最高裁 の検索結果

ある朝鮮人労働者が生きた歴史

互いの過去と真摯に向き合う

「チョーセンジンは帰れ」　今から30年前のことになります。私は中学校の教師をしていました。ある日、朝鮮人の女子生徒が同じ学校の生徒から「朝鮮 … ［続きを読む］

護憲派は国民を信じていない

井上達夫インタビュー（下）立憲的改憲こそ安倍改憲への対抗策だ

　法哲学者の井上達夫・東大大学院教授に『ポピュリズムやパリテに抱く「リベラル」派の幻想』に続き日本のリベラル派・護憲派について聞いた。立憲主 … ［続きを読む］

破棄される裁判記録。最高裁は一時停止呼びかけを

世間を騒がせた重要で有名な裁判の記録が次々と消えていくこの国で今するべきことは

「憲法判例百選」の86%の記録破棄に衝撃　愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶという。　しかし、この国の裁判所は、学ぶための歴史を廃棄すること … ［続きを読む］

朝鮮人徴用工にまつわる右派の誤解を正す

供与された3億ドルは「ひも付き」だった

強制的な労務動員――日本政府の異常な横やり　韓国人元徴用工がおこした裁判に関する韓国大法院判決(2018年10月)についてはいろいろ語られる … ［続きを読む］

元徴用工への補償は日韓請求権協定があっても可能

国家を代表する個人に対する「強制」は不法だった

日本政府の圧力は言語道断――補償は企業の責務　日本企業は、中国人元徴用工に対して任意で慰謝料等の支払いを行ったが、韓国の元徴用工の訴えに対し … ［続きを読む］

なぜ安倍政権は対韓強硬措置に独走するのか／上

植民地支配をめぐる日韓「歴史戦」の最前線

　安倍政権と韓国の険しい外交的、政治的対決の展開は、連日マスコミで報じられているが、核心に触れる言論は少ないと私は感じる。今回の衝突の引き金 … ［続きを読む］

河野外相こそ無礼。日韓関係を考える最低限の条件

日韓請求権問題の基本は、不法な植民地化という事実である

日韓間のきしみと日韓請求権協定　近年の日韓関係のきしみは激しい。竹島問題、「慰安婦」問題、元徴用工による提訴・韓国大法院(最高裁)の判決、そ … ［続きを読む］

最悪の日韓関係。安倍首相に師匠の遺言は届くか

保守派の重鎮が語った重い一言と、私が大学生時代に知った日韓対立の元凶

「対話」の呼びかけにどうする日本？　「日本が対話と協力の道に出てくるならば、われわれは喜んで手を握るだろう」 　韓国の文在寅（ムンジェイン） … ［続きを読む］

アメリカ「Z世代」に「日本シフト」が起きている

過労死、子供の貧困、女性、在日外国人、LGBTQなどマイノリティー問題に関心

日本への関心が戻ってきた！　アメリカの大学の夏は長い。日本と違って新しい年度が9月に始まることもあり、学生達の夏休みは2カ月半余り。その期間 … ［続きを読む］

徴用工判決をあらためて複眼的に捉える

韓国は法治国家ではない？「(韓国は)基本的には国と国の約束を守らない」【安倍首相:2019年7月7日に、フジテレビ放送の党首討論番組での発言 … ［続きを読む］

警察署長を務めた私にも見えない公安警察の素顔

「警察が安倍首相の演説をヤジった人を排除したわけ」続編（１）

「首相演説ヤジ排除」は警察の権限乱用だった　参院選が終わった。警察の選挙違反の摘発は低調だ。　警察庁によると、7月19日までに自由妨害などで … ［続きを読む］

中国に追い抜かれた日本の知財裁判

世界一の知財訴訟大国・中国。知財裁判はネット中継され、誰もが見ることが出来る

1 急速に進んだ中国の知財裁判　日本では、中国の知財裁判は遅れており、裁判関係者も汚職をしたり、地域保護主義により中国や地元の企業に有利な判 … ［続きを読む］

韓国は「敵」なのか

日韓亀裂の正体は「初の報復」対「挙国防衛」／修復不能を危惧する緊急声明

韓国を敵視する日本外交　安倍政権は2019年8月2日、韓国を輸出手続きの優遇国（ホワイト国）から外す政令改正を閣議決定した。　慰安婦、徴用工 … ［続きを読む］

［146］歌手・池間由布子に魅了される

7月9日(火)　体調悪し。「ハンセン病家族訴訟、控訴へ」。朝日新聞が朝刊の1面トップで報じた記事が、これがまさかの「誤報」となった。NHKが … ［続きを読む］

法学への人工知能の応用はどこまで進んでいるか

単純作業に近いところは人間を凌駕、深い知識を持たせる研究も進む

　ブロックチェーンや仮想通貨や自動運転車など、高度情報技術の発展に基づいた社会の高度情報化・複雑化が進んでいる。ところが、このような技術を法 … ［続きを読む］

大崎事件　「死刑宣告」に等しい最高裁決定

届かぬ40年にわたる無実の訴え

「世紀の大誤判だ」　いったい、いくつの壁が、彼女の前に立ちはだかるのでしょうか。　鹿児島県大崎町で1979年に男性の変死体が見つかった「大崎 … ［続きを読む］

山下法相の「父子鷹」、皇室近親者の事件を和解に導いた父と元特捜検事の息子

　貧乏旗本の父が文武に秀でた息子を「鳶が鷹を生んだのよ」と自慢する、子母澤寛原作の「父子鷹」というテレビドラマがあった。息子の名は勝海舟。咸 … ［続きを読む］

警察が安倍首相の演説をヤジった人を排除したわけ

北海道警察の行為は「違法」。元道警警視長が緊急苦言！

選挙は警察の監視下で行われている　札幌市中央区であった安倍晋三首相の参院選の街頭演説の際、演説中にヤジを飛ばした市民を北海道警の警官が取り押 … ［続きを読む］

初代アセス学会長、島津康男氏の逝去と沖縄

前時代的な日本の環境アセス

　名古屋大学名誉教授の島津康男氏が6月21日、92歳で逝去された。氏は、環境アセスメント学会初代会長を務められ、日本における環境アセスメント … ［続きを読む］

韓国を「仮想敵国」に？　半導体輸出規制

政権トップの言動が憎悪とナショナリズムをあおる

韓国パニック「日本は怖い」の声　日本政府は4日、半導体材料3品目の韓国向け輸出を個別審査する規制を発動した。8月以降は韓国を「ホワイト国」（ … ［続きを読む］

ネット活用の荒療治。中国でじわりと進む司法改革

裁判の一部始終を“ノーカット”で公開。「デタラメは許されない」の機運が……

法治ではなく人知の国・中国が……　中国は「法治国家でなく人治国家だ」と言われる。労務紛争、売買契約、商標権侵害な … ［続きを読む］

私、安田純平は「出国禁止」状態にあります（下）

消滅した自己責任論。「自己責任」を取らせない政府。

旅券法の「国益公安条項」　前回記事『私、安田純平は「出国禁止」状態にあります（上）』で、旅券（パスポート）が5カ月にわたって審査中のまま発給 … ［続きを読む］

大崎事件再審取り消し決定は明らかに法に反する

最高裁は何のためにあるのか

「ありえない」再審開始取り消し　全国紙が一斉に1面で報じた。朝日、毎日はトップ。地方紙も筆者が把握した限りでは同様だった。一刑事事件でメディ … ［続きを読む］

東芝粉飾決算の一部時効、検察は監視委の告発を制約していいのか

　東芝の歴代３社長が２０１２年３月期の有価証券報告書に架空の利益を計上したとする金融商品取引法違反（有価証券報告書虚偽記載）の疑いで、金融庁 … ［続きを読む］

細川さんを都知事選に駆り立てた3・11後の日本

元参院議員・円より子が見た面白すぎる政治の世界⑮政治から引退したはずが……

神戸視察の日に起きた阪神大震災　「平成」という時代は、大きな災害が頻発した時代であった。 　1995年1月17日の月曜日。私は参議院法務委員 … ［続きを読む］

ジョコウィ大統領再選後のインドネシアで法的インフラ整備は？

インドネシア大統領選挙後の展望西村あさひ法律事務所弁護士・NY州弁護士吉本 祐介■　はじめに　2019年4月17日に投票が行われたインドネシ … ［続きを読む］

すばる望遠鏡とハワイと日本の30年

次世代30メートル望遠鏡TMTは21世紀のハワイアン・カヌー

気象調査開始から30年、初観測から20年　ハワイ島最高峰マウナケア（標高4205メートル）山頂付近には、天文台がひしめいている。1989年、 … ［続きを読む］

「日韓」の悪化、「対北朝鮮」に悪影響

日韓の相互不信は深まるばかり。これでは双方の北朝鮮交渉も進みそうにない

北朝鮮のミサイル発射にも日韓に温度差　2月にベトナム・ハノイであった2回目の米朝首脳会談が物別れとなり、北朝鮮は5月上旬に複数の短距離弾道ミ … ［続きを読む］

裁判員制度10年間の総括と残された問題点（下）

裁判員制度10年間の総括と残された問題点（上）　次に、朝日新聞記事を検討しながら、その問題点を中心に指摘しておきたい。現在の「裁判員制度は原 … ［続きを読む］

法規定があるのに10年ゼロだった「裁判員４人、裁判官１人」の合議体

　満10年を迎えた裁判員裁判制度について、ひとつ素朴な疑問がある。裁判員裁判法は、検察と被告の間で起訴事実に争いのない事件は「裁判官１人、裁 … ［続きを読む］