ICANよりツイッターを優先した安倍首相　菅義偉官房長官の記者会見に絡んで、 … ［続きを読む］

いま起きているのはナショナリズムの衰弱だ

ナショナリズムは高まっていない。むしろ病んで衰弱し発熱しているのだ

「分断」の時代に「統合」を守ろうとした平成の天皇　社会は何も変わっていないけれど、今日から新しい時代――。一般参賀に14万人が訪れ、「平成」 … ［続きを読む］

見たくなかった安倍訪米～甘すぎる対米貿易交渉

お土産をどっさり持って行く、与えるだけの外交。トランプに近すぎるのは危険だ

平成への肯定感　平成が終わった。　昭和という時代については、国民は肯定と否定の相混ざった複雑な気持ちを持っていたはずである。戦後の焼け跡から … ［続きを読む］

ノーベル賞の本庶さんが特許の対価を巡って怒る！

がん治療薬「オプジーボ」成功のかげで深まっていた対立

　京都大の本庶佑（ほんじょたすく）特別教授が、4月10日、がん治療薬「オプジーボ」の特許をめぐり、オプジーボを販売する小野薬品と、対価の引き … ［続きを読む］

イチローにあげ損なった国民栄誉賞とデモクラシー

　現役からの引退を表明したイチローに国民栄誉賞を、という話が政府筋で考慮されていたようだ。そして、一般にも多くの人々にそうした予想というか、 … ［続きを読む］

日米貿易交渉「日本が攻められている」という妄信

切羽詰まっているのは米国だ。日本は圧倒的有利にあることを認識すべきだ

日本は圧倒的有利なのに　日米貿易交渉が4月15～16日にワシントンで開催される。　海の向こうのアメリカから伝わってくる情報は、日本に厳しい要 … ［続きを読む］

アインシュタインの量子論不信が開いた新世界

長年の論争に決着「量子論が正しく、局所実在論は誤り」

 アインシュタインの量子論への不満　アインシュタインは相対性理論を創った物理学者だが、量子論の創設者の一人でもある。量子論は、量子 … ［続きを読む］

祝国際女性デー！名大の女性研究者3割の秘密

生命理学専攻が研究分野を絞らずに教授・准教授を女性限定公募、それが呼び水に

 女性研究者30％の目標達成は40年後？！　3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」である。日本では、第二次安倍内閣が女性活躍推進 … ［続きを読む］

米朝会談決裂から見えたトランプ氏の深刻な状況

2度目の会談はなぜ失敗したのか？再選に向けトランプ大統領が抱える幾つもの課題

　ベトナムで先月末に開かれた2回目の米朝首脳会談は事実上、決裂して終わりました。トランプ米大統領は今回、なぜ合意を避けたのでしょうか。アメリ … ［続きを読む］

ノーベル平和賞にトランプを推薦した安倍氏の茶番

首相自身が南北会談実現を主導すべきだ

　報道によれば、安倍首相が米政府関係者の非公式の依頼を受けて、トランプ米大統領をノーベル平和賞選考委員に推薦したという(朝日新聞2019年2 … ［続きを読む］

ノーベル平和賞は、政治家でなく草の根の運動家に

安倍首相がトランプ大統領を推薦したのは誤ったメッセージを世界に発することになる

　トランプ大統領は2月15日の記者会見で、北朝鮮問題についての実績を語る中で「安倍首相が自分をノーベル平和賞の候補として推薦する書簡をノーベ … ［続きを読む］

統計不正を国会で糺す！総理なら悪い数字を見て！

「良い数字はいいから悪い数字を持って来い」という総理ならこんな問題は起きなかった

ここまで米国に隷属しなければ日本の総理は務められないのか　2月18日衆議院予算委員会で質疑に立ちました。　今日も本題は引き続き不正統計問題で … ［続きを読む］

トウモロコシから見えて来た「栽培化症候群」

「天然」の植物にとっての「遺伝子組み換え」と「ゲノム編集」　（3）

トウモロコシの野生種は謎だった　作物の進化の歴史は、われわれ人類の文明の歴史でもあり、私のような植物分子遺伝学者たちに多彩で驚くべき遺伝子変 … ［続きを読む］

ドイツはなぜ一流の研究成果を出し続けられるのか

アメリカとは正反対の研究環境こそ「研究者としての能力を一番発揮できる」

20年間国外で研究し、日本の論文数減少に驚く　今、日本で生み出される論文数は減っているらしい。事実とはいえ信じがたい事態である。20年前に東 … ［続きを読む］

米沢富美子さん、「物性も科学本流」を体現した人

モノからコトへ――脱・要素還元主義の時代に居合わせた

　慶応義塾大学名誉教授の物理学者、米沢富美子さんが今月17日、80年の生涯を閉じた。その訃報を受けて私の脳裏に蘇ったのは、30年前の物理学の … ［続きを読む］

コミック・ノベルのデイヴィッド・ロッジ氏に聞く

『作家の運　デイヴィッド・ロッジ自伝』で創作の秘密と文学賞の内幕をつぶさに描く

自伝『作家の運』の日本語訳が刊行 　イギリス文学にはコミック・ノベルとよばれるジャンルがある。人を笑わすだけのユーモア小説ではない。腹をかか … ［続きを読む］

常任理事国入りの理想は一旦棚上げを

現実を見据え、準常任理事国制度の創設を新たな外交目標に掲げよう

戦後の日本外交の3大悲願　私は戦後20年目に当たる1965年に、同期生19名とともに外務省に入省したが、研修所におけるオリエンテーションの中 … ［続きを読む］

［115］国会の空洞化報道さえ空洞化して

12月4日(火)　午前中「報道特集」の定例会議のあと、雑務、雑務で時間が過ぎていくばかり。夕刻から専修大学で日本ペンクラブ「子どもの本」委員 … ［続きを読む］

核軍縮の「橋渡し役」日本のジレンマ

「最後の被爆地」長崎で打開策を考える

　朝鮮半島の非核化の兆しの一方で、米トランプ政権の中距離核戦力（ＩＮＦ）全廃条約離脱表明による「新冷戦」がささやかれるなか、長崎市で開催され … ［続きを読む］

国際リニアコライダー（ILC）の学術的意義とは

日本学術会議の「所見」に、推進側は「事実誤認」と猛反発

　東北地方の北上山地を建設候補地として検討が進められている大型加速器「国際リニアコライダー（ILC）」計画をめぐり、日本学術会議がまとめつつ … ［続きを読む］

[書評]『医療現場の行動経済学』

大竹文雄、平井啓著

命がけの場面でも、私たちの選択は不合理だった　2年以上前、国際情報メディアに在籍していたとき、行動経済学の本をここで書評したら、その本の著者 … ［続きを読む］

勤勉で人懐っこい。作曲家・池辺晋一郎の素顔

第48回JXTG音楽賞で洋楽部門本賞受賞。文化功労者として顕彰も

JXTG音楽賞の洋楽部門本賞を受賞　日本を代表する作曲家の一人、池辺晋一郎が第48回（2018年）JXTG音楽賞の洋楽部門本賞に選ばれた。石 … ［続きを読む］