文化 の検索結果

世界最北の国グリーンランドで広がるイヌイット・ルネサンス（下）

言語、タトゥー、観光から見るグリーンランド流「インディへニズム」

　ERIKO（エリコ）さんは、国内外のある地域の家庭に一定期間滞在し、生活を共にしながら、家族らの生活やその土地の文化、習慣を配信する「定住 … ［続きを読む］

世界最北の国グリーンランドで広がるイヌイット・ルネサンス（上）

イヌイットの精神とデンマークの文化的要素が重なるグリーンランド人の暮らし

　筆者がライフワークにしている「定住旅行」とは、国内外のある地域の家庭に一定期間滞在し、生活を共にしながら、家族らの生活やその土地の文化、習 … ［続きを読む］

中国の危険性とは？：「ソフトパワー」の精神的基盤は何なのか

　2021年11月、中国共産党の重要会議、第19期中央委員会第6回全体会議（6中全会）において、同党にとって3度目となる「歴史決議」が採択さ … ［続きを読む］

東京のバスガールは明るく走ってはいなかった！？後編

【43】初代コロムビア・ローズ　東京のバスガール

「東京のバスガール」1957（昭和32）年作詞・丘灯至夫、作曲・上原げんと歌・初代コロムビア・ローズ東京のバスガールは労働運動の花でもあった … ［続きを読む］

リーバー教授事件とチャイナ・イニシアチブ

そして学術会議問題　科学へ介入する政治を考える

　米ハーバード大学化学部のチャールズ・リーバー教授に、いわば「科学スパイ」のような容疑がかけられ、有罪判決が出た。中国が推進する「千人計画」 … ［続きを読む］

20世紀末にさかのぼる自公連立政権

自民党のメリットとデメリット

最初は小渕改造内閣から　1999年10月5日、小渕第2次改造内閣の下で自由民主党と公明党が連立し、国会衆議院及び参議院で過半数の議席を制した … ［続きを読む］

豊竹呂太夫「文楽は高尚な趣味やない」「橋下徹さんの補助金カット発言にはホンマ感謝です（笑）」

ジャズ、ゴスペル……他ジャンルとの交流で進化する不滅の芸能の魅力とは

　数百年の歴史をもつ人形浄瑠璃文楽は、「太夫」「三味線」「人形」が一体となった総合芸術であり、日本が世界に誇る伝統芸能だ。歌舞伎に比べると世 … ［続きを読む］

田中絹代監督の魅力と邦画の再評価をめぐって～P=A・ヴァンサン氏に聞く

　戦前、戦中、そして戦後。常に第一線で活躍した田中絹代(1909-1977)は、溝口健二、小津安二郎、成瀬巳喜男ら巨匠に愛された日本を代表す … ［続きを読む］

「文化シーン」ジャンル完全無視・2021年ベスト10

［再開番外編］展覧会「横尾忠則」、舞台『水の駅』、映画『サマー・オブ・ソウル』…

　思うところがあって「漂流キャスター日誌」を再開します。2021年の5月5日以降、途絶えていた日誌だ。一度再開を企てたが挫折した。日誌という … ［続きを読む］

高校演劇の「表現の自由」侵害を危惧する

福井県で原発に言及した「明日のハナコ」が放送中止

　2021年9月に開催された福井県の高校演劇祭に参加した12校のうち、原発問題などへの言及がある県立福井農林高校の「明日のハナコ」だけが、地 … ［続きを読む］

「単一民族神話」にしがみつき〈純ジャパ〉自画像を描き変えられない私たち

武蔵野市の住民投票条例騒動と真鍋淑郎さん報道、ウィシュマさん事件が露出させたもの

　見たくない自画像を何度も突きつけられた一年だった。　おのれが何者か自問するのは思春期の病のようなものだろうが、「自分たち」は何者か、と問い … ［続きを読む］

初音ミク「護法少女ソワカちゃん」（下）ファンたちの白熱〜奇跡の3カ月（18）

「ソワカちゃんに出逢って人生が変わった」

第17回「護法少女ソワカちゃん、物語シリーズの幕開け（上）」から続くメリークリスマス in お寺　護法少女ソワカちゃん「メリークリスマス i … ［続きを読む］

緑の党の台頭にみるドイツの政治文化

ベトナム戦争時に学生時代を送った「1968年世代」が残したもの

　日本とドイツでこの秋、総選挙が行われた。自公党政権がさらに続くことになった日本に対して、ドイツでは革新系の緑の党が台頭し、与党の一角を占め … ［続きを読む］

体操にエキシビション文化を～新たな魅力発信へ、フィギュア手本にプロジェクト始動

アテネ金の水鳥氏主宰、トップ選手・OB出演―スポーツの新たな価値を創造

エキシビション「CRISTALLO」、来年2月に初開催　神奈川県川崎市内にある体操クラブで13日、ユニークな発表会見が行われた。04年アテネ … ［続きを読む］

［神保町の匠］2021年の本　ベスト1

『令和元年のテロリズム』、『アスベストス』、『安いニッポン』……

＊本や出版界の話題をとりあげるコーナー「神保町の匠」の筆者陣による、2021年「私のベスト1」を紹介します。井上威朗(編集者)磯部涼『令和元 … ［続きを読む］

中絶薬の導入で日本女性にも中絶の権利を

搔爬を前提とした法律と医療を、全面的に見直すべき時だ

　国際産婦⼈科連合は2020年3⽉、「中絶は必要不可⽋な医療」だとして、臨時措置として中絶薬の遠隔診療（オンライン処⽅）と⾃⼰管理中絶（⾃宅 … ［続きを読む］

不安定で緊張高まるインド太平洋　関係を強化すべき欧州の国は？～仏大統領選を読む

2022年フランス大統領選はこう見ると面白い【1】防衛・安全保障の視点

　来年（2022年）はフランス大統領選挙の年。4月の選挙に向けて国内では次第にムードが高まってきた。 　日本でも、メディアなどを通じて候補者 … ［続きを読む］

初音ミク「護法少女ソワカちゃん」（上）物語シリーズの幕開け〜奇跡の3カ月（17）

「愛してくれなきゃ仏罰下るわよ」

初音ミク、「奇跡」を生むネットワークの要〜奇跡の3カ月（16）から続く「護法少女ソワカちゃん」と聞いて、内容がピンとこない人は、とりあえず下 … ［続きを読む］

必見！　濱口竜介『偶然と想像』(下)──偶然のもたらす運命

　今回は前回に引き続き、濱口竜介監督の傑作『偶然と想像』の第二話、第三話について論じたい(ネタバレなし)。扉の開閉をめぐるサスペンスの絶品第 … ［続きを読む］

必見！　濱口竜介『偶然と想像』(上)──偶然の不思議さを活写

　今年(2021)の夏、長編『ドライブ・マイ・カー』が公開され、大きな話題を呼んだ濱口竜介監督の新作、『偶然と想像』が早くも封切られる。3つ … ［続きを読む］

「彭帥問題」が示した「オリンピックと政治」の問題とIOC改革を阻害する要因

国際オリンピック委員会と女子テニス協会の対応はなぜ異なったのか？

　女子テニスの彭帥選手（中国）が、中国共産党の元幹部・張高麗前副首相から性行為を強要され、合意の上で不倫関係を持ったと公表した後、失踪した問 … ［続きを読む］

ナント三大陸映画祭・芸術ディレクター、ジェローム・バロン氏に聞く

「世界一と言ってもよい豊かな映画文化をもつ日本は協働を望む国の筆頭です」

　フランス西部、ロワール地方最大の港町ナント。ここで1979年からアジア、アフリカ、ラテン・アメリカの秀作を紹介する「ナント三大陸映画祭」が … ［続きを読む］

五輪を外交の場とするのは本末転倒だ～北京冬季五輪の外交ボイコット問題（下）

そもそも開会式の各国首脳招待をやめよ

北京冬五輪の外交ボイコット問題（上）より続く。　「五輪が国や政治体制、法律を根本的に変えることができると期待することは、全く誇張された期待で … ［続きを読む］

【古川日出男・新連載】音楽が禁じられたアフガニスタンと「私」をつなげてみる

越境する力を恐れる社会、その居心地の悪さ

記憶を意識してつなげてみる　現代史というものは整理がもっとも難しい。　国内のことと国外のこと、「私」に関わることと「公」のことが渾然一体とな … ［続きを読む］

ソ連崩壊から30年：「ロシア無頼」としてのプーチン

　1991年12月にソ連が崩壊してから、30年になる。そのソ連を誕生させる契機となったロシア革命からは104年になる。　筆者は2017年に『 … ［続きを読む］

クリスマスプレゼントの本当の意味～貧困の連鎖を断ち切り社会的相続の連鎖を

子どもの貧困を改善するためには「世帯まるごと」のアプローチが必要だ

　2021年10月22日から11月30日の期間、私が理事長をつとめるNPO法人抱樸（ほうぼく）では、「抱樸子ども支援事業―食の貧困を断ち切る … ［続きを読む］

ダイヤモンド・プリンセス号対応の失敗と日本の無責任体制～上昌広氏に聞く

コロナ対策徹底批判【第三部】～上昌広・医療ガバナンス研究所理事長インタビュー⑨

　昨年2月、世界中の耳目を集めたダイヤモンド・プリンセス号の問題について、前回「ダイヤモンド・プリンセス号問題から浮かぶコロナ対応の欠陥～上 … ［続きを読む］

戦争中でも科学者は基礎科学の大切さを訴えていた

当時も今も共通する、政府の期待、発展に必要な要素

　80年前の12月8日、太平洋戦争が始まった。戦争中の科学者たちは、何を思っていたのだろうか。当時の学者の言葉を調べていくうちに、基礎科学の … ［続きを読む］

中村吉右衛門の歌舞伎は普遍の記憶を呼び覚ました

古典芸能の意味を体現、失われたものの大きさを悲しむ

父性の温かさを持った名優　二代目中村吉右衛門の訃報に接して、もう父親には会えないと、まずそのことを思った。　美男の役者ならば他にいるが、父性 … ［続きを読む］

どこまでも可愛い阿波女～瀬戸内寂聴さんを偲（しの）んで

ダブルピースサインをとらえた西田茂雄さんの写真にみる

　心惹（ひ）かれる一枚の写真がある。　なんとも可愛い笑顔で講話をされている瀬戸内寂聴さんを写したものだ。撮影したのは、写真集『阿波の面魂』を … ［続きを読む］